JPS61266143A - すえ込加工装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明はすえ込加工に用いる金型に関する。

（従来の技術） 一般にアプセツタによるすえ込加工では、第４図および
第５図に示すように、縦に二つ割りにした入れ子形式の
ダイ２１を、固定グリップダイ２および可動グリップダ
イ３にそれぞれ固定して用い、２個のダイ２１を閉じて
形成した成形用空間２２内に棒状のポンチ２３を挿脱す
る形式の金型により、材料２４を圧縮加工して成形品２
５を得ている。

（発明が解決しようとする問題点） ところが上記従来の金型によると、ダイ２１の型割面部
から材料がはみ出して、第６図に示すように成形品２５
の外周に２条のグリップばり２６が形成される。このぼ
り２６は成形品２５の外周部の切削加工の障害となるの
で、切削加工に先立ってグラインダ等によるぼり取作業
が必要であり、この作業に人手と時間を要していた。

この発明は上記従来の問題点を解決するもので、すえ込
加工時におけるグリップばりの発生を防止し、成形品の
グリップぼりのぼり取作業が不要となるすえ込加工用金
型を提供しようとするものである。

（問題点を解決するための手段） しかしてこの発明のすえ込加工用金型は、内径側に成形
用空間をそなえグリップダイのくぼみ部に挿脱自在な円
筒形ダイと、先端部が上記成形用空間内に挿入されるポ
ンチと、上記円筒形ダイを上記くぼみ部の底に押付ける
押込手段と、上記円筒形ダイを上記くぼみ部から引抜く
方向に駆動する引抜手段とをそなえて成るすえ込加工用
金型である。

（作用） この発明のすえ込加工用金型においては、円筒形ダイは
押込手段によってグリップダイのくぼみ部の底に押付け
られ、この押付状態の円筒形ダイの成形用空間内におい
て、該空間内に進入するポンチによって材料の圧縮加工
がおこなわれる。加工後の円筒形ダイは引抜手段によっ
て成形品から引抜かれる。

（実施例） 以下第１図および第２図によりこの発明の一実施例を説
明する。

図中、１は円筒形ダイで、その外径部は固定グリップダ
イ２と可動グリップダイ３の両グリップダイのポンチ挿
入側に形成された円柱空間状のくぼみ部４に、少量のす
きまをもって挿脱自在に嵌合する。また円筒形ダイ１の
内径部にはすえ込加工用の成形用空間５が形成され、こ
の内径部にはポンチ６の先端部に形成したつば部（引抜
手段）７が少量のすきまをもって嵌合している。円筒形
ダイ１の後端部８にはっは部７よりも小直径の穴９が穿
設され、この穴にポンチ６の中間部１ｏが摺動自在に嵌
合し、また円筒形ダイ１の後端部８の外面とポンチ６の
基部１１との間には、圧縮ばね（押込手段）１２が装着
されている。１３は材料１４のグリップと成形品の拡径
部１５の成形をおこなうための、従来と同様に二つ割り
にした入れ子で、固定グリップダイ２および可動グリッ
プダイ３にそれぞれ固定取付されている。

上記構成の金型を用いてすえ込加工をおこなうには、グ
リップダイを閉じて第１図（ａ）に示すように材料１４
を入れ子１３により挾持し、ポンチ６および該ポンチに
装着された円筒形ダイ１を矢印Ｘ方向に前進させる。こ
れにより円筒形ダイ１はくぼみ部４内を進み、同図（ｂ
）に示すように円筒形ダイ１の前端面１６がくぼみ部４
内の底４ａ（入れ子１３の端面）に当接し、圧縮ばね１
２により底４ａに押付けられる。ポンチ６はさらに前進
して円筒形ダイ１の成形用空間５内で材料１４を圧縮し
、同図（Ｃ）に示すように圧縮加工して成形品１７を得
る。その後ポンチ６を後退させれば、ポンチ６のつば部
７は円筒形ダイ１の後端部８の内面に係合して、円筒形
ダイ１を成形品１７から引抜くので、可動グリップダイ
３を開いて成形品１７を取出せばよい。

上記工程において材料のすえ込加工は、型割面のない円
筒形ダイ１の成形用空間５内でおこなわれるため、成形
品１７の外周部にグリップぼりは発生しない。

この発明は上記実施例に限定されるものではなく、たと
えば円筒形ダイ１が挿脱されるグリップダイのくぼみ部
４は、第３図に示すＪ：うに入れ子１３の端部に形成し
てもよい。また同図に示すように円筒形ダイ１のくぼみ
部４に対する押付手段および引抜手段として、前記の圧
縮ばね１２およびつば部７を用いずに、油圧シリンダや
ポンチ６を固定したヘッディングスライダに連動するリ
ンク機構などによって、円筒形ダイ１を矢印Ｙ方向に押
引駆動する構成としてもよい。

（発明の効果） 以上説明したようにこの発明によれば、材料のすえ込加
工は円筒形ダイの内径部に形成された成形用空間内でお
こなわれるため、成形品の外周部にばりが発生せず、こ
のばつ取りのための面倒な手作業が不要となり、すえ込
成形品の生産性向上に寄与するところ大である。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）〜（Ｃ）はこの発明の一実施例を示す金型
の使用状態縦断面図、第２図は第１図（Ｃ）のＡ−Ａ線
断面図、第３図はこの発明の他の実施例を示す第１図相
当図、第４図（ａ）　、（ｂ）は従来の金型の一例を示
す第１図相当図、第５図は第４図（ｂ）のＢ−Ｂ線断面
図、第６図は第４図の金型による成形品の斜視図である
。 １・・・円筒形ダイ、２・・・固定グリップダイ、３・
・・可動グリップダイ、４・・・くぼみ部、４ａ・・・
底、５・・・成形用空間、６・・・ポンチ、７・・・つ
ば部（引抜手段）、８・・・後端部、１１・・・基部、
１２・・・圧縮ばね（押込手段）、１３・・・入れ子。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　内径側に成形用空間をそなえグリップダイのくぼみ
   部に挿脱自在な円筒形ダイと、先端部が上記成形用空間
   内に挿入されるポンチと、上記円筒形ダイを上記くぼみ
   部の底に押付ける押込手段と、上記円筒形ダイを上記く
   ぼみ部から引抜く方向に駆動する引抜手段とをそなえて
   成るすえ込加工用金型。 ２　引抜手段がポンチの先端部に設けられ円筒形ダイに
   係合するつば部であり、押込手段が円筒形ダイとポンチ
   の基部との間に装着された圧縮ばねである特許請求の範
   囲第１項記載のすえ込加工用金型。