JPS61251604A - 土壌細菌を用いる線虫類の防除 - Google Patents

土壌細菌を用いる線虫類の防除

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JPS61251604A
JPS61251604A JP60170569A JP17056985A JPS61251604A JP S61251604 A JPS61251604 A JP S61251604A JP 60170569 A JP60170569 A JP 60170569A JP 17056985 A JP17056985 A JP 17056985A JP S61251604 A JPS61251604 A JP S61251604A
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bacteria
chitinase
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アーネスト ジヨージ ジヤウオースキー
ブルース クラーク ヘミング
シルビア アン マツクフアーソン
デビツド ジヨセフ ドラホス
エドガー クリフオード ロウソン
コリーン ベス ジヨンソン
ロイ リー フツクス
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Monsanto Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は生化学の分野であり、線虫の防除をするための
土壌細菌と遺伝子工学の利用に関する。
線虫 多くの種類の寄生性の小さな虫は「線虫」と呼ばれてい
る。根瘤線虫(メロイドシネ種)及び包のう線虫(ヘテ
ロデラ種)のような多くの型の線虫は植物寄生虫−で、
世界中で作物やその他の植物に本質的な損害を引きおこ
す。十二指腸虫や心糸状虫のような他の型の線虫は人や
動物の寄生虫である。
線虫の生理学、生活環および行動は、り一(197;1
年)及びドロプキン(1980年)のように、いくつか
の参考文献に記述されている(注:完全な引用をした全
ての参考文献の完全なリストを例の後につけた)。簡単
に言うと、植物線虫の卵があるとき、卵の中のエンブリ
オはL1幼虫と呼ばれる。群化前、エンブリオは変態し
、L2幼虫となる。ある条件下では、線虫の卵の何種類
かは生きたままで、数年間の後に釘化するのだが、通常
L2幼虫は約2週間以内に生まれる。
卵から出てまたL2幼虫はしばしば前寄生性幼虫と呼ば
れる。その硬化した管状突起を用いて、L2幼虫は根の
表面を溶解する。はとんどのL2幼虫は、約2週間餌を
食べ、それから餌なしで一連の3種の変態をおこなう。
未成熟の成虫は、最後の変態から生まれ、成熟し、卵を
産む。本発明でいう、「線虫」は生活環のどの段階の線
虫を意味する。
短剣状又は環状の線虫のような「外部寄生」線虫は、根
の外側にとどまり、根の細胞から栄養を吸い取るために
突起を使う。また、ウィルス感染を植物に伝染でき、ブ
ドウの木や果樹に特に深刻な問題を引き起こす。
「内部寄生」線虫は根に入り込み、根の内部で摂餌領域
を移動する。病変線虫やランス線虫のような移動性内部
寄生虫は植物の1ケ所にとどまらない。通常根の組織の
中に卵を産みつける。根瘤線虫や包のう線虫のような定
住性の内部寄生虫は単一の場所で根に感染し、通常根組
織の外側に卵を産みつける。
はとんどの線虫が、食物源を捜しあてる助けとなる「ア
ンビド」と呼ばれる走化性の感覚器官をもっている。セ
ノルハプデイチス・エレガンス(細菌を食べる土壌線虫
)の頭部は、グルコース、ガラクトース、マンノース及
びシアル酸の残基でグリコジル化されていることが報告
されている(例えば、マクルール、1981年及び19
82年参照)。しかし、シュビーグル(1982年A及
びB)により報告された研究は、■、2ヱ1<=互(植
物線虫)はガラクトース部分をもたないことを指摘した
植物線虫は、作物に厳しい経済的損害を引き起こすので
、線虫を抑制゛するための各種の努力がなされてきた。
本発明で用いる、「抑制」は植物のような他の生物に及
ぼす線虫の影響を妨げるか、あるいは弱める、又は、対
象の領域の線虫あるいはその卵の数を減らすような活性
を意味するように広く用いられる。例えば、線虫の抑制
は、線虫の幼虫又は卵の絶滅、あるいは、線虫に生理的
損傷を加えることにより、その動きあるいは感染性を減
することに関する。抑制は卵から幼虫がかえれなくなっ
たり、生存あるいは生殖できない未成熟の幼虫をかえし
たりするような効果を含む。
フィールド試験あるいは温室試論では、線虫と抗線虫剤
の評価は、通常、(1)土壌又は根の与えられた量から
集められる線虫又はその卵の数、あるいは、(2)フィ
ールドの植物に加えられた損害の母をモニターする。試
験管内の研究で、(1)走化性反応(例えば化学薬品の
拡散点源からの近遠方向への線虫の移動) 、(2)幼
虫の運動性の変化(はとんどの種のほとんどの生きてい
る幼虫はある条件下でほとん゛ど一定に動く、それで、
そのような条件で運動性のないものは通常、非生存の信
頼できるインディケータ−である) 、(3)土壌又は
根から集められる瘤、包のうあるいは卵の数によりはか
られる感染性の変化、又は(4)生細胞染色のような他
のいろいろな測定が用いられる。
各種のカビ(メリア・コニオスボラ、2去乙二土ヱ之ヱ
(5,及びり、オビパラシチカを含む)及び少なくとも
2種類の細菌(バチルス・±主Σ乏之)及びZ主二丘旦
去スニヱ三上IJ7(L之))は、線虫を殺し、消化で
きる。さらに、(シュードモナス属細菌を含む)他の天
然に存在する細菌がキチナーゼ(ナガハタ(1979年
)及びワーネス(1984年)参照)、コラゲナーゼ(
例えばラオ(1977年)及びキャリツク(1973年
)参照)及び他の蛋白分解酵素(例えば池田(1978
年)参照)を含み/又は放出することが報告されている
しかし、天然に存在するカビ及び細菌は、線虫を抑制す
ることにより、植物を保護する効果を限定してしまう。
カビ又は細菌を用いて植物線虫を抑制する多くの努力か
ら得られたのは、最良のもので、狭い範囲の種の線虫に
だけ短期間(例えば1シーズン)保護するものであった
。より大きな成果がなかった4つの理由が明らかにされ
た。
第1に、植物の根に侵入し線虫を抑制するのに本当に効
果のある細菌に関して、測子という他の微生物のかなり
の競合があるにもかかわらず、細菌は、植物の根の表面
にコロニーを形成し、高度に増殖せねばならない。ある
抗線虫性細菌は土壌に存在し、あるものは、根の表面に
存在することができるが、はとんどは効果があるような
十分に多い状態では存在できない。
第2に、抗線虫性の微生物を接種した領域で線虫の個体
数が減少したら、旌線虫性細菌の個体数は本質的に、他
の細菌の競合で、次第に少なくなる。抗線虫性の個体数
が減少した後、線虫は再出現し、ついには、線虫と抗線
虫性輯菌の平衡がつくられる。均衡した個体数の中の線
虫が常に、影響を受けやすい作物に本質的な損害を引き
起こす。
第3に、はとんどの杭線虫性細菌は、宿主域がほんのわ
ずかである。例えば根瘤線虫に対して効果的なパ ルス
・ペ  ランスは、包のう線虫に対しては効果がない。
生物防除剤として用いられるが、バチルス・ベネトラン
スは線虫宿生がいないと培養や生存が非常に困難な偏性
寄生虫であると考えられている。それ故、かなり大きな
領域を接種するのに十分な凶のバチルス・ペネトランス
の細胞あるいは胞子を用意するのは非常に困難で、任意
の接種物は生きている、感染性の線虫を含んでいるよう
である。
第4に、ある細菌は、ある条件下でのみ線虫を殺す。例
えば、はとんどの線虫を殺すカビは、食物不足という条
件下でのみ、線虫の罠をつくる。
キチンとキチナーゼ 線虫の卵は、N−アセチル・グルコサミン(NAG)の
重合体であるキチンを含有する。ある研究者は、幼生の
線虫も又(特に、その茎状突起に)キチンを含有すると
信じているが、他の研究者は意見を異にしている。即ち
、キチンが幼生あるいは成虫の線虫に存在しているとい
う確実な報告はない。キチンは、°昆虫及びカビに存在
していることが知られている。
本発明でいう、「キチン質の有害生物」とは、植物ある
いは動物に対して、病原性、寄生、あるいは他の有害効
果を及ぼb、そして、その生活環の全ての段階にもキチ
ンを含む全ての生物又は細菌を含む。キチン質の有害生
物は、線虫、カビ、及び昆虫を含む。
(小麦胚芽リパーゼ、パパイン、キチナーゼ及びコラゲ
ナーゼを含む)いくつかの物質が線虫の1種であるチレ
ンコリンカスΦズビウス(Tylenchorhync
hus dubius)の運動性を減少できることが、
ミラー(1977年)により報告された。この報告は、
用いたキチナーゼあるいは他の物質の型、供給源、又は
純度を示り、ていなかった。
出願人は、市販のキチナーゼが線虫を制御できる非特異
的な加水分解及び蛋白分解酵素を含有することを測定し
た。
セラチア・マルセセンス及び乞l二五工lノ・ステユツ
エリを含む数種の細菌はキチナーゼ酵素を発現し、放出
することが知られている。本発明で用いる、細胞による
酵素の「放出」は、死細胞による酵素の放出同様、生細
胞による酵素の活性分泌を含む。
ある種のキチナーゼ遺伝子は、誘導しないと低レベルし
か発現しないと信じられている。キチンが放出キチナー
ゼに遭遇し分解されると、その最終産物は、NAGの単
量体、2量体、及びオリゴマーを含有する。これらのキ
チンの分解産物は可溶性である、そして、これらが細菌
内に拡散し、そこでキチナーゼ遺伝子のより以上の発現
