JPS6125430A

JPS6125430A - 木造家屋の防虫消毒方法

Info

Publication number: JPS6125430A
Application number: JP14775584A
Authority: JP
Inventors: 広田　勝益
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1984-07-16
Filing date: 1984-07-16
Publication date: 1986-02-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕この発明は、木造家屋の外部から手の届かない密閉空間
にある各種の木質材を白アリや腐食の害から防護するた
め、粉状の薬剤又はこれに代わる気体を密閉空間内に注
入する新規な防虫消毒方法に関するものである。

〔発明の技術的背景とその間顆点〕

最近の木造家屋は、新建材の急速な普及に伴なって、そ
の殆んどが真壁構造から大壁構造に変わり、外壁材と内
壁材との間に多数の間柱で区画された密閉空間が形成さ
れる関係上、この密閉空間は外部から手が届き難く空気
の流通が非常に悪いので、白アリの大発生による虫害や
細菌類の増殖による腐食等によって、内部にある木質軸
組み材が傷み、その害は単に軸組み材だけに止まらず、
小屋組み材、天井材、床組み材にも波及することが多い
。

現在のところ、前記の害を防止するための手段としては
、家屋の新築時に当該部分の木質材に液状の防虫剤や防
腐剤を塗布しておくか、白アリの大量発生があった時に
、家屋全体をナイロンシートで外部から遮閉し１強力で
危険な蒸剤や殺虫剤を用いて白アリを退治する以外に適
当な方法がなく、これが最近の木造家屋に共通する最大
の問題になっていたものである。

〔発明の目的〕

この発明の主たる目的は、木質材に対する薬剤の塗布又
は家屋の全面燻蒸等による手段を用いずに、家屋の居住
空間以外の密閉空間に粉状の薬剤又はこれに代わる気体
を定期的に注入して木質材の虫害と腐食とを極めて効果
的に防止できる新規な防虫消毒方法を提供することにあ
る。

〔発明の概要〕

本発明は、前記の目的を達成するために開発されたもの
であって、内外部の壁体で囲まれた居住空間以外の密閉
空間内に、予め多数の噴射孔を長手方向に列設したパイ
プを通走し、このパイプの一端罠動力散紛機を接続して
外部から当該パイプに粉状の薬剤又はこれに代わる気体
を定期的に供給しながら各噴射孔より前記密閉空間内に
噴出させることを特徴とするものである。

〔発明の実施例〕

以下１本発明を実施例の図面について具体的に説明する
と、第１図はこの発明を木造家屋（Ｉ″Ｉ）の外回りの
壁に適用した場合の実１ｆ＠構造の一例を示すもので、
基礎コンク＋Ｊ　−）　（１）の上面に土台木（２）を
布設し、土台木（２）の要所に柱（３）　（３）を樹立
した後、相隣接する柱（３）　（３）の上部に桁（４）
を架設すると共に、柱（３）と柱（３）の間に間柱（５
）を等間隔に配設してあり、外部の壁体（ｗｌ）は、下
地板（６）。

アスファルトフェルト（７）、ワイヤラス（８）［７骨
鉄線（９）による下地の表面にモルタ１ｖＱＯを塗布し
５内部の壁体（？／２）は、綱縁０■に化粧合板＠を張
着した仕上げになっており、必要に応じ筋かい（図示せ
ず）等が付設しである。このような構造の壁のには、室
内の居住空間と社別に壁体内部に空気の流通し楚い密閉
空間（Ｓ）が形成されることになるが、本発明の実施例
では、前記の密閉空間■に、柱（３）と間柱（５）の一
部を切欠して塩化ビニール製のパイプ（Ｄを図示の如く
横方向に貫通し、その一端を壁体の外部に突出せしめ、
この部分に動力散紛機（財）を接続し得るようにかつて
おり、パイプ（Ｐ）は、布設位置に応じて直管又は曲管
になったものとこれらを連結する継手管（ＣＩとを適宜
に組合わせて使用し、各パイプ［Ｆ］には薬剤（至）を
噴出させるためのノズルになる噴射孔Ｑ４が長手方向に
沿って等間隔に列設しである。

本発明の方法は１例えば前記のような構造を持つ装置に
より具体化され、木造家屋０の築造時に、壁体尚の密閉
空間０内に予めパイプ０を図示のように通走させて設置
しておき、このパイプ（Ｄの一端に動力散紛機船を接続
し、白アリ防除の場合には、外部から粉状の防虫剤（殺
虫剤）を数ケ月乃至数拾ケ月毎に動力散紛機（財）を通
じてパイプ［Ｆ］内に供給しながら、当該パイプ（Ｐｉ
の各噴射孔Ｑ４から一斉に密閉空間β内に噴出させれば
、この密閉空間■内に簡単な操作で粉状の薬剤α葎を充
満させて適確な防虫及び殺虫効果をあげることができる
。

その際、使用する薬剤としては、例えば白アリ防除の場
合、「エバーウッドＣ末」（認可番号３０５４　、東京
都中央区八重洲１丁目７番２０号。

神東塗料ＫＫ製）を穂長１ｍ当り約１ｏＯｇの割合で噴
射すれば、充分にその効果を発揮させることができる。

また、前記の防虫剤や殺虫剤に代えて、防腐剤や乾燥剤
もしくは乾燥空気を注入すれば５木材の腐食を未然に防
止し、木造家屋の耐用寿命を大巾に延長させることがで
きる。

なお、本実施例の場合、パイプの設定位置は家屋の内外
壁体間に通走したものを例示しであるが、これ以外にも
１例えば天井裏や床下環の密閉空間に通走して小屋組み
材、天井材、床組み材などの虫害及び腐食を未然に防止
することもできる。

〔発明の効果〕

以上のように１本発明方法を木造家屋の防虫及び消毒そ
の他密閉空間の乾燥作業等に適用すれば、家屋の築造時
にこれらの密閉空間に予めパイプを通走して埋込んでお
くだけの簡単な設備により、後は適当な時期を選んで定
期的に薬剤又はこれに代わる気体を動力散紛機を利用し
てパイプに送り込めば、手の届かない壁体内の密閉空間
に薬剤や気体を充満させて防虫及び消毒乾燥等の効果を
発揮せしめ、木造家屋の耐用寿命を大巾に延長すると共
に、その保守管理に要する費用を著しく節、約すること
ができるも、のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の具体的゛な実施態様の一例を示す斜視
図、第２図は同じく要部の縦断面図。第３図は壁体の密閉空間に通走するパイプの構造を示す
底面図である。０・・木造家屋、（１）・・基礎コンク！ｊ−）、（２
）・・土台水、（３）・・柱、（４）・・桁、（５）・
・間柱、鉛・・壁体。（Ｗｌ）・・外部の壁体、＠２）・・内部の壁体、（６
）・・下地板。（７）・・アスファルトフエμ）、（８）・・ワイヤラ
ス、（９）・・力骨鉄線、ａｏ・・モルタル、（ロ）・
・胴縁、（２）・・化粧合板、ａ３・・薬剤、■・・密
閉空間、（Ｐ）・・パイプ、Ｄ・・継手管、（至）・・
薬剤、ａ→・・噴射孔、（財）・・動力散紛機

Claims

【特許請求の範囲】

内外部の壁体で囲まれた居住空間以外の密閉空間内に、
予め多数の噴射孔を長手方向に列設したパイプを通走し
、このパイプの一端に動力散紛機を接続して外部から当
該パイプに粉状の薬剤又はこれに代わる気体を定期的に
供給しながら各噴射孔より前記密閉空間内に噴出させる
ことを特徴とする木造家屋の防虫消毒方法。