JPS61260907A - 回転ドラム形切断機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、走行中の被切断材料を所定位置で切断する回
転ドラム形切断機に関するものである。

〔従来の技術〕

例えば、特公昭５７−７８４８号公報に開示されている
ように、従来使用されている回転ドラム形切断機（走行
切断機）は、回転ドラム軸心に平行な刃線が得られるよ
うに構成されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記した従来の回転ドラム形切断機では、被切断材の切
断が被切断材の＋ｌ〕−面に同時に行なわれるのでその
負荷が大きく、当然、切断機に発生する衝撃も大きい。

本発明はこの切断負荷を軽減し、切断時の衝撃を小さく
して、切断機の小型化、切断刃の寿命延長及び、基礎の
節減を図ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明では、上記の問題を解決するため、切断時に切断
負荷を、被切断材の巾方向に分散させる構成とする。即
ち、走行中の被切断機を回転する上、下の切断刃の噛合
によって切断する回転ドラム形切断機に於て、被切断材
料の切断線に対し、上下の切断刃の噛合が次の０式を満
たすように上。

下の切断刃を設ける。

β　＝ｔａｎ−’　　［ｋ（Ｖ　Ａ／Ｖ　　Ｅｌ　）・
ｔ、ａｎ　θ］・・・■但し、　　β：回転ドラム軸偏
位（角度）。

■Ａ＝被切断材料走行速度。

■ａ：回転ドラムに形成された刃線の周速度。

θ　：回転ドラムに形成された刃線の始点と終点の角度
。

ｋ　：切断線位置係数。

本発明の好ましい実施例では、材料の切断線が所望の位
置になるようにドラムの回転軸を材料の進行方向に対し
移動可能とする。

〔作用〕

本発明は、上記のように構成したので、被切断材料を所
定位置において被切断材料を金山にわたって、時系列的
に順次に連続的に切断可能で、切断負荷は被切断材の全
山にわたって同時に発生することはなくなる。又、この
時系列切断による切断線の斜行は、ドラムの回転軸を被
切断材料の進行方向に対して、被切断材料の走行速度に
応じた先６行角（被切断材料の上流側への偏向角）を設
定することで、例えば、被切断材料の長さ方向に直角な
切断線も確保できる。

これ等の点について、以下に図を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例の外ｗｌを示す斜視図であり
、切断刃１の回転ドラム２への取付状況を示す。切断刃
１の刃線ＫＬは１回転ドラム２の一端から他端の間にお
いて、角Ｏのずれをもって形成されている。このように
すると、被切断材料の巾をＷとし、被切断材料の走行速
度をＶＡとし、回転ドラム２に形成された刃線ＫＬの周
速度をＶａとすると、回転ドラム２に形成された切断刃
１の下死点は、（Ｗｔ、ａｎθ）／Ｖ、の時間で幅Ｗを
切断する。

一方、被切断材料は、その間に ［（Ｗｔａｎθ）／Ｖ！１）ＸＶＡ＝（ＶＡ／ＶＢ）Ｗ
ｔａｎθだけ進行するので、被切断材料Ｓに施こされる
切断線ＣＬは、第２図に線Ａで示す位置となる。すなわ
ち、被切断材料はＬ”（ＶＡ／ＶＢ）Ｗｅａｎθ遅れて
切断完了となり、その角度をβとすると、しａｎ　β　
”　（（Ｖ　　Ａ　／　Ｖ　　ａ　）Ｗｔ、ａｎ　θ）
／Ｗ”　（Ｖ　Ａ／　Ｖ　ａ　）ｔ、ａｎθとなる。

