JPS61266431A - エチレンオキサイドでブロツクされたポリ(プロピレンオキサイド)グリコ−ルをベ−スとするコポリエ−テルエステル - Google Patents

エチレンオキサイドでブロツクされたポリ(プロピレンオキサイド)グリコ−ルをベ−スとするコポリエ−テルエステル

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JPS61266431A
JPS61266431A JP61109736A JP10973686A JPS61266431A JP S61266431 A JPS61266431 A JP S61266431A JP 61109736 A JP61109736 A JP 61109736A JP 10973686 A JP10973686 A JP 10973686A JP S61266431 A JPS61266431 A JP S61266431A
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/66Polyesters containing oxygen in the form of ether groups

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、内部線状の長鎖エステル単位と短鎖エステル
単位を実質的にくり返し単位とし、且つそれらはエステ
ル結合を介してランダムに頭一尾結合されており、長鎖
エステル単位は次式で表わされ、 短鎖エステル単位は、次式で表わされ、式中Gは、末端
基が15〜35重量%のエチレンオキサイドで封鎖され
た分子量1500〜2800のポリ(プロピレンオキサ
イド)グリコールから末端ヒドロキシル基を除去した2
価の残基を示し、Rは分子量300未満の少なくとも一
種のカルボン酸からカルボキシル基を除去した2価の残
基を示し、Dは分子量250未満の少なくとも一種の脂
肪酸ジオールからヒドロキシル基を除去した2価の残基
を表わし、但し短鎖エステル単位は少なくとも75モル
%の1,4−ブチレンテレフタレート単位を含み、また
短鎖エステル単位は、コポリエーテルエステルの25〜
55重量%を形成し、かつメルトインデックスM F 
I (ASTM D−1238に従って230’Cにて
測定)が50を上回らないコポリエーテルエステルに関
する。また本発明は、か)るコポリエーテルエステルの
製造方法に関する。
上記組成の、しかし短鎖エステル単位含量が15〜95
重量%、好ましくは25〜80重量%のコポリエーテル
エステルは、公開技法(Re5earchDiSCIO
3LIre) NO,186,OCt、 1979. 
NO,18610により知られている。
米国特許第4,205,158号明細書によれば、短鎖
エステル単位を25〜48重量%含む上記タイプのコポ
リエーテルエステルの製造は溶融重縮合中での過度のポ
リマー劣化なしに十分な高重合度を得るには、ジカルボ
ン酸100モルに対し少なくとも1.5当量の分校剤の
存在下で実施せねばならないとされている。従って、ジ
カルボン酸100モルに対し1,6〜6当量の分枝剤を
使用することが述べられている。実施例に記載されてい
る分校剤の最少使用量は、ジカルボン酸100モルに対
し2.1当量に相当し、またジカルボン酸100モルに
対し2.5〜5.5当量相当量が好ましいとされている
上記米国特許明細書の実施例3には、そこに記載の組成
のコポリエーテルエステルを分校剤を使わずに製造すれ
ば、極めて長い重縮合時間をかけても、到達し得る最小
メルトインデックス(230°Cで測定)は、739/
10分間でおると記載されている。このようなポリマー
の引張強度や引裂抵抗の如き諸物性は、同程度の硬度を
もちポリテトラメチレンオキサイドグリコールをベース
とするよく知られたコポリエーテルエステルに比べ、全
く不十分である。
上述の米国特許明細書の実施例によれば、比較的多量の
分校剤を該コポリエーテルエステルに含有せしめれば上
記諸物性は改善されるとされているが、多量の分校剤を
使っても切断伸長率、引張衝撃エネルギー(ノツチ法に
よる)及び引裂エネルギーのような幾つかの物性は更に
改善する必要がおる。
本発明は、上記組成でおるが大巾に改善された諸物性を
示すコポリエーテルエステルを提供するにある。
本発明は、最初の文節で述べた組成のコポリエーテルエ
ステルの相対粘度ηrel  (25℃においてm−ク
レゾール1009中ポリマー17の条件で測定〉が2.
