JPS61260013A - 三部分からなる多層錠 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は錠剤を服用後、すみやかに体内で有効濃度に
達するに十分な量の有効成分を放出し、その後有効濃度
を維持するために一定の速度で有効成分を放出するよう
構成した錠剤に関する。

医薬品を内服薬として服用する場合、服用回数を減らし
、睡眠中も薬効を維持するために、有効成分を長時間に
わたって放出する錠剤が、徐放錠として使用されている
。

しかしながら、従来の徐放錠は服用後、初期の有効成分
放出量が不足し、またはその後の長時間にわたる放出速
度が一定でないため、十分な治療効果を期待できない欠
点があった。

この発明は錠剤を服用後、すみやかに必要な量の有効成
分を放出し、その後長時間にわたり、一定の速度で有効
成分を放出する錠剤を目的とする。この発明を図面に基
づいて説明すると、第１図および第２図において、消化
管内で徐徐に崩壊する材料に有効成分を加えたもので、
錠剤の偏平な面に対して垂直に、柱状の有効成分を含有
する部分１を形成する。その周囲を消化管内で徐徐に崩
壊する材料で環状の有効成分を含有しない部分２を形成
する。さらに消化管内ですみやかに崩壊する材料に有効
成分を加えたもので、両部分１．２の外側を均一の厚さ
で被覆した、有効成分を含有する部分３を形成し、一体
化したものである。

この錠剤の寸法比は第２図示の環状の有効成分を含有し
ない部分２の環の幅Ｂに対し、柱状の有効成分を含有す
る部分１の柱の長さＡを、２倍以内にする。

このように構成したから、この錠剤は服用後すみやかに
外側を被覆する有効成分を含有する部分３が崩壊し、必
要な初期の有効成分量が放出される。引き続き、柱状の
有効成分を含有する部分１と環状の有効成分を含有しな
い部分２が外側から崩壊しはじめ、柱状の有効成分を含
有する部分１の両断端から、除徐に有効成分が放出され
る。

このとき、錠剤が崩壊し続けてその表面積が小さくなっ
ても、柱状の有効成分を含有する部分１の露出面積は変
らないため、有効成分の放出速度は錠剤がなくなるまで
一定に保たれる。

従って、狭心症治療薬、感冒治療薬等、服用後急速に必
要な量の有効成分を放出し、その後一定の速度で有効成
分を放出し続けることの必要な薬剤にこの錠剤を使用す
れば、治療効果を高め、服用回数を減らすことができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は錠剤の斜視図、第２図は錠剤の縦断面図である
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 錠剤の中央部を柱状の有効成分を含有する部分（１）で
   形成し、その周囲を環状の有効成分を含有しない部分（
   ２）で形成し、両部分（１）（２）の外側を均一の厚さ
   で被覆する有効成分を含有する部分（３）で形成し、一
   体化した錠剤。