これを、被切断材料Ｓの長さ方向と直角な切断線Ｂとす
るには、被切断材料Ｓの下流側に先行角β。

を、ｔ、ａｎθ−１（（ＶＡ／ＶＢ）・しａｎθ〕だけ
設けて切断終了点位置とすることで得られる。

従って、回転ドラム形切断機を、巾方向の一端を基点に
被切断材料Ｓの長さ方向の上流側又は、下流側に固定又
は、移動可能に構成し、切断開始点が上記基点となると
きは、切断終了点を上記先行角βだけ下流側に、又、上
記基点が反対側のときは、切断終了点が切断開始点より
、上記先行角βだけ先行する条件となるように、反基点
側である切断開始点を、上記上流側に先行角βと同等な
角度だけ斜交させればよい。

これを実現するために回転ドラム１の駆動軸は第２ｃ図
で示すように先行角βだけ偏位させる必要がある。この
時のβは、 β　＝しａｎ−’　　［（ＶＡ／Ｖ　Ｂ　）−しａｎ　
　θ〕て与えられる。ここで、切断角度を任意に設定す
る場合には、 β　＝ｔ、ａｎ−１［ｋ　　（ＶＡ／Ｖ　ａ　）・しａ
ｎ　　θ］ｋ：形状係数 としてｋの値を適宜定めて所要の切断角度を得る。

このｋは被切断材の移動方向に直交とした回転ドラム軸
を、直角から傾ける角度に対応する。ここで、たとえば
回転ドラムを被切断材の移動と連動させると、　ＶＡ／
Ｖ　ａ　＝　Ｃ（一定）となり、β　＝　ｔ、ａｎ−’
　　（ｋ　　Ｃ−ｔａｎ　θ〕となる。

第１図に示す回転ドラム２の支持台は、切断角度を任意
としかつ切断角度を調整し得るように、回転ドラム軸を
直角から傾けるように、切断終了側を被切断材の移動方
向および逆方向に偏位させる構造になっており、偏位調
整機構が備わっている。この調整機構で、切断角度を直
角に調整し得るし、他の所要角度に調整し得る。

〔実施例〕

下記第１表の通り本発明装置と従来装置で切断を実行し
た。第１表に示すように、熱間圧延鋼板を長さ方向に直
交する切断線で切断すると、本発明例は、従来例に比し
て、負荷が′大巾に軽減され。

設構費、基礎費が格段に減少した。

本発明は１本例の他、紙　非鉄金属の走間切断において
も同等の作用・効果が得られる。

〔発明の効果〕

本発明は、切断刃を回転ドラム上に始点と終点が角０の
差を有するように設けたので、走間切断時の負荷を大巾
に軽減する。本発明の好ましい態様では該走間切断機の
回転ドラム対を一端を基点として他端を移動可能に構成
したので、被切断材料上に所要の切断線が任意に設定で
きる等、すぐれた工業的効果をもたらすものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に用いられる回転ドラムに形成した切
断刃を示す斜視図、第２図は１本発明における被切断材
料上の切断線と回転ドラム軸の設定条件を説明する平面
図である。 ｌ：切断刃　　　　　　　２：回転ドラムＳ：被切断材
　　　　　　Ｗ：幅 ＫＬ：刃線

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）走行中の被切断材を、回転する上、下の切断刃の
   噛合によって切断する回転ドラム形切断機に於て： 被切断材の切断線に対し、上、下の切断刃の噛合が次の
   ［１］式を満たすように上、下の切断刃を設けたことを
   特徴とする回転ドラム形切断機；β＝ｔａｎ＾−＾１〔
   ｋ（Ｖ＿Ａ／Ｖ＿Ｂ）・ｔａｎθ〕・・・［１］但し、
   β：回転ドラム軸偏位（角度）、 Ｖ＿Ａ：被切断材走行速度、 Ｖ＿Ｂ：回転ドラムに形成された刃線の周速度、 θ：回転ドラムに形成された刃線の始点 と終点との角度、 ｋ：切断線位置係数。
2. （２）被切断材の切断線が所望の位置になるようにドラ
   ムの回転軸を、切断材の進行方向に対し移動可能とした
   特許請求の範囲第（１）項に記載の回転ドラム形切断機
   。