JPS61254730A - 複数のスパンで構成された建築物のコンクリート壁 - Google Patents

複数のスパンで構成された建築物のコンクリート壁

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JPS61254730A
JPS61254730A JP9506985A JP9506985A JPS61254730A JP S61254730 A JPS61254730 A JP S61254730A JP 9506985 A JP9506985 A JP 9506985A JP 9506985 A JP9506985 A JP 9506985A JP S61254730 A JPS61254730 A JP S61254730A
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JP
Japan
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concrete wall
cracks
joints
induced
concrete
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JP9506985A
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森 光作
岡田 晢
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Shimizu Construction Co Ltd
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Shimizu Construction Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、コンクリート壁に係わり、特に、端部に発生
するひび割れを減少させるようにしたコンクリート壁に
関するものである。
「従来の技術」 一般に、第5図に示すように、コンクリート壁lにあっ
ては、その両端部1aSlbの近傍に斜めのひび割れC
が発生しやすいことが知られている。
このようなひび割れCは、コンクリートの乾燥収縮時に
おける変形が、壁状コンクリート構造物1の両端部1a
、 lbや隅部に集中してしまうことに起因して発生す
るものと考えられる。
そこで従来では、第6図の左側に示すように、ひび割れ
Cの発生想定箇所に溶接金網2を埋設したり、また、同
図の右側に示すように、ひび割れCとほぼ直交する方向
に補助鉄筋3を埋設することにより補強を行なって、前
述したひび割れCの発生を抑制することが試みられてい
る。
[発明が解決しようとする問題点」 本発明は、前述した従来の技術における次のような問題
点を解決せんとするものである。
すなわち、前述した技術は、コンクリート壁lのひび割
れCの発生想定箇所を溶接金網2や補助鉄筋3で補強す
ることにより、ひび割れCを分散させてその大きさを許
容範囲内におさめることを基本思想としているものであ
るが、埋設する溶接金網2や補助鉄筋3の強度や埋設量
に制限があることから、コンクリート壁lが大型化する
につれてその効果が減少してしまうといった問題点であ
る。また、前記溶接金網2や補助鉄筋3を用いることに
よって、これらを型枠内に設置する作業が必要となり、
これに起因して、コンクリート壁lの構築時における工
数の増加を招くとともに、コストの上昇を招いてしまう
といった問題点をも有している。
「問題点を解決するための手段」 本発明は、前述した従来の諸問題点を有効に解決し得る
コンクリート壁を提供せんとするもので、該コンクリー
ト壁は、特に、その両端部の表面に、水平方向に対して
傾斜した誘発目地を形成したことを特徴とする。
「作用 」 本発明に係わる壁状コンクリート構造物は、その表面に
誘発目地によって不連続部を形成し、これによってひび
割れを積極的に誘発させることにより、該ひび割れが他
の部分に発生することを極力防止してその発生量を抑え
るものであり、また、構成部材の増加を抑えて構築作業
を簡便にするものである。
「実施例」 以下、本発明を第1図〜第3図に示す好適な一実施例に
基づき詳細に説明する。
第1図中、符号4は、本実施例に係わるコンクリート壁
を示すもので、ラーメン構造に組み上げられた梁5と柱
6とを備えたRC構造となされていて、その表面の水平
方向両端部に、本発明の特徴部分である誘発目地7が形
成されている。
次いで該誘発目地7の詳細について説明すれば、該誘発
目地7は、コンクリート壁4の外表面に不連続部を形成
することにより、コンクリート壁4の両端部に応力集中
部を形成して、ひび割れCを積極的に誘発するものであ
って、第2図および第3図に示すように、梁5と柱6と
によって区画される範囲内で、例えば粱5に対する角度
θがほぼ45°の角度となるように、かつ、梁5と柱6
との交点から内部へ向かって形成されている。
そして、このような諸条件は、梁5や住6と重畳する部
分が、粱5や柱6によって十分な強度が与えられて、コ
ンクリートの凝固時に生じる応力に耐え得るものであっ
て、ひび割れCが主に粱5および柱6とによって区画さ
れた内側に発生すること、また、応力の発生方向を考慮
した場合、剪断力の方向と誘発目地7の方向とを合致さ
せることがひび割れCを誘発するのに好適であること、
さらに、粱5と柱6との交点において発生する応力が最
も大きく、ひび割れCがこの部分から成長する傾向にあ
ること等の理由に基づいて設定されるものである。
一方、本実施例では、コンクリート壁4の上方の隅部に
は、第1図および第3図に示すように、2条の誘発目地
7をほぼ直交させて形成しである。
これは、前記隅部においては、ひび割れCが相互に直交
する2方向に発生しやすいために、そのいずれの方向の
ひび割れCに対しても誘発作用を確保するためのもので
ある。
しかして本実施例のコンクリート壁4に形成される誘発
目地7は、例えば、コンクリート壁4を形成するための
型枠の内面に、予め、誘発目地7形成用の目地棒を取り
付けておくことによって形成される。
