JPS61260383A - 貨幣識別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動販売機や遊戯機などに用いる識別装置に関
する。

〔開示の概要〕

本発明は自動販売機などに用いる貨幣識別装置において
、硬貨の通路を紙幣の通路の一部に設け、硬貨の通路に
沿って硬貨と紙幣に共用のセンサを設けることによって
、小形で安価な貨幣識別装置を提供する技術を開示する
ものである。なお、この概要はあくまでも本発明の技術
内容に迅速にアクセスするためにのみ供されるものであ
って、本発明の技術的範囲および権利解釈に対しては何
の影響も及ぼさないものである。

〔従来の技術〕

従来１通貨の識別は硬貨と紙幣はそれぞれ異なる原理に
よって別々に行われていた。

硬貨の識別法としては、外形、材質などを機械的に識別
する方法、検知コイルを用いてそのインダクタンス変化
から電気的に識別する方法が知られている、一方、紙幣
の識別法としては、光学的に外形を検査して識別する方
法、インクの材質、特に磁性を検査して識別する方法な
どが知られている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このように、硬貨と紙幣では識別の方法が異なるために
、従来は硬貨専用識別機、紙幣専用識別機が使われてい
た。硬貨と紙幣の共用識別機においても硬貨用と紙幣用
の別々の識別部を必要としていた。近年、自動販売機な
どが広く使われ、高額紙幣を含む多種類の貨幣の識別装
置が求められているが、従来の装置では上述した理由に
より、装置の大形化、高額化がさけられなかった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明はこれらの欠点を解消するために、硬貨の通路を
紙幣の通路の一部となし、硬貨通路に沿って硬貨と紙幣
に共用しうるセンサを設けて識別を行うものである。

〔作　　用〕

貨幣の入口および通路の共用化によって装置を小形にで
きる。また、磁気抵抗効果素子を取りつけた鉄心にコイ
ルを巻いた共用センサを設け、硬貨識別時にはコイルを
ブリッジの一辺をなすインダクタンスとして、紙幣識別
時には鉄心を励磁して磁気抵抗効果素子を作動させる励
磁コイルとして用いるので、装置の小形化、低価格化が
可能である。

〔実　施　例〕

第１図および第２図は本発明の実施例を示す図で、第１
図（ａ）は貨幣識別’Ｊ、Ｈの要部断面を含む概要図、
第１図（ｂ）は同図（ａ）の矢印Ａ方向から見た貨幣入
口を示す図、第２図は第１図（ａ）におけるＸ−Ｙ軸に
沿った断面図である。第１図において、ｌは自動販売機
等の本体、２は貨幣導入部、３は貨幣案内板、４は受板
で、貨幣は案内板３と受板４で構成される通路を通る。

５は紙幣用通路、６は硬貨用通路で紙幣用通路５の一部
を共用しているが間隔が広くなっている。　７ａ、７ｂ
はそれぞれ公知の入口センサで、例えば発光素子と受光
素子で構成され、物体の通過を透過光または反射光の変
化によって感知し、信号を発生する。入口センサ７ａ、
７ｂの出力信号は図示しない判定回路に入力される。８
は紙幣の識別開始を指示するセンサで、入口センサ７ａ
、７ｂと同様の公知のセンサを用いる。９はモータ、１
０は減速歯車、１１は紙幣搬送用ベルト、１２は硬貨拳
紙幣共用のセンサで詳細は後に示す、　１３は紙幣用セ
ンサで、磁気抵抗効果素子などを使った公知のセンサで
も、１２と同じセンサでも良い、１４は硬貨用の公知の
出口センサ、１５は硬貨のガイド、１Ｇは硬貨収納機構
、１７は公知の引抜防止金具である。第２図において１
８はシャフト、１１はシャフト１８にとりつけられたプ
ーリーでシャツ）１Ｂの回転をベル）１１に伝える＊　
２０ａ。

２０ｂは送り車で、２０ａは硬貨と紙幣の双方を送るの
で羽根車が望ましく、２０ｂは紙幣のみを送るので、ロ
ーラでよい。

第３図は本発明の貨幣識別装置において重要な役割を果
す共用センサ１２の概要を示す図である。

図中２１は鉄心で、焼結磁性材料、積層磁性材料などで
作られる。鉄心２１にはコイル２２が巻回されると共に
、磁気抵抗効果素子２３が取りつけられ、鉄心２１、コ
イル２２、磁気抵抗効果素子２３で共用センサ１２を構
成する。　２４ａ、２４ｂはコイル２２のリード線、２
５ａ、２５ｂ、２５ｃは磁気抵抗効果素子２３のリード
線、２６はカバーである。コイル２２は金属検知の場合
にはインダクタンスとして、磁気検知の場合には励磁コ
イルとして用いられる。磁気抵抗効果素子２３は磁気検
知に用いられるもので、図示のように鉄心の中央でなく
、端部に設けてもよい、また磁気抵抗効果素子２３は２
個の素子を直列につなぎ、その両端からリード線２５ａ
、２５ｃを、２素子の接続部からリード線２５ｂをとり
だしているが、素子数は２個に限らず、磁気抵抗効果素
子の抵抗変化の検出も図示のような３端子法には限定さ
れない、第４図は共用センサ１２を動作させる回路の例
を示す図である。　３１．３２は抵抗、３３は半固定イ
ンダクタンス、３４は交流電源で、これらでブリッジ回
路の部分を構成する。３５は第３図に示した共用センサ
１２の等両回路であり、３６はコイル２２に相当するイ
ンダクタンス、３７．３８は磁気抵抗効果素子２３に相
当する抵抗、３８は前述した判定回路の出力信号によっ
て動作する切換スイッチ、４０は励磁用直流電源、４１
は磁気検知用電源、４２は制限抵抗、４３　、４４は増
幅器、　４５．４８は出力端子である。

