JPS6125931Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6125931Y2 JPS6125931Y2 JP4541079U JP4541079U JPS6125931Y2 JP S6125931 Y2 JPS6125931 Y2 JP S6125931Y2 JP 4541079 U JP4541079 U JP 4541079U JP 4541079 U JP4541079 U JP 4541079U JP S6125931 Y2 JPS6125931 Y2 JP S6125931Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drill
- guide
- breakage
- piezoelectric element
- drills
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 9
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 5
- 241000282472 Canis lupus familiaris Species 0.000 description 13
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 6
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 5
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Drilling And Boring (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はドリル折損検出装置に関する。
従来、ボール盤の工具、すなわちドリルの折損
を検出する装置は種々開発され実用化されてきた
が、構成が簡単でしかも高精度な検出が行なえる
ものは数少なかつた。特にドリルが複数個配列さ
れ、同時に複数箇所に穴をあけることができる多
軸ボール盤などにおけるドリルの折損検出を簡単
な構成で正確に検出し得るものは少なかつた。
を検出する装置は種々開発され実用化されてきた
が、構成が簡単でしかも高精度な検出が行なえる
ものは数少なかつた。特にドリルが複数個配列さ
れ、同時に複数箇所に穴をあけることができる多
軸ボール盤などにおけるドリルの折損検出を簡単
な構成で正確に検出し得るものは少なかつた。
この考案は上記の点に鑑みてなされたもので、
ボール盤のドリルの折損を簡単な構成で高精度に
検出することができるドリル折損検出装置を提供
することを目的とする。
ボール盤のドリルの折損を簡単な構成で高精度に
検出することができるドリル折損検出装置を提供
することを目的とする。
以下この考案の一実施例を図面を参照して説明
する。第1図は多軸ボール盤の概略構成を示すも
ので、11はドリルヘツド、121〜12oはド
リルチヤツク、131〜13oはドリル、14は
ドリルヘツド11を矢印Y−Y′方向に摺動可能
に支持する支柱、15a,15bはドリル131
〜13oの位置を検出する第1、第2のドグ、1
6はドリルガイド、17は被加工材、18は加工
台である。
する。第1図は多軸ボール盤の概略構成を示すも
ので、11はドリルヘツド、121〜12oはド
リルチヤツク、131〜13oはドリル、14は
ドリルヘツド11を矢印Y−Y′方向に摺動可能
に支持する支柱、15a,15bはドリル131
〜13oの位置を検出する第1、第2のドグ、1
6はドリルガイド、17は被加工材、18は加工
台である。
第2図a,bは上記ドリルガイド16の構造を
示すものである。第2図a,bにおいて、201
〜20oは上記ドリル131〜13oに対応してガ
イド孔211〜21nが設けられたガイド体で、
これらガイド体201〜20oは枠体22により
支持されている。そして、各ガイド体201〜2
0oの両端には圧電素子1Sa,1Sb,2Sa,2
Sb,…nSa,nSbが接合されている。また、各圧
電素子1Sa,1Sb、…nSbにはそれぞれリード線
23が接続され、各圧電素子1Sa,1Sb、…nSb
は並列接続されている。
示すものである。第2図a,bにおいて、201
〜20oは上記ドリル131〜13oに対応してガ
イド孔211〜21nが設けられたガイド体で、
これらガイド体201〜20oは枠体22により
支持されている。そして、各ガイド体201〜2
0oの両端には圧電素子1Sa,1Sb,2Sa,2
Sb,…nSa,nSbが接合されている。また、各圧
電素子1Sa,1Sb、…nSbにはそれぞれリード線
23が接続され、各圧電素子1Sa,1Sb、…nSb
は並列接続されている。
第3図は第2図において、1つのガイド体(例
えばガイド体201)とその圧電素子1Sa,1
Sbを取出して示すもので、第4図はその等価回
路を示すものである。図において、Aは検流器、
Ecは基準電圧、Esは圧電素子電圧、SWはシヤン
トスイツチである。上記シヤントスイツチSWは
加工前に短絡させて圧電素子の発生電圧Esを0
とするもので加工中はシヤントスイツチSWは開
路となる。ところで、ドリル131がこのガイド
体201のガイド孔211に入つて正常な回転
(ドリルの回転方向を時計方向とする)をしてい
れば、ガイド体201が圧電素子1Sa,1Sbに
与える押圧力は第3図に示す様に矢印Z,Z′方向
となる。従つて、基準電圧に対する圧電素子から
の出力電圧すなわち基準電圧と圧電素子の出力電
圧の差電圧Eを鑑視することによりドリルの状態
を知ることができる。
えばガイド体201)とその圧電素子1Sa,1