45〜5.0であり、メルトインデックスMFIが の範囲内にあることより成る。
驚くべきことに、最初の文節で述べた公知組成の、但し
ジカルボン酸100モルに対し分校剤を含まないか或い
は1.5当量未満しか含まないで且つ相対粘度とメルト
インデックスが上述の範囲内に必るコポリエーテルエス
テルは、上記米国特許明細書に記載の方法で製造された
同様の組成と硬度をもつコポリエーテルエステルよりも
高い切断伸長率、ノツチ法による引張衝撃エネルギー並
びに引裂エネルギーを示す。更にこれらのコポリエーテ
ルエステルの曲げ係数は、同様組成ではあるが特に上記
米国特許明細書の各実施例の記載に相当する量の分校剤
を含むコポリエーテルエステルのそれよりも大巾に低い
本発明では、その短鎖エステル単位がコポリエーテルエ
ステルの35〜50重量%を構成するコポリエーテルエ
ステルが特に好ましい。
また相対粘度が2,6を越える場合、ヌル1〜インデツ
クスが309/10分を上回らないコポリエーテルエス
テルは、優れた諸物性を有することを見出した。特に好
ましいのは、相対粘度が2.75を越える場合に、メル
トインデックスが209/10分を上回らないコポリエ
ーテルエステルでおる。これらのコポリエーテルエステ
ルのいくつかのものは、押出し成形だけでなく、ブロー
成形やフィルム成形にも適用し得る。
次式のエステル単位 を成す、低分子量ジオールの少なくとも75モル%と低
分子量ジカルボン酸の少なくとも75モル%は、夫々1
,4−ブタンジオールとテレフタル酸からなる。短鎖エ
ステル単位が実質的に1,4−ブチレンテレフタレート
単位からなるコポリエーテルエステルが好ましい。特別
な用途には、1,4−ブタンジオールの一部を他のジオ
ールと置き換え、及び/又はテレフタル酸を他の低分子
量ジカルボン酸と瞳き換えることも有利である。短鎖エ
ステル単位に転化できる低分子量ジオール(1,4−ブ
タンジオール以外の)としては、非一式、脂環式及び芳
香族ジヒドロキシ化合物が含まれる。好ましくは炭素数
2〜15のジオールであり、例えばエチレン、プロピレ
ン、2−ブテニレン、ペンタメチレン、2,2−ジメチ
ルトリメチレン、ヘキサメチレン及びデカメチレングリ
コール、並びにジヒドロキシシクロヘキサン、ジメタノ
ールシクロヘキザン、レゾルシノール、ヒト“ロキノン
及び1.5−ジヒドロキシナフタレンがある。特に好ま
しくは、炭素数2〜8の脂肪族ジオールである。
利用可能なビスフェノールとしては、ビス(p−ヒドロ
キシ)ジフェニル、ビス(p−ヒドロキシフェニル)メ
タン及びビス(p−ヒドロキシフェニル)プロパンが含
まれる。
ジオールの対応する工′ステル形成性誘導体も、利用で
きる。(例えばエチレンオキサイドやエチレンカーボネ
ートは、エチレングリコールの代わりに利用できる。)
本発明において「低分子量ジオール」とは、それに相当
するエステル形成性誘導体をも意味し、分子量の限定は
このようなジオールに関してであって、それの誘導体に
関してではない。
前記長鎖グリコール及び低分子量ジオールと反応してコ
ポリエステルを形成する好適なジカルボン酸(テレフタ
ル酸以外の)としては、分子量が300を越えない脂肪
族、環状脂肪族又は芳香族ジカルボン酸がある。本発明
において「ジカルボン酸」とは、ジカルボン酸がグリコ
ール及びジオールと反応してコポリエーテルエステルに
変わるのと実質上同じ挙動をもつ、2個の官能性カルボ
キシル基を有するジカルボン酸と均等のものをも意味す
る。
か)る均等のものとしては、エステル及び、酸ハロゲン
化物及び酸無水物のようなエステル形成性誘導体が含ま
れる。分子量の限定は、酸についてであって、均等のエ
ステルやエステル形成性誘導体についてではない。ジカ
ルボン酸は、コポリエステル形成や本発明に係る弾性体
