JPS61262216A - 2サイクルエンジンのクランク軸受潤滑構造 - Google Patents
2サイクルエンジンのクランク軸受潤滑構造Info
- Publication number
- JPS61262216A JPS61262216A JP10052185A JP10052185A JPS61262216A JP S61262216 A JPS61262216 A JP S61262216A JP 10052185 A JP10052185 A JP 10052185A JP 10052185 A JP10052185 A JP 10052185A JP S61262216 A JPS61262216 A JP S61262216A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lubricating oil
- crank
- bearing
- wall surface
- recessed groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は2サイクルエンジンのクランク軸受潤滑構造に
関するものである。
関するものである。
2サイクルエンジンの吸気通路に供給される燃料には潤
滑油が霧滴状に混入されており、燃焼室へ供給されるま
での間に、クランク軸受やピストンなどに付着して潤滑
を行うようになっている。この霧滴状の潤滑油は、上述
のように潤滑に供されるだけでなく、クランク室や掃気
通路などのように潤滑に関係のない内壁面にも付着する
。そのため、それによって潤滑不足を起こすことがない
ように、燃料には実際の潤滑に必要とされる量よりも多
めの潤滑油が混入されている。
滑油が霧滴状に混入されており、燃焼室へ供給されるま
での間に、クランク軸受やピストンなどに付着して潤滑
を行うようになっている。この霧滴状の潤滑油は、上述
のように潤滑に供されるだけでなく、クランク室や掃気
通路などのように潤滑に関係のない内壁面にも付着する
。そのため、それによって潤滑不足を起こすことがない
ように、燃料には実際の潤滑に必要とされる量よりも多
めの潤滑油が混入されている。
ところが、このように潤滑油が多めに混入されていると
、余分に残った潤滑油がマフラから白煙となって排出し
たり、またはマフラ中で凝集し、外側へオイル垂れとな
って滴下したりする。したがって、2サイクルエンジン
では、クランク軸受などの潤滑が必要な部分の潤滑を充
分に維持しながら、上記白煙やオイル垂れなどを起こさ
ないようにすることが大きな技術課題になっている。
、余分に残った潤滑油がマフラから白煙となって排出し
たり、またはマフラ中で凝集し、外側へオイル垂れとな
って滴下したりする。したがって、2サイクルエンジン
では、クランク軸受などの潤滑が必要な部分の潤滑を充
分に維持しながら、上記白煙やオイル垂れなどを起こさ
ないようにすることが大きな技術課題になっている。
本発明の目的は、従来潤滑に供されないまま壁面などに
付着していた潤滑油を、クランク軸受の潤滑に積極活用
できるようにし、それによってエンジンに供給すべき潤
滑油の絶対量を滅らし、白煙やオイル垂れの発生を低減
する2サイクルエンジンのクランク軸受潤滑構造を提供
することにある。
付着していた潤滑油を、クランク軸受の潤滑に積極活用
できるようにし、それによってエンジンに供給すべき潤
滑油の絶対量を滅らし、白煙やオイル垂れの発生を低減
する2サイクルエンジンのクランク軸受潤滑構造を提供
することにある。
上記目的を達成する本発明は、クランクウェブの側面が
対向するクランク室の内壁面に半径方向に延びる凹状溝
を形成し、この凹状溝の上縁部を掃気通路の下端に連通
させると共に、下縁部をクランク軸受へ連通させたこと
を特徴とするものである。
対向するクランク室の内壁面に半径方向に延びる凹状溝
を形成し、この凹状溝の上縁部を掃気通路の下端に連通
させると共に、下縁部をクランク軸受へ連通させたこと
を特徴とするものである。
以下、本発明を図に示す実施例により説明する。
図に示す2サイクルエンジンにおいて、1はシリンダ、
2はピストン、3は連接棒、4はクランク軸、5はクラ
ンクケースである。クランク軸4は、両端を軸受6,6
によってクランクケース5に支持され、クランクケース
5内のクランク室5aに、そのクランクウェブ4a、4
aを収納状態にしている。この収納状態において、上記
クランクウェブ4a、4aの側面と外周面とは、クラン
ク室5aの内壁面に対し極めて小さな間隙を介して近接
