JPH11280085A - シロアリ防除用基礎 - Google Patents

シロアリ防除用基礎

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JPH11280085A
JPH11280085A JP9997198A JP9997198A JPH11280085A JP H11280085 A JPH11280085 A JP H11280085A JP 9997198 A JP9997198 A JP 9997198A JP 9997198 A JP9997198 A JP 9997198A JP H11280085 A JPH11280085 A JP H11280085A
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JP
Japan
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building
holding
wall
agent
preventing
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JP9997198A
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English (en)
Inventor
Yasuo Ishiyama
安夫 石山
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ISHIYAMA KK
Original Assignee
ISHIYAMA KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、本発明はシロアリ防除方法
又は防カビ方法又は木材腐朽防除方法を提供することで
ある。 【構成】 この方法は、コンクリートの基礎や壁用の型
枠材として使用され、コンクリートの基礎や壁が固まっ
た後もそのまま建物の一部として残される部材中に、建
物のコンクリートの基礎や壁の形成時又は建物完成後年
月を経た後に、防腐剤、シロアリ防除剤及び防カビ剤か
らなる群から選択される有害生物防除剤を挿入又は注入
することからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシロアリ防除方法又は防
カビ方法又は木材腐朽防除方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の家屋新築の際のシロアリの防除の
ためには、家の地面に近い部分にシロアリ防除処理のさ
れた木材を使用するほか、薬剤の吹き付け、土壌処理、
及び基礎と木部土台との間にシロアリ防除シートをはさ
むことなどが実施されている。
【0003】また家内の防カビについては、壁紙中に防
カビ剤が含められている。木材腐朽菌に対して防除効果
のある薬剤を使用すると、木材の腐朽防止が出来ること
も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの有害生物防除
剤は時間とともに薬剤が消失し効果が薄れていき、シロ
アリ防除シート等は5年で効果がなくなると言われてい
る。
【0005】しかし、一旦家が建ってしまうと生物に有
害な薬剤を床下にもぐって散布することは非常にめんど
うな作業であるから、効果の消失が早いと非常に防除費
用が高くなる。壁紙の防カビ剤の場合も、壁が他の原因
での汚れのため貼替えを考慮するよりもずっと前に効果
がうすれ、カビによって壁が変色してしまう場合も生じ
る。
【0006】一方、建物の構造中に徐放性の有害生物防
除剤の製剤を設置することは、強度の低下などの問題が
あって、これまであまりなされることがなかった。
【0007】本発明の目的は、有害生物防除剤の効果を
長続きさせることである。
【0008】
【課題を解決する手段】本発明者は、最近型枠兼断熱材
として用いられ始めた発泡体等の材質の部材の多くはあ
る程度の厚みを有しかつ強度には殆ど寄与しない部分で
あるので容量的な制限の少ない有害生物防除剤のプール
(貯蔵空間)を提供出来、また液体微浸透性又は液体非
浸透性であるために、その中に設けた穴や溝を有害生物
防除剤のプールにすると、薬剤の持ちが良く、かつ補充
が容易であり、従ってそのプールの形状を適当な形状と
することによって長期持続性のシロアリ防除や、木材腐
朽の防止や、(建物のコンクリート壁内側の場合には)
カビ防除が可能となることを発見し、本発明を完成させ
た。
【0009】即ち、本発明は 1. コンクリートの基礎や壁用の型枠材として使用さ
れ、コンクリートの基礎や壁が固まった後もそのまま建
物の一部として残される部材中に、建物のコンクリート
の基礎や壁の形成時又は建物完成後年月を経た後に、防
腐剤、シロアリ防除剤及び防カビ剤からなる群から選択
される有害生物防除剤を挿入又は注入することからな
る、建物の有害生物防除方法、
【0010】2. 該部材が水性液体に対し非浸透性で
あり、該シロアリ防除剤が固形物、ゼリー状物、粉末、
水溶液、水性懸濁液、又は水性乳化液である請求項1に
記載の方法、
【0011】3. 該部材が合成樹脂発泡体である上記
1又は2に記載の方法、
【0012】4. 該合成樹脂発泡体の部材で形成され
た型枠又は建物の部分中に穴あきチューブを建物の周囲
にわたって通し、該穴あきチューブを経由して有害生物
防除剤を注入することからなる上記3に記載の方法、