を誘導するという仮説が出された(例えば、モンリール
(1969年)参照)。
この誘導効果は、キチンが土壌に添加されると、線虫の
個体数と感染が減少するという報告に関するとある研究
者は信じている。例えば、マンカラ(1969年)参照
本発明で用いる、「構成的」プロモーターは、当業者に
より「インデューサー」として!!!識される状態ある
いは物質がない場合に、相当量のポリペプチドの発現を
促進する遺伝子プロモーターである。これは、細胞の生
活の全ての段階に遺伝子の連続的な発現を必要としない
(例えば、はとんどの遺伝子は、ある複製段階では発現
されない)。
このプロモーターは、望む環境あるいは、形質転換した
宿主細胞に抑制物質が含まれていないとすると、ある型
の宿主の中のある物質により抑制されるプロモーターを
含む。天然のキチナーゼのプロモーターは、構成的とい
うよりはむしろ、ここでは、「誘導的」であるとみなさ
れる。(モンリール(1969年)及びマンカラ(19
69年)参照)。
各種の異型のキチナーゼが報告された。しばしば「エキ
ソキチナーゼ」と呼ばれるカテゴリーの酵素は、重合し
たキチン分子の端からNAGの単量体あるいは可能なオ
リゴマーを通常除去する。
比較すると、「エンドキチナーゼ」は、キチン重合体を
、2つのNAG残基の間の結合部分で切断する。「キト
ビアーぜ」と呼ばれる異なるが、関連した酵素は、NA
Gの2量体と可能ならオリゴマーを単量体のNAGに切
断する。それぞれのカテゴリーは、異なった型及び供給
源のキチンに対し、異なったレベルの活性を有する各種
の異なったキチナーゼを含む。例えば、セラチア・マル
セセンス遺伝子により発現するキチナーゼは、他の微生
物が発現するキチナーゼとは異なる。本発明で用いる「
キチナーゼ」は、エキソキチナーゼとエンドキチナーゼ
を含むが、キトビアーゼは含まない。
グリコシダーゼ酵素と蛍光性シュードモナス菌 サツカライド(糖)部分を付着している蛋白、細胞及び
動物組織は、「グリコジル化されているJといねれる。
「グリコシダーゼ」酵素(「糖分解」酵素とも呼ばれる
)は、二部、多糖あるいは糖蛋白のような分子から1つ
又は、それ以上のサツカリド部分を切断することができ
る酵素である。
(ラクトースの結合部位のような)β−ガラクトース結
合を切断できるβ−ガラクトシダーゼ(β−gal )
を含む、各種のグリコシダーゼ酵素が知られている。大
腸菌(E、coli)のβ−gal 5量素はIaCZ
遺伝子によりコードされる。lac Z遺伝子は、誘導
的プロモーター/オペレーター領域、Iac Zコード
配列、ラクトース透過酵素をコードするlac Yコー
ド配列及びチオガラクトシダーゼ・トランスアセチラー
ぜをコードするlac Aコード配列から成るlacオ
ペロンの部分である。誘導的プロモーター系であること
、及び、色素産生マーカー遺伝子として利用されること
から、lacオペロンとβ−gal酵素は広く研究され
かつ利用されている(例えばミラー(1980年)参照
)。
シュードモナス属細菌は、いくつかの理由から、植物科
学者にとって興味深いものである。シュートモナス属細
菌は土壌中に比較的多く、選択された植物の特定の品質
の根にコロニーを形成する菌株は、その品質の根から細
胞を集めることにより、簡単に得られる。さらに、ある
土壌シュードモナス属細菌は、病原性のカビを含むいく
種かの有害微生物に対して、生育を抑制する効果をあら
れすと信じられている。有害微生物を妨げることにより
、あるシュードモナス属細菌が、種子及び苗の保護を示
した(カナダ特許1,172,585号(シュロス、カ
リフォルニア大学)参照)。シュードモナス属細菌は又
、農業及び工業廃棄物の生物的分解を含む各種のVL術
分野において化学的に、かつ工業的に興味深い、そして
各種の大I&菌−シュードモナス属細菌のシャトル・ベ
クターは、研究室における比較的簡単な遺伝子操作を考
慮すると、役立つ。
シュードモナス・フルオレセンスを含む何種類かのシュ
ードモナス属iittmは、ある種の栄養培地に生育さ
せると蛍光性である。蛍光性シュードモナス属細菌は、
蛍光性の「シデロフオア」と呼ばれる分子をつくる。こ
れらの分子(及びそれらを含む細菌)は、約290〜3
90nllの波長の光で(紫外部領域で)励起されると
、異なった波長、通常的398〜498 nm(黄−縁
領域)で、光を放出する。蛍光性シュードモナス属細菌
は、それ故、紫外線下での観察により、研究室で容易に
非蛍光性シュードモナス属細菌と区別することができる
(例えば、メイヤー(1978年)、シェリー(198
0年)及びシュ0ス<1981年)参照)。
出願第592.158号には、天然に存在する蛍光性シ
ュードモナス属細菌はβ−gal活性を含まないことを
開示している。この発見に基づき、温室及び野外及び野
外のような環境において、接種し、遺伝的に形質転換し
た蛍光性シュードモナス属細菌の増殖を追跡するために
、β−gal遺伝子をマーカー遺伝子として用いる方法
が創り出される。
1貝U狗 本発明の1つの目的は、細菌を用いて、効果的に線虫類
を抑制する方法を創造することである。
他方の目的は、線虫類に対して効果的な防護力をもつ特
別な型の植物を供給するため、選択された植物の根にコ
ロニーを形成する1種又はそれ以上の土壌細菌に、外来
遺伝子を挿入する方法を供することである。別の目的は
、土壌に適用することができ、そして、線虫類を抑制す
る細菌を含有する組成物を創造することである。
1監立11 不発明畔、微生物の競合条件下、(植物の根の表面にコ
ロニーを形成するシュードモナス属のような)線虫類が
群集する環境で増殖可能で、かつ、線虫類を抑制する細
菌に関する。本発明は、又、線虫類及びその他のキチン
質の有害生物を抑制する細菌を用いる方法に関する。
本発明は又、1種又はそれ以上の線虫類を抑制できる、
(β−ガラクトシダーぜのような)グリコシダーゼ酵素
、あるいは、キチナーゼを発現する外来遺伝子を有する
細菌の形質転換を含む。
(1)特定の植物の根の表面のような、標的環境にコロ
ニーを形成できる適当な細菌を選択すること、(2)望
ましくは、強力なプロモーターの支配下で、キチナーゼ
及び(もしくは)グリコシダーゼ酵素をコードする外来
遺伝子を有する選択された細菌を形質転換すること、及
び(3)細菌が標的環境で、選択された型の線虫類を効
果的に抑制するかどうかを決定する方法が開示されてい
る。
1艶立l!皇am    。
本発明は、蛍光性シュードモナス属細菌のように、植物
の根で、共生関係あるいは、非有害関係で、天然に非常
に多く存在し、線虫類を抑制する細菌の利用に関する。
本発明以前は、未修飾のシュードモナス属細菌が、植物
の根に接種されると、本質的に線虫類を抑制するという
予想はなかった。形質転換していないシュードモナス属
細菌は、コントロールとして、β−ガラクトシダーゼ(
β−gal)遺伝子とキチナーゼ遺伝子を含む遺伝子工
学実験に使用した。
これらの実験は外来のβ−gal及び/又はキチナーゼ
遺伝子をもったシュードモナス属細菌を、(1)外来遺
伝子をもたないシュードモナス属細菌、又は(り細菌無
接種の土壌と比較した。これらの実験は、(1)各種の
天然に存在する細菌の混合物をもつ非滅菌土壌、(21
大豆又はトマト、(3)トウモロコシあるいは大豆の根
から分離されたシュードモナス・フルオレセンスの菌株
、及び(4)種メロイドシネ−(λユl又は、メロイド
シネ・ジャポニカからの根瘤線虫類を含む。
表1の結果は、線虫の瘤がほとんどできないような外来
遺伝子をもたないシュードモナス属細菌を接種した植物
の根を、細菌を接種していない根と、28日後に比較し
たことを示す。
統計値は、ジョンソン(1980年)が述べた方法で計
算された、平均値上「平均の標準誤差」(s、e、m、
)として表わす。一般に、平均値はデータ点の平均を示
し、S、e、1.値は、平均値に対するデータの分布を
示す。
表1 線虫に及ぼす非形質転換シュードモナス属細菌の影響 細菌無接種        53±2.8701E1 
       32.6±3.5試験NO12 細菌無接種       104.9±10.7112
−12       58.6±6.3これは、シュー
ドモナス属細菌が、遺伝的形質転換なしに、線虫類を抑
制するのに、植物の根に接種されうることを証明する。
特定の環境で、線虫類を抑制するのに、シュードモナス
属111i(あるいは、以下に述べる別の形質転換した
細菌)を使用する際、天然に存在する微生物との競合が
あるにもかかわらず、その環境で増殖可能な細菌の菌株
を選択することが重要である。(ある型の土壌で、特定
の型の植物の根というような)特異的な環境適所で、自
然に増殖するほとんど全ての型の細菌は、その適所で生
存することに十分適応せねばならない。そのような細菌
が、各種の他の細菌がすでにコロニーを形成している。
環境に接種されると、接種された細菌の子孫は、その環
境でコロニーを形成し、長時間後、比較的多数存在する
可能性がある。
特異的な環境で増殖できる微生物は、その環境中の物質
(土壌、根の組織等)を採取し、その物質に含まれる微
生物を回収し、培養することにより簡単に得られる。次
々と出る科学文献は、本発明に関して興味あるほとんど
の型の環境に天然に存在する型の微生物を示した参考文
献に富んでいる。例えば、ア ロバクテリウム、リゾビ
ウム、イセス、7ランキ7、ノカルジアあるいは、バチ
kl属の土壌細菌は、各種の根にコロニーを形成するか
、高頻度である型の土壌に存在することが知られている
シュードモナスRIl1m及び他の土壌細菌のがなりの
