JPS61254781A - 金庫等の芯材 - Google Patents

金庫等の芯材

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JPS61254781A
JPS61254781A JP9449485A JP9449485A JPS61254781A JP S61254781 A JPS61254781 A JP S61254781A JP 9449485 A JP9449485 A JP 9449485A JP 9449485 A JP9449485 A JP 9449485A JP S61254781 A JPS61254781 A JP S61254781A
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pipes
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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、金庫のように防盗性を要求される什器等にお
いて、その防盗性を高めるために本体や扉の壁体内に配
設するようにした芯材の改良に関するものである。
〔従来技術〕
金庫は通常、ある程度の断熱製をもたせるためその本体
又は扉の壁体内部にコンクリート等の耐火断熱材を充填
した構造になっている。一方、金庫は防盗性を使命とす
るものであるから、本体や扉も外部からの各種の攻撃に
耐え得るようにせねばならないが、単に壁体内部にコン
クリート等を充填したのみでは電気ドリルやハンドグラ
インダーを用いた穿孔攻撃に対処できないという問題が
ある。
そこで、壁体内に充填したコンクリート層中にドリルの
侵入を阻止するための部材を埋設することが提案されて
いる。例えば実公昭45−20645号公報には、断面
波形に屈曲した鋼板をコンクリート層内に埋設すること
が、実公昭41−15923号公報には、表面に山形の
突起を形成した耐雄性素材より成るブロックを多数コン
クリート層中に埋設することが、それぞれ開示されてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、金庫を破る手段としては前記電気ドリル、ハ
ンドグラインダーによる切削手段の他にバーナーによる
溶断やハンマーによる衝撃破壊がある。ところが前記両
公報の発明のようにコンクリート層中にブロック等を単
に埋設したものに過ぎない場合には、ドリル、バーナー
の単独の攻撃には一応対処できるが、コンクリートは衝
撃に弱くハンマーの攻撃で破壊され易いため、一旦ハン
マーでコンクリート層を破壊してからドリルやバーナー
を使用されると、容易に破られてしまうという致命的な
欠点があった。この対策として本体や扉を特殊鋼で一体
的に鋳造するとか壁体の肉厚を厚くする等の手段が考え
られるが、これらの手段は製造コストの上昇や必要以上
の重量増大等の新たな問題を生じるため一般的でない。
本発明は、金庫等の本体や扉の壁体内部に配設するよう
にした芯材に工夫を加えることによって、これらの問題
点を解消しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
このため本発明では、本体や扉の肉厚内に配設するよう
にした芯材を形成するに当たり、本体又は扉の壁面と略
平行に配設するようにした鋼製等の平板状基板の片面又
は両面に、当該基板の平面と略直交して突出する金属製
パイプ又は金属製帯状板を多数配列し、当該各パイプ又
は各帯状板で囲われた部位に互いに分断された多数の空
所を形成する一方、前記各パイプ又は各帯状板を前記基
板に対して固着したことを特徴とする構成にしたものあ
る。
〔発明の作用〕
このように構成した芯材は、その空所にコンクリート等
の断熱材を充填した状態で金庫本体や扉の壁体内に配設
されることになる。つまり、芯材を核として本体や扉を
形成することになる。
従ってその金庫等を破るにはこの芯材にある程度の孔を
穿設せねばならないが、多数のパイプ又は帯状板が基板
の平面から略直交して突出した状態で固着されているの
で、ドリル等である程度の大きさの孔を空けるにはそれ
らのパイプ又は金属板を何個所も断ち切らねばならない
