JPS61265430A - 被覆断熱管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の利用分野」 本発明は集合住宅、一戸建て住宅などで用いられる給湯
用暖房用配管材としての被覆断熱管に関するものである
。

「従来技術」 従来、一般に断熱効果を高めるための被覆鋼管としでは
鋼管の周囲を発泡樹脂で適宜覆い、保温するものが知ら
れている。この種の被覆管では発泡樹脂中０の空気泡に
より保温していたわけであるが、この場合、断熱性を上
げるために発泡倍率を上げると断熱材の強度が低下する
ために断熱効果に限界があった。そのために第６図に斜
視図で示すような機械的に空気層を設けた構造の被覆管
が開発された。第６図に示した被覆管は最内層の鋼管１
の外装にポリエチレンネット３を巻きつけ、その外装を
アルミ蒸着ポリエチレンフィルム４で被覆することによ
り、このアルミ蒸着ポリエチレンフィルム４と銅管１と
の間に空気層５を形成し、更に上記アルミ蒸着ポリエチ
レンフィルム４を空気層６を介して軸方向に波付を施し
た波付プラスチック管７により包み、上記二つの空気層
５及び６によって断熱保温したものである。

この断熱管では上記のように最外層が波付プラスチック
管７によって構成されているので、簡単に屈曲すること
ができ、又、円管状の波付構造による補強効果で外力に
対する圧縮強度を高めたものである、このような被覆管
には上記のようなポリエチレンネット３の代わりに細い
ポリエチレンチューブを螺旋状に巻きつけて空気層を形
成したものも存在する。

「従来技術の問題点」 しかしながら、上記第６図に示したような被覆銅管８に
は次に述べるような問題点が存在する。

この被覆鋼管では波付プラスチック管７の中にネットや
チューブを介して銅管ｌを挿入しただけで、銅管１の座
屈を防止する補強部材が全くないため、被覆鋼管８全体
を曲げ加工すると銅管１が座屈を起こして図示の如く、
極部的に折れ曲がってしまう。前記したような、第７図
に示すように鋼管の周りを発泡樹脂で覆った被覆管の場
合、この発泡樹脂が鋼管を外側から拘束しているので、
屈曲曲率を特に小さくしない限りあまり問題とはならな
いが、第６図に示したような被覆銅管８では、ポリエチ
レンネットやアルミ蒸着ポリエチレンフィルムなどが殆
どこの補強としての用をなさないので、前記のような座
屈を生じる。

又、第６図に示した被覆銅管８では、ポリエチレンネッ
ト３やアルミ蒸着ポリエチレンフィルム４に被覆された
銅管１を波付プラスチック管７の中心部に常時保持して
おく構造となっていないため、上記ポリエチレンネット
３やアルミ蒸着ポリエチレンフィルム４を介して銅管１
が波付プラスチック管７と線接触し、この部分からの熱
の逃げが大きいという欠点があった。

「発明の目的」 したがって、本発明の目的とするところは鋼管の周りを
空気層で取り囲むことによって断熱効果が非常に向上し
、かつ中心の銅管などの金属管が波付プラスチック管の
中央部に常時保持され、管全体を曲げ加工した場合にも
中央の金属管が波付プラスチック管の曲率に沿って座屈
することなく曲げ加工されるような被覆鋼管を提供する
ことである。

「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するために本発明が採用する主たる手段
は、最外層に波付プラスチック管を配し、最内層の金属
管との間に空間を配した被覆断熱管において、上記波付
プラスチック管に波付部の内径よりも管中心方向へ突出
する突起を散点状に配設した点を要旨とする被覆断熱管
である。

「発明の作用」 本発明は上記のように構成したので、波付プラスチック
管の内側に散点状に突出する突起によって金属管が点的
に支持される。したがって、金属管の熱は上記点的に接
触した突起を伝わって波付プラスチック管に伝達される
他は、金属管が波付ブ管の中央部に突起によって保持さ
れていることによって生じる空気層により、良好に断熱
される。

又、上記のように突起によって金属管が波付プラスチッ
ク管の中心部に保持される結果、被覆断熱管全体を屈曲
させた場合、前記突起によって中央の金属管が押され金
属管を拘束するので、その座屈が生じにくい。