菌株が、各地に生育する植物の根から簡単に分離できる
。さらに、他のかなりの菌株が、公然と、アメリカン・
タイプΦカルチャー・コレクション(メリーランド州ロ
ックビル)やノザン・リージョナル・リサーチ・ラボ(
イリノイ州ペオリア)の寄託機闇から得られる。寄託さ
れていた細菌の菌株あるいは分離された菌株は(形質転
換したものも、していないものも)以下の処置を用いて
、特異的な型の土壌中で、特定の型の植物の根の上で1
種又は、それ以上の線虫類を抑制する効果が試験される
。IIl菌は、線虫(又は他の有害虫)が群がる範囲の
一部又はそれ以上の部分に、あるいは、そのような範囲
の非滅菌土壌を含む容器に接種される。細菌は、植物の
根又は種子に接種される。処理を施した領域あるいは容
器と、未処理の領域あるいは容器は定期的に、ここに述
べられている方法又は当業者に知られている別の方法で
、線虫の幼虫、卵又は被覆のうの数が、そして接種した
細菌の存在が測定される。細菌がコロニーを形成してい
る領域の線虫の数がコロニーを形成していない領域と比
較して減少していることは、未処理の領域あるいは容器
に発見された型の線虫を細菌が抑制することを示唆する
本発明の別の面は、形質転換細胞とその子孫にグリコシ
ダーゼ酵素を発現し放出させる外来遺伝子を挿入するこ
とによる細菌の形質転換を含む。
そのような形質転換Illは、以下に述べるように、線
虫の抑制を示した。
菌株701E1及び1141の2主二五工丈ス・フルオ
レセンスの2種の培養は、その染色体の中に、(強力な
構成的プロモーターであるβ−ラクタマーゼ又は、Pb
1aプロモーターの支配下にある)キメラの1acZY
遺伝子を挿入することにより形質転換された。得られた
701 L5及び1141L1と命名された菌株は、A
TCCに寄託され、それぞれ寄託番号53175及び5
3176が割り当てられた。
元来、β−gal遺伝子は、米国特許出願第592.1
58@に述べられているように単独で、接種された細菌
を計測するのにマーカー遺伝子として使用されるもので
あった。β−aal N素は、線虫を抑制するとは予想
されなかった、そして、β−oat遺伝子を含む細胞は
、キチナーゼ遺伝子を含む線虫の抑制実膿のコントロー
ルとして使用された。しかしながら、表2に示したよう
に、β−gal遺伝子は、実質上、線虫を抑制するシュ
ードモナス属細菌の能力を増加すること発見された。
表2 線虫に対するβ−gal酵素の効果 瘤の数 □   士の なし           53  上2゜81 14
111(with  Iac2Y)   31. 8 
 ± 6 、9701E1             
     32. 6  ± 3 、5701L1(w
ithlacZY)   14.8±3.7β−gal
酵素による条虫の抑制の理由はまだ完全には理解されて
いないが、β−galのよ−うなあるグリコシダーゼ酵
素は、アンワイズ上のあるいは近傍の糖部分にアタック
することにより、線虫を傷つけることができると信じら
れている。線虫に対する他のグリコシダーゼの効果を評
価する計画が始められた。そのような酵素の1つ、マン
ノシダーゼが、例1Cに述べた試験管内テストで、M、
ジャバニカ線虫を抑制することを示した。マンノシダー
ゼをコードする細菌の遺伝子は、組換えDNA技術を利
用して分離され、形質転換した細菌が線虫を抑制できる
かどうかを決定するために土壌細菌に挿入された。同様
に、試験管内で線虫を抑制する他の酵素をフードする遺
伝子は、分離されて、細菌を形質転換・するのに使用さ
れ、それから、線虫に対して試験がおこなわ°れた。
さらに、含有される酵素活性のために、形質転換した細
菌による線虫の抑制は宿主細胞が(1)挿入遺伝子の活
性グリコシダーゼ酵素を発現、放出し、(り標的環境に
コロニーを形成できない限り、宿主細胞の属に依存しな
いと信じられている。
本発明の第3点は、線虫を抑制するキチナーゼの使用を
含む。例1、Bに述べた実験において、セー  ・マル
セセンスの精製キチナーゼは、1μg/−程度の濃度で
、線虫卵の幼虫への瞬化を抑制することが分った。この
遺伝子がシュードモナス属細菌を形質転換するのに使用
でき、それが線虫を抑制するかを決定するために、例に
述べ、以下に簡単に要約したように、セラチア・マルセ
センスのキチナーゼ遺伝子を分離し、発現ベクターに挿
入して、シュードモナスR1[菌を形質転換するのに使
用した。
セラ アφマルセセンスの染色体DNAは、でたらめに
断片化され、そして、DNA断片はコスミド・りO−ニ
ング・ベクターに挿入された。挿入をもったコスミドD
NAは、ラムダファージの殻にパッケージされた。得ら
れたファージは、大島菌細胞へコスミドDNAを挿入す
るのに使用された。細胞内に入ると、完全なセットのフ
ァージ遺伝子を含んでいないので、コスミドDNAは、
ファージとしてよりもむしろプラスミドとして機能する
形質転換した大腸菌細胞は、コロシト状キチンの重層を
含む栄養寒天平板にスポットされた。コロイド状キチン
層は半透明で不溶性である。コロイド状キチンを分解で
きるキチナーゼが形質転換細胞から放出されているとす
ると、キチナーゼは、コロイド状キチンを可溶性産物に
分解し、その結果、コロイド状キチンの背景に対して目
に見える透明帯をつくる。
キチンの透明帯に囲まれた6個のコロニーが選択されて
、次の分析に使用された。選択されたコロニーの中のそ
れぞれのコスミドは、1つ又はそれ以上のキチナーぜ遺
伝子を含む約22から26kbの長さのセラチア・マル
セセンスのDNA断片を含んでいた。
トリーバレンタル交配を用いて、6個の選択された大腸
菌クローンの修飾されたコスミドは、シュードモナス・
フルオレセンス701E1株に移された。キチン重層平
板を用いた別のスクリーニング段階が利用されて、大き
なキチンの透明帯をもったシュードモナス属細菌のコロ
ニーが選択された。CIHON5031と命名したコス
ミドを含んでいた、そしてこの株は、アメリカン・タイ
プ・カルチャー・コレクション(ATCC)寄託番号3
9765号として寄託された。
大腸菌及びシュードモナス属の細胞中のキチナーゼ遺伝
子の発現を増加し、発現がキチンによる可能な誘導に依
存することを軽減するために、24kbの挿入が、コス
ミドpH0N5031から削除され、例20)Fに述べ
たように、各種エンドヌクレアーゼを用いてより小さな
断片に消化された。
得られたDNA断片は、個々のプラスミドに挿入され、
得られたプラスミドは、犬馬菌細胞に形質転換された。
キチン重層平板を用いて、コロニーが選択され、キチナ
ーゼの放出がスクリーニングされた。211の陽性コロ
ニーが同定され、それらが含んでいたプラスミドは、p
H0N5035とpH0N5036と命名された。これ
らのプラスミドはどちらも、EcoRI切断部位に結合
し、内部に2ケ所Bol If部位をもち、EcoRI
部位のない9.5kb断片に少なくとも1個のキチナー
ゼ遺伝子を含む。
pH0I45035よりも大きなキチンの透明帯をつく
るプラスミドpH0N5036では、キチナーゼ遺伝子
は明らかに図2に示したようにPb1aプロモーターの
支配下にある。pH0H5036を含む大11i1細胞
の培養はATCCに寄託され、寄託番号39764を割
り当てられた。
例20)Gに述べるように、プラスミドpH0N503
6は大腸菌から取り出され、EcoRIとBol IF
の両者で消化された。得られた断片は、Pb1aプロモ
ーターの支配下で9,5kbのキチナーゼ部分の副断片
をもつプラスミドを創るために再結合された。結合混合
物は、大腸菌細胞に形質転換され、キチン重層平板にま
かれ、キチン透明化のスクリーニングがおこなわれた。
試験した200個のうち5個が、異常に大きなキチン透
明領域をもっていた。これらのクローンのそれぞれは、
2.4kbの挿入を含んでいた。1個はpH0N504
0と命名された。これらのクローンが各種のエンドヌク
レアーゼで分析されて、2.4kb部分が、明らかに、
非EcoRI部位テ、EC0RI”  (2り)切断に
より創られたことが発明された( EcoRI”につい
ては1983/84ニユー・イングランド・バイオラボ
のカタログ77ページ、及びフックス(1983年)に
議論されている)。予想されなかったスター切断は明ら
かに、2.4kb断片上めキチナーゼ遺伝子からある形
の転写レプレッサーを切り出し、以前のベクター以上に
pH0N5040のキチナーゼ遺伝子の発現レベルを高
めた。EIHON5040をもつ大腸菌LE、392細
胞の培養液は、ATCCに寄託され、寄託番号3977
4を受けた。
例3に述べた一連の実験で、(1)外来遺伝子をもたな
い、(りβ−gal遺伝子をもつ、又は(3)β−ga
l遺伝子とキチナーゼ遺伝子をもつそれぞれの蛍光性シ
ュードモナス属細菌が、大豆種子と根瘤線虫を含む土壌
に接種された。この研究は28日間(線虫の約1世代)
継続した。表3の結果は以下のことを示唆する: (1)  非滅菌土壌を使用した場合、未接種コントロ
ールに比較して、接種した、非形質転化細菌(701E
1株)は線虫を抑制した。
(り β−gal遺伝子を含む細菌は、β−gal遺伝
子を含まない比較菌株より大きな程度で線虫を抑制した
。そして、 (3)  キチナーゼ遺伝子をもつ細菌は、キチナーゼ
遺伝子をもたない比較菌株より大きな程度で線虫を抑制
した。
瘤の数 (平均上平均の 11立111釆盈旦l     標準誤差) ゛なしく
コン トロール)53±2.8 1141LI       LacZY       
         31.8± 6.9141L1 (DHON504G)  LacZY、キチナーゼ  
