JPS61253123A - 差厚板材の矯正方法及びその装置 - Google Patents

差厚板材の矯正方法及びその装置

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JPS61253123A
JPS61253123A JP9341685A JP9341685A JPS61253123A JP S61253123 A JPS61253123 A JP S61253123A JP 9341685 A JP9341685 A JP 9341685A JP 9341685 A JP9341685 A JP 9341685A JP S61253123 A JPS61253123 A JP S61253123A
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plate
hydraulic cylinder
roll frame
rolls
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Nobushige Matsubara
松原 伸成
Toru Takeuchi
徹 竹内
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、差厚板材の矯正方法及びその装置に係り、特
に、船舶の外板等の構造物用差厚鋼板を矯正する際に採
用して好適な、差厚板材の矯正方法及びその装置に関す
る。
【従来の技術】
船舶の外板等の構造物においては、作用する外力の大き
さに応じて板厚の異なる、いわゆる差厚鋼板を用いるこ
とが多い。この差厚鋼板は、差厚部分での溶接を必要と
しないため、工数削減等の効果が大きく需要が増加して
おり、この差厚鋼板の製造方法についても各種の方法が
提案されている。 この差厚鋼板には、第6図に示す如く、両面に段差部2
が形成され、長手方向において複数の厚さの異る板厚部
3.4を有する両面差厚鋼板1と、第7図に示す如く、
片面にのみ段差部2が形成され長手方向において複数の
厚さの異る板厚部3.4を有する片面差厚鋼板5とがあ
る。 ところで、周知のように、一般的に鋼板の反り、歪み等
を取り除く矯正は、第8図に示す如く、千鳥状に配設し
た複数個の矯正ロール6間に鋼板7を通板することによ
り行っている。 この鋼板7の歪み、反りを矯正するには、鋼板7の歪み
、反りに応じた塑性加工率(板厚に対する塑性深さの割
合)を鋼板7に与えればよい。従って、圧延方向に板厚
が一定の鋼板7を矯正するには、鋼板7を一定の矯正パ
ターンに設定された矯正機の矯正ロール6間に通板させ
ればよい。 しかしながら、圧延方向に異なった板厚3.4を持つ差
厚鋼板1.5を矯正する場合には、1枚の鋼板を一定の
矯正パターンで矯正を行うと、板厚の厚い部分、薄い部
分でそれぞれ塑性加工率が異なるため、鋼板内での矯正
効果が異なってしまうという問題点を有する。 従って、これに対処すべく、従来は、板厚の異なる部分
3.4でそれぞれ異なった矯正パターンにより矯正する
方法をとっている。即ち、例えば、第9図<a >に示
す如く、まず矯正ロール6で鋼板1の板厚の薄い部分3
をある矯正パターンにより矯正する。次に、第9図(b
)に示す如く、鋼板1の板厚の厚い部分4が矯正ロール
6間に入る時点を目視で判断し、この時点で一旦鋼板1
の移動を停止して、前記矯正パターンを板厚の厚い部分
4に合わせて変更する。その後、第9図(C)に示す如
く、この変更した矯正パターンで板厚の厚い部分4を矯
正ロール6間に通板して矯正するものである。 一方、片面差厚鋼板の製造方法として、本出願人は既に
特願昭59−34376で、第10図に示す如く、両面
差厚鋼板1の板厚の薄い部分3に鋼板冶具8を載置して
、これを矯正ロール6間に通板させることにより、片面
