JPS61266162A - 浸漬ノズルの地金付着防止方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、連続鋳造設備におけるタンディツシュ浸漬ノ
ズルに地金が付着するのを防止するための方法に関する
ものである。

〔従来の技術〕

溶鋼をタンディツシュよりモールド内に注入した場合、
第２図に示す如くタンディツシュ浸漬ノズル１よシ出た
溶鋼は、モールド２の中においてダミーパー３でせき止
められ、モールド２の中に溜って溶鋼面が徐々に盛シ上
り、前記の浸漬ノズル１はその筒体部を溶鋼の中に浸漬
するようになる。溶鋼面が前記の状態になるまでにはダ
ミーパー６を中心にして溶鋼は下部より徐々に凝固が進
捗しておシ、ダミーパー６と溶鋼は十分な連結がなされ
た状態となる。この後ダミーパー３をモールド２より引
き抜く作用が行われ、これに対応させてタンディツシュ
アよシ溶鋼が浸漬ノズル１を通ってモールド２の中へ流
れ込み、溶融池８へ溶鋼が補給され、これによって連続
鋳造が行われる。

このような作用を円滑に行うには溶鋼の温度を下げない
ことが大切であり、このため浸漬ノズル１の外面には保
温のためウールシート６が巻きつけられていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

連続鋳造の工程において、タンディツシュ７の待ち時間
が長くなったシした場合力どでは、前記のウールシート
６による浸漬ノズル１の保温は十分でなく、浸漬ノズル
１がモールド２の中の溶融池８に浸漬された時、浸漬ノ
ズル１の外面に溶鋼が地金９と々って付着し、浸漬ノズ
ル１の外面に盛シ上ってモールド２との間隙を塞ぐブリ
ッヂ現象を生ずるという問題があった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上記の問題を解決するためになされたもので、
浸漬ノズルの外面を純黒鉛にて覆い、その上にウールシ
ート等を巻きつけたことを特徴とする浸漬ノズルの地金
付着防止法を提供するものである。

〔作用〕

浸漬ノズル１の外面がモールド内で溶鋼中に浸漬された
場合、純黒鉛覆膜のぬれ性の作用によって地金付着が殆
どなくなり、又付着があってもナーゼ棒等によって容易
にかき落すことが出来る。

〔実施例〕

第１図は本発明の一実施例によるタンディツシュの浸漬
ノズルの断細図である。図において１は浸漬ノズルで、
外面に純黒鉛シート４が巻きつけられ、更にその上面に
ウールシート６が巻きつけられている。５は浸漬ノズル
１の下部に設けられた溶鋼の流出口である。次にこの作
用を説明する。

このように２層のシートに巻かれた浸漬ノズル１がモー
ルド２の中において溶鋼の溶融池８に浸漬されても、ぬ
れ性の良い純黒鉛シートが浸漬ノズル１の地肌について
いるため、溶鋼の付着することが殆どなくなシ、又付着
してもナーゼ棒等で容易にかき落すことが出来る。更に
ウールシート６の保温効果も十分に発揮される。

尚本実施例では浸漬ノズル１の表面にウールシートを巻
いた場合を示したが、本発明はこれに限定するものでな
く、黒鉛を塗布する等の方法によシ浸漬ノズル表面を黒
鉛で覆えばよい。

〔発明の効果〕

本発明によって鋳造スタート時の地金付着が殆どなくな
シ、地金除去に使用するナーゼ棒の使用本数、所要時間
を５０％減少させる効果があった。

なお、黒鉛シート使用によるＣ含有量上昇は、１〜２　
ＰＰＭ程度であって問題がないことが明らかとなってい
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による浸漬ノズルの断面図、
第２図は従来の浸漬ノズル使用の全体図である。　　、 １：浸漬ノズル、２：モールド、３＝ダミーバー、４：
純黒鉛シート、６：ウールシート、７：タンディツシュ
、９：地金〇 代理人　弁理士　佐　藤　正　年 ３：タ゛ミーへ− ７：タンデイツシュ ８：溶吊虫　９ｔ！″

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 連続鋳造におけるタンデイツシユからモールド内へ溶鋼
   を注入する工程において、浸漬ノズルの外面を純黒鉛に
   て覆い更にその上にウールシート等を巻きつけたことを
   特徴とする浸漬ノズルの地金付着防止方法。