20.8±2.6701E1            
 32.e±3.5701L5    LaCZY  
       14.8±3.701L5 (pHON504G)  LacZY、キチナーゼ  
11.8± 1.9微生物の競合があるにもかかわらず
、多数で標的環境にコロニーを形成できる細菌の菌株は
、特に形質転換前にある程度、自然に線虫を抑制できる
とすると、ここに述べたベクターや遺伝子を用いた遺伝
的形質転換には良い候補である。本発明のグリコシダー
ゼ及び/又はキチナーゼ遺伝子は、ここに述べた、ある
いは、当業者に既知の他の方法やベクターを用いて、細
菌を形質転換するのに用いられる。選択環境で最も効果
的に線虫を抑制する適当な細菌の菌株の選択は、日常の
実験を用いて決定される。
・ さらに、キチナーゼ及び/又は、グリコシダーゼ遺
伝子は、ある反すう動物の餌の補足として用いられる(
ある種の1見ヱ文2あるいはセラチアの菌株のような)
II内細菌の菌株を形質転換するのに用いられる。その
ように形質転換した細菌は、動物に病原性の害を引き起
こすアスカリス種のようなある型の線虫を抑制するよう
に、そのような動物の消化系に接種される。
本発明は、セラ ア・マルセセンスのキチナーゼ遺伝子
に限定されない。セラチア・リカファシェンス及びパ 
ルス・ボ1″:キサのような他の細菌は、セー  ・マ
ルセセンスで発現されるキチナーゼとは異なった基質活
性と割合をもつ各種のキチナーゼを発現する。そのよう
な微生物のキチナーゼ遺伝子は、分離され、発現ベクタ
ーにのせられ、選択された細菌を形質転換するのに用い
られる。望むならば、各型の精製したキチナーゼは、1
種あるいはそれ以上の線虫を抑制するかを決定するため
に試験管内で試験される。試験管内で、線虫を抑制する
キチナーぜをコードする遺伝子はここに述べたような分
離と使用に良い候補である。
望むならば、本発明の細菌は、又、キトビアーゼ遺伝子
で形質転換される。これは、多くの型の細菌が栄養とし
て利用できる単量体のNAGに(キチナーゼによるキチ
ンの消化によりつくられる)2量″休あるいはオリゴマ
ーのNAGを細菌に切断させる。キトビアーゼ遺伝子の
分離とクローニングはホロウイツツ(1984年)によ
り報告された。
ここに用いられているように、「接種」とは、選択され
た環境に生きた細菌を導入する全ての方法である。例え
ば、根の表面は、細菌の懸濁液と植物の種子を接触する
こと、種子を乾燥すること、そして、種子を植えること
により、細菌が接種される。種子が発芽すると、根は細
菌と接触することになる。
望むならば、線虫を抑制する細菌は、ビートモス、蛭石
、土壌、種子又は他の植物組織、メチルセルロース、キ
サンタンガム等のような各種の担体物質と混合される。
混合物は、線虫のいる土壌へ、広げられるか、すきこむ
か、他の方法で混合される。望むならば、細菌は、生物
学的に分解可能なあるいは水溶性の物質に包まれた、又
は、生存を延長するように、あるいは、取り扱い中その
代謝活性レベルが減少するように処理された凍結乾燥の
状態で、物質と混合される。望むならば、担体物質は、
細菌の増殖を助けるために同化されつる栄養源を含む。
腸内接種の為の細菌は、目的の動物が摂取するのに適し
ている担体物質と混合される。
望むならば、本発明の遺伝子は、その適当な遺伝形質を
確実にするために、細菌の染色体に挿入されうる。特異
的な環境で他の微生物と競合する特定の型の細胞中でプ
ラスミドが不安定であるとすると、これは有効である。
EPO 091,723号(グリンター)に述べられた方法のよ
うに、細菌の染色体に遺伝子を挿入する各種の方法が知
られている。
望むならば、選択した酵素をコードするDNA配列を、
β−ラクタマーゼ・プロモーター(Pbla)「tac
Jプロモーターあるいは、バクテリオファージのプロモ
ーターのような強力な構成的プロモーターの支配下に置
くことができる。得られたキメラ遺伝子は、自然の遺伝
子よりも大量に望む酵素を発現させる。(キチナーゼ遺
伝子をもつ)プラスミドpH0N5031 、EIHO
N5036又はpH0N5040を含む細胞の培養液は
ATCCに寄託され、それぞれ寄託番号39765.3
9764及び39774を割り当てられた。さらに、3
つのシュードモナス・フルオレセンスの菌株(リファン
ピシン耐性ではあるが、形質転換していない701E1
、染色体1acZY遺伝子をもった701E1株である
701 L5、及び染色体1acZY遺伝子をもつ異な
ったりファンビシン耐性株である114111株)の培
養液は、寄託され、ATCC寄託番号39773.53
175及び53176をそれぞれ当゛てられた。
非常に多くの型のこれらの株のバリアントやミュータン
ト又、それに含まれるプラスミドや遺伝子を当業者に既
知の方法でつくった。例えば、細胞は、X線、紫外線あ
るいは、ランダム・ミューチージョンを引きおこす各種
化学薬品のような突然変異誘°発剤で処理する。別法で
は、コントロールされた様式で、プラスミド又は遺伝子
の1つのあるいは、多くの塩基を換えることは可能であ
る。
処理を施した細胞、あるいは、処理を施したプラスミド
又は遺伝子をもつ宿主細胞は、上述の方法で、線虫抑制
活性が測定される。
ここに用いられているように、寄託培養「由来の遺伝子
をもつ細菌」は、寄託菌のDNAから複製されたDNA
を受け継いでいるか、形質転換された細菌を含む。1つ
の例として、プラスミドpH0N5040は、培養#3
9774 (又はその子孫)から取り出され、異なる微
生物宿主に挿入さ°  れた。別の例として、キチナー
ゼ遺伝子は、pH0N5040から切り出され、異なる
マーカー遺伝子をもつベクターに組み込まれ、そして、
選択された宿主細胞に挿入される。どちらの型の形質転
換細胞も、特許請求の範囲にカバーされる。
ここに用いられている「遺伝的に形質転換した細菌」は
、形質転換した細菌の全ての子孫又は、他の末えいを含
む。「外来」遺伝子は、形質転換、交配等により存在す
る細胞に挿入された遺伝子、及び、形質転換細胞の子孫
に受け継がれたような遺伝子をいう。外来遺伝子は、文
献では、しばしば「異種の」遺伝子と見なされる。
「キメラ」遺伝子は、2種又はそれ以上の遺伝子断片を
連結してつくった機能的遺伝子である。
例えば、キチナーゼを暗号化する(コーティング配列と
も呼ばれる)゛構造配列に適当な関係で連結された構成
的プロモーターは、キメラ遺伝子の1つの型である。キ
メラ遺伝子は又、例えば、1つの遺伝子を3つの断片に
消化し、遺伝子の発現を阻害する1つの断片を削除し、
高レベルの発現力をもった修飾遺伝子を再構築するため
に残りの断片を再連結することによりつくられる。
法例は、本発明の特異的具体例をさらに述べている。当
業者は普通の実験を用いて、ここに明らかにしている発
明の特異的な具体例とかなり同様のことをi!識し、確
認できる。そのように同義のことも特許請求の範囲にカ
バーされる。
健 (比活性148ネファロメトリック単位/Mg蛋白、の
USBCIot#26102)のセラチア・マルセセン
ス由来のキチナーゼの粗標品は、米国バイオケミカル・
コーポレーション(オハイオ州りリーヴランド)から入
手した。(ロング(1981年)が述べた測定に類似し
た)基質としてアゾカゼインを用いるプロテアーゼの測
定は、この粗標品には、線虫にとっては毒性のある氷解
及び他の蛋白分解酵素が、実質量混在していることを示
唆した。線虫に対するキチナーゼの効果の正確な評価を
する前に、非特異的な氷解又は蛋白分解酵素を除去する
ために、粗標品をIIfJする必要があった。
第1の精製手順は、精製したコロイド状キチンへの親和
力結合を含んだ(ロバーツ(1982年)に類似)。簡
単に言えば、この手順は、不溶性のコロイド状キチンへ
のキチナーゼの親和力結合を含む。最初の結合は、キチ
ナーゼによるキチンの分解を阻害する4℃で生ずる。未
結合の酵素と他の可溶性物質は、ベレット中のコロイド
状キチンと結合したキチナーぜを遠心し、上清液を捨て
、ベレットを再懸濁することにより除去された。懸濁し
たベレットキチナーゼにキチンを分解し、可溶化するた
めに30℃でインキュベートすると、かなり精製された
キチナーゼが出て可溶化する。
この手順は以下に詳細に述べる。
・マ   ゛ のキチナーゼ1gを 200mの50−Hリン酸カリウム緩衝液(pH6,3
)に懸濁し、4℃で同じ緩衝液41に透析した。最初の
12時間の透析後、新しい41の緩衝液に交換し、さら
に3時間透析した。牛血清アルブミンを標準に用いたブ
ラッドフォード(1976年)の方法により測定した蛋
白濃度は、コロイド状キチンへのキチナーゼの結合と溶
出に最適の濃度である、0.67J19蛋白/meの所
定濃度に稀釈された。モラノ(1977年)が述べたよ
うに合成された等量の精製されたコロイド状キチンのス
ラリー(7*(乾燥重量)キチン/II15QmHリン
酸カリウム(pH6,3))を4℃で、透析し、稀釈し
たキチナーゼ標品に添加した。コロイド状キチンへのキ
チナーゼの均一な結合を確実にするために、15分間隔
で30秒間手で振盪することによりスラリーを懸濁した
。定期的に採取した試料をエツベンドルフの微量遠心で
2分間遠心し、上清中の未結合のままのキチナーゼ活性
の量を示す放射性キチンの可溶化の測定(モラノ(19
77年))に・よりキチナーゼの結合を測定した。結合
は速く、15分以内に完全であった。
キチンに結合したキチナーゼは、複合体を沈降させるた
め、20分間、20,000gで遠心した。ベレットを
900dlの50mMリン酸カリウム緩衝液(EIH6
,3)で洗浄じ、同MIj液に懸濁し、キチナーゼにキ