組成物中へのポリマーの利用に悪影響を与えない限り、
ランダムに置換した基あるいは組み合せを含んでいても
よい。ここで言う「脂肪族ジカルボン酸」は、各々が飽
和炭素原子に結合した2個のカルボキシル基を有するカ
ルボン酸を意味する。共役不飽和結合をもつ脂肪族又は
環状脂肪族の酸は、ホモポリマーが生成するのでしばし
ば使うことができない。
しかしマレイン酸のようないくつかの不飽和の酸は使用
できる。ここで言う「芳香族ジカルボン酸」は、独立の
又は縮合したベンゼン環中の炭素原子に結合した2個の
カルボキシル基を有するジカルボン酸を意味する。両方
の官能性カルボキシル基が同じ芳香環に結合する必要は
なく、また芳香環が1つよりも多い場合には脂肪族又は
芳香族の2価の基或いは一〇−又は−502−のような
2価の基により結合されることができる。好ましくはシ
クロヘキサンジカルボン酸及びアジピン酸が挙げられる
使用できる代表的な芳香族ジカルボン酸としては、フタ
ル酸、イソフタル酸、ベンジル酸、2個のベンゼン核で
置換したジカルボキシ化合物たとえばビス(p−カルボ
キシフェニル −オキシ(p−カルボキシフェニル)安息香酸、エチレ
ン−ビス(p−オキシ安息香1)1.5−ナフタレンジ
カルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7
−ナフタレンジカルボン酸、フェナントレンジカルボン
酸、アントラセンジカルボン酸、4,4′ −スルホニ
ルベンジル酸及びハロゲン、アルコキシ及びアリール誘
導体のようなそれらのC1〜C12のアルキル並びに環
置換誘導体が挙げられる。芳香族ジカルボン酸も存在す
ることを前提としてp−(β−ヒドロキシエトキシ)安
息香酸のようなオキシ酸も使用できる。
本発明に係るコポリエステルを製造するには、芳香族ジ
カルボン酸が好ましい。芳香族の酸の中で、炭素数8〜
16のものが好ましく、特にフェニレンジカルボン酸、
即ちフタル酸及びイソフタル酸が好ましい。
長鎖グリコールは、塩基性触媒の存在下プロピレンオキ
サイドとプロピレングリコール又は水との縮合によりポ
リプロピレンオキサイドグリコールを生成することによ
って製造でき、それは次にエチレンオキサイドと反応し
てコポリマーが得られる。
エチレンオキサイドが結合したポリ(プロピレンオキサ
イド)グリコール中でのエチレンオキサイド含量は、1
5〜35重量%でなくてはならない。
該含量が高すぎると得られるポリマーの水膨潤性が大き
くなりすぎ、逆に低すぎると溶融重縮合中に相分離が起
きる。更に数平均分子量は、1500〜2800でなく
てはならない。分子量が小さいと、特に短鎖エステル単
位が48重量%未満のコポリエーテルエステルの諸物性
が不十分なものとなる。分子量が大きいと相分離が生じ
る。
本発明はまた最初の分節で述べた、相対粘度が2.45
〜5.0、ヌル1−インデックスMFI(ASTHD−
1238)に従って230℃で測定)がの範囲内にある
コポリエーテルエステルの製造方法に関するものでもあ
る。
それは、前記米国特許第4..205,158号明細書
記載の方法において先ず溶融縮合して相対粘度1.8〜
2.5のコポリエーテルエステルを製造し、次に不活性
ガス気流中又は真空下170〜220℃で固相で後縮合
して相対粘度が2.45〜5.0、メルトインデックス
MFIが の範囲内になるようにするものである。
ところで固相での後縮合自体は、米国特許第3.801
,547号明細書により知られたものでおる。
そこに記載の方法によれば、少なくとも0.8〜L□s
径の固形粒子状で同相での後縮合を行う前に、コポリエ
ステルを30°Qm−クレゾール中で測定したインヒー
レント粘度が少なくとも0.86u/7となるまで溶融
