JPS61260882A - 安定なβ−ガラクトシダ−ゼ水性組成物 - Google Patents
安定なβ−ガラクトシダ−ゼ水性組成物Info
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- JPS61260882A JPS61260882A JP10061285A JP10061285A JPS61260882A JP S61260882 A JPS61260882 A JP S61260882A JP 10061285 A JP10061285 A JP 10061285A JP 10061285 A JP10061285 A JP 10061285A JP S61260882 A JPS61260882 A JP S61260882A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(1) 発明の目的
〈産業上の利用分野〉
本発明は安定なアスペルギルス・オリーゼ起源のβ−ガ
ラクトシダーゼ水性組成物に関するものである。
ラクトシダーゼ水性組成物に関するものである。
β−ガラクトシダーゼは乳糖を加水分解してグルコース
とガラクトースを生成する酵素であす、医薬品、あるい
は食品製造工業(二於ける乳糖分解酵素として利用され
ている。
とガラクトースを生成する酵素であす、医薬品、あるい
は食品製造工業(二於ける乳糖分解酵素として利用され
ている。
医薬品としては、乳糖不耐症(乳糖分解酵素欠損症)の
治療や乳幼児の下痢症の治療に広く利用されている。
治療や乳幼児の下痢症の治療に広く利用されている。
食品製造工業C:於いては、乳糖除去ミルクの製造やホ
エー(固形分6.3チ、乳糖4.5チ)及びホエー粉(
固形分94.6%、乳糖72.3%)その他乳糖を多量
含む廃棄物を加水分解して、グルコース及びガラクトー
スを製造するため(二利用されている。
エー(固形分6.3チ、乳糖4.5チ)及びホエー粉(
固形分94.6%、乳糖72.3%)その他乳糖を多量
含む廃棄物を加水分解して、グルコース及びガラクトー
スを製造するため(二利用されている。
なお、これらの産業分野で実際C二利用されているβ−
ガラクトシダーゼは、主として、アスペルギルス・オリ
ーゼ(Aspergillus oryzae) 、ク
ルイベO?イセス・ラクチス(Kluyveromyc
es 1a−ctis )又はクルイベロマイセス・フ
ラギリス(K、 fragilis ) (二より産生
されている。
ガラクトシダーゼは、主として、アスペルギルス・オリ
ーゼ(Aspergillus oryzae) 、ク
ルイベO?イセス・ラクチス(Kluyveromyc
es 1a−ctis )又はクルイベロマイセス・フ
ラギリス(K、 fragilis ) (二より産生
されている。
これらの酵素は、起源により理化学的性質がかなり相違
するため、それぞれの酵素が最大活性を発揮するような
使用場面を選んで利用されている。
するため、それぞれの酵素が最大活性を発揮するような
使用場面を選んで利用されている。
例えば、医薬品(二ついては、経口投与の際。
酸性の胃液中で安定な活性を発揮する必要があるため、
至適−が酸性側にあり、且つ麹菌として古くからの使用
実績(二より安全性の点でも問題の無いアスペルギルス
・オリーゼ産生のβ〜ガラクトシダーゼが利用されてい
る。
至適−が酸性側にあり、且つ麹菌として古くからの使用
実績(二より安全性の点でも問題の無いアスペルギルス
・オリーゼ産生のβ〜ガラクトシダーゼが利用されてい
る。
〈従来の技術〉
β−ガラクトシダーゼは一般に酵素製剤としての安定性
が乏しく、特(:水溶液の場合は非常(二不安定である
。
が乏しく、特(:水溶液の場合は非常(二不安定である
。
例工ば、アスペルギルス・オリーゼ起源のβ−ガラクト
シダーゼを水溶液状態で保存した場合、最大活性は4℃
では数ケ月間維持出来るが。
シダーゼを水溶液状態で保存した場合、最大活性は4℃
では数ケ月間維持出来るが。
37℃では数日間しか維持出来ないことが知られている
。〔ジャーナル・オブ・バイオケミストリー(Jour
nal of Biochemistry)第80巻
、 1195頁。
。〔ジャーナル・オブ・バイオケミストリー(Jour
nal of Biochemistry)第80巻
、 1195頁。
1976年、〕
そのため、医薬品としては、冷所(15℃以下)保存を
必要とする固形製剤のみが市販されている。
必要とする固形製剤のみが市販されている。
使用場面の拡大あるいは使用上の簡便さのため液剤医薬