。つまり、基板の板厚とパイプ又は金属板の突出寸法の
和に相当する厚さの金属板に穿設するのと実質的に同じ
状態になるから、穿孔には多大の時間を要することにな
る。
一方、パイプ内または帯状板で凹成された空所にはコン
クリート等の断熱性を有する充填材を充填することによ
ってバーナーによる溶断も阻止できる。
しかも、前記芯材に形成した多数の空所はそれぞれ互い
に分断されているから、当該空所に充填した充填材も互
いに分断されていることになり、ハンマーの激打によっ
である個所の充填材がひび割れたりしてもそのひび割れ
が他の部位に波及することはない。これに加えて、各空
所内に充填した充填材はパイプ又は帯状板に対して広い
面積で接着しているから、よほど激打しても容易に剥が
れ落ちることはない。すなわち、多数の空所を互いに分
断したことによってハンマーを用いての衝撃破壊も確実
に防止できることになる。
〔実施例〕
本発明は種々の形態に実施でき且つ、防盗性を要求され
る各種の什器類に通用できるが、以下、金庫に適用した
場合の幾つかの実施例を図面に基づいて説明する。なお
、各実施例において共通する部材・部分は共通の符号で
示している。
■、第1実施例(第1図〜第5図) この例は、鋼製等の基板と金属製帯板とを組み合せて芯
材を形成した例である。
図中符号1は、前面を開口した本体2と当該本体2に対
して蝶番3を介して取り付いた扉4とより成る金庫を示
す。符号5は、前記本体2の周壁内に配設するようにし
た芯材で、該芯材5は、当該本体2の周壁の壁面と略平
行に配設した厚さむの平板状金属製基板6と、基板6の
片面に側端面を接当させた状態で格子状に配列した多数
の金属製帯板7とで構成されている。
前記各帯板7には、その長手方向に沿ったII3端面か
ら機中方向にそって切り込んだ切り溝7aを一定間隔で
設けている。そして、第4図で明示するように、横方向
に並べた帯板7と縦方向に並べた帯板7との切り溝7a
、7aを互いに嵌め合せることによって格子状に組合わ
せ、この格子状に組み合せた帯板7をその端面部位にお
いて基板6に熔接して固着することによって芯材5を形
成するものである。従って、互いに組み合わさった帯板
7によって空間が分断され、当該各帯板7と基板6とに
囲われた部位には、互いに分断された多数の空所12が
形成される。この場合、各帯板7同志を熔接するように
しても良い。
この芯材5を核として金庫本体2の壁体を形成するにあ
たっては、第2図に示すように、芯材5の内外両側に直
弾化コンクリート製の断熱材層8゜9を形成して内部を
三層構造にし、更に断熱材層8.9の内外両面に内面板
10及び特殊鋼製外面板11を張設した構造にしている
。そして、前記芯材5の空所12には、研削砥石や砥石
成形ドレッサーの材料と同じ組成にがかるコランダム塊
14と、当該コランダム塊14の結合材としての役目を
果たすコンクリート13とより成る充填材を充填してい
る。このコランダム塊14は硬度と吸熱性に優れ、ドリ
ルの進入を阻止すると共に熱を吸収する機能を持つもの
である。この場合、コランダム塊14の結合材として前
記コンクリート13に代えて、コランダム塊14と同じ
比重のアルミニウム又はアルミ合金等の全屈を使用し、
コランダム塊14を混入した状態で一体的に鋳込むよう
にしても良い。勿論コンクリート13のみを充填するよ
うにしても良いのである。
次に、このようにして構成した金庫1が外部から攻撃さ
れた場合に芯材5が果たす機能について説明する。
金庫1を破るには第5図一点鎖線で示すように、本体2
の壁体にある程度の大きさの孔15を空けねばならず、
当然芯材5にも孔を空けねばならない。そこで仮に、外
面板11と外側の断熱材層9とが破壊され、攻撃が芯材
5部分まで及んだとする(勿論外面板9は特殊鋼製で且
つ断熱材N9も特殊なコンクリートであるから、攻撃が
芯材5に至るまでには多大の時間を要する)。芯材5に
穿孔するため先ずバーナーで加熱したとする。しかし、
芯材5の空所12にはコンクリート13やコランダム塊
14等の断熱性を持つ充填材が充填されており、それら
充填材が吸熱作用を果たすから溶断によって穿孔するこ
とはできない。
次に、ハンマーで激打した場合について述べると、各帯
板7同志が互に補強しあう堅牢な構造になっているから