縮合しておく必要がある。実施例によればたとえばポリ
テトラメチレンオキサイドグリコールをベースとするコ
ポリエーテルエステルの重縮合反応は、比較的早い段階
で停止され、続いて固相での後縮合を行うが、一方、1
゜2−ポリ(プロピレンオキサイド)グリコールをベー
スとするコポリエーテルエステルの溶融縮合は最大到達
可能粘度に到るまで停止されない。前記米国特許第4,
205,158号明細書の実施例3に記載された組成の
コポリエーテルエステル(但したとえばメルトインデッ
クスが!!/10分)を分校剤なしで製造するのに上記
方法を使えば、工業的規模で739/10分のメルトイ
ンデックスをもつポリマーを固相で後縮合することは、
不可能ではないが、経済的理由から実際的でない。従っ
て、引張強度ヤ引裂抵抗等の諸物性を低下させずに最初
の文節で述べた組成のコポリエーテルエステルを得るこ
とのできる本発明の方法は、極めて驚くべきものでおろ
う。本発明のコポリエーテルエステルの溶融縮合に、従
来のニスデル交換反応を利用してもよい。
好ましい方法としては、触媒の存在下、テレフタル酸の
ジメチルエステルを長鎖グリコールと過剰モルのブタン
ジオールと共に150〜260’Cに加熱し、交換反応
で生じたメタノールを抽出する方法がおる。加熱はメタ
ノールの放散が完了するまで続ける。温度、触媒及びグ
リコールの過剰度によるが、この重縮合は、数分間から
数時間で完了する。この方法で、後述の方法によって本
発明の高分子量コポリエステルとなすことのできる低分
子量のプレポリマーを製造する。このプレポリマーは、
他の多数のエステル化法やエステル交換法によっても製
造することができる。例えば、長鎖グリコールを触媒下
で高又は低分子量短鎖エステルのホモポリマー又はコポ
リマーとランダム化が起こるまで反応させればよい。
該短鎖エステルのホモポリマーやコポリマーは、上述の
如く、ジメチルエステルと低分子量ジオールのエステル
交換或いはフリーの酸と酢酸ジオールのエステル交換に
より得ることができる。あるいは短鎖エステルコポリマ
ーは、適当な酸、酸無水物又は酸塩化物を例えばジオー
ルと直接エステル化することによっても得られるし、ま
た酸と環式のエステルやカーボネートを反応させるなど
の他の方法によっても得られる。該プレポリマーは、長
鎖グリコールの存在下上記方法を実施すれば得られるの
は明らかである。
得られたプレポリマーは、次に過剰の短鎖ジオールを留
出せしめて高分子量物となす。この方法は、「重縮合」
として知られたものである。留出中に更にエステル交換
が起きて分子量が増加し、且つコポリエステル単位の配
列のランダム化が起こる。通常最良の結果は、この最後
の留出や重縮合が、Sym−ジ−ベーターナフチル−p
−フェニレンジアミン及び1,3.5−トリメチル−2
゜4.6−トリ(3,5−ジー第三ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル)ベンゼンの如き酸化防止剤の存在下、1
30Paを越えない圧力で240〜260℃の温度、6
時間を越えない好ましくは4時間を越えない時間で実施
された場合に得られる。
最も実際的な重合方法は、エステル交換によって重合反
応を完結させることである。不可逆の熱分解の可能性を
伴う高温での余分な保持時間を避けるには、エステル交
換反応において触媒を用いるのが有利である。種々の触
媒を用いることができるが、テトラブチルチタネートの
如き有機チタネートを単独で用いるか、酢酸マグネシウ
ム又は酢酸カルシウムと併用することが好ましい。アル
カリ又はアルカリ土類金属アルコキシドとチタネートエ
ステルから誘導したMg (HT!  (OR>6 )
2の如き、チタネート錯体もまた非常に効果的である。
ランクニウムチタネートの如き無機チタネート、酢酸カ
