JPS6125261A - ソフトウエアプロダクト保護方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は計算機システムにおいて、ソフトウェアプロダ
クトが、正当な使用契約に基づかないで使用されること
を防止するための保護方式に関する。

ソフトウェアプロダクトとは、計算機システムのソフト
ウェアで構成される製品であり、それを提供する業者と
そのソフトウェアの利用者との間の契約により、契約条
件で定めた特定の計算機システムで、契約の期間使用さ
れるものをいう。

こ＼でソフトウェアには、主として計算機システムで使
用されるプログラム、データ及びそれらの説明資料等を
含む。

このようなソフトウェアのプログラム及びデータは、通
常磁気テープに記録して利用者に提供され、日常の使用
では、これを計算機システムの磁気ディスク装置等の直
接アクセス可能な記憶装置にコピーしておいて使用する
。

このように、プログラム、データ等は、本来容易に他の
記憶媒体にコピーができるものであるので、特別の手段
を設けないと、ソフトウェアプロダクトを正当な契約無
しに使用することが容易にできる。

〔従来の技術と発明が解決しようとする問題点〕ソフト
ウェアプロダクトの不当な利用を防ぐために、従来例え
ば各プログラムに、該プログラムの使用契約をした中央
処理装置の識別名等を記録しておき、該プログラムを使
用するために主記憶ヘロードする段階で中央処理装置が
保持する自己の識別名と照合することにより、そのプロ
グラム使用の正当性を検査する方式がある。

しかし、この方式によればプログラムの使用開始ごとに
正当性検査が行われるので、検査のためにシステムを使
用する、時間的オーバヘッドが太き（なり、又正当な使
用の場合のプログラムの実行開始を常に遅延させるとい
う問題がある。

又不当な使用は一旦防止できても、プログラムはそのま
＼保存されるので、その後管理プログラムを改変する等
の他の不当な手段を講じて、該プログラムを使用できる
ようにする可能性は残されるという問題があった。

〔問題点を解決するための手段〕

前記の問題点は、計算機システムの初期プログラムロー
ドにおいて、該計算機システムに設置されているソフト
ウェアプロダクトの使用契約情報の妥当性を検査し、該
使用契約情報が不当である場合には、上記ソフトウェア
プロダクトを消去するように構成された本発明のソフト
ウェアプロダクト保護方式によって解決される。

゛〔作用〕 即ち、計算機システムの初期プログラムロードにおいて
は、一般に各利用者のシステムごとの必要なシステムプ
ログラムを格納する、システム用磁気ディスク記憶装置
等から、オペレーティングシステムの基本制御部分を主
記憶装置にロードし、次にオペレータの指定により、又
は自動的に、所定の各種業務のためのプログラムをロー
ドすることにより行われる。

このシステム用磁気ディスク記憶装置に格納され、該記
憶装置に格納される全ファイルを管理する情報を保持す
るシステム保守ファイルに、格納しである各プログラム
ファイルの使用契約情ａ；記録しておき、業務プログラ
ムのロードの前に、オペレーティングシステムの基本制
御部分から検査プログラムに制御を渡し、上記使用契約
情報による使用正当性の検査を行う。

その結果、使用が不当と判定すると、検査プログラムは
、例えば該当プログラムファイルをシステム保守ファイ
ルから除去して該ファイルへのアクセスを不能にするこ
とにより、実質的に該ファイルをシステムから消去する
。

以上の検査の後、システムは通常のように、業務プログ
ラムのロードを開始する。従って、システム用磁気ディ
スク記憶装置には、契約上正当に使用できるプログラム
ファイルのみがあり、以後のプログラムファイル使用時
に改めて検査する必要は無く、システムを効率よく使用
することができる。

なお、このオペレーティングシステム自体が不当な使用
をされているのであれば、前記の検査プログラムによる
処理の結果、この時点でシステムは停止するので、以後
の使用は不能になる。

〔実施例〕

第２図は本発明一実施例の計算機システム構成の主要部
を示し、中央処理装置（以下においてＣＰＵとする）１
　、ＣＰＵＩで実行中のプログラム及びデータを保持す
る主記憶装置２、及びチャネル装置３、磁気ディスク記
憶装置４及び５、磁気テープ装置６等からなる。

チャネル装置３はＣＰＵＩで実行されるプログラムから
の指令によって磁気ディスク記憶装置４及び５、磁気テ
ープ装置６と主記憶装置２との間のデータ転送を制御す
る。

磁気ディスク記憶装置４は前記のようなシステム用記憶
装置として使われ、磁気ディスク記憶装置５はその他の
一般のデータ等の記憶に使用されるものとする。

提供者から利用者へソフトウェアプロダクトを提供する
場合には、例えば磁気テープに提供するプログラム、デ
ータを記憶した提供用ライブラリを作成して渡す。

その場合に提供者は第３図の説明図に提供用ライブラリ
１０として概念的に示すように、使用契約した１又は複
数のプログラム又はデータ（以後両者を一括してプログ
ラムとする）　１）−１．１）−２等を記憶すると共に
、例えばそれらの最後に契約情報１２を付加する。

