JPS61266624A - 金属複合糸 - Google Patents

金属複合糸

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Publication number
JPS61266624A
JPS61266624A JP10274585A JP10274585A JPS61266624A JP S61266624 A JPS61266624 A JP S61266624A JP 10274585 A JP10274585 A JP 10274585A JP 10274585 A JP10274585 A JP 10274585A JP S61266624 A JPS61266624 A JP S61266624A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
metal
fibers
fiber
composite yarn
Prior art date
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Pending
Application number
JP10274585A
Other languages
English (en)
Inventor
丹後 康夫
稲葉 初美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication of JPS61266624A publication Critical patent/JPS61266624A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は伸縮性、導電性、柔軟性、加工性に優れた金属
複合糸に関する。更に詳しくは金属繊維糸条を有機繊維
糸′条とコアヤーン、交撚糸、又はカバリングすること
により金属繊維の電気特性、イオン特性を生かすととも
に、有機繊維の柔軟性、伸縮性、風合及び収縮特性を生
かした編、織物をつくれる金属複合糸に関するものであ
る。
従来の技術 従来、金属と有機繊維の特性を生かした製品としては、
有機繊維に金属をメッキしたもの、導電性ペイントを塗
布したもの、金属繊維粉末を糸の中に樹脂とともに充填
したもの、また、金属を布帛物に溶射したものが知られ
ている。しかし、これらは加工コストが高いうえに、そ
の性能も十分でない、また得られたものも風合が硬く柔
軟性伸縮性に劣るものであった。
一方、有機繊維糸条と金属フィラメントを交編する方法
は金属フィラメントが直接、編針に接触し、編針が折れ
る又は金属フィラメントが切断する等問題であった。
また、金属繊維糸条も細くなると常温またはこれに近い
温度において冷間引抜によって製造され加工に伴ない加
工硬化する。すなわち強度は増すが、硬く、伸度が減少
し、加工性、風合は劣り、これまでコアヤーン及び交撚
糸として利用することは不可能であった。
これに対して、これら冷間引抜による短繊維束を有機短
繊維と紡績の前紡工程で混紡し、紡績糸をつくる方法が
あるが、得られた紡績糸は伸縮性がなく、編みキズが発
生するばかりか、風合も非常に硬く伸縮性のないものに
なってしまう。また、その電気的特性も均一なものが得
られなかった。
発明が解決しようとする問題点 本発明者らは、金属繊維糸条と有機繊維糸条の複合糸を
得るのに、上記問題点を解決すべく、金属繊維糸条の改
質と複合糸の形態及び特性について鋭意研究した結果本
発明を完成するに至った。
問題点を解決するための手段 すなわち、本発明は破断伸度15%以上有する金属繊維
糸条と有機繊維糸条からなる金属複合糸である。
本発明の複合糸における金属繊維糸条の機械的性質は破
断伸度で15%以上が必要である。
本発明では金属繊維糸条と有機繊維糸条の特性を生かす
ためにコアヤーン、交撚糸又はカバリングヤーンに加工
するのが好ましく、撚掛時の張力及び、ねじりに対して
金属繊維糸条が耐える必要がある。更に、金属繊維糸条
はその表面が平滑であることにより、コーン状に巻き取
る事は困難であり両つばのあるボビンに巻かれている。
そのため加工時の解舒テンションは強い。また、ガイド
との摩擦も大きく、伸びが必要であると同時に解舒張力
に耐える必要がある。
更に、撚掛時のガイド、トラベラ−との摩擦に対しても
耐える必要がある。しかし、複合後の張力摩擦に対して
は有機繊維糸条でかなりカバーすることができる。
本発明で用いる金属繊維の太さはできるだけ細い方がよ
く、細いもの程曲げ剛性が小さく、150μ以下が風合
、編立性の点からも好ましい。
また、偏平断面程好ましい。
細い金属繊維は、通常5〜8鶴の金属線をくり返し冷間
引抜加工を行うことによって、徐々に径を小さくするこ