、芯材5自体が衝撃で変形したりすることは皆無である
。しかし、空所内の充填材を破壊してバーナーを使用さ
れると溶断されることになる。しかし、本発明では各空
所12を帯板7で互いに分断しているから、充填材のう
ちのある一箇所が衝撃でひび割れたりしてもそのひび割
れが他の箇所の充填材に波及することはないことに加え
て、各空所12に充填したコンクリート13等の充填材
は、基板6と各帯板7の側面との広い面積で接着してい
るから、ハンマーで激打されても容易に剥がれ落ちるこ
とはない。従って、空所12に充填した充填材をハンマ
ー等の衝撃によって破壊することはできない。
残るはドリル等の切削による穿孔であるが、各帯板7は
その端面において基板6に固着されているから、前記の
ようなある程度の大きさの孔15を開口させるには、孔
15の周縁に位置する各帯板7の肉をその中方向に沿っ
て削り取り、更に基板6をも削り取らねばならない。こ
のことは、帯板7の巾りと基板6の板厚りの和に相当す
る金属板を穿孔するのと同じ結果になることを意味し、
その穿孔に厖大な時間を要することになる。しかも、ド
リルで帯板を断ち切る場合、ドリルの刃先の一部のみが
帯板7の肉に引っ掛る状態になるから、ドリルは食いこ
みを生じてすぐに折損してしまい、直ぐに穿孔不能にな
る。又、実施例のように空所12内にコランダム塊14
を混入すれば、コランダム塊11箇所ではドリルの回転
につれてその刃が1lffiするからその時点で完全に
穿孔不能となる。
以上の実施例は基板6の片面のみに帯板7を固着した場
合であったが、基板6の両面に固着するようにしても良
いのは勿論である。又、上述の説明より分かるように、
帯板7は特殊な材質にする必要はなく市販されている鉄
板等の帯板をそのまま使用できる。基板6の材質、厚さ
、帯板7の厚さ・中あるいは帯板7同志の配列間隔等を
適宜変更することによって所望の防盗性能が得られるの
である。
また、上述の実施例は壁体の内部を芯材5と内外両断熱
材層8.9との三層にした場合であったが、断熱材層8
,9はいずれか片側のみにしても良いし、断熱性をさほ
ど必要としない場合は、独立した断熱材層8.9を形成
せずに芯材5の内外両面に内面板10及び外面板11を
直接張設するようにしても良く、求められる防盗性の程
度やその什器等の用途に応じて適宜選択したら良いので
ある。
次に、前記芯材5を用いて金庫1を製造する方法につい
て簡単に触れると、この金庫1は第6図で示すような方
法で製造することができる。
すなわち、本体2の各周壁の面積に合せた芯材5を各々
形成し、各芯材5の空所12には予めコランダム塊14
及びコンクリート13とを充屓しておく。そして、それ
らの芯材5どうしを溶接して箱体Aを形成する一方、各
外面板11及び各内面板10でそれぞれ外箱Bと内箱C
を形成してお(。そして、外箱Bに前記芯材5で形成し
た箱体Aを挿入してからその箱体Δに内箱22を挿入し
、外箱Bと箱体Aとの間及び内箱Cとの間の空間にコン
クリート等の断熱材8.9を流し込む。これによって本
体2が形成されるから、この本体2に扉4を組み付ける
のである。
■。第2実施例(第7図〜第10図) 本実施例は、基板6に丸パイプ16を固着することによ
って芯材5を構成し、た例である。
すなわち、一定寸法りに切り揃えた適宜径の多数の丸パ
イプ16を、束ねた状態にして基板6の平面に立設し、
それら各丸バイブ16をその内周面基端において基板6
に溶接して固着するようにしたものである。従ってこの
例では、各丸パイ116内及び各丸バイブ16の外周面
間に、互いに分断された多数の空所12が形成される。
なお、互いに隣接する丸パイプ16同志をその外側面個
所又は自由端面箇所において互いに溶接するようにして
も良いし、丸パイプ16を基板6に取り付けるに当って
は、丸パイプ16の軸線が基板6に対して直交した状態
のみでなく、その軸線が基板6表面に対して適宜角度θ
傾いた状態で固着しても良い。
この実施例の芯材5を利用して金庫1の本体2又は扉4
の壁体を形成した例を第7図〜第9図で示している。こ
のうち第7図例では、芯材5の外側に形成したコンクリ
ート!!l断熱材層9にコランダム塊14を混入する一
方、内側の断熱材N8はコンクリートのみの組成にして
いる。勿論、両層8.9共にコランダム塊11入りにす