【0013】5. 上記1に記載の有害生物防除方法に
使用するための、有害生物防除剤を挿入又は注入するた
めの穴又は保持担体部を有している、型枠材として使用
されコンクリートが固まった後も建物の一部として残さ
れる型枠形成用部品、
【0014】6. 建物の壁の内側と接する断熱材中に
多数の防カビ剤保持穴又は防カビ剤保持担体部を設ける
か又は断熱材を保持担体とし、該保持穴又は保持担体中
に防カビ剤を建築時又は建築後入れて保持させることか
らなる防カビ方法、に関するものである。
【0015】本発明の型枠材として使用されコンクリー
ト固化後もそのまま残される有害生物防除剤の保持部材
【0016】その材質−−−−この部材の材質として合
成樹脂発泡体、無機質のボード、木材等が挙げられる。
【0017】その形状−−−−材質が液体微浸透性であ
る場合には、有害生物防除剤が部材全体に徐々に広がっ
ていく位置、即ち上部中央付近に有害生物防除剤用のプ
ール用の穴又は保持担体部があるのが好ましい。非浸透
性であっても密閉されていない限り、長期間が経過する
と、有害生物防除剤用のプール中の有害生物防除剤は保
持部材の周囲に影響を及ぼすことがわかっている。有害
生物防除剤の形態、例えば液体、固体、ゼリー状、粉末
等に従って、任意の形状の任意の収容部を有する保持部
材を使用できる。
【0018】図1は、固形の有害生物防除剤を二段の型
枠のそれぞれの段の上部の溝状の穴に差込んだ状態を示
しており、図2〜図5はの液状の有害生物防除剤に適し
た、種々の収容部の形状を有する保持部材を例示してい
る。図2〜図5では、液が保持部材内部へ満遍なく浸透
するように、深い穴と浅い穴とが交互に設けられてい
る。図3〜図5では、一つの穴への液の注入により、他
の穴へも液がいきわたるように、上部の穴と穴との間の
堰にあたる部分が低くされている。更に図5では、パイ
プから液を散布できるように、型枠全体を巡る保持部材
上部に位置するパイプが設置されている具体例が示され
る。
【0019】保持担体部−−−保持部材の上面でない部
分に有害生物防除材の液剤を保持するためには、液剤の
徐放性を実現する保持担体(図示なし)を使用できる。
そのような保持担体は製剤学的に周知の多孔性物質を使
用できる。
【0020】本発明で使用する有害生物防除剤 シロアリ防除剤 シロアリ防除剤としては、乳剤や油剤の市販品が多い
が、本発明に於て、合成樹脂発泡体等の保持部材を用い
る場合には、保持部材を溶解してしまわないものを選択
する。液体状のシロアリ防除剤を担体に吸収させて、固
形の防除剤にすれば、穴に挿入する作業が楽になる。発
砲スチロールが保持部材の場合には、長期間の経過後は
薬剤の影響が保持部材の周囲全体に及ぶようになり、シ
ロアリのアリ道の形成を防止することが出来る。
【0021】防カビ剤 型枠材中に木材用防カビ剤のプールを形成することによ
って木材の腐朽を防止することが出来る。
【0022】また、コンクリート壁等の内側に断熱材が
使用される場合には、断熱材中に防カビ剤のプールを形
成するか、又は断熱材を保持担体とすることにより壁紙
の裏側でのカビ発生を防止できる。防カビ剤の保持方法
は、任意の方法が可能である。例えば固形剤を穴に挿入
すること、保持担体に液剤をしみ込ませること等の方法
を挙げることが出来る。注射器での注入は、壁紙を通し
て行うことが出来、年月を経た後に壁紙を替えることな
く実施することも可能である。壁紙が完全防水性でなけ
れば防カビ効果は表面にも及ぶ。
【0023】防腐剤 木材腐朽菌、例えばオオウズラタケやカワラタケの発生
を防腐剤のプールを土台等に近い型枠材中に形成するこ
とによって防止出来る。
【0024】本発明の保持部材に有害生物防除剤を収納
させる方法 コンクリート基礎や壁の形成時 コンクリート基礎や壁の形成時には保持部材の穴や保持
担体に薬剤を挿入又は注ぎ込む。挿入方法及び注入方法
は、単に型枠上部の穴に薬剤を挿入又は注入することで
よい。より人手をかけずに行う為に、図5に示されるよ
うに穴あきパイプを通して薬剤を注入することが出来
る。
【0025】年月を経た後の注入 年月を経た後の注入には材質が軟らかいものなら注射器
の様なもので薬剤の注入が可能である。
【0026】
【本発明の効果】1.塗布、散布よりもシロアリ防除効
果を持続させることが出来る。2.年月を経た後の注入
も表面をこわすことなく、注入が容易である。3.かな
りの量の薬剤を収容可能であり、しかも建物強度は影響
を受けない。従って薬効の長期持続が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法を説明する家屋の基礎部、土台
部の断面図。
【図2】 本発明の方法で使用される有害生物防除剤保
持部材兼型枠の一具体例の正面及び側面の断面図。
【図3】 本発明の方法で使用される有害生物防除剤保
持部材兼型枠の別の具体例の正面及び側面の断面図。
【図4】 本発明の方法で使用される有害生物防除剤保
持部材兼型枠の別の具体例の正面及び側面の断面図。
【図5】 有害生物防除剤の散布用パイプを使用する本
発明の方法を説明する断面図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A01N 25/04 101 A01N 25/04 101 102 102 103 103 25/10 25/10 25/12 25/12 25/34 25/34 Z E04B 1/72 E04B 1/72 2/86 2/86 601V