差厚鋼板5を製造するものを提案しており、これによれ
ば、片面差厚鋼板5の製造に伴なって矯正効果も得られ
るという利点を有する。
【発明が解決しようとする問題点】
しかしながら、前出第9図に示した従来の差厚板材の矯
正方法にあっては、数多くの工程を必要とし、従って、
操業上の能率が低下したり、更には、段差部を認識する
ため人手を要する等の問題点を有する。 又、前記特願昭59−34376で提案したものは、片
面差厚鋼板の製造方法であって両面差厚鋼板には通用で
きず、又、片面差厚鋼板が他の方法(例えば本出願人が
既に提案している特願昭57−226219等)により
製造された場合は、矯正のためには鋼板冶具が必要なこ
と、作業が複雑になること等の問題があり、適用し難い
という問題点を有する。 以上のように、差厚鋼板の矯正は製品の高品質化を図る
上で重要な技術であるにも拘わらず、まだ有効な方法は
確立されていない。従って、差厚鋼板の□効率の良い矯
正方法の早期開発が望まれているのが現状である。
【発明の目的】
本発明は、前記従来の問題点を解消するべくなされたも
ので、板厚の厚い部分及び薄い部分を同一のパス内で段
差部において圧下設定値をその都度変更することなく矯
正することができ、これにより、差厚板材の矯正に必要
とされる多くの工程を省略してその簡素化を図り、操業
上の能率を低下させることなく、効果的な矯正を可能と
する差厚板材の矯正方法及びその装置を提供することを
目的とする。
【問題点を解決するための手段】
本発明は、圧延方向に板厚の薄い部分と板厚の厚い部分
の2種類の板厚を有する差厚板材をロール矯正機を用い
て矯正する差厚板材の矯正方法において、第1図にその
要旨を示す如く、前記矯正機の圧下ねじとロールフレー
ムとを接続する、アキュムレータに接続された油圧シリ
ンダの圧力を、板厚の薄い部分の矯正反力に見合った圧
力に設定し、上下矯正ロールの間隔を板厚の薄い部分の
矯正に必要な間隔とし、矯正反力が前記油圧シリンダの
設定圧力を上廻る場合に、前記圧下ねじとロールフレー
ムとを油圧シリンダの油を介することなく直接係合させ
るストッパにより、板厚の厚い部分を矯正する際の上下
ロール間隔を設定し、板厚の薄い部分と板厚の厚い部分
とを同一パスで矯正することにより、前記目的を達成し
たものである。 又、本発明は、差厚板材の矯正装置を、パスラインの上
下に配設された、複数の矯正ロールを軸架してなる上ロ
ールフレーム及び下ロールフレームと、上下矯正ロール
の間隔を板厚の薄い部分の矯正に必要なI!l隔とすべ
く、前記矯正ロールの圧下位置をInする圧下ねじと、
前記上ロールフレーム及び圧下ねじを接続する油圧シリ
ンダと、該油圧シリンダに接続され、油圧シリンダ内の
圧力を板厚の薄い部分の矯正反力に見合った圧力に設定
する、圧力調整可能なアキュムレータと、上ロールフレ
ームと圧下ねじどの間に配設され、矯正反力が油圧シリ
ンダの油圧力を上廻るとき上ロールフレームと圧下ねじ
とに油圧シリンダの油を介することなく直接係合して、
板厚の厚い部分の矯正に必要な上下矯正ロールの間隔を
設定する位置調整可能なストッパと、から構成すること
により、同じく前記目的を達成したものである。 (作用] 以下、本発明の詳細な説明づる。 矯正効果の基準となる塑性加工率ηは、鋼板の板厚をt
、降伏応力をσy、縦弾性係数をE、鋼板の曲率をKと
したとき、次式により表わされる。 η−1−2σy / K E j    ・・・・・・
・・・(1)又、第2図に示す如く、鋼板10が矯正ロ
ール11の軸心線を通る鉛直IRt、R2上で矯正ロー
ル11と接触し、且つ矯正ロール11間の中央点Oで変
曲点を持ち、曲率中心は鉛直IJIR+と線分「了の垂
直2等分線R3の交点Oiであると仮定した場合、曲率
半径ρは次式により表わされる。 ρ−ぶ2/4 (t−0)+(t−(1>/4・・・(