「発明の効果」 したがって、本発明に係る被覆断熱管は断熱性能が非常
に良好であることと、曲げ加工における座屈傾向の少な
いことの両方の長所を合わせ持ち、給湯暖房用などの配
管材として好適である。

「実施例」 続いて、第１図乃至第５図の添付図面を参照して本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに第１図及び第３図はそれぞれ本発明の第１及
び第２の実施例に係る被覆断熱管の一部断面を含む側面
図、第２図及び第４図は第１図及び第３図に示した被覆
断熱管の横断面図、第５図（ａｌは第１図に示した被覆
断熱管を曲げ加工したときの状態を示す側断面図、同図
Φ）は突起の配置の変形例を示す第１図相当図である。

尚、第６図に示した従来の被覆鋼管と共通の要素には同
一の符号を使用して説明する。

第１図に示した実施例は第６図と比べて銅管ｌを取り囲
むポリエチレンネット３やアルミ蒸着ポリエチレンフィ
ルム４が省略されている例である、そして、第１図の実
施例において特徴的な点は、上記波付プラスチック管７
０波付部の最小内径ｄ、よりも管軸芯の方向へ突出する
多数の突起９を散点状に形成した点で、この突起９．９
・・・・・・に内接する円の半径は銅管１の外径ｄ２よ
り小さく、したがって、図示の如く、銅管１を装着した
状態で銅管１が突起９によって波付プラスチック管７の
中心部に保持されるように構成されている。

この実施例では突起９が波付プラスチック管７の同一横
段部上に等間隔で４１！！設けられている例について示
しているが、このような同一横断面上に複数の突起９を
形成する場合には、円周上に少なくとも３個の突起９を
形成することが望ましい。

これは銅管１を突起９によって保持するに通した構造だ
からである。第２図はこのような突起９を形成した部分
における横断面を示している。

本発明は更に第３図に示す如く、第６図に示したポリエ
チレンネット３及びアルミ蒸着ポリエチレンフィルム４
によって銅管１を被覆した被覆鋼管について第１図に示
した突起９と同様の突起９゜を波付プラスチック管７に
形成した例である。したがって、この場合突起９１はポ
リエチレンネット３及びアルミ蒸着ポリエチレンフィル
ム４を介して銅管１を管軸中心に保持し、銅管１から突
起９１への熱の伝達が少ないため、及びアルミ蒸着ポリ
エチレンフィルム４に囲まれた空気層５の存在によって
、更に良好な断熱効果が期待される。

上記のような突起９や９１の配置は上記の例に限定され
るものではなく、例えば、第５図（ｂｌに示したように
管軸芯の周りに螺旋状に散点配置する如くなした突起９
ｂであってもよい、この場合突起９トの数は、螺旋の１
ピッチ分に少なくとも３４（Ｂ配置することが望ましい
、（！ｌしこのような突起９トや９，９．の数はそのピ
ッチに応じて増減されるべきである。

また、本発明は上記のような鋼管のみでなく、アルミ菅
その他の金属管についても通用可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第３図はそれぞれ本発明の第１及び第２の実
８１例に係る被覆断熱管の一部断面を含む側面図、第２
図及び第４図は第１図及び第３図に示した被Ｆｊ！断熱
管の横断面図、第５図（ａ）は第１図に示した被覆断熱
管を曲げ加工したときの状態を示す側断面図、同図偽）
は突起の配置の変形例を示す第１図相当図、第６図は従
来の被ＷＩｌｉｌ管の構造を示す斜視図、第７図は同従
来の鋼管を曲げ加工した場合の状態を示す側断面図であ
る。 （符号の説明） １・・・鋼管（金属管） ３・・・ポリエチレンネット ４・・・アルミ蒸着ポリエチレンフィルム５．６・・・
空気層 ７・・・波付プラスチック管 ８・・・被覆鋼管

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）最外層に波付プラスチック管を配し、最内層の金
   属管との間に空間を配した被覆断熱管において、 上記波付プラスチック管に波付部の内径よりも管中心方
   向へ突出する突起を散点状に配設したことを特徴とする
   被覆断熱管。
2. （２）上記突起が管の同一断面または一ピッチ分の断面
   上に少なくとも３個設けられている特許請求の範囲第１
   項に記載した被覆断熱管。