とによって製造する。しかし、できた金属繊維は伸度が
なく、とても本発明の複合糸に使用することはできない
本発明に用いる金属繊維を得る為には、この冷間引抜加
工した金属繊維を熱処理して、伸度を向上させる。
金属繊維としては銅、アルミニウム、鉄、クロム、ニッ
ケルや、その合金及び二重構造をもつ複合体等で伸度が
15%以上あるものであれば何でもよく、その電気的、
イオン的特性に応じて使用する。
また、必要に応じて表面に他の金属たとえばスズ、亜鉛
等をメッキしたり。伸度を減殺しない程度に表面をエナ
メル等で被膜してもよい。
第1表はアクリル系合成繊維1.5デニールで1152
Nmを紡出すると同時に、各種伸度の銅線50μを供給
した時の糸切れ状況を示したものである。
伸度が高い程良好であり、15%以上ではコアーヤーン
時の糸切れが激減する。
一般に、金属は材料の種類と加工度に従い加熱すれば、
それぞれの定った温度において再結晶が起こり冷間加工
に伴って生じた硬化現象は退行し、柔軟性を示し伸度は
上がるが、一方、強度は低下する。本発明では、紡績加
工面により、伸度を15%以上必要である。また、金属
フィラメントの強力は太さによって異なるが30g以上
が好ましい。
また、本発明では主に金属フィラメントを用いる。すな
わち、金属短繊維は太さが150μ以下と細くした場合
、本発明の伸度を得るために熱処理すると短繊維では短
繊維同志が溶着する問題があり好ましくな(′)。
しかし、このように改良された金属繊維フィラメント単
独では細すぎる。また編立性、編地の引張強度、風合が
劣る等の問題がある。
そこで、本発明ではこれら改良された金属繊維糸条と有
機繊維をコアーヤーン又は交撚糸に加工して用いる。
その混紡重量比は金属繊維糸条が多い程、電気特性は良
好であるが、風合、加工性より50%以下が好ましい。
更に好ましくは25%以下である。
また、50%以下であれば金属繊維の比重は大きく有機
繊維の2倍以上、はとんどは7〜8倍以上あることより
、その糸径に占める構成本数、面積割合は低く、染色し
てもほとんど金属繊維糸条が目立たず、発色性と電気特
性にすぐれた編地を生産することが可能となる。また、
この時、有機繊維が毛羽を多く有する、又、嵩高性があ
る場合、その効果は更に良好なものになる。
有機繊維は天然繊維をはじめ、再生、半合成、合成繊維
等繊維状を形成するものは何でも良いが、用途目的に応
じて、各種機能をもった繊維が好ましい。
たとえば、難燃、耐炎性をもった繊維、耐薬品性、耐光
堅牢炭にすぐれた繊維、高強力、弾性回復にすぐれた繊
維、風合にすぐれた繊維等、各種用途目的に応じて使用
する。
更に、本発明はより編目の細かい、従来にない電気的特
性及び伸縮性、風合にすぐれた編地をつくるのに適した
複合糸を提供する。
特に、緻密な編目をもつ編地をつくる場合、複合糸を構
成する有機繊維に収縮能力を有する有機繊維を用いる。
この有機繊維の収縮率は、緻密化又は、金属繊維糸条が
編地の表面にループ状に飛び出させる為には高い程良い
が、10%以上あればよく、好ましくは30%〜60%
である。
この収縮能力を有する複合糸で編地をつくり、次に、収
縮させ、編地を機密化するとともに、金属繊維を表面に
ループ状に突出させることにより電磁波シールド、圧縮
導電性又は引張導電性等電気特性にすぐれた編地をつく
る事ができる。
実施例1 綿、アクリル系合成繊維で1152Nm撚係数80の紡
績糸を紡出する際に精紡機において、フロントローラよ
り銅繊維フィラメント(伸度、A10.1%、815.
1%、C20,4%)を供給し、コアヤーン方式による
複合糸の紡出を行った。また、編立性を評価する為に、
靴下編機により、綿糸による靴下をつくる際にそれぞれ
の複合糸でつま先部銅線Aの伸度10%のものは、ボビ
ンからの解舒テンションの変動による糸切れ、及びフロ
ント、ローラーへの供給時にも糸切れが生じ、満足に複
合糸を紡出することができなかった。これに対して、B
、Cの伸度、15%以上もあるものは、これらの問題が
なく安定した紡出性が得られた。
また、これらの複合糸を靴下編機に仕掛けたところ、つ
ま先、かかと部ともスムーズに編成することができた。
編針が折れる等の問題、線傷もなく良好であった。でき
た製品風合もチクチク感がなく非常に柔軟なものが得ら
れた。また、本複合糸は抗菌特性もすぐれた結果が得ら
れた。
実施例2 エステル紡績糸に実施例1で用いた第1表に示すCの銅
線を交撚し、編地をつくり、その表面をゴム処理して電
磁波シールド用エプロンをつくった。
得られた複合糸は編立性また、電気特性が面抵抗値で2
0Ωと良好であり、かつ、紡績糸の毛羽、糸のふくらみ
、凹凸感によりゴムの付着性も良好であることがわかっ
た。また、得られた紡績糸はスナールが少なくて編地斜