2)ここで、1は上下ロールのピッチ、9はロールギャ
ップ、tは鋼板10の板厚である。 なお、曲率には曲率半径ρの逆数で表わされるから、板
厚tと塑性加工率ηの関係は次式で表わされる。 η−1−(σy/Et) ×[(ぶ2+(t−gり/2(t−a)]・・・・・・
(3) 従って、この(3)式の関係から、板厚(の異なる鋼板
10に同一の塑性加工率ηを与えるためにはロールギャ
ップ9を板厚の異なる部分で変更してやればよいことが
判る。即ち、板厚がtとくt+Δt)の2種類の差厚鋼
板の場合、ロールギャップ差Δりは前出(3)式の関係
に基づいて求められる次式で表わされる。 ΔO−f+(Δt1η、E、A、σy、j)・・・・・
・・・・(4) 従って、板厚差Δしに応じたロールギャップ差Δりを異
った板厚部に与えればよいことが判る。 更に、矯正力Pは、次式の関係に基づいて求めることが
できる。 P=  r2(n 、8M/2J! )  −−−(5
)ここで、nは矯正ロールの本数、βは第2図に示す上
下ロールのピッチ、Mは曲げモーメント、bは板幅、t
は板厚(この場合は薄い方の板厚)である。又、前記曲
げモーメントMは次式により算出する。 M−σybj2 [1−(1−η)2/3]/4・・・
・・・・・・ (6) 以上のようにして矯正力Pは求めることができるが、一
般に矯正時には、前出第8図に示す如く、矯正機の入側
及び出側で圧下量を変えて矯正するため、矯正機の入側
及び出側それぞれでの矯正力Pを求める必要がある。こ
の場合、例えば、前出(6)式に、矯正様入側及び出側
での塑性加工率ηを代入し、入側及び出側の曲げモーメ
ントMα、Mbを求め、これら曲げモーメントMα、M
bからその平均値Mmを求め、該平均値Mmから前出(
5)式により矯正力の平均値Pmを求める。次に、この
矯正力の平均(II P mに、所定の係数α、βを乗
じて、矯正機の入側及び出側それぞれの矯正力Pα、P
bを求める。即ち、矯正機の入側の矯正力Pαと矯正機
出側の矯正力Pbを、次式の関係から算出する。 Pα−αPm        ・・・・・・・・・(7
)Pb−βPm        ・・・・・・・・・(
8)本発明が採用される鋼板の矯正機りは、第3図に示
す如く、複数の矯正ロール11を軸架した上ロールフレ
ーム12及び下ロールフレーム14と、上下矯正ロール
11の間隔を板厚の薄い部分の矯正に必要な間隔とすべ
く、前記矯正ローラの圧下位置を!Ii整する圧下ねじ
16と、前記上ロールフレーム12及び圧下ねじ16を
接続する油圧シリンダ2oと、該油圧シリンダ20内の
圧力を板厚の薄い部分の矯正反力に見合った圧力に設定
する、圧力調整自在なアキュムレータ22と、前記圧下
ねじ16及び上ロールフレーム12の間に配設され、矯
正反力が油圧シリンダ20の油圧、力を上進るとき圧下
ねじ16及び上ロールフレーム12を油圧シリンダ20
の油21を介することなく直接係合して、板厚の厚い部
分の矯正に必要な上下矯正ロール11の間隔を設定する
位置調整可能なストッパ24とで構成される。 従って、前出(7)、(8)式で算出された矯正機りの
入側及び出側の矯正力Pα、Pbを、油圧シリンダ20
の内径面積で除し、アキュムレータ22の設定圧力pα
、pl、、を求める。その後、矯正機りの圧下ねじ16
を所定の入側及び出側の圧下位置になるように調整する
。更に、ストッパ24と油圧シリンダ20間の間隔が差
厚鋼板の差厚量Δ丁とギャップ差ΔQに見合った量ΔH
となるようストッパ24の位置を調整する。 このようにして、アキュムレータ22の内圧pα、Db
と、矯正ロール11の圧下位置Hと、ストッパ24の位
置ΔHとを設定して、差厚鋼板10の板厚の薄い方から
矯正11Lに通板すると、段差部までは設定されたロー
ルギャップを保持しつつアキュムレータ22の油圧によ
り所定の圧下刃で矯正が行われる。段差部以降の板厚の