チンを分解させるために30℃でインキュベートし、キ
チナーゼを放出、可溶化した。結合したキチナーゼ活性
の約30%が30℃での24時間のインキュベートでキ
チンから溶出する。キチナーゼを上記のように粒子を除
去するために遠心し、501Mリン酸カリウム緩衝液(
pH6,3>41に対し、キチンの分解産物を除去する
ために4時間、さらに・18時間透析した。透析したキ
チンをアミコンの濃縮器で20倍に濃縮した。得られた
混合物は、5種の異なるキチナーゼを含むと信じられる
プロテア−ぜ活性が50m14リン酸カリウム緩衝液p
H6,3で測定されたことを除いて、ロング(1981
年)により述べられたように基質としてアゾカゼイン(
シグマ・ケミカルCO,ミズーリ州セント・ルイス)を
用いて非特異的プロテアーゼ活性を測定した。非特異的
ブ0テアーゼ活性は、キチンの7フイニテイ一精製段階
で入手したキチナーゼ°標品に比較して約150分の1
にそし  ゛て、分子ふるいのクロマトグラフィーで検
出できない程度まで減少した。それ故、IIキチナーゼ
を用いた抗線虫性試験から得られた結果(例1、B)は
、非特異的プロテアーゼ又は、他の加水分解酵素につい
ての制限なしにキチナーゼによるものである。
濃縮キチナーゼ的4〜9■を1.51:IIX95Qm
(168m1!ベツド容量)カラム(1ジルトロゲルA
cA54、LKBインストルメンツ、メリーランド州ロ
ックビル)にのせ、約10d/hrで溶出した。1.5
adずつ画分を集め、キチナーゼ活性を測定し、SOS
 − PAGE分析により決定した独特の単量体の分子
量をもつ3つの異なるピークに分離した(図4)。キチ
ナーぜ活性と総蛋白の大部分が、異なる単量体の分子量
の2つの独特の蛋白として最後のピークに溶出した。未
変性条件下でのこれらの蛋白の電気泳動から、キチナー
ゼ活性を有する分子量約57kdと2 1 kdの2種
の蛋白のバニドが得られた。これらの2種のキチナーゼ
は、クマジー・ブルーで染色したSOS−PAGEゲル
を見る限りで95%以上の純度で精製された。
B.M.ジャバニカ卵のキチナーゼ処理根瘤線虫、メロ
イドシネ・ジャバニカの卵は、し2段階の幼虫を温室栽
培植物に接種して6週間後、感染させたトマトの根を水
でホモジネートすることにより得られた。
根のホモジネートは、次いで、60メツシユ、200メ
ツシユ、及び500メツシユのスクリーン(W.S.タ
イラーCO.,オハイオ州メニトール)を用いてふるい
にかけられる。メツシュの大きさは、平方インチあたり
の穴の数を示す。卵は最後のふるいに残される(例えば
、500メツシユ卵は、200メツシユのスクリーンは
通過するが、500メツシユのスクリーンは通過しない
)そして、遠心するために50−の円錐状のチューブに
移される。卵の水懸濁液40Idはダイナツク・テーブ
ル・トップ・遠心機(ベクトン・デイキンソン&カンパ
ニー、ニューシャーシー州バーシバニー)の設定数を6
にして4分後に沈澱をつくる。上清液は除去されて、卵
を50%( W/V)蔗糖水溶液に再懸濁した。先の設
定条件でこの懸濁液を遠心し、蔗糖溶液に浮かんだ卵を
回収した。
卵は、予め短波長のU■光で滅菌したエタノールで洗浄
した500メツシユのふるいの上で、ゆるやかに振盪回
収した。卵は、50μg/adの硫酸ストレプトマイシ
ン(シグマ・ケミカルCO.)に懸濁させ、室温で4時
間インキュベーションして、表面の滅菌をおこなった。
表面の滅菌後、抗生物質を除去するために、卵を滅菌ふ
るいに置き、滅菌水で3回洗浄した。
卵は滅菌した培養チューブに分配した。リン酸カリウム
(pH6.3)を50mHの濃度で添加し.た。
それぞれ117!の溶液には約9200個の卵が含まれ
た。
異なるバッチの卵をリン酸カリウム緩衝液(コントロー
ル)又は、例1,Aで述べたように精製した5種類のセ
ーチア・マルセセンスのキチナーゼの混合物1μg/M
1、10μt/d又は100μ97dを含む緩衝液に浸
した。蛋白濃度の可能な効果のコントロールとして、同
一濃度で牛血清アルブミンを準備し、試験したが、明ら
かな効果は観察されなかった。それぞれの処理を4パツ
チの卵についておこない、それぞれの処理から3′in
の試料(各25′u1容量)で12試料となった。
群化した幼虫(運動性及び非運動性)を24時間間隔で
10日以上、立体顕微1(40x)下で計測した。25
μオ試料あたりの負型的な初期の卵の数は231±31
(’nー36処理チューブ)であった。
図5及び表4にある結果は、1μg/I11はどの低濃
度でキチナーゼが線虫の卵からの群化を抑制することを
示唆する。
表4 線虫類に対するキチナーゼの効果 10日後に 処  理         群化した卵(平均上標準偏
差) 緩衝液のみ(コントロール)   82.2±10.1
51μ9/dlキチナーゼ     53.1±15.
710μg/111キチナーゼ    49.9±13
.8100μ9/meキチナーゼ   26.0±4.
6C,−al  マンソン″ −ゼによる幼虫の処理群
化したばかりのM、ジャバニカの幼牛を24時間、30
0units /dβ−0a1(大腸菌由来)、1η/
−マンノシダーゼ(ジャック豆由来)もしくはIQ/d
牛血清アルブミン(BSA、コントロール)に浸した。
幼虫を2週齢のトマトの根に接種し、・14日後に瘤を
計測した。表5の結果は、β−gal処理はコントロー
ルに比較して、幼虫にそれ程効果を与えないが、マンノ
シダーゼ処理は約44%まで瘤を減少させたことを示す
表5 β−gal又はマンノシダーゼによるM・ジャバ=n幼
虫の24時間処理効果 14日1の瘤の数 処理          (平均上標準偏差)BSA 
(コントロール)   40.4± 9.5β−gal
           37   ±11.9マンノシ
ダーゼ      22.8± 6.3例2:セラチア
・マルセセンスのキチナーゼ −子の操作 A、 セラチア・マルセセンス染色体DNAの分離セン
スの菌株は、E、キャビア(国立健康研究所、NIH)
から得た。この菌株は元来、モン′リール(1969年
)により特徴が調べられており、そして、キチナーゼを
分泌することが報告されている。セラチア・マルセセン
スQMB1466 11をルリア・ブロース(LB)中
、30℃でA600−2.0まで生育し、細胞を0.1
5M生理的食塩水−1−HEDTAで洗浄し、−70℃
で凍結した。染色体DNAは、DNA標品に対して、R
HaSIB処理の後、フェノール抽出と、続いてクロロ
フォルム地山をおこなったことを除いてマーマー(19
61年)が述べたように分離した。
約1qの染色体DNAを分離した。このDNA20μグ
を業者が述べたようなEcoRI緩衝液を含む150μ
lの反応溶液中で、8ユニツトのEcoRIを用いて、
37℃で15分間部分消化した(全てのエンドヌクレア
ーゼは、ニューイングランド・バイオラボ(マサチュー
セッツ州パーバリー)又は、BRL(メリーランド州ゲ
イサース・バーブ)から入手した)。これらの条件は、
染色体DNAの18〜28kb断片を最大限回収するよ
うになっていた。EcoR1消化は、65℃、5分間の
熱処理で停止させた。部分消化されたDNAを0.25
M酢酸ナトリウム(pH5,2)存在下、2容のエタノ
ールで沈澱させ、0.5μg/μlt’TE!1lli
液(i QIHTriS HCl、1n+HEDTA、
pH8,0>に懸濁した。
コスミドpRMSL26 (ロング(1981年))は
バーバード大学のF、アウスベルから得た。火父亘l込
種の約20kbのDNAを含むこのコミストは、Eco
R工で消化されて、DLAFRl(フリートマン(19
82年))に匹敵すると信じられている21.6kbコ
スミドを再構築するために再連結された。  − 21,6kb+スミドを、cacz2で処理した大腸菌
HB101細[1(ATCC#33,694)に形質転
換した。12.5μg/l1leのテトラサイクリン(
Tc)を含む11のLB培地で細胞を1晩、飽和まで生
育した。これらの細胞培養液160atを遠心で集菌し
、冷却したTEIii液で洗浄し、凍結ベレットとして
保存した。コスミドDNAは以下に述べるように「手順
A」を用いて調製した。
ベレットを融解し、6IINのTEG緩衝液(25iH
Tris −HCj (DH8) −50118EDT
A及び1%(14/V)グルコース)に懸濁し、12m
のアルカリ−8O8(10,5se蒸溜水、3.0dl
N−NaOH,1,5m10%ドデシル硫酸ナトリウム
)を添加し、逆さにして混合し、水中に20分間静置し
た。9Idの氷冷したKOAC(6045M酢酸カリウ
ム、11.5m氷酢酸、28.5ad蒸溜水)を添加し
、逆さにして混合し、10分間水中でインキュベートし
て、10分間12.00(lで遠心した。約20atの
上清を2つの新しいチューブに移した(各10m>。等
量のフェノール:クロロフォルム(1:1、TEI衝液
で飽和したフェノール)を添加し、撹拌し、10分間1
2.0009で遠心した。
約10aeの上層を2本の新しいチューブのそれぞれに
移した。20ydのエタノール(2容)を各チューブに
添加し、水中で20分間沈澱させて、10分間10.0
00gで遠心した。ベレットをエタノールで洗浄し、真
空で5分間乾燥した。1dのTE緩衝液を各チューブに
添加し、DNAを再懸濁して、1本のチューブにまとめ
た(合計2−)。
RNaseA (シグマ・ケミカル・Co、、ミズーリ
州セントルイス)を15mHNaCfを含む1QIHT
ris−HCj (DH7,5)で10MI/mlにな
るように調製した。混在するDNaSeを不活化するた
