JPS61258597A - Ｐａｌ方式の色位相作成方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は、カラーテレビジョン放送方式のうちのＰＡＬ
方式によるコンポジット信号を出力する装置において用
いられ、色位相を作成する方法に関するものである。

（従来技術） ＰＡＬ方式は位相ひずみによる影響を避けるために案出
された方式である。ＰＡＬ方式では１水平ラインごとに
位相がＵ軸について対称移動されて、奇数番目ラインと
偶数番目ラインが交互に出力される。

従来のＰＡＬ方式における色位相作成方法を第５図ない
し第８図により説明する。

いま、第５図に色位相ベクトルで示されるように位相発
生回路から４個の位相１〜４を取り出すことができたと
する。例えば、バーストでは、位相ベクトル１を偶数時
のバーストとすれば、Ｕ軸に対して位相ベクトルｌと対
称な位相ベクトル２が奇数時のバーストとして選択され
る。そして。

色信号では、位相ベクトル３を偶数時の位相ベクトルと
すると、奇数時の位相ベクトルとしてはＵ軸に対して位
相ベクトル３と対称な位相ベクトル４が選択されるのが
通常のＰＡＬ方式の色位相作成方法である。その結果、
バーストと色信号の偶数側、奇数側の位相ベクトルはそ
れぞれ第６図（Ａ）及び同図（Ｂ）のようになる。

そして、これらの一対の位相ベクトルの合成は、遅延線
を用いて偶数側の信号又は奇数側の信号の一方を１水平
ライン分遅延させ、他方の信号と合成させる。そして、
合成の際、例えば第７図に記号２’、４’として示され
るように、奇数側のパース１−位相ベクトル２と色信号
位相ベクトル４をＵ軸に対して対称移動させた後、偶数
側のバースト位相ベクトル１と色信号位相ベクトル３に
それぞれ合成させる。

この場合、合成されて得られる色信号の出力位相は、第
８図に記号５として示されるように、位相発生回路から
取り出すことのできる位相のみである。

（目的） 本発明は、Ｐ　Ａ　Ｌ方式のコンポジット信号を用いる
装置において、ビデオ出力からの色位相の数を位相発生
回路から取り出すことのできる色位相の数より多くする
ための色位相作成方法を提供することを目的とするもの
である。

（構成） 本発明の色位相作成方法は、合成される一対の位相とし
てＵ軸に対して非対称な関係にある一対の位相も選択し
、それらの一対の位相を合成してもとのいずれの位相と
も異なる位相を作成することを特徴とするものである。

以下、実施例について具体的に説明する。

例として、第５図と同様に位相発生回路からは４種類の
位相を取り出すことができるものとする。

まず、バーストに関しては、第１図（Ａ）及び同図（Ｂ
）に示されるように、例えば位相ベタ１−ル１を偶数時
の位相ベクトルとすれば、Ｕ軸に対して位相ベクトル１
と対称な位相ベクトル２を奇数時の位相ベクトルとして
選択する。

しかし、色信号に関しては、Ｕ軸に対して対称な関係に
ある一対の位相ベクトルを選択することができるだけで
なく、新たな位相を取り出すことができるようにするた
めに、合成される偶数時の位相ベクトルと奇数時の位相
ベクトルの一対として、Ｕ軸に対して非対称な関係にあ
る一対の位相ベクトルも選択できるようにする。例えば
、第１図（Ａ）及び同図（Ｂ）に示されるように、偶数
時の色信号位相ベクトルとして位相ベクトル３を＝３− 選択し、それと合成される奇数時の色信号位相ベタ１−
ルとして位相ベクトル３とはＵ軸に対して非対称な位相
ベクトル３を選択する。そして、両信号の合成に際し、
第１図（Ｂ）に示される奇数側の位相ベクトル２，３を
Ｕ軸に関して対称移動させて、第２図に実線で示される
位相ベクトル２′。

３′とした後、第１図（Ａ）の偶数側の位相ベクトル１
，３と合成すると、得られる色信号出力の位相ベクトル
は、第３図に示されるように位相ベクトル１〜４のいず
れにも該当しない方向成分をもつ位相ベクトル６となる
。

本発明の色位相作成方法を実施する回路の一例を第４図
に示す。

１０は位相発生回路であり、例えばＡ〜Ｄで示される４
種類の位相が取り出されるものとする。

１２は位相発生回路】０の発生する位相を選択するデコ
ーダであり、このデコーダ１０には位相発生回路１０の
出力Ａ−Ｄがそれぞれ３本ずつに分岐して接続されてい
る。デコーダ１２は１個のデータ信号を入力すると、位
相Ａ−Ｄの分岐から１対の位相を選択するように構成さ
れている。、１４はデコーダ１２により選択された一対
の位相信号をアナログ信号に変換し、ビデオ信号として
出力するＤ／Ａ変換器である。

いま、デコーダ１２に例えばデータＡ１が入力されると
、デコーダ１２は一対の位相信号（ａｌ。

ｂ２）を選択し、また、例えばデコーダ１２にデータＡ
２が入力されると、デコーダ１２は一対の位相信号（ｂ
＋、ｄ３）を選択するというように、位相信号の選択を
行なう。そして、選択される一対の位相信号は、互いに
Ｕ軸に対して対称なものでも非対称なものでも、デコー
ダ１２により任意に設定することができる。

なお、第４図の位相の種類の数及び各位相の分岐の数は
一例である。

（効果） 本発明によれば、合成される一対の位相としてＵ軸に対
して非対称なものも選択することにより、合成された位
相が位相発生回路から取り出されたもとの位相とは異な
る位相となるようにすることができるので、その位相の
組合せを変えたり、ベクトルの大きさを変えて組み合せ
ることにより、位相発生回路から取り出しうる位相数よ
りも多種類の色位相を合成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）及び同図（Ｂ）は−実施例における位相選
択例を位相ベタ１ヘルにより示す図、第２図及び第３図
は同実施例における信号合成方法を位相ベクトルにより
示す図、第４図は本発明を実施する回路の一例を示すブ
ロック図、第５図は位相発生回路から取り出される位相
をベクトルにより示す図、第６図（Ａ）及び同図（Ｂ）
は従来の位相選択例を位相ベクトルにより示す図、第７
図及び第８図は従来の信号合成方法を位相ベクトルによ
り示す図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ＰＡＬ方式によるコンポジット信号での色位相を
   作成する方法において、 合成される一対の位相としてＵ軸に対して非対称な関係
   にある一対の位相も選択し、 それらの一対の位相を合成してもとのいずれの位相とも
   異なる位相も作成することを特徴とする色位相作成方法
   。