JPH0547540Y2 - - Google Patents

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JPH0547540Y2
JPH0547540Y2 JP13085188U JP13085188U JPH0547540Y2 JP H0547540 Y2 JPH0547540 Y2 JP H0547540Y2 JP 13085188 U JP13085188 U JP 13085188U JP 13085188 U JP13085188 U JP 13085188U JP H0547540 Y2 JPH0547540 Y2 JP H0547540Y2
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JP
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excavation
soil
cylinder
annular groove
circumferential surface
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ホツプ等草木類の株周辺の土壌を掘
削排除するための掘削機構に関する。
〔従来の技術〕
ホツプは毎年8月乃至9月の収穫時、花のつい
たつるを地表に近い部分より切り取つて収穫す
る。収穫後、その根方周辺の土壌を掘削し、土中
の株部分を晒す所謂株開き作業を行なう。そして
株外周のつる部分や新たに側方に伸びた根を刈り
取つて形を整える所謂株拵え作業を行つた後、株
を埋め戻しておくことにより、翌年の春に再び株
に強い芽を出させることができる。
この株拵え作業に先立つて行われる株開き作業
は現在スコツプによる人力作業で行われ、一部で
は株の列に沿つて機械すきで側溝を堀り、スコツ
プによる人力作業を補助する作業も行われてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、10アール当り約200株の株につ
いて、腰を屈めて人力掘削を行う作業は可成りの
重労働で、作業時間も長い。また従来の機械すき
による側溝掘削も、あくまでも補助作業の閾を出
ず、主要作業は依然として人力作業に頼らざるを
得ない状況にあつた。
この考案は、このような状況に鑑み、なされた
もので、目的とするところは、このような株の周
辺土壌を環状に掘削排除できる機械機構の提供に
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案は、円筒の
外周面にすき羽根を付設し、周面に土壌逃がし窓
を穿設すると共に、内周面に任意数の突起を突設
して形成する掘削筒を、回転可能かつ昇降可能に
取り付け、土壌の環状掘削を可能とする環状溝掘
削機構を提案するものであり、また、前記掘削筒
の下縁に下方に向けて根切り刃を突設させること
を提案するものであり、さらに好ましいものとし
て、上記の環状溝掘削機構を付設する自走車を提
案するものである。
〔作用〕
株等対象中心体に掘削筒の中心位置を合せた
後、掘削筒を回転させながら降下させると、外周
面に付設したすき羽根が周辺土壌を掘削し外部に
排除していく。掘削筒の内周面に突設させた突起
は、掘削筒内方に残る土壌の外周部分を崩し、崩
れた土壌は土壌逃がし窓から掘削筒外に排出さ
れ、すき羽根に乗つて掘削された周辺土壌と共に
外部に排除される。掘削作業が終了すれば、掘削
筒を上昇させ回転を止める。
また、掘削筒の下縁から下方に向けて突設され
た根切り刃は、株開き作業の際、株の側方に伸び
た余剰の根を切り、またそれによつて掘削筒の下
降掘削を助ける。
さらにまた、自走車に上記掘削機構を付設した
ものにおいては、1つの場所での上記掘削作業を
終了すれば、速やかに移動して新たな場所で掘削
作業を行うことができる。
〔実施例〕
以下、図面によつて本考案の環状溝掘削機構の
実施例の詳細を説明する。
第1図は、本考案の環状溝掘削機構を示す斜視
図、第2図イは第1図の環状溝掘削機構における
掘削筒の拡大正面図、第2図ロは第2図イに示す
掘削筒の側面図である。
取り付け母体となるトラクタ1の側部に設けら
れた取付架台2には取付金具3によつてガイド4