めR14aSe^を10〜15分間煮沸し、ゆっくりと
室温で冷却した。溶液は一20℃で保存した。
100μmのRNaseA(10ay/d)と1〜2μ
17)RNase Tl  (約300μ/μm、BR
L)をm加し、37℃で15分間インキュベートした。
500μlの2MNa(,41/TE!II液を添加し
た。混合液は、以下に述べるように調製した平衡化した
NAC3−52ミニカラムに直接のせられた。
NAC3−52樹脂を業者の説明!(BRL)に従い水
和して、マグネチックスターラで撹拌した。22ゲージ
針を10mのエコノーカラム(バイオ・ランド、カリフ
ォルニア州すッチモンド)につなげ、P90イントラメ
ゾイック・チューブを針につなげた。6+dの樹脂(約
0.4g)を各カラムにピペットで入れ、はとんどの樹
脂緩衝液(2M  NaC1/TE)をカラムに通した
。試料を添加する前に、10−の0.4M  NaC1
/TEを加え、流した。
DNA試料(合計2.6Mりをカラムにのせた。
はとんどのDNAがこの段階で、NAC3−52樹脂に
吸着した。収量を上げるため、溶出液を集め、3度カラ
ムにかけた。結合していない蛋白やRNAを除去するた
めに、30mの0.4MNaCj/TEでカラムを洗浄
した。DNAは、11Ilの0.65M’ NaC1/
TE2回で溶出した。
2−のエタノールをそれぞれの溶液に加え、10分間ド
ライアイス中で沈澱させ、マイクロ遠心機で5分間遠心
し、上清を捨て、エタノールで洗浄し、5分間真空で乾
燥して、200μオのTEIIi液に再懸濁した。
DNAの収量及び確実性は、吸光度(OD   )6G を読み取り、0.8%アガロース・ゲル上でEcoR工
とBQI ■の制限断片を分析することにより測定した
1.5119の精製DNAをEcoRI テ37℃、6
0分間制限し、子牛腸のアルカリ・ホスフェイト(CA
P)で処理した。得られた断片は、例1で述べたように
EcoR工で部分消化したセラチア・マルセセンスの精
製DNA0.5μグと結合させた。1mMATPを緩衝
液中のT4DNAリガーゼを添加し、混合液を23℃で
40分間、さらに16℃で40分間インキュベートした
C1セー  ・マルセセンス NAのクローニンバクテ
リオファージのパッケージング、エキスはプロメガ・バ
イオチック(ウィスコンシン州マデイソン)から入手し
た。しかし、ここで述べた実験では、それは、基本的に
は、マニアナイス(1982年)が述べたようにII製
した。簡単に言えば、この手順は、1つの遺伝子を欠落
しているλ(ラムダ)のプロファージ配列をそれぞれが
含むような2種の相補的な大腸菌の細胞系の使用を含む
。細胞系BH32688は、ファージの殻のE蛋白を生
産できないrEJ遺伝子欠落のプロファージを含む。a
m系BHB2690は、rDJ遺伝子を欠落したプロフ
ァージを含む。両細胞系のプロファージは、ファージ蛋
白を発現誘導し、蛋白は、完全なファージの殻を集合さ
せるため混合させた。セラチア・マルセセンスの挿入を
もつコスミドは、ファージの殻と混合させた。ファージ
のパッケージングの性質のため、約22〜26kbの挿
入をもつコスミドのみが、大腸菌細胞に感染できるファ
ージをつくるためその殻の中に取り込んだ。挿入された
コスミドDNAは、大腸菌細胞で複製するが、完全なセ
ットのファージ蛋白をコードしないために、大腸菌細胞
内では、ファージというよりはむしろプラスミドの様に
機能する。
凍結/融解ライセードをII製するため、大腸菌BH3
2688細胞が30℃で1晩LB培地中で飽和まで培養
した。細胞を21フラスコ中、500dのLB培地でサ
ブカルチャーし、30℃で、培養濃度が75クレット単
位に達するまで振盪した。プロファージの複製は、45
℃以上15分間さらに39℃2.5時間のインキュベー
ションで誘導した。
細胞を4℃10分tl110.0OO5Fで延伸した。
ペレットを20%(11I/V)蔗糖を含む冷却した蒸
溜水11I&に再懸濁し、これを500μl画分に分注
した。250■Hトリス・HCj(pH8)に溶解した
2■/Mlリゾチーム25μlをそれぞれの画分に加え
、ゆるやかに混合した。チューブにキャップをし、2〜
3分間液体窒素に浸し、それから水中に静置し、1時間
融解した。25μlのパッケージング緩衝液(618T
ris −HCJ! (pH8)、50mMスペルミジ
ン、50sHプトレシン、20−HMQC!    、
 30g+HATP、  30eH2−メルカプトエタ
ノール)を各チューブに加え、注出液を混合した。混合
液を4℃で25分間 30、ooogで遠心した。上清を50μlずっに分配
し一80℃で保存した。
音波処理抽出液は、BH3268811胞と同じ手順で
大腸菌BHB2690細胞を培養して調製した。遠心後
、ペレットを3.6aeの冷却した音波処理用緩衝液(
2018Tris−HCj! (t)H8)、1−14
  EDTA、5sM  2−メルカプトエタノール)
に再懸濁し、音波処理により溶菌した。ライセードを4
℃で10分間微量遠心し、ペレットを除去した。等量の
音波処理用緩衝液と176容の新しいパッケージング緩
衝液を上清に加え、混合した。混合液は50111ずつ
に分配し、−80℃で保存した。
連結したコスミド・セラチア・マルセセンスDNA  
5μオを10μlの音波処理抽出液及び25μlの凍結
−融解う゛イセートと混合し、23℃で60分間インキ
ュベートし、それから、210utのファージ緩衝液(
50mHTris−HCl (pH7,5)、0.IM
NaCj、8−HtvlosO4)をさらに加え混合し
た。150μlの稀釈したパッケージしたコスミドDN
Aを、0.4%、マルトースを含むLB培地中、30℃
で200クレット単位の濃度まで生育した大腸菌5R1
93細胞(SR1257C600StrAr−m ” 
Ieu −pro −5uiI [λ cI857ni
n+ΔBamHI  58−71 pracl )に感
染させるのに使用した。細胞とファージを30℃で20
分間インキュベーション後、1dLB培地を加え、混合
液を30℃で70分間振盪培養した。細胞をその後簡単
に遠心して濃縮し、14μg/dTcを含むLBプレー
トにまき、30℃で48時間培養した。
0、 大腸菌5R193株のキチナーゼのスクリ一二U 例20)Cの形質転換株を半透明のコロイド状キチンを
含む寒天平板を用いてキチナーゼ活性のスクリーニング
をおこなった。セラチア・マルセセ>1の細胞を含む試
験は、市販のキチンには低感度であった、そこで、次の
ような、キチン平板をつくる改良方法が開発された。
モラノ(1977年)の方法を用いて、キチンをキトサ
ン(シグマ・ケミカルCo)を利用して合成した。キチ
ナーゼを−かなり洗浄することが必須であった。蒸溜し
た脱イオン水で数回洗浄し、それからI)Hを7.0に
調整し、混合液をさらに数回洗浄した。合成キチンをオ
ートクレーブ前にポリトロン・ブリンク−(ブリンクマ
ン・インストルメンツ:ニューヨーク州ウェストバリー
)で均一にした。この段階、によって、キチンは、市販
標品よりも少なくとも10倍キチナーゼ分解に感受性が
高くなった。
(キチンが寒天を通して分散したというよりはむしろ)
キチンの重層を含む平板を使用した。
25M1の寒天層(各々0.1 % (14/V ) 
+7)栄ll天と寒天(ディフコ、ミシガン州デトロイ
ト)と、12.5μg/IdのTC)をペトリ皿に流し
込んだ。寒天が固化したら、5η/I11のコロイド状
キチン(乾燥重量)を含む同一の寒天培地10dを各々
のベトリ皿に加えた。これは、透明帯試験の感度を約3
〜5倍増加した。
約2800個のテトラサイクリン耐性のコロニー(TC
R遺伝子をもつpLAFRl)を楊子を用いてキチン重
層平板に移した。平板を目視分析の前少なくとも3日f
lE130℃で培養した。コロイド状キチンの半透明の
背景に対して目で見えるコロニー周辺部の透明帯の存在
により、6個のキチナーゼ陽性コロニーを同定した。2
個のクローンは、EcoRIとBQI iによる消化で
決定される同一の24 kb挿入を含むと思われるpM
ON5031及びpMON5032というコミストを含
んでいた。第3のりO−ン(pMON5033)は、1
.7kbのEcoR工断片を抜いた同一挿入を含んでい
る。4つのクローン(pMON5027.5030.5
031、及び5034)は、大I&菌5R193でキチ
ナーぜ活性を発現する。
大腸菌のクローンを14μg/dTcを含むLB培地中
、30℃で1晩培養し、プラスミドDNAを次の方法(
「手順BJ)で調製した。
細胞をエツペンドルフのマイクロ遠心機で2分間遠心し
、上清を捨て、TEGI[液100μlに再懸濁し、懸
濁液が均一になるまで撹拌した。
200μオのアルカリ−3DS (0,2NNaOH,
1%5DS)を加え、逆さにして混合し、5分間水中に
静置した。150μlの酢酸カリウム(KOAC)混合
液(3M  KOAC+2M酢酸)を加え、逆さにして
混合し、5分間水中に静置したのち、マイクロ遠心機で
5分間遠心した。450μm(又はそれ以下)をエツペ
ンドルフチューブに入れた。450μlのフ、エノール
/クロロフォルム(1:lTE111液飽和のフェノー
ル+クロロフォルム)を加え、撹拌し、2分間微量遠心
した。上層(約350μi)を別のエツベンドルフチュ
ーブに移した。等量又はそれ以上の無水エーテルを加え
、下層が比較的透明になるまで撹拌した。上層をデカン
トして除去した。エーテル処理をその後繰り返した。
700μlのエタノールを加え、15分間氷に静置し、
5分間の微量遠心後、上清を除いた。
250μlのTE111液を加え、混合液をペレットが