るとか第1実施例のようにコンクリートのみにしても良
いのである。
又、第9図は外側の断熱材層9に断面波形のエキスバン
ドメタル(網状金属板)17を埋設した場合の例である
。このようにエキスバンドメタル17を埋設すると、断
熱材層9が補強されてその嗣i■j撃性が向上すると共
に、断面が波形に形成されているから侵入したドリルの
刃先を滑らせることができ、ドリルに対する防御機能を
向上できる。
従って、このように断熱材層9中にコランダム塊14や
エキスバンドメタル17を混入・埋設することによって
攻撃が芯材5に至るまでの時間を大rjコに遅らせるこ
とができ、防盗性をより一層向上できることになる。
■、第3実施例(第11〜17図) 本実施例は、基板6に角パイプ18を固着して芯材5を
構成した例であり、適宜寸法りに切り揃えた多数の角パ
イプ18を束ねたような状態ばして基板6の平面に立設
し、各角パイプ18をその端面部分で基板5に固着した
ものである。この角パイプ18を基板6に配列する手段
は第11図〜第15図で示すように各種の態様にするこ
とができる。すなわち、第11図は各パイプ18を縦横
両方向に規則正しく配列した例、第12図番角パイプ1
8をその軸線が基板6の面に対して適宜角度θ傾斜する
ようにして取り付けた例、第13図は隣接した列同志を
横にずらして配列した例、第14図は基板6の両面に角
パイプ18.19を固着し且つ、両面の各角バイブ18
,19の軸心が互いにずれるようにして配列した例、第
15図は前記第14図の例の変形で、基Fi6の両面に
配列した各パイプ18.19の軸線を基板6の面に対し
て適宜角度θ傾斜させた例である。勿論これらの例に限
るものではなく、異径のパイプを組み合わせるとか前記
第2実施例の丸パイプ16と本実施例の角パイプ18.
19とを組み合せるとかしても良いのである。
第16図及び第17図は、第14図で示した芯材5を核
として金WL1の本体2を形成した場合の例である。こ
の場合には、パイプ18.19を基板6の両面に固着し
ているからより堅牢になって穿孔の困難性が倍加するこ
とになる。特に、両面のパイプ18.19の軸心が互い
にずれているから、ドリルで穿孔する場合には、表面側
のパイプ■8の肉を断ち切ってから内面側のパイプ19
の肉を断ち切るには、ドリルの進入位置を一旦変更せね
ばならないからドリルでの切削はより一層困難になる。
また、第12図、第15図で明示したようにパイプ18
.19を基板6の面に対して傾斜させると、ドリルがパ
イプ16の周面に到達してもその刃先がすべるため切削
はより困難になる。
なお、本例及び前述の実施例のようにパイプを利用して
芯材5を構成する場合、図示したような丸バイブ16や
角パイプ18.19のみならず適宜断面形状のパイプが
利用できるのはいうまでもない。
■、第4〜第8実施例(第18図〜24図)これらの実
施例は、いわゆるハニカム構造体を利用して芯材5を構
成した例である。すなわち、金属製帯板を適宜形状に屈
曲して形成したハニカム材24を多数接合することによ
って、多数の空所を持ったハニカム構造体23を構成し
、このハニカム構造体23をその端面部分において基板
6平面に固着することによって芯材5を構成したもので
ある。この場合、ハニカム構造体23の形状を変えるこ
とによって芯材5の形態も種々に変化させることができ
る。その例を以下に示す。
先ず、第18図〜第20図に示す第4実施例について説
明する。この例においては、金属製帯板をその長手方向
に沿ってジグザグ状に規則正しく、屈曲させてハニカム
材24を形成し、これら多数のハニカム材24を、隣接
したハニカム材の折曲頂部24a部分で接触しあうよう
にして多数配列し、その各接触部において各ハニカム材
24同志を熔接しており、これによって互いに分断され
た断面菱形の空所12を多数形成して成るハニカム構造
体23を構成する。そして、このハニカム構造体23を
その端面部分において基板6に熔接して固着することに
よって芯材5を形成したものである。この場合、各ハニ
カム材24の折曲頂部24a同志を線接触状に接当させ
るのではなく、各ハニカム材24をその長手方向に若干
の寸法ずらして配列することによって、各ハニカム材2
4が頂部16近傍の側面において面接触するように構成
している。このように面接触させることによってハニカ