を固定してある。このガイド4は水平かつ平行な
ガイド孔5を有し、同ガイド孔5に嵌挿し摺動自
在とした2本の保持杆6が車両方向に対し直角方
向に伸びるように設け、同保持杆6の先端には直
角に下部横杆7を固定してある。また、同下部横
杆7の下部と前記ガイド4の下面に固定したシリ
ンダ保持台8との間に前後進用の油圧シリンダ9
を取り付けてある。即ち、保持杆6と下部横杆7
は油圧シリンダ9によつて車体に対して前後進可
能にされている。
また、下部横杆7の上面に固定した平行な2本
のガイド杆10は垂直に上方に伸ばしてその先端
を上部横杆11に固定してある。この2本のガイ
ド杆10に摺動自在に挿嵌されている保持アーム
12は、上部横杆11の上面に固定した保持ブラ
ケツト13に基部を保持された垂直方向の昇降用
の油圧シリンダ14に固定されている。つまり、
保持アーム12は油圧シンリダ14でガイド杆1
0に沿つて昇降可能にしてある。
保持アーム12は前方に油圧モータ受台12a
を突き出した略段状をなし、この油圧モータ受台
12aには油圧モータ15を取り付け、その回転
軸には図示を省略するカツプリングを介して下方
に円筒状の掘削筒16を回転自在に保持させてあ
る。
掘削筒16は、第2図イ,ロにおいても示した
ように、外周面に上方が幅広く、下方を狭くした
2枚のすき羽根17を対称位置に略螺旋状に付設
し、環状にV字溝を掘削し易いようにしてある。
掘削筒16内周には土壌逃がし窓18を大きく
穿設してあり、また内周面の適宜の位置に4本の
突起棒19を内方に向つて突設してある。この突
起棒19は、本実施例においては、ボルト・ナツ
トで構成したが、他の手段によつてもよいし、長
さ、位置もまたケースバイケースに応じて決めら
れる。さらに、この掘削筒16の下縁には根切り
刃20として切削刃先を回転方向に向けて、下方
に突設してある。
前後進用の油圧シリンダ9、昇降用の油圧シリ
ンダ14及び油圧モータ15からの油圧ホース9
a,14a,15aは各々操作器21に接続さ
れ、同操作器21からの図示を省略する油圧管路
はトラツタ1の油圧源装置に接続してある。な
お、操作器21の操作により、保持アーム12及
び掘削筒16は自重によつて下降させることも可
能なようにしてある。また操作器21はトラクタ
運転席22近傍の車体23に取り付けて、運転席
22の運転作業者がそのままの位置で容易に操作
できるようにしてある。
本考案の環状溝掘削機構は以上のように構成さ
れているので、運転作業者はトラクタ1を操縦し
て株開きの対象とするホツプの株位置の横に停車
させ、前後進用の油圧シリンダ9を操作して掘削
筒16を車体23に対して前後進させることがで
き、これによつて株位置に掘削筒16の中心位置
を合せることができる。その後、油圧モ−タ15
を駆動し、掘削筒16を回転させ、次いで昇降用
の油圧シリンダ14を操作して保持アーム12従
つて掘削筒16を下降させる。掘削筒16は地表
面に接触してすき羽根17により土壌掘削を開始
する。回転するすき羽根17は土壌を掘削すると
共にその羽根面に土壌を乗せて掘削溝外部に排除
する。掘削筒16下縁の根切り刃20は、掘削途
上において株の側方に伸びている根を切断すると
共に、掘削筒16の下降を容易にする。
掘削筒16内部の株を中心とする円柱状の土壌
は、回転する突起棒19により外周部から掻き崩
される。崩された土壌は土壌逃がし窓18から外
方に排出され、掘削筒16の回転に伴い、すき羽
根17の上に乗り、新たに掘削されて排除される
土壌と共に溝外部に排除される。この場合、もし
掘削筒16に土壌逃がし窓18を設けなければ、
掘削筒16内部の土壌、特に含水率が高く粘着性
のある土壌は、円柱状に取り残されることにな
り、この土壌の外周面と掘削筒16内周面との摩
擦によつて土壌が捩られ、回転し、そのため中心
の株自体が回転してしまうという問題が生じる。
従つて土壌逃がし窓18を設けて回転に伴つて崩
れる土壌が掘削筒16の外に排除できるようにす
る。掘削筒16内周面の突起棒19は、この内部
土壌を掻き崩して排除を容易にするのに極めて有
効であり、また、この株付着残土の排除は後の株
開き作業の仕上げのためにも有用である。
この実施例の機構により、従来スコツプによる
人力作業で1株について数分を要したホツプ株周