そして、コンクリートの凝固収縮時において、コンクリ
ート壁4の両端部に応力が作用するが、該応力が壁部6
に形成された誘発目地7によって一箇所に集中させられ
ることにより、該応力に起因して発生するひび割れCを
該誘発目地7に沿って発生させることができる。
したがって、コンクリート壁4の両端部におけるひび割
れCが予期しない部分に発生してしまうことを抑制する
ことができる。
ちなみに、本実施例のコンクリート壁4において発生す
るひび割れCと、従来のそれとの比較をしてみたところ
、単位面積当たりのひび割れ量が、前者においては3.
9cx/x”であるのに対して、後者においては23.
0cx/x”と、極めて高いひび割れ抑制効果を得るこ
とかできた。
一方、前記誘発目地7はコンクリート壁4の表面に所定
の角度や間隔で形成されるものであるから、構築物の意
匠的な効果を期待することもできるが、外観上これが好
ましくない場合、あるいは、ひび割れCからの浸水等の
問題に対処する必要がある場合には、前記誘発目地7を
埋めてコンクリ−ト壁4の水密性を確保したり、誘発目
地7自体を覆って、隠し目地とすることもできる。
このように誘発目地7を埋める必要がある場合の対処方
法の一例として、例えば、第4図(A)〜(C)に示す
工法が挙げられる。
すなわち、第4図(A)に示すように、壁部6に形成さ
れた誘発目地7の底部にビニールテープ等からなる絶縁
体8を貼付するとともに、側部に誘発目地7の長さ方向
全長に亙ってプライマー9を塗布する。次いで前記誘発
目地7内に、第4図(B)に示すように、変性エポキシ
系コーキング材10を充填して固化させたのちに、該コ
ーキング材10の表面をコンクリート壁4の外表面と面
一となるように仕上げ、しかるのちに、第4図(C)に
示すように、コンクリート壁4の外表面に誘発目地7を
覆って仕上材11を塗布する工法である。
このような工法によって、コンクリート壁4の外観を整
えることができるとともに、ひび割れCからの雨水等の
浸水を防止することができる。
なお、前記実施例において示した各構成部材の諸形状°
や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更
可能である。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明に係わるコンクリート壁は
、その表面の水平方向両端部に、前記水平方向に対して
傾斜した誘発目地を形成したから、誘発目地によって表
面に不連続部を形成し、これによってひび割れを所望の
位置に積極的に誘発させて、ひび割れが他の部分に発生
することを極力防止するとともにその発生量を抑えるこ
とができ、また、前記誘発目地を形成するに際して、例
えば型枠の内面に目地棒を取り付けるのみでよいから、
構成部材の増加を最小限度に抑えて構築作業を簡便にす
るとともに、建築コストの上昇を抑えることができる等
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示すもので、第1
図は正面図、第2図および第3図は要部の拡大図、第4
図は本発明の一変形例を示す要部の縦断面図、第5図は
コンクリート壁のひび割れの発生例を示す正面図、第6
図は従来のひび割れ対策の一例を示す一部を断面した第
5図と同様の図である。 4・・・・・・コンクリート壁、5・・目・・梁、6・
・・・・・柱、7・・・・・・誘発目地。 第1図 λ 第2図   第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 表面の水平方向両端部に、前記水平方向に対して傾斜し
    た誘発目地を形成して成るコンクリート壁。
JP9506985A 1985-05-02 1985-05-02 複数のスパンで構成された建築物のコンクリート壁 Granted JPS61254730A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9506985A JPS61254730A (ja) 1985-05-02 1985-05-02 複数のスパンで構成された建築物のコンクリート壁

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9506985A JPS61254730A (ja) 1985-05-02 1985-05-02 複数のスパンで構成された建築物のコンクリート壁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61254730A true JPS61254730A (ja) 1986-11-12
JPH0445622B2 JPH0445622B2 (ja) 1992-07-27

Family

ID=14127704

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JP9506985A Granted JPS61254730A (ja) 1985-05-02 1985-05-02 複数のスパンで構成された建築物のコンクリート壁

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JP (1) JPS61254730A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59187940A (ja) * 1983-04-09 1984-10-25 清水建設株式会社 開口部を有するコンクリ−ト壁の構築方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59187940A (ja) * 1983-04-09 1984-10-25 清水建設株式会社 開口部を有するコンクリ−ト壁の構築方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0445622B2 (ja) 1992-07-27

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