ム構造体23全体の剛性を強化でき、ひいては芯材5も
堅牢にすることができる。
この芯材5を利用して金庫本体2を形成するのは第1〜
第2実施例で述べたのと同様で、例えば第19図で示す
ような形態で構成することができる。そのようにして構
成した本体2の壁体を破るには、芯材5に第20図で示
すようにある程度の大きさの孔15を開口せねばならな
いが、その場合に芯材5の果たす機能は前記第1実施例
で詳述したのと同じである。また、ハニカム構造体23
を基板6の内外両面に配設することによって防盗性を強
化できることも既に述べた通りであるが、その内外両面
に設ける場合、第20図一点鎖線で示すように裏面側の
ハニカム構造体23aを基板6の平面に沿ってずらして
設け、内外両面のハニカム構造体23のハニカム材24
を非対称に位置させると効果的である。
次に第21図〜第24図の実施例について説明する。
第21図の例は、断面円径の空所12をもつハニカム構
造体23に形成した例である。この例におけるハニカム
材24は、その長手方向に沿って半円状の凹所24bを
一定ビソチで曲げ形成している。そして、その凹所24
b同志を相対向させた状態で2枚のハニカム材24を接
合することによって恰も円筒が連続したような状態に構
成し、その円筒が連続したような状態に接合したハニカ
ム材24の対を多数接合してハニカム構造体23を構成
している。
第22図で示すのは、波板状のハニカム材24と平板状
ハニカム材25とを交互に配列し、断面略半円状の空所
12が形成されるようにしたハニカム構造体23に構成
した例である。
第23図で示すのは、断面六角形の空所12が規則正し
く並んだ状態に構成した例で、ノ\ニカム構造の代表的
なものとして良く知られているものである。このハニカ
ム構造体23は、側面視で台形が交互に連続したような
形状に折曲形成した多数のハニカム材24同志を、その
台形部分の上面が接合した状態に配列してから互いに溶
接することによって構成できる。
第24図で示すのは、断面略S字状の空所12を形成し
たハニカム構造体23にした例である。
この例でのハニカム構造体23は、側面視で矩形の凹凸
が連続したような形状に屈曲したハニカム材24によっ
て形成されている。この場合、各ハニカム材24の凹部
同志を完全に一致した状態では対向させずにずらした状
態で相対向させているので、各ハニカム材24間に形成
された空所には断面略S字状になっているが、互いの凹
部同志が完全に対向した状態にして配列すれば空所12
は断面矩形になる。
以上、ハニカム構造体23を利用して芯材5を構成する
場合の幾つかの実施例を説明したが、図示のものに限ら
ないのは勿論である。例えば、各ハニカム材24の形状
を種々に変形させたり配列方法を変化させたりすること
によって、多種多様の断面形状の空所12をもつハニカ
ム構造体23とすることもできる。また、図示した各実
施例では各空所12がいずれかの方向に規則正しく並ぶ
ように形成されているが、空所12が不規則に配列され
るようにしても良いのである。更に、ハニカム材24が
基板6の平面に対して適宜角度傾斜した状態で取り付け
ても良いのは第1〜第3実施例と同じである。また、帯
板とパイプとを組合せる等の態様にしても良い。
以上、本発明の実施例を幾つか説明した訳であるが、図
示した各実施例やその説明中で言及した実施例のみなら
ず、更に各種の形態に実施できることは勿論である。
なお、芯材5を構成するにおいて基板6の両面にパイプ
または金属板を設けることができるのは各実施例中の説
明中で述べた通りであるが、その場合、基板6の一方の
面を第1実施例の形態にし、他方の面を第2実施例の形
態にするというように、第1〜第8の実施例を組合わせ
た構成にしても良いのである。
また、以上の実施例は金庫本体の芯材として適用した場
合であったが、本発明の適用範囲はこれに躍られるもの
ではなく、保管庫、耐火庫のような什器の芯材、建物の
防災扉の芯材、又は金庫室の壁や扉のように防盗性を要
求される壁体の芯材として広く利用され得るものである
〔発明の効果〕
本発明に従えば次のような効果を得ることができる。
(1)9本発明に係る芯材は、基板の平面にパイプ又は
金属板を突出した状態で多数固着したものであるから、