厚い方は矯正反力が大きくなるため、アキュムレータ2
2の設定圧力よりも油圧シリンダ20の圧力が高くなり
、油圧シリンダ20内の作動油はアキュムレータ22に
押し戻されて油性21の高さは減少し、最終的にはスト
ッパ24が作用して間隔ΔHが零になり、板厚の厚い方
に与えるべきロールギャップを保持した状態で矯正する
ことができる。 以上のようにして矯正することにより、前出(4)式で
求められたギャップ差ΔQが矯正中に油圧力の変動によ
って自然に与えられ、板厚の厚い部分も板厚の薄い部分
と同じ塑性加工率ηで矯正することが可能となる。従っ
て、板厚の異る部分においても圧下設定値を変更する手
間もなくなり、両面又は片面差厚鋼板の区別なく同一パ
スで矯正が行え、操業上の能率を著しく向上することが
できる。
【実施例1 以下、図面を参照して、本発明が採用された差厚板材と
しての鋼板の矯正機りの実施例を詳細に説明づる。 本実施例は、第3図乃至第5図に示す如く、複数の矯正
ロール11を軸架してなり、パスラインの上下に配設さ
れる上ロールフレーム12及び下ロールフレーム14と
、上下矯正ロール11の間隔を板厚の薄い部分の矯正に
必要な間隔とすべく、図示しない圧下装置により上下方
向に位置制陣され、矯正ロール11の圧下位置を入側、
出側それぞれ異ったロールギャップに調整する圧下ねじ
16と、板厚の薄い部分を所定・の矯正反力で矯正する
ための矯正力調整装置18と、板厚の厚い部分を矯正す
る際所定のロール間隔に保つためのストッパ24とを備
えている。 前記矯正力調整装置18は、上ロールフレーム12及び
圧下ねじ16を接続する油圧シリンダ20と、該油圧シ
リンダ20内の油21の圧力を板厚の薄い部分の矯正反
力に見合った圧力に設定する、圧力調整可能なアキュム
レータ22と、で構成され、更にストッパ24は圧下ね
じ16及び上ロールフレーム12の間に配設され、矯正
反力が油圧シリンダ20の油圧力を上部るとき圧下ねじ
16と上ロールフレーム12とに油圧シリンダ20の油
を介することなく直接係合して、板厚の厚い部分の矯正
に必要な上下矯正ロール11の間隔を設定するためのも
のである。 この矯正力調整装置18及びストッパ24は、第4図に
示す如く、矯正機りの入側の左右両側(以下、第3図に
おいて矯正機りの出側に向かって右側を、矯正ロール1
oの駆動モータ等が配設される駆動側と呼び、出側に向
かって左側を、操作側と呼ぶ)及び矯正fillの出側
の駆動側及び操作側それぞれの4箇所の圧下ねじ16の
位置に設けられる。以下、特に説明上位置関係を明確に
したい場合には、図中の符号にその設置位置を示す添字
d、W、α、bを添える。なお、添字dは矯正機りの駆
動側、添字Wは同じく操作側、添字αは同じく入側、添
字すは同じく出側を示す。 前記ストッパ24は、第5図に示す如く、上ロールフレ
ーム12に左右方向で軸架され、中央部を境として操作
側部分と駆動側部分とに互いのねじ向きを逆としたおね
じ部28を形成したスクリュ軸26と、該スクリュ軸2
6の各おね6部28に螺合するめねじ部30を有し、上
面を斜面32として形成したウェッジ34と、該ウェッ
ジ34をスクリュ軸26上で回動することがないようス
クリュ軸26の軸方向に沿って移動自在に保持する案内
溝36と、前記ウェッジ34の斜面32に当接し、スク
リュ軸26の軸方向でのウェッジ34移動に伴ない斜面
32に係合して上下動するストッパ本体38と、該スト
ッパ本体38の下端をウェッジ34の斜面32に弾発的
に押圧するコイルばね40と、前記スクリュ軸26を回
動する駆!0装置42とで構成する。 次に、本実施例の作用を説明する。 まず、アキュムレータ22の油圧を差厚鋼板の薄い方の
矯正力に見合った圧力に設定する。この場合に、矯正機
しの上ロールフレーム12の重量は圧下刃にカロ算され
て作用するのでこれを考慮する必要がある。なお、上ロ