する状態になっている。
2はピストン、3は連接棒、4はクランク軸、5はクラ
ンクケースである。クランク軸4は、両端を軸受6,6
によってクランクケース5に支持され、クランクケース
5内のクランク室5aに、そのクランクウェブ4a、4
aを収納状態にしている。この収納状態において、上記
クランクウェブ4a、4aの側面と外周面とは、クラン
ク室5aの内壁面に対し極めて小さな間隙を介して近接
する状態になっている。
このクランク室5aには、不図示の吸気通路が連通して
おり、またクランク室5aの上部には掃気通路7,7の
下部が接続し、この掃気通路7,7を介してシリンダ1
内へ連通している。
おり、またクランク室5aの上部には掃気通路7,7の
下部が接続し、この掃気通路7,7を介してシリンダ1
内へ連通している。
上記クランク室5aの内壁面には、上記クランクウェブ
4aの側面が対面する部分に半径方向に延びる凹状溝8
が設けられている。この凹状:a8は下縁部において幅
が最も広く、下縁に向かうほど狭くなっており、かつク
ランクウェブ4aの回転方向(11線矢印八方向)に沿
って斜めに傾斜している。この凹状溝8の上縁部は掃気
通路7の下端に連通し、また下縁部は軸受6の外輪60
に設けた切欠き溝9に連通ずることにより軸受6内に通
じている。また、掃気通路7の下部からは、潤滑油孔1
0がクランクケース5を貫通して下方の軸受6へ達する
ように設けられている。
4aの側面が対面する部分に半径方向に延びる凹状溝8
が設けられている。この凹状:a8は下縁部において幅
が最も広く、下縁に向かうほど狭くなっており、かつク
ランクウェブ4aの回転方向(11線矢印八方向)に沿
って斜めに傾斜している。この凹状溝8の上縁部は掃気
通路7の下端に連通し、また下縁部は軸受6の外輪60
に設けた切欠き溝9に連通ずることにより軸受6内に通
じている。また、掃気通路7の下部からは、潤滑油孔1
0がクランクケース5を貫通して下方の軸受6へ達する
ように設けられている。
上述した2サイクルエンジンにおいて、燃料と潤滑油と
の混合気体は、不図示の吸気通路からクランク室5aへ
吸入され、さらに掃気通路7を経てシリンダ1内へ供給
される。このような吸気の流れにおいて、霧滴状の潤滑
油は一部は軸受6などに直接付着して潤滑に供されるが
、他の一部はクランク室5aや掃気通路7の内壁面に付
着する。
の混合気体は、不図示の吸気通路からクランク室5aへ
吸入され、さらに掃気通路7を経てシリンダ1内へ供給
される。このような吸気の流れにおいて、霧滴状の潤滑
油は一部は軸受6などに直接付着して潤滑に供されるが
、他の一部はクランク室5aや掃気通路7の内壁面に付
着する。
クランク室5aの内壁面に付着した潤滑油は、クランク
ウェブ4aが鎖線矢印A(第2図参照)のように回転す
るとき、その側面に随伴されて凹状溝8内に集められる
。また、掃気通路7の内壁面を流下する潤滑油も、凹状
溝8の下縁部からその凹状溝8内に集められる。このよ
うに集められた潤滑油は、重力と後続する潤滑油自身の
押圧力とにより、外輪6oの切欠き溝9から軸受6内へ
流入して潤滑に供せられる。
ウェブ4aが鎖線矢印A(第2図参照)のように回転す
るとき、その側面に随伴されて凹状溝8内に集められる
。また、掃気通路7の内壁面を流下する潤滑油も、凹状
溝8の下縁部からその凹状溝8内に集められる。このよ
うに集められた潤滑油は、重力と後続する潤滑油自身の
押圧力とにより、外輪6oの切欠き溝9から軸受6内へ
流入して潤滑に供せられる。
また、掃気通路7を流下する潤滑油の一部は、途中で潤
滑油孔10に落下して下部の軸受6へ供給され、同じく
潤滑に供せられる。
滑油孔10に落下して下部の軸受6へ供給され、同じく
潤滑に供せられる。
したがって、上述した2サイクルエンジンでは、従来ク
ランク室5aや掃気通路7の内壁面に付着したままであ
った潤滑油が、クランク軸受6の潤滑に積極的に活用さ
れ、その結果として、供給すべき潤滑油の絶対量を減ら
しても、潤滑不足を生ずることがないようにする。この
ような供給潤滑油の絶対量の低減により、燃焼室からマ
フラへ送られる潤滑油の量を減らし、白煙やオイル垂れ
の発注を低減することができる。
ランク室5aや掃気通路7の内壁面に付着したままであ
った潤滑油が、クランク軸受6の潤滑に積極的に活用さ
れ、その結果として、供給すべき潤滑油の絶対量を減ら
しても、潤滑不足を生ずることがないようにする。この
ような供給潤滑油の絶対量の低減により、燃焼室からマ
フラへ送られる潤滑油の量を減らし、白煙やオイル垂れ