品の開発が要望六れているが、未だ。
品の開発が要望六れているが、未だ。
市販されるに到っていない。
β−ガラクトシダーゼ水溶液の安定化方法としては、■
大腸菌由来のβ−ガラクトシダーゼ(=ついて、水溶液
を凍結保存する際、その溶液C二糖類、ゼラチン又はグ
リセリンを約0,1〜5−程度添加することC二より、
凍結時の酵素の失活を防止する方法。(特開昭58−8
1782号)。
大腸菌由来のβ−ガラクトシダーゼ(=ついて、水溶液
を凍結保存する際、その溶液C二糖類、ゼラチン又はグ
リセリンを約0,1〜5−程度添加することC二より、
凍結時の酵素の失活を防止する方法。(特開昭58−8
1782号)。
■酵母(クルイペロマイセス・フラギリス)起源のβ−
ガラクトシダーゼ水溶液に10〜80チのソルビトール
を添加して、安定な水性組成物を得る方法。(USP
4464469)■発酵液よりβ−ガラクトシダーゼを
分離精製する工程Cユ於いて、被処理液中(二安定剤と
してCo−Mn−Mg”及び含硫アミノ酸の1種以上と
リン酸イオンとを共存させる方法。
ガラクトシダーゼ水溶液に10〜80チのソルビトール
を添加して、安定な水性組成物を得る方法。(USP
4464469)■発酵液よりβ−ガラクトシダーゼを
分離精製する工程Cユ於いて、被処理液中(二安定剤と
してCo−Mn−Mg”及び含硫アミノ酸の1種以上と
リン酸イオンとを共存させる方法。
(特公昭49−20515号)
などが公知である。
β−ガラクトシダーゼは9個々の酵素を詳細C二比較す
れば、それらを産生ずる微生物の種類(起源)C二より
、酵素分子としての理化学的性質に著しい差異のあるこ
とも亦知られている。
れば、それらを産生ずる微生物の種類(起源)C二より
、酵素分子としての理化学的性質に著しい差異のあるこ
とも亦知られている。
第1表は、起源の異なる9種のβ−ガラクトシダーゼに
ついて諸性質の文献値を比較したものであり9分子量は
10.5〜54■、 至適聞は3.2〜8.3.至適温
度は46〜80 (”C) 、 Km値は0.72〜9
、8 (mMloNPG )とそれぞればらつきの大き
い値を示している。
ついて諸性質の文献値を比較したものであり9分子量は
10.5〜54■、 至適聞は3.2〜8.3.至適温
度は46〜80 (”C) 、 Km値は0.72〜9
、8 (mMloNPG )とそれぞればらつきの大き
い値を示している。
このように、β−ガラクトシダーゼは起源により性質に
著るしい差異があるため、実際の使用に当ってはその使
用目的に適した理化学的性質のものが選ばれ、その酵素
C二適した安定他方′ 法が採用されているの
が現状である。
著るしい差異があるため、実際の使用に当ってはその使
用目的に適した理化学的性質のものが選ばれ、その酵素
C二適した安定他方′ 法が採用されているの
が現状である。
第 1 表
(β−ガラクトシダーゼの理化学的性質)**
本生産菌
H,コ リ − : Escherichi
ia coli。
ia coli。
K、フラギリス: Kluyveromyces fr
agilis。
agilis。
S、プノモニア: 5treptococcus pr
+eumoniae。
+eumoniae。
A、オリーゼ: AspergiJlus oryza
e。
e。
A、= ガ − : Aspergillus
niger。
niger。
P、シトリナム: Penicillium citr
inum。
inum。
P、 マルfカー1− : Penicillum m
ulticolor。
ulticolor。
T、サーモフィルス : Thermus the
rmophjJus。
rmophjJus。
傘*文 献
■ メソッド費イン命エンテモロジー(Methods
in Bnzym−ology )第5巻、212
頁、 1962年。
in Bnzym−ology )第5巻、212
頁、 1962年。
■ アグリカルデ瓢うル・アンド・バイオロジカル・ケ
ミスト−(Agricul turaI and Bi
ological chemistry )第36巻。
ミスト−(Agricul turaI and Bi
ological chemistry )第36巻。
570−577頁、 1972年。
■ バイオケミストリー(Biochemistry
)第3巻、1535ji1964年。
)第3巻、1535ji1964年。
■ ジャーナル・オプ・バイオケミストリー(Jour
nal of Bi−ochem i s t ry
)第77巻、 241−247頁、 1975年。
nal of Bi−ochem i s t ry
)第77巻、 241−247頁、 1975年。
■ メソッド・イン・エンテモロジー第28巻、 72
8−734頁、 1972年。
8−734頁、 1972年。
■ アグリカルy−ユラル・アンド・バイオロジカルケ
ミストリー第43巻、 943−950頁、 19
79年。
ミストリー第43巻、 943−950頁、 19
79年。
■ 同上 第47巻、 2533−2540頁、 1
983年。
983年。
■ 特開昭56−154991号。
■ カナディアン・ジャーナル・オプ・マイクロバイオ
ロジー(Canadian Journal of M
icroiology )第22巻、 817−825
頁、 1976年。
ロジー(Canadian Journal of M
icroiology )第22巻、 817−825
頁、 1976年。
〈発明が解決しようとする問題点〉
本発明は安定なアスペルギルス・オリーゼ起源のβ−ガ
ラクトシダーゼ水性組成物を提供すl ることを目的
とするものである。
ラクトシダーゼ水性組成物を提供すl ることを目的
とするものである。
現在、医薬品として市販されているβ−ガラクトシダー
ゼは、アスペルギルス・オリーゼ起、 源の固形製剤
のみである。
ゼは、アスペルギルス・オリーゼ起、 源の固形製剤
のみである。
β−ガラクトシダーゼの固形製剤は前述のようC二冷所
保存が義務付けられており、そのため1:本酵素を生薬
とした医薬品の流通過程ならびに取扱い(=大きな制約
をうけているのが現状である。
保存が義務付けられており、そのため1:本酵素を生薬
とした医薬品の流通過程ならびに取扱い(=大きな制約
をうけているのが現状である。
また固形製剤を例えば乳児や幼児(二与えるとき、その
ままでは飲みすらいため、一般(:水や牛乳など(=溶
解させてから与える場合が多く煩わしいことが問題であ
る。
ままでは飲みすらいため、一般(:水や牛乳など(=溶
解させてから与える場合が多く煩わしいことが問題であ
る。
これらの点に鑑み1例えば室温から高温にかけて安定で
あり、微生物汚染の極めて少なく。
あり、微生物汚染の極めて少なく。
更に飲みやすい液剤の開発が望まれるところである。
本発明者等は上述の事情により2種々の安定剤の使用を
検討し、従来困難視されていた安定なアスペルギルス・
オリーゼ起源のβ−ガラクトシダーゼ水性組成物の創製
に成功し2本発明を完成した。
検討し、従来困難視されていた安定なアスペルギルス・
オリーゼ起源のβ−ガラクトシダーゼ水性組成物の創製
に成功し2本発明を完成した。
(2)発明の構成
本発明は[マルチトール、キンリトール及びソルビトー
ルから選ばれる糖アルコールの1種又は2種以上を50
〜80%(VjAN)濃度で含有することを特徴とする
安定なアスペルギルス・オリーゼ起源のβ−ガラクトシ
ダーゼ水性組成物」(=関するものである。
ルから選ばれる糖アルコールの1種又は2種以上を50
〜80%(VjAN)濃度で含有することを特徴とする
安定なアスペルギルス・オリーゼ起源のβ−ガラクトシ
ダーゼ水性組成物」(=関するものである。
本発明に使用する糖アルコールはいづれも粉体あるいは
水溶液として工業的安価に入手し得るものである。
水溶液として工業的安価に入手し得るものである。
本発明(:使用するアスペルギルス・オリーゼ起源のβ
−ガラクトシダーゼは、古くからの使用実績(二より、
安全性が確認され副作用等の懸念の全く無いものである
。
−ガラクトシダーゼは、古くからの使用実績(二より、
安全性が確認され副作用等の懸念の全く無いものである
。
糖アルコールの使用濃度は50〜80%(へ)が好まし
い。
い。
50チ未満の場合は、安定効果が劣り、80%を超える
と、安定性の面では大差無いが糖アルコール溶解度上限
を超えてしまい取扱いにくくなる。
と、安定性の面では大差無いが糖アルコール溶解度上限
を超えてしまい取扱いにくくなる。
以下実施例によって本発明を更に詳細1=説明するが2
本発明はこれ(二よって限定されるものではない。
本発明はこれ(二よって限定されるものではない。
実施例
アスペルギルスβ−ga1.(製造番号914153
)685、000 Uを1チソルビトール500dで溶
解し。
)685、000 Uを1チソルビトール500dで溶
解し。
この溶液をダイアフローホローファイバーシステム(米
国アミコン社製、DC2型使用、ホローファイバーカー
トリッジとしてHIP30−20タイプ使用)で濃縮と
透析(透析外液として蒸留水使用)を行い、更(二限外
濾過(米国アミコン社製P M 30 F’過膜使用)
して酵素液683117 (10,0叩U〜、 96.