ールフレーム12の重量による各矯正力調整装置18へ
の負荷は実測することにより簡単に求めることができる
。従って、実際に各油圧シリンダ20に加えるべき矯正
力PW(L、Pc+cr、Pwb、Pdbは、次式の関
係から求めることができる。 P W (L = P C1/ 2− W w aPd
α−P c= / 2− W dαPwb=Pb/2−
Wwb P、、i b−Pb/2−Wdb  ・・・・・・・・
・(9)ここで、Wwαは、矯正tlLの入側で且つ操
作側に配設された矯正力調整装置18wαの上部ロール
フレーム12の重量による負荷実測値であり、Wc+n
は、矯正機りの入側で且つ駆動側に配設された矯正力調
整装Vj118−〇の上ロールフレーム12の重量によ
る負荷実測値であり、Wwbは、矯正機りの出側で且つ
操作側に配設された矯正力調整装置18wbの上ロール
フレーム12の重量による負荷実測値、同様に、wdb
は、矯正機りの出側で且つ駆動側に配設された矯正力調
整装置18dbの上ロールフレーム12のIIIによる
負荷実測値である。 従って、この矯正力PWCL、Pc+c、Pwb、Pc
+bを、各油圧シリンダ20の内径面積で除し、それぞ
れのアキュムレータ22の設定圧力pを求める。 その後、圧下ねじ16を所定の入側及び出側の圧下位置
Hになるように調整する。 更に、ストッパ24と油圧シリンダ20との間隔が差厚
鋼板の差厚量Δtとギャップ差ΔQに見合った量ΔHに
なるようストッパ24を調整する。 即ち、前記駆動装置42を作動させて、スクリュ軸26
を回転し、このスクリュ軸26に螺合するウェッジ34
を内方向に移動して互いに接近させ、これによりストッ
パ24を上昇させる。又、スクリュ軸26を逆回転する
ことにより、ウェッジ34が互いに離れるよう移動させ
てストッパ24を下降させる。 以上のようにして、アキュムレータ22の内圧pと矯正
ロール1oの圧下位置Hとストッパ24の位置ΔHを設
定して、差厚鋼板の板厚の薄い方から矯正機りに通板す
ると、段差部までは設定されたロールギャップgを保持
してアキュムレータ22の油圧により所定の圧下刃で矯
正が行われ、段着部以降の板厚の厚い方は矯正反力が大
きくなるためアキュムレータ22の設定圧力よりも油性
21Aの圧力が高くなり、油圧シリンダ20内の作動油
21はアキュムレータ22に押し戻されて油柱21Aの
高さは減少し、Rn的にはストッパ24が作用して間隔
ΔHが零になり、板厚の厚い方に与えるべきロールギャ
ップgを保持した状態で矯正される。従って、ギャップ
差Δ9が矯正中に油圧力の変動によって自然に与えられ
て、板厚の厚い部分も板厚の薄い部分と同じ塑性加工率
ηで矯正することが可能となる。 なお、初期圧下位置Hoは前出(3)式より求めたギャ
ップリに基づき次式の関係から求めることができる。 Ho−9−δ        ・・・・・・(10)こ
こで、乙は矯正力Pによる矯正!fiL本体の延びのた
めの修正量である。 又、ストッパ24の設定位置ΔHは、板厚差Δ【とギヤ
ツブ差ムリに基づき、次式の関係に基づいて求めること
ができる。 へH−へ【十Δ9−Δδ  ・・・・・・<11>ここ
で、Δδは矯正力の増加分に対するハウジングの伸びの
修正量である。 なお、それぞれの板厚部において、塑性加工率ηを変え
る必要がある場合は、前出(3)式を用いてそれぞれの
ロールギャップgを求め、前出(1o)式、(11)式
に基づいて矯正ロール10の圧下位置Hとストッパ24
の設定位置ΔHを算出することができる。 次に、本実施例による実施結果を説明する。 幅が3200ii、板厚tが18寵及び22vs、差厚
Δtが4nの両面差厚鋼板を、ロールピッチ2℃が30
0寵、ロール径220關、上ロール本数4本、下ロール
本数5本の熱間矯正機で矯正する際、各矯正力調整装置
18d、、18W、、18db、18wbの位置におけ