の発注を低減することができる。
上述したように本発明のクランク軸受潤滑構造は、クラ
ンクウェブの側面が対向するクランク室の内壁面に半径
方向に延びる凹状溝を形成し、この凹状溝の上縁部を掃
気通路の下端に連通させると共に、下縁部をクランク軸
受へ連通させる構成にしたので、従来潤滑に供されない
ままクランク室や掃気通路の内壁面などに付着していた
潤滑油が、クランク軸受の潤滑に積極活用されるように
なる。したがって、それによって2サイクルエンジンに
供給すべき潤滑油の絶対量を減らすことができ、白煙や
オイル垂れの発生を低減することができる。
ンクウェブの側面が対向するクランク室の内壁面に半径
方向に延びる凹状溝を形成し、この凹状溝の上縁部を掃
気通路の下端に連通させると共に、下縁部をクランク軸
受へ連通させる構成にしたので、従来潤滑に供されない
ままクランク室や掃気通路の内壁面などに付着していた
潤滑油が、クランク軸受の潤滑に積極活用されるように
なる。したがって、それによって2サイクルエンジンに
供給すべき潤滑油の絶対量を減らすことができ、白煙や
オイル垂れの発生を低減することができる。
第1図は本発明の実施例によるクランク軸受潤滑構造を
設けた2サイクルエンジンの縦断面図、第2図は第1図
のn−n矢視図である。 4−クランク軸、 4a−クランクウェブ、5−・ク
ランクケース、 5a−・クランク室、6−・−・軸
受、 7−・掃気通路、 8−・−凹状溝、9・−切欠
き溝。
設けた2サイクルエンジンの縦断面図、第2図は第1図
のn−n矢視図である。 4−クランク軸、 4a−クランクウェブ、5−・ク
ランクケース、 5a−・クランク室、6−・−・軸
受、 7−・掃気通路、 8−・−凹状溝、9・−切欠
き溝。
Claims (1)
- クランクウェブの側面が対向するクランク室の内壁面に
半径方向に延びる凹状溝を形成し、この凹状溝の上縁部
を掃気通路の下端に連通させると共に、下縁部をクラン
ク軸受へ連通させたことを特徴とする2サイクルエンジ
ンのクランク軸受潤滑構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60100521A JPH0781578B2 (ja) | 1985-05-14 | 1985-05-14 | 2サイクルエンジンのクランク軸受潤滑構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60100521A JPH0781578B2 (ja) | 1985-05-14 | 1985-05-14 | 2サイクルエンジンのクランク軸受潤滑構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61262216A true JPS61262216A (ja) | 1986-11-20 |
JPH0781578B2 JPH0781578B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=14276261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60100521A Expired - Fee Related JPH0781578B2 (ja) | 1985-05-14 | 1985-05-14 | 2サイクルエンジンのクランク軸受潤滑構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0781578B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS608099U (ja) * | 1983-06-29 | 1985-01-21 | 日野自動車株式会社 | ホワイトボ−ド用拭き具 |
-
1985
- 1985-05-14 JP JP60100521A patent/JPH0781578B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS608099U (ja) * | 1983-06-29 | 1985-01-21 | 日野自動車株式会社 | ホワイトボ−ド用拭き具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0781578B2 (ja) | 1995-08-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |