JPS61262754A - 自動両面複写機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 この発明は、片面複写済み用紙をその搬送方向を反転し
て中間トレイに貯溜し、再度複写プロセス部に搬送して
用紙の両面に画像を形成するようにした自動両面複写機
に関する。

〈発明の概要〉 この発明に係る自動両面複写機は、原稿の紙サイズを検
出する手段と、原稿の紙サイズが両面複写モードに適合
するか否かを判別する手段と、中間トレイを水平に１８
０°回動させる中間トレイ回転手段とを備え、両面複写
モード時に原稿の載・置方向が不適合である場合に中間
トレイを回動し、複写用紙の搬送方向を１８０°回転す
るものである。

〈従来技術とその欠点〉 自動両面複写機は、用紙給紙部から複写プロセス部を経
由して排紙部に至る通常の用紙搬送路の他に排紙部から
複写プロセス部に連続する副搬送路が構成されている。

この副搬送路に反転搬送路と中間トレイとを備え、両面
複写モード時には片面複写済み用紙を反転搬送路に導き
、搬送方向を反転して中間トレイに一旦貯溜する。設定
枚数骨の片面複写済み用紙を中間トレイに貯溜した後、
原稿台上の原稿が裏面用原稿に変更された際に、中間ト
レイに貯溜した片面複写済み用紙を再度複写プロセス部
に搬送する。反転搬送路において搬送方向を反転するこ
とにより、中間トレイから複写プロセス部に搬送した片
面複写済み用紙の裏面が感光体表面に対向し、用紙両面
に画像を形成することができる。

以上の動作によって両面複写動作時には第４図（Ａ）に
示すように用紙前端部Ｆから複写プロセス部に搬送され
た複写用紙５１は複写工程終了後、スイッチバック搬送
路で搬送方向を反転され、中間トレイに貯溜される。こ
の時、複写用紙５１は第４図（Ｂ）に示すように表面５
１ａを上方にして貯溜されている。裏面複写動作開始時
には用紙後端部Ｂ側から複写プロセス部に搬送され、同
図（Ｃ）に示すように表裏面を反転され、同図（Ｄ）の
ように用紙裏面５１ｂを上方にして用紙後端部Ｂ側から
複写プロセス部に導かれる。したがって用紙裏面５１ｂ
には同図（Ｅ）に示す状態で画像が形成される。このた
め、複写用紙５１の用紙表面５１ａにはＦ側を上方にし
て画像が形成され、用紙裏面５１ｂにはＢ側を上方にし
て画像が形成されてしまう。即ち、画像の上下方向を用
紙搬送方向に一致して原稿を載置した゛場合には複写用
紙の表裏面で画像の上下が反対になってしまう。一般に
文書を画像とする原稿はその長手方向が画像の上下方向
になフている。したがって長手方向を用紙搬送方向に一
致させて原稿が載置された場合には両面複写動作を終了
した用紙の表裏面において画像の上下が反対になる。例
えば第５図に示すようにＡ３、Ｂ４、Ａ４Ｒ，Ｂ５Ｒ，
Ａ４、Ｂ５の各サイズの用紙を載置可能な原稿台１１ａ
では、Ａ３、Ｂ４、Ａ４ＲおよびＢ５Ｒのサイズの原稿
が載置された場合には複写用紙の表裏面において画像の
上下が反対になる。これを防止するためにはＡ４Ｒおよ
びＢ５Ｒのサイズでは載置方向をＡ４およびＢ５方向に
し、またはＡ４．Ｂ４、Ａ４ＲおよびＢ５Ｒのサイズの
Ｍ稿では表面原稿と裏面原稿とで原稿の載置方向を１８
ｏ°回転させ、画像の上下を反対にする必要がある。こ
のため、両面複写動作が煩雑になる欠点があった。

また、自動原稿送り装置を備えたものでは原稿トレイに
原稿を載置する前に原稿の画像方向の変更を行う必要が
あり、更にオペレータが画像の上下方向を考慮せずに原
稿を載置した場合にはミスコピーを発生し、稼働効率が
著しく低下する欠点があった゛。

〈発明の目的〉 この発明の目的は上記従来の欠点に鑑み、両面複写動作
時の表面複写動作と裏面複写動作において画像の上下が
反対になることによる原稿載置作業の煩雑化およびミス
コピーの発生を防止し、稼働効率を向上することができ
る自動画面複写機を提供することにある。

〈発明の構成および効果〉 この発明の自動両面複写機は、原稿の紙サイズを検出す
る検知手段と、この検知手段が検出した紙サイズが両面
複写モードに適合するか否かを判別する判別手段と、こ
の判別手段が不敵合と判別した際には、表面複写動作終
了後、裏面複写動作開始前に中間トレイを水平に１８０
°回転させる中間トレイ回転手段とを備えたことを特徴
とする上述の構成によりこの発明によれば、原稿トレイ
若しくは原稿台に載置された原稿のサイズを検知手段に
より検出し、その紙サイズが両面複写モードに適合する
か否かを判別し、原稿の紙サイズが両面複写モードに不
敵合である場合、即ち両面複写動作終了後複写用紙の表
裏面で原稿の上下が異なる場合に、裏面複写動作開始前
に表面複写動作を終了した複写用紙を貯溜している中間
トレイを１８０°回動させる。これにより裏面複写動作
時に複写用紙の上下位置を反対にすることができ、その
表裏面において画像の上下を一致することができる。し
たがって原稿の載置方向の変更をしない場合には自動両
面複写動作を行うことができなかったサイズの原稿につ
いても両面複写動作を行うことができ、ミスコピーの発
生を防止して複写機の稼働効率を向上することができる
。

〈実施例〉 （ａ）構造説明 第２図は、この発明の実施例である自動両面複写機の概
略構造を示す正面断面図である。

キャビネット３上に載置された複写機本体２の上面の原
稿台１１の上方には原稿循環送り装置１が配設されてい
る。複写機本体２およびキャビネット３の左側面にはソ
ータ１５が装着されている。複写機本体２の内部には感
光体ドラム１９が載置され、複写プロセス部を構成して
いる。複写機本体２の右側面には用紙カセット２０が装
着されており、用紙カセット２０と感光体ドラム１９と
の間にＰＳローラ２１が配設されている。感光体ドラム
１９の左側には用紙搬送ベルト１２、定着ローラ１３お
よび用紙排紙ローラ１４が配設され、複写機内用紙搬送
路３１を構成している。

原稿循環送り装置１の内部には原稿給紙ベルト５、原稿
給紙ローラ６、原稿排出ローラ７ａ、７ｂおよび原稿切
り替え爪８が配設されている。原稿給紙ベルト５と原稿
給紙ローラ６との間には原稿トレイ４が装着されている
。原稿トレイ４には載置された原稿の紙サイズおよび載
置方向を検出する原稿検知センサ４１が配設されている
。この検知センサ４１がこの発明の検知手段である。原
稿トレイ４に原稿９が載置され、その最下部に位置する
ものから順に給紙される。

複写機本体２の上面の原稿台１１の上方には原稿搬送ベ
ル）１０が配設されており、原稿給紙ベルト５および原
稿給紙ローラ６により原稿給送搬送路３６を経由して給
紙された原稿９を原稿台１１の所定の位置に搬送する。

原稿９を原稿トレイ４から給紙する際には原稿切り替え
爪８は同図に示す状態に位置し原稿給送搬送路３６を開
放している。原稿台上の原稿を回収する場合には原稿切
り替え爪８は下方に揺動し、原稿回収搬送路３７を開放
する。搬送ベルト１０は正逆両方向に回動可能にされて
おり、原稿を原稿台上に給送するとともに、原稿トレイ
４に載置された原稿の上方に排出する。

第３図（Ａ）および（Ｂ）は、上記自動両面複写機の一
部を構成する中間トレイのそれぞれ正面図および平面図
である。

中間トレイ２２の下方には回動装置４３が配設されてお
り、底板２２Ｃの裏面の中央部に回動装置４３の回動軸
４３ａの端部が固定されている。

表面の複写動作を終了し、スイッチバック搬送路により
搬送方向を反転し、両面複写搬送路３４を経由して第３
図（Ａ）に示す矢印Ｃ方向に搬送された複写用紙は底板
２２ｃと中間トレイ部用紙給紙ローラ４２との間に貯溜
される。裏面複写動作時には感光体ドラム１９の回動に
先立って中間トレイ部用紙給紙ローラ４２が矢印Ｂ方向
に移動し、貯溜した用紙を下方の中間トレイ部用紙給紙
ベルト２４に当接するよう押圧する。この動作により中
間トレイ２２に貯溜された複写用紙のうち最下部に位置
するものから順に同図に示す矢印り方向に搬送され、反
転用紙搬送路３５を経由してＰＳローラ２１に導く。

回動装置４３が駆動された際には回動軸４３ａおよび中
間トレイ２２は第３図（Ｂ）に示す矢印Ａ方向に１８０
°回動する。底板２２ｃの用紙搬送方向に垂直な両端部
の中央部には中間トレイ部用紙給紙ベルト２４に対応す
る位置に切欠き２２ａおよび２２ｂが開設されている。

同図に示すように中間トレイ部用紙給紙ベルト２４の位
置に切欠き２２ａが対応している状態で回動装置４３が
駆動されると、中間トレイ２２は矢印Ａ方向に回動し、
切欠き２２ｂが中間トレイ部用紙給紙ベルト２４に対応
する位置に停止する。

（ｂ）動作説明 第１図（Ａ）および（Ｂ）は、上記自動両面複写機の動
作を示すフローチャートである。

電源がオンされると、ステップｎｌ（以下ステップｎｉ
を単にｎｉという。）において制御部を構成する図外の
メモリに配設された両面複写モードのメモリエリアＭの
内容をＯにする。次いで原稿トレイに原稿が載置される
と、ｎ２で、その紙サイズを原稿検知センサ４１により
検出する。ｎ３でオペレータのキー操作により複写動作
に係るデータの入力および複写モードの設定が行われる
と、ｎ４で両面複写モードが設定されたか否かを判別す
る。ｎ４において両面複写モードが設定されなかった場
合にはｎ５に進み、プリントスイッチが操作されると０
６で複写動作を行う。

ｎ４において両面複写モードが設定された際にはｎｌに
進み、原稿検知センサ４１が検出した原稿のサイズがＡ
３サイズであるか否かを判別する。ｎｌにおいて原稿の
サイズがＡ３でない場合にはｎ８に進み、Ｂ４サイズで
あるか否かを判別する。ｎ８において８４でない場合に
はｎ９でＡ４Ｒ即ちＡ４サイズの用紙の長手方向の給紙
である否かを判別する。ｎ９においてＡ４Ｒでない場合
にはｎｌＯでＢ５Ｒのサイズであるか否かを判別する。

ｎｌＯにおいてＢ５Ｒでない場合にはｎ１２に進み、両
面複写モードに係る動作の制御を行う。ｎ７〜ｎｌＯの
いずれかにおいて載置された原稿がＡ４、Ｂ４、Ａ４Ｒ
またはＢ５Ｒのいずれかであった場合にはｎｌｌに進み
、前記メモリエリアＭの内容を１にしてｎ１２に進む。

ｎ１２で用紙切り替え爪２５、ソータ内用紙搬送ベルト
１８、スイッチバックローラ１７等の動作を両面複写動
作に適用するよう制御する。この後ｎ、　１３に進み、
原稿を原稿トレイ４から原稿台１１に１般送し、ｎ１４
で給紙部の用紙カセット２０から複写用紙を複写プロセ
ス部に給紙し、ｎｌ５で表面原稿に係る複写動作を行う
。表面複写動作を終了した複写用紙はｎ１６で中間トレ
イ２２に貯溜される。この後ｎ１７でメモリエリアＭの
内容が１であるか否かを判別し、■でない場合部らｎｉ
ｌの動作を行わなかった場合にはｎ１９に進み、裏面用
の原稿を原稿台１１に搬送する。ｎ１７においてＭの内
容が１である場合にはｎ１８で回動装置４３を駆動し、
中間トレイ２２を１８０°回転させ、ｎ１９に進む。裏
面原稿が原稿台１１上にセットされた後、ｎ２０で中間
トレイ２２から表面複写済み用紙を給紙し、ｎ２１で裏
面原稿に係る複写動作を行い、この裏面複写動作を終了
した用紙をｎ２２でソータに排紙する。上記動作におい
てｎ２がこの発明の検知手段に対応し、ｎ７〜ｎ１０が
同じく判別手段に対応し、ｎ１８が同じく中間トレイ回
転手段に対応する。

ｎ７〜ｎｉｌの動作により原稿の紙サイズが画面複写動
作に適合するか否かを判別し、原稿サイズがＡ３、Ｂ４
、Ａ４ＲおよびＢ５Ｒのいずれかであり、自動両面複写
動作に不適合である場合にはｎｉｌでメモリエリアＭの
内容を１にする。ｎ７〜ｎ１０においてＡ３、Ｂ４、Ａ
４ＲまたはＢ５Ｒのいずれでもない場合にはメモリエリ
アＭの内容はｎｌにおいてＯにされたままで以下の動作
に進む。ｎ１７においてメモリエリアＭの内容が１であ
るか否かを検索することにより原稿の紙サイズが両面複
写動作に不適合である場合にのみ、中間トレイ２２を１
８０°回転し、複写用紙を回転して表面に複写されてい
る画像の上下を反転することができる。

（Ｃ１他の対応 ｎ１７において原稿のサイズが両面複写動作に不適合で
あると判断した際にオペレータにその旨を表示し、中間
トレイの回転に係る回動装置の駆動をオペレータが選択
できるように構成することも可能である。このようにす
ることにより画像の上下方向がその短辺方向に一致する
原稿の両面複写動作時に中間トレイの回転によって表裏
面の画像の上下が反対になることを防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）および（Ｂ）はこの発明の実施例である自
動両面複写機の動作を示すフローチャート、第２図は同
自動両面複写機の概略構造を示す正面断面図、第３図（
Ａ＞および（Ｂ）は同自動両面複写機の一部を構成する
中間トレイのそれぞれ正面図および平面図、第４図（Ａ
）〜（Ｆ）は自動両面複写動作における画像の形成状態
を示す図、第５図は原稿のサイズを示す原稿台の平面図
である。 ２２−中間トレイ、 ４１−原稿検知センサ。 ４３−回動装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）用紙排紙部と複写プロセス部との間に、反転搬送
   路と中間トレイとを有する副搬送路を構成し、両面複写
   モード時に表面複写動作を終了した複写用紙を反転搬送
   路に導き搬送方向を反転した後、中間トレイに貯溜し、
   裏面複写動作時に中間トレイから複写プロセス部に搬送
   する自動両面複写機において、 原稿の紙サイズを検出する検知手段と、この検知手段が
   検出した紙サイズが両面複写モードに適合するか否かを
   判別する判別手段と、この判別手段が不適合と判断した
   際には表面複写動作終了後、裏面複写動作開始前に前記
   中間トレイを水平に１８０°回動させる中間トレイ回転
   手段と、を備えてなる自動両面複写機。