5q蛋白質/d)を得た。ソルビトール3.45.!i
’、蒸留水0.51Ltにこの酵素液1.0111を加
え溶解して酵素濃度202007M 、 ソルビトー
ル濃度70 % (%)のβ−ガラクトシダーゼ水性組
成物を得た。
国アミコン社製、DC2型使用、ホローファイバーカー
トリッジとしてHIP30−20タイプ使用)で濃縮と
透析(透析外液として蒸留水使用)を行い、更(二限外
濾過(米国アミコン社製P M 30 F’過膜使用)
して酵素液683117 (10,0叩U〜、 96.
5q蛋白質/d)を得た。ソルビトール3.45.!i
’、蒸留水0.51Ltにこの酵素液1.0111を加
え溶解して酵素濃度202007M 、 ソルビトー
ル濃度70 % (%)のβ−ガラクトシダーゼ水性組
成物を得た。
この水性組成物は、乳幼児に与える牛乳(二1回宛約1
d程度添加すること(二より下痢症の治療及び予防効果
を奏するものである。
d程度添加すること(二より下痢症の治療及び予防効果
を奏するものである。
この場合、従来の固形剤(粉剤、顆粒剤等)に比較して
、牛乳への添加混合が容易であり。
、牛乳への添加混合が容易であり。
5o〜60℃に加温した牛乳に添加した場合でも殆んど
失活しない優れた特性を示すものである。
失活しない優れた特性を示すものである。
また、この水性組成物は好浸透圧酵母のタルイペロマイ
セス・ルクシー(K、 rouxii )などごく限ら
れた微生物を除き、カビ、細菌、#母など殆んど総べて
の微生物が生育しないため、衛生面でも安全に使用出来
るものである。
セス・ルクシー(K、 rouxii )などごく限ら
れた微生物を除き、カビ、細菌、#母など殆んど総べて
の微生物が生育しないため、衛生面でも安全に使用出来
るものである。
また、所望(二より2食品添加物として許容される香料
1色素2等を適宜添加出来るのは勿論である。
1色素2等を適宜添加出来るのは勿論である。
(3) 発明の効果
本発明により安定なアスペルギルス・オリーゼ起源のβ
−ガラクトシダーゼ水性組成物が提供される。
−ガラクトシダーゼ水性組成物が提供される。
吹下9本発明の詳細な説明するため試験例を示す。
試験例1.(起源の異なる酵素の安定性比較試験)■
試験方法 酵素起源(酵素産生微生物)の異なる市販のl−ガラク
トシダーゼを20単位/dの濃度になるように50%(
%)ソルビトール水溶液及び70チ(%)ソルビトール
水溶液に溶解し、試験管C二5d宛封入して70℃の湯
浴中で保温し、2時間経過した時の酵素活性を測定し、
保温前の酵素活性と比較して各供試酵素の活性残存率を
算出した。
試験方法 酵素起源(酵素産生微生物)の異なる市販のl−ガラク
トシダーゼを20単位/dの濃度になるように50%(
%)ソルビトール水溶液及び70チ(%)ソルビトール
水溶液に溶解し、試験管C二5d宛封入して70℃の湯
浴中で保温し、2時間経過した時の酵素活性を測定し、
保温前の酵素活性と比較して各供試酵素の活性残存率を
算出した。
なお、酵素1単位(U)は1分間当り1μmolの0−
ニトロフェニルβ−D−ガラクトピラノシド(以下0N
PGという)を加水分解する酵素量とした。但し、起源
により酵素の理化学的性質が異なるため、酵素活性の測
定は後述するよう(二それぞれの酵素毎に、pH,温度
及び基質濃度が最適になるような条件で行った。
ニトロフェニルβ−D−ガラクトピラノシド(以下0N
PGという)を加水分解する酵素量とした。但し、起源
により酵素の理化学的性質が異なるため、酵素活性の測
定は後述するよう(二それぞれの酵素毎に、pH,温度
及び基質濃度が最適になるような条件で行った。
■ 供試酵素
下記4種の起源の異なる市販のβ−ガラクトシダーゼを
供試酵素とした。
供試酵素とした。
1)エセリシア・コリ産生のβ−ガラクトシダーゼ。
(米国シグマ会社製市販品、カタログ番号T 6008
番グレード6、以下「大腸菌β−gallという)2)
タルイベロマイセス・ラクチス産生のβ−ガラクトシダ
ーゼ。
番グレード6、以下「大腸菌β−gallという)2)
タルイベロマイセス・ラクチス産生のβ−ガラクトシダ
ーゼ。
(合同酒精会社製市販品、ラクターゼGODO−YNL
、以下[酵母β−ga1.LJという)3)クルイベロ
マイセス・フラギリス産生のβ−ガラクトシダーゼ。
、以下[酵母β−ga1.LJという)3)クルイベロ
マイセス・フラギリス産生のβ−ガラクトシダーゼ。
(米国シグマ会社製市販品、カタログ番号G−7013
番グレード12.以下「酵母β−ga1.FJという) 4)アスペルギルス・オリーゼ産生のβ−ガラクトシダ
ーゼ。
番グレード12.以下「酵母β−ga1.FJという) 4)アスペルギルス・オリーゼ産生のβ−ガラクトシダ
ーゼ。
(新日本化学工業会社製市販品、スミラクトLJ2を下
rアスペルギルスβ−ga1.Jといつ)■ 試験結果 本試験の結果は第2表(二示す通りである。
rアスペルギルスβ−ga1.Jといつ)■ 試験結果 本試験の結果は第2表(二示す通りである。
即ち、ソルビトール50%及び70%の水溶液(−溶解
したアスペルギルスβ−galは70℃に2時間保温し
た場合殆んど失活しなかった。これ(二対し、大腸菌β
−gal、酵母β−ga1.L及びFはいづれも不安定
であり、ソルビトール50(♂蕉)溶液の場合は完全に
酵素活性が消滅し、 70 % (W/W溶液の場合で
も、活性残存率がそれぞれ25.3%66.1%及び3
.6チと非常(=低い値を示した。
したアスペルギルスβ−galは70℃に2時間保温し
た場合殆んど失活しなかった。これ(二対し、大腸菌β
−gal、酵母β−ga1.L及びFはいづれも不安定
であり、ソルビトール50(♂蕉)溶液の場合は完全に
酵素活性が消滅し、 70 % (W/W溶液の場合で
も、活性残存率がそれぞれ25.3%66.1%及び3
.6チと非常(=低い値を示した。
第2表
また、第2表の成績から明らかなよう(二、β−ガラク
トシダーゼが同−属(タルイベロマイセス)0属する微
生物起源のものであっても。
トシダーゼが同−属(タルイベロマイセス)0属する微
生物起源のものであっても。
それらを産生じた微生物の種(ラクチス及びフラギリス
)が相違すれば、それぞれの酵素(酵母β−ga1.L
及び酵母β−galF)のソルビトール添加による安定
化効果(二大差を示した。
)が相違すれば、それぞれの酵素(酵母β−ga1.L
及び酵母β−galF)のソルビトール添加による安定
化効果(二大差を示した。
; なお9本発明に於いて、各酵素の活性測定は、
それぞれの酵素毎に−、湿温度び基質濃度が最適(
二なるよう(〜2次の方法で行った。
それぞれの酵素毎に−、湿温度び基質濃度が最適(
二なるよう(〜2次の方法で行った。
■ 大腸菌β−ga1.の活性測定
常法により行った。即ち。
0.1Mリン酸ナトリウム緩衝液(pH7,3) 1.