この芯材にドリルやハンドグラインダー等の切削手段に
よっである程度の孔を開けるには、パイプ又は金属板を
何個所も断ち切った上でなお且つ基板に穿孔せねばなら
ないから、基板の板厚とパイプまたは帯状板の突出寸法
の和の厚さに相当する金泥板に穿孔するのと同じ結果に
なり、その穿孔作業に膨大な時間を要するため切削によ
る穿孔は事実上不可能となる。特にドリルによる穿孔の
場合には、ドリルの刃先がパイプ又は金属板に対して部
分的に掛かるためドリルの食い込みを生じ、当該ドリル
はすぐに折損してしまい切削はより困難になる。
(2)、芯材には互いに分断された多数の空所が形成さ
れており、この空所内にコンクリート等の断熱性を有す
る充填材を充填できるようにしたから、バーナーによる
溶断によっても破ることはできない。
(3)、各空所に充填した充填材は基板のみならずパイ
プ又は金属板と広い面積で接着しているため、(It撃
を受けても容易に破壊されないことに加えて、各空所に
充填した充填材は互いに分断されており、一部にひびが
入ったような場合でもそのひびが他の部位に波及するこ
とはないから、ハンマー等での衝撃によって破壊するこ
ともできない。
従って、本発明に係る芯材を利用して金庫等を構成すれ
ば、切削、熱、衝撃の各種の破壊手段を併用した場合で
あっても確実に撃退することができ、当該金庫等の防盗
性を格段に向上することができる。
(4)。芯材を構成する基板やパイプはある程度の硬さ
があればよく、必ずしも特殊な材質を要せず安価に製造
できるから、防盗性を格段に向上した金庫等でありなか
ら極く低置な価格で製造することができる。また、肉厚
が薄くても高い防盗性を保持することができるから、防
盗性を向上させるために金庫等の重量の増大をもたらす
こともないのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示す。第1図〜第6図は第1実
施例を示し、第1図は金庫の斜視図、第2図は第1図の
n−n視断面図、第3図は芯材の斜視図、第4図は芯材
の組立方法を示す図、第5図は第2図のVI−Vl視断
面図、第6図は金庫の製造方法を示す図である。第7〜
第10図は第2実施例を示し、第7図は芯材の斜視図、
第8図はこの実施例に係る芯材で構成した金庫本体の部
分断面図、第9図は第8図のIX−IX視断面図、第1
0図は金庫本体を別の態様で構成した場合を示す断面図
である。第11図〜第17図は第3実施例を示し、第1
1図は芯材の斜視図、第12図は第11図の実施例の変
形例の断面図、第13図は更に別の変形例の斜視図、第
14図は更に別の変形例の斜視図、第15図は第14図
の変形例の断面図、第16図は第14図の芯材で構成し
た金庫本体の部分断面図、第17図は第16図のX■−
X■視断面図である。第18図〜第20図は第4実施例
を示し、第18図は芯材の斜視図、第19図は断18図
の芯材で構成した金庫本体の断面図、第20図は第19
図のx x −x X ′6A断面図である。第21図
、第22図、第23図及び第24図はそれぞれ第4実施
例の変形例を示す図である。 I・・・・金庫、2・・・・金庫本体、4・・・・扉、
5・・・・芯材、6・・・・基板、7・・・・金属製帯
板、8.9・・・・断熱材層、13・・・・コンクリー
ト、14・・・・コランダム、16・・・・丸パイプ、
18・・・・角パイプ、23・・・・ハニカム構造体、
24.25・・・・ハニカム材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、金庫等の本体又は扉の壁体内に配設する芯材に
    おいて、前記本体又は扉の壁面と略平行に配設するよう
    にした平板状金属製基板の片面又は両面に、当該基板の
    平面と略直交して突出する金属製パイプ又は金属製帯状
    板を多数配列して、当該各パイプ又は各帯状板の間に互
    いに分断された多数の空所を形成する一方、前記パイプ
    又は帯状板を前記基板に対して固着したことを特徴とす
    る金庫等の芯材。
JP9449485A 1985-04-30 1985-04-30 金庫等の芯材 Granted JPS61254781A (ja)

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