溶解するように撹拌した。25μlの3M酢酸ナトリウ
ム(pH4,8)を加え、混合した。
600μlのエタノールを加え混合した。混合液を10
分間ドライアイス中でインキュベートし、5分間の微量
遠心後、上積を除いた。500μオのエタノールを加え
、混合液を1分間微量遠心した。上清をデカントして除
去した。下層を5分間真空で乾燥させ、17μlの蒸溜
水に再懸濁した。
2μオの10X制限緩衝液と10〜15単位の制限エン
ドヌクレアーピを加えて、37℃で30分間インキュベ
ートした。1μオのRNaseA (10q/d)を各
試料に加えた。混合液を5分間室温でインキュベートし
、2μlの10Xブロモフエノール緩衝液(50%グリ
セロール及び0.002%(II/V)色素)を加えた
。試料を大きさのマーカーを含むアガロースゲルにのせ
た。ブロモフェノール色素の最前部がゲルの末端に達す
るまで泳動した。アガロースゲルを1μg/d臭化エチ
ジウム(EtBr)で20分間染色し、蒸溜水で30分
間脱色して、写真撮影した。
プラスミドDNAをEcoRI、BgI [、Hpa 
工、BamHI 、Sea I、あるいはSph Iで
消化し、ゲルのバンド・パターンを比較した。この結果
は、全ての陽性クローンが、そ、れぞれの末端にEco
R工部位をもち、内部にはEcoRI部位のない共通の
9.5kb配列を含むことを示唆した。
pMON5030又は5027をもつ大腸菌LE392
11胞をLB培地中、30℃で10日間培養した。細胞
を音波処理で溶菌し、微粒子物質を除去するために遠心
し、50−Hリン酸カリウム緩衝液で1晩透析した。こ
れにより、例1A−に述ぺた方法でII製された蛋白の
粗標品が得られた。
5O8−PAGEゲルによる分析は、形質転換した大腸
菌が、発現するキチナーゼが約57kdの大きさをもつ
単量体の蛋白であることを示唆した。
57kdの蛋白は約1.6kbの長さのコーディング配
列を必要とする。
分解したコロイド状キチンの透明帯の生成は、培地中へ
の形質転換した大腸菌細胞によるキチナーゼの放出に依
存する。大腸菌5R193株は、不完全な温度感受性の
λプロファージを含んでいる。ファージの清涼性による
細胞破壊が、必要ならば、培養を42℃に上げることに
より誘導されるので、この菌株が選択された。あるコロ
ニー周辺にキチンの透明帯を生成するのに十分のキチナ
ーゼが非誘導培養により放出されるので、誘導による細
胞破壊は不必要ということが明らかとなった。
大腸菌細胞が放出するキチナーゼを分析するため、3種
のベクター(pMON5027.5032及び5034
)が例20)Bの「手順A」により分離し、標準のCa
Cl2法を用いて、大腸菌の異なる菌株、LE392 
(マニアナイス、(1982年))に形質転換した。大
腸菌[E392株はλの清涼を含まない。
LE392株の3種の形質転換コロニーすべてが、5R
193株の細胞で測定された透明帯に匹敵するキチンの
透明帯を生成した。生存する非形質転換のセラチア・マ
ルセセンス細胞にキチナーゼを分泌させる天然の分泌過
程を利用して、大腸菌が、セーチア・マルセセンスのキ
チナーゼを分泌したことをこれは示唆した。しかし、次
の実験は、例20)Hに述べるように、生細胞によりキ
チナーゼが活性をもって分泌されることは殆んどないこ
とを示唆した。
6個のキチナーゼ産生陽性クローンのコスミドが、プラ
スミドpRK2013 (フィブルスキー、(1979
)参照)をもつ大腸菌細胞を用いたトリーバレンタル交
配による大豆の根にコロニーを形成するシュードモナス
・フルオレセンス701E1株(ATCC#39773
)の形質転換に用いた。コスミドを含むコロニーは、(
例20)Dに述べられた「手順B」を用いた)制限酵素
によるパターンの解析により確認し、例20)Dに述べ
られたように、キチン重層平板にストリークした。平板
は3〜10日fl130℃で培養し、キチンの背景の透
明化を観察した。大腸菌5R193の中にあるときにキ
チンを透明化するクローンのいくつかは、又、ρMON
5031、pMON50320)pMON5034及び
DMON5027を含む区主二五土丈2701E1株で
も、キチンを透明化することは注目すべきことであった
。しかしながら、シュードモナス701 E1株のコロ
ニー周辺の領域の大きさ及び、それが出現する速度は、
一般に、大腸菌のそれよりも低かった。コスミドpMO
N5031をもつzl二上jス・フルオレセンス701
E1株は、ATCCに寄託され、寄託番号39765を
当てられた。
コスミドpMON5031をもつ大腸菌5R193株を
、飽和まで、30℃で、14μ9/dテトラサイクリン
を含む400dのLB培地で培養した。細胞を遠心で集
め、プラスミドDNAを手順A(例20)B)により精
製した。このDNAの確実性は、上述のように、Eco
RI 、 Hpa I。
Sea I 、Sph I及び/又はBol [を用い
た制限酵素によるパターンの解析により確認した。
pMON5031のEcoRIによる完全消化で、3つ
の小さな断片と大きなコスミドの断片が生じる。
同様に、7ラスミt’l)MON5012DNAを大腸
菌M2B5株(lac−)に形質転換し精製した。DM
ON5012DNA1.2μり及びpMON5031D
NA2.4μグをそれぞれECORIで完全消化し、エ
タノール沈澱により濃縮した。DNA断片を混合し、T
4DNAリガーゼとインキュベートして、CaCl2処
理をした大腸菌MO1009株(lac −、recA
−) ヲ形質転換するのに使用した。形質転換株は、5
0μg/dカナマイシン及び6411g/dX−Qa+
を含むLB平板上で、37℃で1晩生育させた後に選択
した。白色コロニーをキチン重層平板に移し、3日11
137℃で生育させた。透明帯が25%以上のコロニー
の周辺に見られ、これは、3つのEcoRI断片の1個
が少なくとも1つキチナーぜ遺伝子を含み、この遺伝子
の強力な発現が、(Pb1a又はPoriプロモーター
からの)方向づけで得られることを示唆する。
プラスミドDNAを手順B(例20)を用いて11個の
陽性の候補から精製し、EcoRI消化によるバター、
ンを分析した。全てが9,5kbのECORI断片をも
っていた。さらに、Bat IIによる消化が、透明帯
がわずかに大きいと思われる11個のうちの2個及び、
より小さいと思われる21Mについておこなった。得ら
れたパターンから、キチンの透明化がより大きい211
は(DMON5036と呼ばれる)プラスミドのB(l
11[特有の部位に関して順方向にひろがっていること
が示唆された。キチンの透明帯がより小さい21の別の
ものは、逆方向にひろがっている゛、、Pb1aプロモ
ーターは一般的に、Poriよりも強力なので、図2に
示したように、DMON5036のキチナーゼ遺伝子の
方向性は、Pb1aプロモーターの支配下にあると推察
された。
逆方向にキチナーゼ遺伝子をもったクローンの1つがp
MON5035と命名された。DMON5036をもつ
大腸菌MCI 009株をATCCに寄託し、寄託番号
39764を得た。
G、pMON5040の 製 例1Fに述べたようにIF製したブ、ラスミドpMON
 5036を、例20)Bで述べた、手順Aを用いて、
大腸菌MC1009株の細胞から取り出した。DNA5
μ9をEcoRI 20単位を含むEcoRIl1m液
30μlに懸濁し、37℃で30分間消化した。ECQ
RIは70℃で15分間熱処理することにより不活性化
した。DNAをエタノールで沈澱させ、BolI[24
単位を含むBl)l II緩衝液30μlに再懸濁した
。混合液を30分間消化し、エタノールで沈澱さ、せ、
そして、蒸溜した脱イオン水15μlに懸濁した。10
xリガ一ゼ!l衝液2μm110a14  ATP2μ
オ及びT4DNAリガーゼ1μlを混合し、DNAI濁
液に加え、16℃で1晩インキユベートした。連結した
DNAは、Craw12処理した大腸菌MC1009株
llAl1l!を形質転換するのに用いた。細胞を37
℃で1時間LB中で培養し、50Mg/dカナマイシン
を含むLB平板にまいて、37℃で1晩培養した。
200コロニーを選択し、キチン重層平板にまいた。2
日後、32個のコロニーが透明帯に囲まれており、12
個のコロニーを選択した。これらのコロニーのうち5I
lは、比較的大きな透明帯に囲まれていた、そして残り
の7個は、小さな透明帯に囲まれていた。プラスミドを
各コロニーから手順B(例20)D)により取り出した
。DNAの半分はBat IIのみで消化し、残り半分
のDNAは、同時にECORIとBQI l)で消化し
た。DNA断片を0.8%アガロース・ゲルで解析した
。この解析から、弱いキチナーゼの発現をする7個のク
ローンは3.8kbの挿入をもつことが分った。これら
のプラスミドの1個はpMON5039と命名された。
キチナーゼが強く発現する5個のクローンは、2.4k
bの挿入をもっていた。これらのクローンの111の中
のプラスミドはpMON 5040と命名され、エンド
ヌクレアーゼEcoRI、Bg+ 、IF、PSt I
及びSea Iを用いて解析した。消化パターンは、E
)MON5039の3.8kb挿入の消化パターンと比
較した。その結果は、2.4kb挿入が完全に3’、8
ktl挿入の中に含まれることを示唆した。これは、E
CORI又はBol IIの切断部位が3.8kbの挿
入の中に存在しないことから予想されなかった。これは
「スター」切断が起きたこと、即ち、通常の切断配列と
は別のDNA配列のエンドヌクアーぜによる切断を示唆
した(例えば、フックス(19B3年)参照)。
スター切断は、エンドヌクレアーゼの消化条件(主とし