契約情報は例えば、そのソフトウェアプロダクトの使用
を契約したＣＰＵＩの識別名と製造番号等、利用者シス
テムのＣＰＵをユニークに特定できる情報であって、該
ＣＰＵに固定的に設定され、利用者において変更するこ
とが困難なものが望ましい。

又、契約情報に契約期間の末日の期日を含めることによ
り、後述の初期プログラムロードごとの検査において、
契約切れを併せて検査することができる。

利用者のシステムでは、公知のようにシステム作成プロ
グラム１５により、磁気テープ装置６に装着した提供用
ライブラリ１０からプログラムを読み出して、磁気ディ
スク記憶装置４に該プログラムのファイル１３−１．１
３−２等を作成することにより、システム用記憶装置を
構成する。

同時に、作成した各プログラムファイルについてのプロ
グラム名、版数、その他の管理情報からなる１、システ
ム保守ファイル１４を磁気ディスク記憶装置４に作成す
る。

本発明により、提供用ライブラリの最後には前記例示し
たような内容の契約情報１２があるので、システム作成
プログラム１５はこの情報を、システム保守ファイル１
４の各プログラムごとの管理情報に追加する。

第１図は初期プログラムロードにおける使用正当性検査
の処理の填れを示す。

オペレータの指定等により公知の方式で初期プログラム
ロードが進行し、ステップ２０でオペレーティングシス
テムの基本制御部分がロード完了すると、ステップ２１
で検査プログラムの実行が開始される。

検査プログラム名ムテップ２１の動−作で、磁気ディス
ク記憶袋Ｗ４のシステム保守ファイル１４から各プログ
ラムの契約情報を読み出し、ＣＰＵＩ内に固定的に設定
されているＣＰＵ識別名及び製造番号等と照合する。

それらが一致する場合は、更にＣＰＵ１内の時計から読
み取った日付情報が、契約情報内の期日を越えていない
か検査し、期日を越えていない場合は、ステップ２２に
進む。

ＣＰＵ識別名及び製造番号等に不一致があるか、又は契
約期日を越えていた場合には、ステップ２３に進み、今
検査した契約情報に該当する゛プログラムファイルの管
理情報をシステム保守ファイル１４から消去して、該プ
ログラムファイルへのアクセスを不可能にした後、ステ
ップ２２に進む。

ステップ２２では、システム保守ファイル１４に登録、
されている全プログラムの契約情報検査が終わったか判
定し、終わっていなければステップ２１に戻って、次の
プログラムの検査をする。

終わっていれば、以下通常の初期プログラムロード処理
が継続されるが、ステップ２３でシステム保守ファイル
１４から消去されたプログラムファイルはロードできな
い。又オペレーティングシステム自体が不当な使用であ
る場合には、以後の適当な時点で処理がｗ１続できなく
なって停止する。

システム保守ファイル１４からプログラムファイルを消
去した効果は、システム作成プログラム１５による前記
の処理が再実行されない限り継続し、不当なプログラム
使用を不可能にする。

契約内容の変更、契約プログラムの追加等がある場合に
は、追加プログラム及び更、新すべき内容の契約情報か
らなる提供用ライブラリを、提供者が作成し、前記のシ
ステム作成と同様の手順で磁気ディスク記憶装置４のシ
ステムを更新することができる。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように本発明によれば、計算機
システムのソフトウェアプロダクトの不当な使用が阻止
され、ソフトウェアプロダクトの正　′常な流通が促進
されるという著しい工業的効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例の処理の流れ図、第２図は計算
機システムの構成図、 第３図はシステム用記憶装置の説明図である。 図において、 ■は中央処理装置（ＣＰ　Ｕ）、 ２は主記憶装置、　−３はチャネル装置、４．５は磁気
ディスク記憶装置、 ６は磁気テープ装置、　１−０は提供用ライブラリ、１
）−１．１）−２はプログラム、 １２は契約情報、 １３−１．、１３−２はプログラムファイル、１４はシ
ステム保守ファイル、 １５はシステム作成プログラム、 ｖ−１閃

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）計算機システムの初期プログラムロードにおいて
   、該計算機システムに設置されているソフトウェアプロ
   ダクトの使用契約情報の妥当性を検査し、該使用契約情
   報が不当である場合には、上記ソフトウェアプロダクト
   を消去するように構成されてなることを特徴とするソフ
   トウェアプロダクト保護方式。
2. （２）上記使用契約情報には、上記ソフトウェアプロダ
   クトを使用する中央処理装置を特定する情報と該使用の
   契約期間を含み、上記妥当性検査は該使用契約情報と該
   中央処理装置に設定されている情報との照合によって行
   うことを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載のソ
   フトウェアプロダクト保護方式。