次に第１図の貨幣識別装置の動作を説明する。

貨幣入口から硬貨を入れると、硬貨は案内板３と受板４
との間隔の広い部分である硬貨通路５内を落下し、その
際入口センサ７ｂを動作させる８紙幣の場合は入口セン
サ７ａ、７ｂの両方を動作させる。

人口センサ？ａ、７ｂの出力は図示しない判定回路に入
力される０判定回路は７ｂの出力のみが入力された時は
貨幣が硬貨であると判定し、７ａ、７ｂ双方の出力が入
力された時は貨幣が紙幣であると判定し、その判定結果
に従って後に述べるように共用センサ１２の回路を切換
える。このような判定回路は公知の回路によって構成で
きる。

まず、硬貨が入れられた場合について説明する。硬貨が
入口センサ７ｂのみを動作させるので、判定回路は第４
図の切換スイッチ３３を■側に切換えてインダクタンス
３Ｂ（コイル２２）をブリッジの一辺とする。共用セン
サ１２に硬貨が接近すると、コイル２２のインダクタン
スが貨幣の種類に応じて変化するので、ブリッジ回路の
出力電圧が変化する。出力電圧の変化は増幅器４３で増
幅される。増幅器４３の出力は、自動販売機、両替機な
ど貨幣識別装置が用いられている機器の種類、目的に応
じて、ＲＯＭや制御機構などへ入力される。共用センサ
１２によって識別された硬貨はガイド１５に沿って出口
センサ１４を通り、硬貨収納機構１６へ入る。

紙幣の場合は、挿入された紙幣は入口センサ７ａ　、　
７ｂの双方を動作させる。前述した判定回路は７ａ　、
　７ｂの両方の出力信号を受けて貨幣が紙幣であると判
定し、第４図の切換スギ−２チ３９を■側に切換えると
共に、モータ９を起動し、ベル）１１を紙幣を搬送する
ように駆動させる０紙幣が識別開始指示センサ８に達す
ると識別が開始される。

切換スイッチ３３が■側へ切換えられているので、共用
センサ１２のコイル２２は励磁用直流電源４１に接続さ
れる。コイル２２は励磁コイルとして働き、鉄心２１は
磁化される。そのため磁気抵抗効果素子２３は一定の抵
抗値を示すが、磁性体を含有するインクで印刷された紙
幣が、磁気抵抗効果素子２３の近傍を通過すると、その
磁性体の磁気によって磁気抵抗効果素子２３の内部抵抗
３？　、３８が紙幣の種類に応じて変化する。磁気抵抗
効果素子２３は制限抵抗４２を介して電源４１に接続さ
れているので、抵抗変化量を取り出すことができる。増
幅器４４は抵抗変化量を増幅して信号を出力する。増幅
器４４の出力は硬貨の場合と同様、機器の種類、目的に
応じて次の制御機構などへ入力される１紙幣の識別には
変造防止などのため、紙幣の一端部のみでなく、２箇所
またはそれ以上の箇所での識別が行われる０紙幣センサ
１３はそのためのもので、公知のセンサでも、共用セン
サ１２と同種のものでもよい０紙幣が搬送され、引抜き
防止金具１７を通りすぎると引抜防止金具１７は終了信
号を出力し、識別操作が終了する。引抜き防止金具は公
知の装置と同様に紙幣の不正常な引抜きを防ぐ役割りも
果す。

なお、磁気抵抗効果素子の動作の安定上、第４図に示し
た励磁用電源４０は定電流電源であることが望ましく、
磁気検知用電源４１は定電圧電源、定電流電源のいずれ
も用いうる。磁気抵抗効果素子２３の抵抗値変化を取り
出す方法は第４図に図示した方法に限らないことは言う
までもない、共用センサ１２は必要に応じて複数設けて
もよい。

〔発明の効果〕

本発明によれば硬貨の通路を紙幣の通路の一部に設け、
しかも硬貨通路を確定できるので、貨幣入口を一つにで
き、しかも硬貨と紙幣に共用しうるセンサを用いている
ので、貨幣識別装置の小型化、低価格化が可能である。

特に本発明の装置は薄形にできるので、パチンコ台と台
の間のような狭い個所への取付けに際して有利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の貨幣識別装置の実施例の要部断面を含
む概要図、 第２図は第１図のＸ−Ｙ軸に沿う断面図、第３図は共用
センサの概要を示す図、 第４図は共用センサを動作させる回路の例を示す図であ
る。 １・・・本体、 ５・・・紙幣通路。 ６・・・硬貨通路、 ７ａ、７ｂ・・・入口センサ、 ８・・・識別開始指示センサ、 １１・・・ベルト、 １２・・・共用センサ、 １３・・・紙幣センサ、 １４・・・出口センサ、 ２１・・・鉄心、 ２２・・・コイル、 ２３・・・磁気抵抗効果素子、 ３５・・・共用センサの等価回路、 ３６・・・インダクンス（コイル２０）、３７．３８・
・・磁気抵抗効果素子の内部抵抗、３３・・・切換スイ
ッチ。 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）硬貨の通路が紙幣の通路の一部をなすように設けら
   れており、前記硬貨の通路に沿って硬貨と紙幣の共用セ
   ンサが設けられていることを特徴とする貨幣識別装置。 ２）硬貨の入口と紙幣の入口が共用されていることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の貨幣識別装置。