辺の掘削作業が十数秒で終了させることができ
た。
前記根切り刃20はホツプ株のような根切りを
必要としない場合には不要であるが、土壌が比較
的硬い場合、掘削筒16の先導として役立てるこ
ともできる。
本考案の環状溝掘削機構は、上記実施例におい
ては、トラクタに付設したが、トラクタは農業用
車として常用されており、また本環状溝掘削機構
の油圧モータ等アクチエータ用に、同トラクタに
具設している油圧源装置をそのまま利用できる便
利さがある。しかし、本環状溝掘削機構はトラク
タ用に限定されるものではなく、他の自走車に付
設することもできるし、専用の自走車に具設して
使用することもできる。
なお、本環状溝掘削機構においては、掘削筒の
上部乃至外周に、例えば鉄枠で構成するガードを
施し、回転するすき羽根に対する安全装置を施す
ことが望ましい。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案の環状
溝掘削機構によれば、以下に記載するような効果
が得られる。
従来人力による重労働で行われていたホツプ株
開き等の環状掘削作業が、機械作業によつて少な
くとも数分の1以下の作業速度で行える。
掘削筒には、土壌逃がし窓と内周突起を設け内
側土壌の排除を容易にしたから、粘着性のある土
壌でも容易に掘削できる。
また、掘削筒に根切り刃を設けることによつ
て、株開き作業にあつては、株の根を切断でき、
さらに、比較的硬い土壌でも容易に掘削を進める
ことができる。
さらにまた、自走車に本環状溝掘削機構を取り
付けることによつて、運転作業者が乗車したま
ま、容易に機械操作できると共に、作業場所の移
動が迅速にできるので作業性が向上する。トラク
タ等油圧源装置を備える自走車に取り付けすれ
ば、本環状溝掘削機構の駆動源として同油圧源装
置をそのまま利用でき、本環状溝掘削機構に係る
装置全体をコンパクト化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の環状溝掘削機構を示す斜視
図、第2図イは第1図の環状溝掘削機構における
掘削筒の拡大正面図で、第2図ロは第2図イに示
す掘削筒の側面図である。 1……トラクタ、4……ガイド、6……保持
杆、9……油圧シリンダ、10……ガイド杆、1
2……保持アーム、14……油圧シリンダ、15
……油圧モータ、16……掘削筒、17……すき
羽根、18……土壌逃がし窓、19……突起棒、
20……根切り刃。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 円筒の外周面にすき羽根を付設し、周面に土
    壌逃がし窓を穿設すると共に内周面に任意数の
    突起を突設して形成する掘削筒を、回転可能か
    つ昇降可能に取り付け、土壌の環状掘削を可能
    としたことを特徴とする環状溝掘削機構。 (2) 前記掘削筒は、下縁に根切り刃を下方に突設
    してあることを特徴とする請求項1記載の環状
    溝掘削機構。 (3) 請求項1または2記載の環状溝掘削機構を付
    設したことを特徴とする環状溝掘削用自走車。
JP13085188U 1988-10-05 1988-10-05 Expired - Lifetime JPH0547540Y2 (ja)

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JP13085188U JPH0547540Y2 (ja) 1988-10-05 1988-10-05

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JP13085188U JPH0547540Y2 (ja) 1988-10-05 1988-10-05

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Publication Number Publication Date
JPH0252504U JPH0252504U (ja) 1990-04-16
JPH0547540Y2 true JPH0547540Y2 (ja) 1993-12-15

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