25縦。
25縦。
3.36M2−メルカプトエタノール50 pL、 3
0mM塩化マグネシウム水溶液50μを及び供試酵素液
50μtかうなる溶液を37℃、3分間保温して酵素を
活性化した後、34mMの0NPGを含む0.1Mリン
酸ナトリウム緩衝液(pH7,3) 100μtを加え
。
0mM塩化マグネシウム水溶液50μを及び供試酵素液
50μtかうなる溶液を37℃、3分間保温して酵素を
活性化した後、34mMの0NPGを含む0.1Mリン
酸ナトリウム緩衝液(pH7,3) 100μtを加え
。
さら(−37℃で10分間保温した後1mMのエチレン
ジアミンテトラアセチイト(以下EDTAという)ジナ
トリウムを含む1M炭酸ナトリウム0,54を加えて反
応を停止させ+ 420nmでの吸光度を測定し、こ
の溶液中C二生成したO−ニトロフェノールの量を求め
た。
ジアミンテトラアセチイト(以下EDTAという)ジナ
トリウムを含む1M炭酸ナトリウム0,54を加えて反
応を停止させ+ 420nmでの吸光度を測定し、こ
の溶液中C二生成したO−ニトロフェノールの量を求め
た。
■ 酵母β−gal、L及びFの活性測定法クエンドル
フ(Wendorf )等の方法〔ジャーナル・オプ・
ミルク・アンド・フッド・テクノロジ 試−(Jour
nal of Milk and Food Tech
nology ) $ 34巻。
フ(Wendorf )等の方法〔ジャーナル・オプ・
ミルク・アンド・フッド・テクノロジ 試−(Jour
nal of Milk and Food Tech
nology ) $ 34巻。
451頁、 1971年〕を若干変更して行った。即ち
。
。
27mMの0NPGを含む0.1Mリン酸カリウム緩衝
液(…7.0 ) 3 m、 5mM塩化マンガン水溶
液1d及び供試酵素液IR1を混合し、37℃、 10
分間保温した後1mMEDTAジナトリクムを含むIM
炭酸ナトリクム溶液1mを加え+ 300Orpm。
液(…7.0 ) 3 m、 5mM塩化マンガン水溶
液1d及び供試酵素液IR1を混合し、37℃、 10
分間保温した後1mMEDTAジナトリクムを含むIM
炭酸ナトリクム溶液1mを加え+ 300Orpm。
5分間遠心分離して上清を得、その420 ranでの
吸光度を測定した。
吸光度を測定した。
■ アスペルギルスβ−ga1.の活性測定法pH4,
5に調整した5、7mM0 N P G溶液3.5ml
と供試酵素液Q、5mの混合液を30℃(=10分間保
った後1M炭酸ナトリウム溶液1ゴを加えて反応を停止
させ、この溶液の420nmでの吸光度を測定し生成し
たO−ニトロフェノールの量を求めた。
5に調整した5、7mM0 N P G溶液3.5ml
と供試酵素液Q、5mの混合液を30℃(=10分間保
った後1M炭酸ナトリウム溶液1ゴを加えて反応を停止
させ、この溶液の420nmでの吸光度を測定し生成し
たO−ニトロフェノールの量を求めた。
上記1)〜3)の方法C二於いて、酵素1単位0け1分
間当り11IXnOIの0NPGを加水分解するん素置
とした。
間当り11IXnOIの0NPGを加水分解するん素置
とした。
験例2.(糖アルコールの種類別安定性比較試験)
アスペルギルスβ−ga1. を蒸留水で充分(二透
析して脱塩後、濃度50チ(%)の各種の塘アルコール
水溶液(=濃度430U/、9T二なるように溶解し。
析して脱塩後、濃度50チ(%)の各種の塘アルコール
水溶液(=濃度430U/、9T二なるように溶解し。
各溶液を5g宛試験管に封入し、 70℃湯浴中で30
分間保温後の酵素活性を測定し、保温前の活性と比較し
て酵素活性残存率を算出した。
分間保温後の酵素活性を測定し、保温前の活性と比較し
て酵素活性残存率を算出した。
本試験の結果は第3表f二示す通りである。
第 3 表
試験例3.(糖アルコールの濃度別安定性比較試験)
アスペルギルスβ−ga1.を充分C二透析して脱塩後
、濃度10%(ヤ嘔)、30チ(W/W)、50チ(V
j/W)、70%(%)及び80%(”/W)のソルビ
トール水溶液(=濃度430 U/、91=なるように
溶解し、各溶液を5g宛試験管C封入し、70℃湯浴中
で30分間保温後の酵素活性を測定し、保温前の活性と
比較して酵素活性残存率を算出した。
、濃度10%(ヤ嘔)、30チ(W/W)、50チ(V
j/W)、70%(%)及び80%(”/W)のソルビ
トール水溶液(=濃度430 U/、91=なるように
溶解し、各溶液を5g宛試験管C封入し、70℃湯浴中
で30分間保温後の酵素活性を測定し、保温前の活性と
比較して酵素活性残存率を算出した。
なお、比較のためソルビトール水溶液の代り(=水を使
用して同様な試験を行った。
用して同様な試験を行った。
本試験の結果は、第4表に示す通りである。
第4表
試験例4.(耐熱性試験)
アスペルギルス・オリーゼ種(二属するが菌株の相違す
る微生物によって産生された2種のβ−ガラクトンダー
ゼを、 70%(%)濃度のソルビトール水溶液中にそ
れぞれ所定濃度(=溶解し。
る微生物によって産生された2種のβ−ガラクトンダー
ゼを、 70%(%)濃度のソルビトール水溶液中にそ
れぞれ所定濃度(=溶解し。
5d宛試験管に封入後80℃湯浴中で30分、1時間及
び2時間保温した時の酵素活性を測定し。
び2時間保温した時の酵素活性を測定し。
保温前の活性と比較して酵素活性残存率を算出した。
なお、供試酵素及び酵素濃度は以下の通りであるO
(イ)供試酵素
試料1:(アスペルギルスβ−ga1.)試料2:(ア
スペルギルス・オリーゼU −8(微工研菌寄第737
8号)が産 生したβ−ガラクトシダーゼ〕 ←)酵素濃度 試料1 : 766U/its 試料2 : 272U/1111 本試験の結果は第5表(二示す通りである。