ルシウム/三酸化アンチモン混合物、及びリチウム並び
にマグネシウムアルコキシドが使用できる他の触媒の代
表的なものである。
重縮合反応の完結後、得られた混合物を粒状となし、次
に140〜220℃で真空又は不活性ガス気流中、同相
での後重合を行う。固相での後綜合に必要な粒子は、従
来の手法で形成することができる。溶融状態から部分的
に凝固した材料を低温のホイール上にキャストすること
により冷却し、そして得られたシートを裂けばよい。溶
融物のストランドを形成後冷水中で急冷し、該ストラン
ドを直径1.5〜4Mのペレットにカットするのが好ま
しい方法である。該粒子は、140〜220℃、好まし
くはポリマーの粘着温度よりも約20℃低い温度に4〜
48時間加熱される。
固相重縮合は、不活性ガス気流中又は真空下で行わねば
ならない。不活性ガス気流としては、窒素、二酸化炭素
及び−酸化炭素が好ましい。不活性ガス気流を用いる場
合、圧力は、0.1kPa程度の減圧から大気圧以上ま
での範囲でありうるが、減圧下での操作が好ましい。真
空のみが行われるので必れば、0.7kPa未満の圧力
に維持しなければならない。不活性ガス気流又は真空下
で行うのが、重合副産物の除去に必須である。
固相重縮合は、バッチ又は連続装置で行なうことができ
る。
後縮合反応は、混合物がASTM D −1238に従
って230℃にて測定したメルトインデックスが50y
/10分未満となるまで続ける。反応の経過は、サンプ
ルを定期的に扱き取りその相対粘度を測定することによ
って辿ることができる。本発明において、特に望ましい
物性をもつコポリエーテルエステルは、溶融縮合により
相対粘度が1.85〜2.35のコポリエーテルエステ
ルを作り、その後同相での後縮合により30g/10分
を上回らないメルトインデックス及び少なくとも2.6
の相対粘度を得る場合に得られる。最適の物性をもつコ
ポリエーテルエステルは、相対粘度が1.9〜2゜3の
コポリエーテルエステルを作り、その後固相で後縮合し
てメルトインデックスが209/10分を上回らず、相
対粘度が少なくとも2.75のものとした時に得ること
ができる。
以下実施例により本発明を具体的に説明するが、如何な
る場合にも発明の範囲を限定するものではない。
実施例で製造されたポリマーの諸物性の測定は、以下の
試験方法で行った。測定はシートから切り出した110
 Xll0 X 2#のサンプルを用い、射出成形の方
向に対し平行方向(平と示す)及び垂直方法(垂と示す
)について行った。
相対粘度ηrelは、25℃の1重量%m′ −クレゾ
ール溶液で測定した。9/10分の単位のメルトインデ
ックスMFIは、230℃においてASTHD−123
8に従い、荷重2.11Fで測定した。
ショアー硬度りの単位の硬度は、ASTM D −22
40に従って測定した。
曲げ係数は、HPaの単位で、ISO’178に従って
測定した。
引張強度は、HPaの単位で、ISO427に従い引張
速度500m/分で測定した。
切断伸長率は、%E8の単位で、ISO527に従って
測定した。
ノツチ法による引張衝撃エネルギーは、Jの単位で、D
IN 53448に従って測定した。
引裂伝達抵抗はKN/mの単位で、引裂伝達エネルギー
はJの単位で、AST)l D−1938に従い、ただ
し引張速度500#/分で測定した。
KN/m単位の引裂抵抗及びグラベス(Graves 
)に従うJ単位の引裂エネルギーは、ノツチつきでDI
N 53515に従い引張速度500m/分で測定した
ノツチなしのKN/77?の単位の引裂抵抗及びグラベ
スに従う引裂エネルギーは、ASTHD−624に従い
引張速度500#/分で測定した。
実施例 1 200 Jlの反応器にジメチルテレフタレート19.
3Kgと1,4−ブタンジオール13.4に!Iを充填
。該混合物を撹拌しつつ160’Cに加熱し、テトラブ
チルチタネート9.6Nrjを添加した。更に温度を1
70℃に上昇させて、メタノールを留去した。次に20
分をかけて圧力を26.7kPaに減圧した。この圧力
は、反応混合物の融溶温度が210℃になるまで維持し
た。常圧下で該反応混合物にエチレンオキサイド基が結
合した(capped)ポリ−1,2−プロピレンオキ
サイドグリコール(数平均分子量2370、エチレンオ
キサイド含量、20重量%)25.7Kgとフェノール
系酸化防止剤である1、3.5−トリメチル−2,4,
6−トリス(3,5−ジー第三ブチル−4−ヒドロキシ
ベンジル)ベンゼン5007を添加した。そして該反応
混合物の温度を再度210℃として、テトラブチルチタ
ネート9.69と酢酸マグネシウム四水和物6.19を
添加した。次に該混合物を加圧下で200gのオートク
レーブに移した。圧力を100Paまで減圧した後に温
度を245℃に上昇した。重縮合時間を2〜6時間と変
えた後、オートクレーブの圧力を望むレベルとし、得ら
れたポリマーを押出し、冷却しカットして最小径33m
mの粒子とした。その粒子を乾燥後、200ρの回転式
乾燥機に40Klずつ充填した。乾燥機の圧力を400
Paに減圧後、機壁を195℃に加熱して、粒子温度を
188°Cとした。以下の表は、固相での後縮合の有無
及び分校剤としての二無ホピロメリト酸の使用の有無に
より種々の相対粘度に重縮合したコポリエーテルエステ
ルの諸物性を示す。表中Aは、重縮合2時間後のηre
l = 1.89のコポリエーテルエステルを次に同相
で後縮合して表中に示すηrelを持つ本発明のコポリ
エーテルエステルとしたものを示す。
Bは、3時間重縮合後溶融状態で得たηrel =1.
94のコポリエーテルエステルを固相で後縮合しηre
l = 2.90の本発明のコポリエーテルエステルと
したものを示す。
Cは、公知の方法で得たコポリエーテルエステルで、6
時間重縮合後溶融状態で得られηrel =2.31で
あり、固相で後縮合して77rel = 3.09の対
照ポリマーとして得たコポリエーテルエステルを示す。
Dは、4.4当量の分校剤を含む、後でエステル化した
コポリエーテルエステルで、3時間の重縮合で得られる
Eは、4.4当量の分校剤を含む、後のエステル化を行
っていないコポリエーテルエステルで、3.5時間の重
縮合により得られ、ηrel = 2.72である。
Fは、7.0当量の分校剤を含む、後のエステル化を行
っていないコポリエーテルエステルで、2.5時間の重
縮合により得られ、ηrel = 2.73である。
Gは、PBTP(36,1重量%)とポリテトラメチレ
ンオキサイドグリコール(数平均分子量2000)をベ
ースとする本発明品と同程度の硬度をもつコポリエーテ
ルエステルである。
以下の表は、本発明のポリマーA及びB1対照ポリマー
C1後縮合したポリマーD1米国特許第4.205,1
58号明細書に記載のポリマーE1ポリマーF及び市場
商品で必るコポリエーテルエステルGの諸物性を示す。
コポリエーテルエステルA。
B、C,D、E及びFは、夫々41.8重量%の短鎖エ
ステル単位を含む。
第1表の結果は、ポリマーAとBの切断伸長率、引張衝
撃エネルギー(ノツチ法による)及び引裂エネルギーが
多量の分校剤を含むポリマーEとFのこれら物性よりも
優れていることを明示している。ポリマーCの諸物性も
良好でおる。しかし重縮合時間が長いため、このポリマ
ーの工業規模での製造は、コスト的に不利であるばかり
か、長時間の後縮合を行うためにブロー成形加工に適し
たような、MFIを得ることもできない。
実施例 2 本実施例では、実施例1の方法によりコポリエーテルエ
ステルBを後縮合してηrel = 3.99、MFI
<1、ヌル1〜ストレングスM 3 = aoとしたも
のは、ブロー成形及びフィルムブロー法による加工に極
めて適していることを示す。この用途には、コポリエー
テルエステルが溶融状態で+分に高いヌルトス1〜レン
グス(MS)を持たねばならないので、その値を調べた
。メルトストレングスは、次式で示すことができる: 式中、MSはメルトストレングスを、T1は押出物が押
出機のヘッドから出て10cmの長さに達するのに要す
る時間を、T2は押出物が30cmから40cmまで達
するに要する時間を表わす。メルトストレングスは、バ
レル温度230°Cで測定した。
コポリエーテルエステル粒子をベカム(Bekum)社
のブロー成形押出機に充填した。
押出様のスクリューの径は50m1バレル温度は、ホッ
パ一端から24.5−240−235−230″Cであ
った。ヘッド温度は、220℃、ノズル温度は210°
Cでめった。速度は20回回転力でめった。この方法で
4ocmの長さの極めて均質な壁厚をもつブロー成形品
が得られた。
実施例 3 最小粒子径が約3mで、相対粘度が夫々1.89.1.
94及び2.31である実施例1のポリマーA。
B及びCの顆粒を窒素気流中188°C13am H(
lで、230°Cにおけるメルトインデックスが20に
なるまで固相で後縮合した。このメルトインデックスで
測定された相対粘度(ηrel)及びこれらを得るに要
した後縮合時間を以下の表に示す。
第2表の結果は、ポリ(プロピレンオキサイド)グリコ
ールをベースとするコポリエーテルエステルについて通
常実施されている公知技術とは逆に、溶融状態で比較的
高い相対粘度を得るまで重縮合を続けるべきではない(
コポリエーテルエステルCの場合)ことを明示している
。なぜなら、その場合必要な後縮合時間が長くなるばか
りか、このようなコポリエーテルエステルをMFI<1
0のポリマーとすること自体も不可能となるからである
実施例 4 実施例1と同じ組成のコポリエーテルエステルK及びL
の製造に際し、使われた反応各成分が実施例1の30倍
の量という工業的規模で製造された以外は、同実施例と
同じ方法で行われた。同相での後縮合は、194℃でメ
ルトインデックスが約20となるまで行われた。
重縮合時間、メルトインデックス、相対粘度及び後綜合
時間を以下の表に示す。
第3表の結果は、重縮合時間を短かくするのが非常に有
利であることを明示している。
実施例 5 実施例1と同じ組成の4種のコポリエーテルエステルM
、N、O及びPを同方法で製造した。但しポリマーN、
O及びPの製造に当り分校剤としての無水トリメリド酸
をジカルボン酸100モルに対し夫々0.4. 1.1
及び3.8当量用いた。各々のコポリエーテルエステル
の重縮合時間は3時間で、粒子温度188℃での同相で
の後縮合時間は、ポリマーM、O及びPにおいて夫々2
3.16及び6.5時間である。粒子温度180℃にて
ポリマーNの固相での後縮合時間は、粒子温度180℃
で42時間でおる。
本発明のポリマーM、N及びOと米国特許第4、205
.158号明細口記載の多量の分校剤を含むポリマーP
の諸物性を次の第4表に示す。
第4表の結果から、ポリマーPの硬度と曲げ係数は、本
発明のポリマーのこれら物性値に比べ大きく異なること
が明らかである。またポリマーPの切断伸長率は、本発
明のポリマーよりも非常に低いことも明らかである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、内部線状の長鎖エステル単位と短鎖エステル単位を
    実質的にくり返し単位とし、且つそれらはエステル結合
    を介してランダムに頭一尾結合されており、長鎖エステ
    ル単位は次式で表わされ、 ▲数式、化学式、表等があります▼ 短鎖エステル単位は、次式で表わされ、 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中Gは、末端基が15〜35重量%のエチレンオキサ
    イドで封鎖された分子量1500〜2800のポリ(プ
    ロピレンオキサイド)グリコールから末端ヒドロキシル
    基を除去した2価の残基を示し、Rは分子量300未満
    の少なくとも一種のカルボン酸からカルボキシル基を除
    去した2価の残基を示し、Dは分子量250未満の少な
    くとも一種の脂肪族ジオールからヒドロキシル基を除去
    した2価の残基を表わし、但し短鎖エステル単位は少な
    くとも75モル%の1,4−ブチレンテレフタレート単
    位を含み、短鎖エステル単位は、コポリエーテルエステ
    ルの25〜55重量%を形成し、かつメルトインデック
    スMFI(ASTH D−1238に従つて230℃に
    て測定)が50を上回らないコポリエーテルエステルに
    おいて、相対粘度ηrel(25℃において100gの