Sbを取出して示すもので、第4図はその等価回
路を示すものである。図において、Aは検流器、
Ecは基準電圧、Esは圧電素子電圧、SWはシヤン
トスイツチである。上記シヤントスイツチSWは
加工前に短絡させて圧電素子の発生電圧Esを0
とするもので加工中はシヤントスイツチSWは開
路となる。ところで、ドリル131がこのガイド
体201のガイド孔211に入つて正常な回転
(ドリルの回転方向を時計方向とする)をしてい
れば、ガイド体201が圧電素子1Sa,1Sbに
与える押圧力は第3図に示す様に矢印Z,Z′方向
となる。従つて、基準電圧に対する圧電素子から
の出力電圧すなわち基準電圧と圧電素子の出力電
圧の差電圧Eを鑑視することによりドリルの状態
を知ることができる。
これを第5図a〜bのタイムチヤートを参照し
て説明する。第5図aは上記差電圧を示すもの
で、同図bは第1のドグ15aの出力、同図cは
第2のドグ15bの出力をそれぞれ示している。
上記第1のドグ15aはドリル131〜13oが
被加工材17を加工する直前の位置に達したとき
“1”信号を出すもので、第2のドグ15bはド
リル131〜13oが被加工材17を加工する位
置に達したとき、“1”信号を出すものである。
従つて、各ドリル131〜13oがY方向に押下
げられていないときは第1,第2のドグ15a,
15bの出力は共に“0”で、このときは差電圧
Eは極く小さくE1程度である。そしてドリル1
31〜13oが押下げられて第1のドグ15nに
達すると第1のドグ15aから“1”信号が出さ
れるが、このときはまだ被加工材17に達してい
ない。そして、ドリル131〜13oがさらに押
下げられ、被加工材17に接触して加工が始まる
と、第2のドグ15bから“1”信号が出る。こ
のとき、ドリル131〜13oが正常であれば、
ドリルガイド16の各ガイド体201〜20oに
は適度な振動が生じ、各ガイド体201〜20o
の両端に設けられた各圧電素子1Sa,1Sb,…
nSbにもこれらガイド体201〜20oの振動が
伝達し、この振動の大きさに応じ電圧が各圧電素
子1Sa,1Sb、…nSbの両端に圧電効果によつて
発生する。これら圧電素子1Sa,1Sb、…nSbに
発生した各電圧は並列回路を通つて加えられ、こ
の場合の電圧はドリル131〜13oが正常なの
で所定の電圧E2程度となる。しかしながら、第
1のドグ15aの出力が“1”になつたとき、上
記差電圧Eがある基準電圧(E3とする)より
大、つまりE>E3となつた様な場合は、あるガ
イド体に過度な力が働いてその圧電素子に大きな
電圧が発生する。従つて、この様な場合にはドリ
ル131〜13oのうち少なくとも1本が折れ曲
つているということが予測できるこれは作業中に
ドリル131〜13oが折れ曲つたとすると、そ
の変形によりガイド孔211〜21oの壁を強力
に押圧し、ガイド体201〜20oに過度な力が
働いたからである。また、第2のドグ15bの出
力が“1”となつても、上記差電圧Eがある基準
電圧E1より大きくならないと、つまりE<E1で
あると、ドリル131〜13oのうち少なくとも
1本が根本から折損しているのと予測が立つ。こ
れは作業中にドリル131〜13oがドリルチヤ
ツク121〜12oの根本から折れると、そのド
リル131〜31nの回転が伝達されないためそ
のガイド体201〜20oは静止状態と同等とな
るからである。
て説明する。第5図aは上記差電圧を示すもの
で、同図bは第1のドグ15aの出力、同図cは
第2のドグ15bの出力をそれぞれ示している。
上記第1のドグ15aはドリル131〜13oが
被加工材17を加工する直前の位置に達したとき
“1”信号を出すもので、第2のドグ15bはド
リル131〜13oが被加工材17を加工する位
置に達したとき、“1”信号を出すものである。
従つて、各ドリル131〜13oがY方向に押下
げられていないときは第1,第2のドグ15a,
15bの出力は共に“0”で、このときは差電圧
Eは極く小さくE1程度である。そしてドリル1
31〜13oが押下げられて第1のドグ15nに
達すると第1のドグ15aから“1”信号が出さ
れるが、このときはまだ被加工材17に達してい
ない。そして、ドリル131〜13oがさらに押
下げられ、被加工材17に接触して加工が始まる
と、第2のドグ15bから“1”信号が出る。こ
のとき、ドリル131〜13oが正常であれば、
ドリルガイド16の各ガイド体201〜20oに
は適度な振動が生じ、各ガイド体201〜20o
の両端に設けられた各圧電素子1Sa,1Sb,…
nSbにもこれらガイド体201〜20oの振動が
伝達し、この振動の大きさに応じ電圧が各圧電素
子1Sa,1Sb、…nSbの両端に圧電効果によつて
発生する。これら圧電素子1Sa,1Sb、…nSbに
発生した各電圧は並列回路を通つて加えられ、こ
の場合の電圧はドリル131〜13oが正常なの
で所定の電圧E2程度となる。しかしながら、第
1のドグ15aの出力が“1”になつたとき、上
記差電圧Eがある基準電圧(E3とする)より
大、つまりE>E3となつた様な場合は、あるガ
イド体に過度な力が働いてその圧電素子に大きな
電圧が発生する。従つて、この様な場合にはドリ
ル131〜13oのうち少なくとも1本が折れ曲
つているということが予測できるこれは作業中に
ドリル131〜13oが折れ曲つたとすると、そ
の変形によりガイド孔211〜21oの壁を強力
に押圧し、ガイド体201〜20oに過度な力が
働いたからである。また、第2のドグ15bの出
力が“1”となつても、上記差電圧Eがある基準
電圧E1より大きくならないと、つまりE<E1で
あると、ドリル131〜13oのうち少なくとも
1本が根本から折損しているのと予測が立つ。こ
れは作業中にドリル131〜13oがドリルチヤ