スペルギルス・オリーゼU −8(微工研菌寄第737
8号)が産 生したβ−ガラクトシダーゼ〕 ←)酵素濃度 試料1 : 766U/its 試料2 : 272U/1111 本試験の結果は第5表(二示す通りである。
第5表
第5表から明らかなように2本発明のβ−ガラクトシダ
ーゼ水性組成物は、比較的短時間であれば80℃の高温
でも活性低下の少ない耐熱性を示した。
ーゼ水性組成物は、比較的短時間であれば80℃の高温
でも活性低下の少ない耐熱性を示した。
Claims (1)
- マルチトール、キシリトール及びソルビトールから選ば
れる糖アルコールの1種又は2種以上を50〜80%(
W/W)濃度で含有することを特徴とする安定なアスペ
ルギルス・オリーゼ起源のβ−ガラクトシダーゼ水性組
成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60100612A JPH0728741B2 (ja) | 1985-05-14 | 1985-05-14 | 安定なβ−ガラクトシダ−ゼ水性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60100612A JPH0728741B2 (ja) | 1985-05-14 | 1985-05-14 | 安定なβ−ガラクトシダ−ゼ水性組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61260882A true JPS61260882A (ja) | 1986-11-19 |
JPH0728741B2 JPH0728741B2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=14278666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60100612A Expired - Lifetime JPH0728741B2 (ja) | 1985-05-14 | 1985-05-14 | 安定なβ−ガラクトシダ−ゼ水性組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0728741B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5621094A (en) * | 1990-05-14 | 1997-04-15 | Quadrant Holdings Cambridge Limited | Method of preserving agarose gel structure during dehydration by adding a non-reducing glycoside of a straight-chain sugar alcohol |
WO2009151042A1 (ja) * | 2008-06-10 | 2009-12-17 | オリエンタル酵母工業株式会社 | 食品用老化防止剤の耐熱化 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57118790A (en) * | 1981-01-14 | 1982-07-23 | Takeda Chem Ind Ltd | Freeze-dried substance containing beta-d-galactosidase |
JPS589688A (ja) * | 1981-07-06 | 1983-01-20 | Toyobo Co Ltd | 安定な酵素組成物 |
-
1985
- 1985-05-14 JP JP60100612A patent/JPH0728741B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57118790A (en) * | 1981-01-14 | 1982-07-23 | Takeda Chem Ind Ltd | Freeze-dried substance containing beta-d-galactosidase |
JPS589688A (ja) * | 1981-07-06 | 1983-01-20 | Toyobo Co Ltd | 安定な酵素組成物 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5621094A (en) * | 1990-05-14 | 1997-04-15 | Quadrant Holdings Cambridge Limited | Method of preserving agarose gel structure during dehydration by adding a non-reducing glycoside of a straight-chain sugar alcohol |
WO2009151042A1 (ja) * | 2008-06-10 | 2009-12-17 | オリエンタル酵母工業株式会社 | 食品用老化防止剤の耐熱化 |
JP5570982B2 (ja) * | 2008-06-10 | 2014-08-13 | オリエンタル酵母工業株式会社 | 食品用老化防止剤の耐熱化 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0728741B2 (ja) | 1995-04-05 |
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