る各設定条件を下記第1表のようにして矯正した。 第  1  表 この結果、充分な矯正効果を得ることができ、板厚の薄
い部分も厚い部分も平坦度の良好な両面差厚鋼板を得る
ことができた。 【発明の効果】 以上説明した通り、本発明によれば、従来、多大な工程
及び人手を要し操業の能率低下をきたしていた差厚板材
の矯正を、予め求めたそれぞれの板厚のロールギャップ
差を油圧シリンダ及び高さ調整自在なストッパにより設
定することで、両面又は片面差厚鋼板の区別なく同一パ
ス内で一定の矯正パターンにより矯正することが可能と
なり、操業上の能率の向上、省力化を図ることができる
という優れた効果を有づる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る差厚板材の矯正方法の要旨を示
す流れ図、第2図は、本発明の詳細な説明するための、
矯正O−ルと被矯正板材との位置関係を示す側面図、第
3図は、本発明に係る差厚板材の矯正装置の実施例を示
す一部切欠正面図、第4図は、同実施例における矯正力
調整装置の配置を示す平面図、第5図は、同じく、スト
ッパの構成を示す断面図、第6図及び第7図は、差厚板
材としτの差厚鋼板の例を示す側面図、第8図は、従来
の矯正ロールによる板材の矯正方法を示す側面図、第9
図は、同じく、従来の差厚板材の矯正力・法を示す側面
図、第10因は、同じく、片面差厚板材の製造方法を示
す側面図である。 10・・・差厚tJ4叛、 11・・・矯正ロール、 12・・・上ロールフレーム、 16・・・圧下ねじ、 18・・・矯正力調整装置、 20・・・油圧シリンダ、 22・・・アキュムレータ、 24・・・ストッパ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)圧延方向に板厚の薄い部分と板厚の厚い部分の2
    種類の板厚を有する差厚板材をロール矯正機を用いて矯
    正する差厚板材の矯正方法において、前記矯正機の圧下
    ねじとロールフレームとを接続する、アキユムレータに
    接続された油圧シリンダの圧力を、板厚の薄い部分の矯
    正反力に見合つた圧力に設定し、 上下矯正ロールの間隔を板厚の薄い部分の矯正に必要な
    間隔とし、 矯正反力が前記油圧シリンダの設定圧力を上廻る場合に
    、前記圧下ねじとロールフレームとを油圧シリンダの油
    を介することなく直接係合させるストツパにより、板厚
    の厚い部分を矯正する際の上下ロール間隔を設定し、 板厚の薄い部分と板厚の厚い部分とを同一パスで矯正す
    るようにしたことを特徴とする差厚板材の矯正方法。
  2. (2)パスラインの上下に配設された、複数の矯正ロー
    ルを軸架してなる上ロールフレーム及び下ロールフレー
    ムと、 上下矯正ロールの間隔を板厚の薄い部分の矯正に必要な
    間隔とすべく、前記矯正ロールの圧下位置を調整する圧
    下ねじと、 前記上ロールフレーム及び圧下ねじを接続する油圧シリ
    ンダと、 該油圧シリンダに接続され、油圧シリンダ内の圧力を板
    厚の薄い部分の矯正反力に見合つた圧力に設定する、圧
    力調整可能なアキユムレータと、上ロールフレームと圧
    下ねじとの間に配設され、矯正反力が油圧シリンダの油
    圧力を上廻るとき上ロールフレームと圧下ねじとに油圧
    シリンダの油を介することなく直接係合して、板厚の厚
    い部分の矯正に必要な上下矯正ロールの間隔を設定する
    位置調整可能なストツパと、 を備えたことを特徴とする差厚板材の矯正装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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