ツク121〜12oの根本から折れると、そのド
リル131〜31nの回転が伝達されないためそ
のガイド体201〜20oは静止状態と同等とな
るからである。
従つて、第1のドグ15aからの出力が“1”
でかつE〉E3となつたとき、第2ドグ15bか
ら出力が“1”でかつE〈E1のときの何れの場
合も、ドリル131〜13oに折れ曲がりあるい
は折損などの異常があることが予測できる。つま
り、折れ曲り、折損あるいはひび割れ等の異常が
あると、ドリルの回転状態に変化が生じて振動の
大きさが変化するからである。これにより異常検
出したとき、直ちに対処できて大事に至ることが
ない。
でかつE〉E3となつたとき、第2ドグ15bか
ら出力が“1”でかつE〈E1のときの何れの場
合も、ドリル131〜13oに折れ曲がりあるい
は折損などの異常があることが予測できる。つま
り、折れ曲り、折損あるいはひび割れ等の異常が
あると、ドリルの回転状態に変化が生じて振動の
大きさが変化するからである。これにより異常検
出したとき、直ちに対処できて大事に至ることが
ない。
以上説明した様にこの考案によれば、ドリルを
軸方向にガイドするガイド孔を有したガイド体
と、このガイド体の両側端に接合された圧電素子
と、このガイド体及び圧電素子を保持する枠体と
によりドリルガイドを構成し、このドリルガイド
を用いてドリルの軸方向の到達位置に応じた圧電
素子の発生電圧の大きさを監視することにより、
簡単な構成でドリルの異常を高精度に検知でき、
特に多軸ボール盤のドリル異常検知に大きな効果
を奏するものである。
軸方向にガイドするガイド孔を有したガイド体
と、このガイド体の両側端に接合された圧電素子
と、このガイド体及び圧電素子を保持する枠体と
によりドリルガイドを構成し、このドリルガイド
を用いてドリルの軸方向の到達位置に応じた圧電
素子の発生電圧の大きさを監視することにより、
簡単な構成でドリルの異常を高精度に検知でき、
特に多軸ボール盤のドリル異常検知に大きな効果
を奏するものである。
第1図は多軸ボール盤の一例を示す概略構成
図、第2図aはこの考案の一実施例によるドリル
折損検出装置の構成を示す平面図、第2図bは第
2図aのX−X′線矢視断面図、第3図は同実施
例のドリル折損検出装置の要部を取り出して示す
図、第4図は第3図の等価的な回路図、第5図a
〜cは同実施例の動作を示すタイムチヤートであ
る。 16……ドリルガイド、201〜20o……ガ
イド体、211〜21o……ガイド孔、22……
枠体、1Sa,1Sb〜nSa,nSb……圧電素子。
図、第2図aはこの考案の一実施例によるドリル
折損検出装置の構成を示す平面図、第2図bは第
2図aのX−X′線矢視断面図、第3図は同実施
例のドリル折損検出装置の要部を取り出して示す
図、第4図は第3図の等価的な回路図、第5図a
〜cは同実施例の動作を示すタイムチヤートであ
る。 16……ドリルガイド、201〜20o……ガ
イド体、211〜21o……ガイド孔、22……
枠体、1Sa,1Sb〜nSa,nSb……圧電素子。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ドリルを軸方向にガイドするガイド孔を有す
るガイド体と、このガイド体の振動が伝達され
る如く上記ドリルの軸方向に対し垂直な方向の
両端に設けられ前記ガイド体に生ずる振動の大
きさに応じた電気信号を出力する圧電素子と、
この圧電素子からの電気信号から前記ドリルの
折損および折れ曲りを検出する検出手段とを具
備したことを特徴とするドリル折損検出装置。 (2) 検出手段は、圧電素子からの電気信号とドリ
ルの軸方向の到達位置との関係からドリルの折
損およびドリルの折れ曲りを検出する実用新案
登録請求の範囲第(1)項記載のドリル折損検出装
置。 (3) ガイド体は、複数個配列され複数個のドリル
に対して折損および折れ曲りを検出する実用新
案登録請求の範囲第(1)項記載のドリル折損検出
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4541079U JPS6125931Y2 (ja) | 1979-04-06 | 1979-04-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4541079U JPS6125931Y2 (ja) | 1979-04-06 | 1979-04-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55147207U JPS55147207U (ja) | 1980-10-23 |
JPS6125931Y2 true JPS6125931Y2 (ja) | 1986-08-05 |
Family
ID=28923607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4541079U Expired JPS6125931Y2 (ja) | 1979-04-06 | 1979-04-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6125931Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-04-06 JP JP4541079U patent/JPS6125931Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55147207U (ja) | 1980-10-23 |
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