JPS61255707A - 穿孔素管内面の潤滑方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、マンネスマン穿孔機における穿孔時の穿孔
素管内面の潤滑方法に関するものである。

〔従来技術とその問題点〕

継目無鋼管の製造方法の１つとして、マンネスマン穿孔
機による穿孔素管を使用したマンドレルミル圧延が知ら
れている。マンドレルミル圧延は、所定温度に加熱され
た丸鋼片をマンネスマン穿孔機でその中心に孔をあけ穿
孔素管を作り、この穿孔素管中にマンドレルバーを挿入
しマンドレルミルで所定の寸法に圧延し、成形および仕
上げ加工等を施して製品とすることからなっている。

マンネスマン穿孔機による丸鋼片の穿孔は、垂直面内で
互いに反対方向に所定角度傾斜した１対の回転する穿孔
ロール間に所定温度に加熱された丸鋼片を装入し、その
先端に穿孔プラグが取り付けられたマンドレルバ−の前
記穿孔プラグを前記丸鋼片の端面に当接し、穿孔するこ
とによって行なわれる。

このようなマンネスマン穿孔機によって穿孔された穿孔
素管をマンドレルミルで圧延するに際し、圧延作業性お
よび製品品質の向上のために、穿孔素管の内面に潤滑剤
を塗布することが行なわれている。穿孔素管の内面への
潤滑剤の塗布は、従来例えば特開昭５７−１９３２１２
号公報によって開示されているように、マンドレルバー
が穿孔素管から引抜かれた後、冷却される前に、マンド
レルバ−の表面に潤滑剤をノズルからの吹き付けによっ
て塗布することなどによって行なわれる。

しかしながら、このような従来の方法による潤滑剤の塗
布は、潤滑剤が約３０％ロスし且つマンドレルバーの円
周方向および長手方向に均一に塗布することが困難であ
る上、マンドレルバ−の搬送中に潤滑剤が減少、離脱す
る問題がある。

また、例えば特公昭５３−３３１０４号公報によって開
示されているように、穿孔素管の内部に黒鉛等の粉体潤
滑剤を供給する方法も知られているが、この方法は、穿
孔素管の管端から潤滑剤を供給するものであるから、素
管内面に対する均一供給が極めて困難である問題がある
。

〔発明の目的〕

従って、この発明の目的は、マンドレルミル圧延におけ
る穿孔素管の内面への潤滑剤の塗布を、潤滑剤のロスが
無く且つ均一に短時間で行なうことができる穿孔素管内
面潤滑法を提供することにある。

〔発明の要旨〕 この発明は、マンネスマン穿孔機によって穿孔中の穿孔
素管の内面に、前記穿孔のための、その先端に穿孔プラ
グが取シ付けられたマンドレルバーを通して、その先端
近傍から潤滑剤を噴射し、前記穿孔素管の内面に潤滑剤
を塗布することに特徴を有するものである。

〔発明の構成〕

次に、この発明の方法を図面を参照しながら説明する。

Ｍ１図はこの発明の方法に使用される穿孔用マンドレル
バーの概略正面図、第２図は穿孔用マンドレルバ−の拡
大概略部分断面図である。図面に示すように、その先端
に穿孔プラグ１が取シ付けられたマンドレルバ−２の後
端は、上下１対の穿孔ロール３に向けて水平方向に移動
可能なスラストブロック１２によって支持されている。

マンドレルパー２内には、その軸線に沿い同心に内側か
ら外側に向って潤滑剤供給管４と冷却水供給管５とが設
けられている。そして、マンドレルバー２の穿孔プラグ
１が取シ付けられる先端部には、その円周上に少なくと
も１つの潤滑剤噴射ロアを有するブロック６が取シ付け
られている。

ブロック６には、その一端が潤滑剤供給管４と嵌合され
、その他端が潤滑剤噴射ロアに至る孔８が設けられてい
る。従って、潤滑剤は、潤滑剤供給管４および孔８を通
って、潤滑剤噴射ロアから噴射される。

冷却水供給管５の先端とブロック６の内壁面との間には
空間９が形成されている。従って、冷却水供給管５とマ
ンドレルバー２との間の空１！１ｉｌｌを通って連続的
に送シ込まれた冷却水は、空間９および冷却水供給管５
と潤滑剤供給管４との間の空隙１０を通って排出され、
その間にマンドレルバー２は冷却される。

上下１対の穿孔ロール３間に所定温度に加熱された丸鋼
片が供給されると、スラストブロック１２が穿孔ロール
３に向けて移動し、マンドレルバ−２の先端に取シ付け
られた穿孔プラグ１によって、丸鋼片に対する穿孔が開
始される。

予め設けられた穿孔素管の位置センサー、穿孔電流およ
びスラストブロック１２の作動タイミング等によって、
潤滑剤の噴出タイミングを設定し、因示しない開閉弁の
操作によって、潤滑剤供給管４に対する潤滑剤の供給を
行なう。

マンネスマン穿孔機の穿孔ロール３に装入された丸鋼片
は、その軸線を中心として回転しながら穿孔されるので
、マンドレルバ−２の潤滑剤噴射ロアから噴射された潤
滑剤は、穿孔素管の内周面に均一に塗布される。

次Ｋ、この発明を実施例により説明する。

外径１２０〜１７０肱の丸鋼片を使用し、マンドレルミ
ルによって外径１３９．８ｕｃ以下の継目無鋼管を製造
した。マンネスマン穿孔機によって穿孔された穿孔素管
の長さは６ｍであシ、その移動速度は１．１　ｍ／　ｓ
ｅｅである。従って、穿孔中の素管の内部に、この発明
の方法によシロ秒間潤滑剤を噴射することによって、穿
孔素管の内部にその全長にわたって潤滑剤を均一に且つ
潤滑剤のロスがなく塗布することができた。

穿孔機における穿孔中の素管は、その尾端が、穿孔プラ
グの位置から約１ｍ離れた位置まで前進する。従って、
潤滑剤噴射ロアは、マンドレルバ−２の先端から１ｍ以
内の任意の位置に設ければよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明によれば、マンドレルミ
ル圧延における穿孔素管の内面への潤滑剤の塗布を、潤
滑剤のロスが無く且つ均一に短時間に行なうことができ
、この結果、膜剥離等による偏肉が発生することがなく
、品質の優れた継目無鋼管を製造することができる工業
上優れた効果がもたらされる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の方法に使用される穿孔用マンドレル
バ−の概略正面図、第２図は穿孔用マンドレルバ−の拡
大概略部分断面図である。図面において、 １・・・穿孔グラブ　　　　２・・・マンドレルバー３
・・・穿孔ロール　　　　４・・・潤滑剤供給管５・・
・冷却水供給管　　　６・・・ブロック７・・・潤滑剤
噴射口　　　８・・・孔９・・・空間　　　　　　　１
０，１１・・・空隙１２・・・スラストブロック

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. マンネスマン穿孔機によつて穿孔中の穿孔素管の内面に
   、前記穿孔のための、その先端に穿孔プラグが取り付け
   られたマンドレルバーを通して、その先端近傍から潤滑
   剤を噴射し、前記穿孔素管の内面に潤滑剤を塗布するこ
   とを特徴とする穿孔素管内面の潤滑方法。