    m−クレゾール中ポリマー1gの条件で測定)が2.4
    5〜5.0の範囲にあり、メルトインデックスMFIが
    0.2+157xe^{−[(ηrel−0.14)/
    0・8469]^2}から、3.2+157xe^{−
    [(ηrel−0.14)/0・8469]^2}の範
    囲にあることを特徴とするコポリエーテルエステル。 2、短鎖エステル単位がコポリエーテルエステルの35
    〜50重量%を構成する特許請求の範囲第1項記載のコ
    ポリエーテルエステル。 3、相対粘度が2.6を越える場合、メルトインデック
    スが30g/10分を上回らない特許請求の範囲第1項
    記載のコポリエーテルエステル。 4、相対粘度が2.75を越える場合、メルトインデッ
    クスが20g/10分を上回らない特許請求の範囲第1
    項記載のコポリエーテルエステル。 5、短鎖エステル単位が1,4−ブチレンテレフタレー
    ト単位である特許請求の範囲第1項記載のコポリエーテ
    ルエステル。 6、内部線状の長鎖エステル単位と短鎖エステル単位を
    実質的にくり返し単位とし、且つそれらはエステル結合
    を介してランダムに頭一尾結合されており、長鎖エステ
    ル単位は次式で表わされ、 ▲数式、化学式、表等があります▼ 短鎖エステル単位は、次式で表わされ、 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中Gは、末端基が15〜35重量%のエチレンオキサ
    イドで封鎖された分子量1500〜2800のポリ(プ
    ロピレンオキサイド)グリコールから末端ヒドロキシル
    基を除去した2価の残基を示し、Rは分子量300未満
    の少くとも一種のカルボン酸からカルボキシル基を除去
    した2価の残基を示し、Dは分子量250未満の少くと
    も一種の脂肪族ジオールからヒドロキシル基を除去した
    2価の残基を表わし、但し短鎖エステル単位は少なくと
    も75モル%の1,4−ブチレンテレフタレート単位を
    含み、短鎖エステル単位は、コポリエーテルエステルの
    25〜55重量%を形成し、かつメルトインデックスM
    FI(ASTH D−1238に従つて230℃にて測
    定)が50を上回らないコポリエーテルエステルの製造
    法において、溶融縮合により相対粘度1.8〜2.5の
    コポリエーテルエステルを製造し、次に該コポリエーテ
    ルエステルを不活性ガス気流中又は真空下170〜22
    0℃の温度で、固相で後縮合して相対粘度2.45〜5
    .0、メルトインデックスMFI(ASTM D123
    8に従つて230℃にて測定)を 0.2+157xe^−{[(ηrel−0.14)/
    0.8469]^2}から、3.2+157xe^−{
    [(ηrel−1.74)/0.8469]^2}の範
    囲内とすることを特徴とするコポリエーテルエステルの
    製造方法。 7、相対粘度1.85〜2.35のコポリエーテルエス
    テルを製造し、次に該コポリエーテルエステルを固相で
    後縮合してメルトインデックスが30g/10分を上回
    らず、かつ相対粘度が少なくとも2.6のものとする特
    許請求の範囲第6項記載の方法。 8、相対粘度1.9〜2.3のコポリエーテルエステル
    を製造し、次に該コポリエーテルエステルを固相で後縮
    合してメルトインデックスが20g/10分を上回らず
    、相対粘度が少くとも2.75のものとする特許請求の
    範囲第6項記載の方法。
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