向がなく、良好であった。
実施例3 40%のボイル収縮能力をもつアクリル系合成繊維で1
152Nmの紡績糸を紡出する際に、精紡機のフロント
ローラより、ステンレス繊維100μのモノフィラメン
ト(伸度25%)を供給し、コアヤーン方式による複合
糸を製造した。得た複合糸でテープをつくった後、ボイ
ル収縮させた製品はテープ表面に金属繊維がループ状に
飛び出るとともに、緻密なテープをつくることが可能に
なった。また、電気特性にすぐれるとともに、伸縮性に
冨み、従来にない電磁波シールドテープが得られた。
次に、この複合糸を用いてつくった筒編地を、長さ方向
に径の異なる、ケーブルの継ぎ目にかぶせて、スチーム
により収縮させたところ、非常に形状への適合性が良好
であり、その外観もすぐれたものであった。
発明の効果 本発明は下記の顕著な効果を有する。
(1)  紡績性2編立性、製織性にすぐれている。
(2)また電気特性(均一性)、イオン特性にすぐれて
いるとともに、柔軟性、伸縮性、風合にすぐれている。
そして、斜向のない編地が得られる。
(3)特に、紡績複合糸においてはゴムの付着性等、表
面加工性にすぐれている。
(4)  収縮繊維を利用する事により、金属繊維が表
面にループ状に飛び出るとともに、緻密化した電気特性
にすぐれた曙、織物ができる。
(5)  収縮繊維を利用する事により、異った径の継
ぎ目等、従来シールしにくい部分のシールが容易になる
とともに、外観も良好となった。
(6)染色性1発色性にすぐれている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、破断伸度15%以上有する金属繊維糸条と有機繊維
    糸条からなる金属複合糸 2、収縮能力を有する有機繊維糸条である特許請求の範
    囲第1項記載の金属複合糸
JP10274585A 1985-05-16 1985-05-16 金属複合糸 Pending JPS61266624A (ja)

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ID=14335763

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63303138A (ja) * 1987-06-02 1988-12-09 カネボウ株式会社 芯鞘構造の複合紡績糸及びその製造方法
JPS6445833A (en) * 1987-05-08 1989-02-20 Kootsu & Kuraaku Inc Conductive yarn, and method and apparatus for producing the same
ES2151769A1 (es) * 1996-09-06 2001-01-01 Bonet Vicente Vidal Cordon trenzado de materia textil sobre tubo en genero de punto circular y anima de trozos de hierro con tratamiento antioxido para pesos y lastres.
JP2010013762A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Tokyo Metropolitan Industrial Technology Research Institute 編成体及びその製造方法
JP2012184521A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Toyota Boshoku Corp 布材

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ES2151769A1 (es) * 1996-09-06 2001-01-01 Bonet Vicente Vidal Cordon trenzado de materia textil sobre tubo en genero de punto circular y anima de trozos de hierro con tratamiento antioxido para pesos y lastres.
JP2010013762A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Tokyo Metropolitan Industrial Technology Research Institute 編成体及びその製造方法
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