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリートの基礎や壁用の型枠材として
    使用され、コンクリートの基礎や壁が固まった後もその
    まま建物の一部として残される部材中に、建物のコンク
    リートの基礎や壁の形成時又は建物完成後年月を経た後
    に、防腐剤、シロアリ防除剤及び防カビ剤からなる群か
    ら選択される有害生物防除剤を挿入又は注入することか
    らなる、建物の有害生物防除方法。
  2. 【請求項2】該部材が水性液体に対し非浸透性であり、
    該シロアリ防除剤が固形物、ゼリー状物、粉末、水溶
    液、水性懸濁液、又は水性乳化液である請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】該部材が合成樹脂発泡体である請求項1又
    は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】該合成樹脂発泡体の部材で形成された型枠
    又は建物の部分中に穴あきチューブを建物の周囲にわた
    って通し、該穴あきチューブを経由して有害生物防除剤
    を注入することからなる請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の有害生物防除方法に使用
    するための、有害生物防除剤を挿入又は注入するための
    穴又は保持担体部を有している、型枠材として使用され
    コンクリートが固まった後も建物の一部として残される
    型枠形成用部品。
  6. 【請求項6】建物の壁の内側と接する断熱材中に多数の
    防カビ剤保持穴又は防カビ剤保持担体部を設けるか又は
    断熱材を保持担体とし、該保持穴又は保持担体中に防カ
    ビ剤を建築時又は建築後入れて保持させることからなる
    防カビ方法。
JP9997198A 1998-03-30 1998-03-30 シロアリ防除用基礎 Pending JPH11280085A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003527118A (ja) * 2000-03-14 2003-09-16 グレゴリー オヴィントン、ロス シロアリインジケータ装置
JP2007521808A (ja) * 2004-01-16 2007-08-09 ニサス・コーポレーション 非木材材料用のシロアリによるチューブ形成防止剤
JP2015169000A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 大和ハウス工業株式会社 基礎工事の施工方法、及び、防蟻方法

Cited By (3)

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JP2007521808A (ja) * 2004-01-16 2007-08-09 ニサス・コーポレーション 非木材材料用のシロアリによるチューブ形成防止剤
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