て温度、塩及びグリセロール濃度、そしてp旧の操作に
より誘導されるがスター切断は、しばしば予測できない
し、再現できないものである、そして、pMON503
6のスター切断を誘導する努力はなされなかった。E)
MON5036の消化中にそれが起きることは、予想さ
れなかったし、偶然のことであった。そしてpMON5
040(7)2.4kM)l1人+7)MGMlk:完
全すEcoRI切断部位(GAATTC)ができたこと
も又、予想できなかったし、偶然のことであった。
pMON5040は、トリバレンタル交配により、シュ
ードモナス・フルオレセンス701E1株に挿入された
、そして細菌は、キチン重層平板上にまいた。本来のキ
チンの透明帯は、シュードモナス属細菌の他の形質転換
株によりひきおこされるキチンの透明化よりも速く、4
8時間以内に観察した。I)MON5040をもつ大l
!菌LE392細胞の培養はATCCに寄託されて、寄
託番号39774を受けた。
2.4kbの挿入がF;coRI消化によりpMON5
040から取り出し、I PTGで誘導できる+aCプ
ロモーター支配下のプラスミドptJc8に挿入した。
pMON5042と命名された、この得られたプラスミ
ドは、大111iJM101細胞に形質転換され、これ
は、I PTGを上部にひろげたキチン重層平板に植え
た。これらの細胞は8時間以内にキチンの透明帯を生成
した。
Hl キチナーぜの 泌の試験 pMON 5040をもつ大腸菌細胞を、50μ97d
のカナマイシンを含むルリア・ブロースで、30℃、1
晩生育した。培養液からの細胞は、濃度が5〜10クレ
ット単位になるように、100−の新鮮な培地に接種し
た。これらの培養液は、100クレツト単位まで(約5
時@)培養された。試料を採取し、20000SFで2
0分間遠心した。
上清をデカントし、ミニコン濃縮器(アミコン、マサチ
ューセッツ州ダンバース)で10倍に濃縮し、以下に述
べるように分泌キチナーゼを算定する試験をおこなった
それぞれの細胞ベレットを2mの50−Hリン酸カリウ
ムに懸濁し、20000ps iで2回フレンチプレス
(アミンコ、メリーランド州シルバー・スプリングス)
を通して溶菌した。粗細胞抽出液を微粒子除去のために
4℃で30分間20.000gで遠心し、得られた上滑
を細胞内キチナーゼ算定のために使用した。
細胞内及び分泌キチナーぜ濃度は、モラノ1977年)
が述べているように、3日で標識したキチンを用いて、
もしも結果が直線範囲を越えたら10:1に稀釈して決
定した(遠心ベレットから抽出される)11g!!内キ
チナーゼは、1分あた’00.85℃1moleのNA
Gをつくるが、一方、(I初の上清から得られる)分泌
キチナーゼは、対等の条件下で0.08μMのNAGを
つくった。
2回目の実験では、結果は、1.2μM(細胞内)及び
0.08μM(分泌)のNAGであった。これらの結果
は、全体のキチナーゼの約6〜8%(又はそれ以下)だ
けが20000gで20分間細胞を遠心した後の上清に
存在することを示唆した。この数字は、最も活発に分泌
される蛋白にあるものよりも実質上低い値で、培養や遠
心の段階での細胞破壊によりおこされるものと同様であ
る。
にもかかわらず、例3に示したように、形質転換したシ
ュードモナス属細菌による維持期間(例えば、28日)
以上の、おそらくは破壊された細胞によるセラチア・マ
ルセセンスのキチナーゼの放出は、線虫を抑制するのに
十分であった。
3:  転換WIA胞による線虫の抑制菌株を用いた。
1141株は、ウィスコンシン州サン・プレーリー近く
の大豆の根から分離した菌株の自然発生的リファンピシ
ン耐性ミュータント(50μg/dリファンピシンで分
離される)である。112−12株は、ミズーリ州セン
ト・チャールズ郡のトウモロコシの根から分離した菌株
のりファンピシン耐性ミュータントである。
701E1株は、イリノイ州ホープストン近くの大豆の
根から分離したりファンビシン耐性ミュータントである
。リファンピシン耐性は区主二亙孟ナス・フルオレセン
ス中に天然に存在し、外来遺伝子を挿入しないでも、リ
ファンピシンと細胞を接触することで選択される。線虫
の抑制に対する効果は信じられていない。
これらの3種の菌株の修飾株が、染色体中にキメラの1
acZ’ll遺伝子を挿入することにより作製した。こ
れは、EPO91,723号(グリンタ一二インペリア
ル中ケミカル・インダストリー)に述べられている系に
類似の2つの組成物の転換系によりおこなった。簡単に
言えば、この系は、以下を含む: 1、Tn7のトランスボゼース酵素の遺伝子、tnpA
、B及びCとカナマイシン耐性遺伝子を含むヘルパーφ
プラスミド及び 20) ゲンタマイシン耐性遺伝子とT07トランスボ
ゾンの末端に存在する1aCZY遺伝子をもつがトラン
スボゼース遺伝子をもたない運搬プラスミド ヘルパー・プラスミドが発現するトランスボゼース酵素
は、修飾トランスボゾンを運搬プラスミドから染色体に
動かす。ヘルパー・プラスミドはそれから取り除き、そ
して、子孫の細胞にトランスボゼース遺伝子が欠如して
いることは、挿入した1acZY遺伝子が染色体の外に
転移できないことを確実にしている。
キメラの1acZY遺伝子は、β−ラクタマーゼ遺伝子
由来の強力な構造的プロモーター、pbtaプロモータ
ーにより調節される(β−oalを暗号化する) Ia
c Z (ラクトース道通酵素を暗号化する)lac 
Yのコーディング配列を含んでいる。
キメラのIacZY遺伝子で形質転換する際、次の試験
に用いて112−12.1141及び701E1株は、
それぞれ112L1.1141L1及び701 L5と
あられした。
全ての細菌の培養をグルコースを含むM9培地(11蒸
溜脱イオン水あたり39  KH2PO4,7gNa 
 HPo  、19N84C1,0,5gNaC!、1
09グルコース、25μ第1MCaCz  、1.2a
fIMMQSO4−7H20)で24時f1300クレ
ットまでおこなった。グルコース、CaC1、及びMQ
SO4はオートクレーブ後に添加した。選択のための抗
生物質は、次の濃度で添加した:リファンピシン(50
μ9/M1)及びカナマイシン(50μg/l11)。
(8表に示した)処理に用いた30H1の培養液を10
分間50009で速心し、抗生物質を除いたM9グルコ
ースに再懸゛濁した。再懸濁細菌1M1を各種子にピペ
ットで添加した。表6は、各試験の初めの種子に接種さ
れた細菌数を示す。これらのデータは、0.5gNaC
1のかわりに0.59クエン酸ナトリウムを用いた修i
!i!M9寒天(MM9)上での2枚のレプリカに対す
る3種の稀釈(1,0,10,10)に基づく。
L−」」[匹i璽 M、インコグニタの卵を400及び500メツシユのふ
るいを用いて集めた。約1200個の卵、あるいは、し
1及びし2幼虫の混合を100ccの土壌混合物(W8
丁0砂、WB20砂及びミズーリ州セント・チャーシス
群の非滅菌土壌をそれぞれ等量)に混合した。線虫の接
種原(1200卵/10d水)をガラス・ビーカーの土
壌に加え、軽く混合し、2分間自動ミキサーで10試料
を混合した。100CCの土壌−線虫混合物をそれから
10aeの目の粗い蛭石のはいった円錐形のプラスチッ
ク容器に加えた。
1個の大豆の種子(ウィリアムス82品種)をそれぞれ
の容器に加えた。11dの細菌接種原を各種子に添加し
、3αの目の細かい蛭石でカバーした。注記しない限り
植物には1日2回水を与えた。
第1葉が開いた後、肥料溶液(ビータ−・プロフェッシ
ョナル水溶性肥料N=20、P−19、K=18:W、
R,グレースGo、ペンシルバニア州フォーゲルスピル
;ガロン当たり1さじ)を1日1回(水をやるときに)
与えた。容器は28℃に維持した。
C1量測のだめの の回 すべての植物はポットから引き扱き、根から混合土壌の
ほとんどを除くためにゆるやかに撮った。
それぞれの根は土壌表面で切断し、30dの滅菌   
  水を入れた50rdの遠心チューブに置いた。これ
らは15分間20 Oramで振盪し、そして根を取り
出して、再洗浄のために第2のチューブに入れた。第1
洗浄の水について、土壌含量を計測した。
表7に示したように、土壌の「根圏個体数」を測定する
ために、第1の洗浄の2つの液(各50μm)を10 
及び10−7に稀釈した。全ての稀釈液は、1%ラクト
ース(グルコースなし)、50 μ97dシクOへキシ
ミド、40μ9/d!X−ga I、及び50μg/I
11リファンピシンを含むMMQ上にまいた。pMON
5040をもつ菌株用の培地は又、50μg/jl!1
!カナマイシンを含んでいた。唯一の例外は、ラクトー
スのかわりにグルコースを用いたMM9で選択される1
12−12株であった。
根を301dの滅菌水に入れ、15分間200rpIl
で振盪した。その後、最後の洗浄のために、根を第3の
チューブに入れた。30mの滅菌水での第3の洗浄は又
、15分間振盪され、表8に示したように、「根圏個体
数」計測を測定するため2つの液(各50μl)を10
 及び10”’に稀釈した。
線虫により引き起こされる根瘤は、照明付きの拡大鏡の
もとで、手動計測した。瘤は、大豆のりゾビウム属細菌
がつくる根粒とは容易に区別された。
0、試験N071 ふるい分けした500メツシユの卵を土壌と混合し、根
の容器に置いた。大豆を容器に植えて、表9に示した細
菌の菌株の1つを接種した。容器に、1日に水を2回、
肥料を1回施した。28日後、線虫能の数と、細菌数を
決定するために、上述のように、根を引き扱いて処理し
た。
表9に示した1141及び701株の試験の結果は、2
8日後以下のことを示唆する:1.1acZY遺伝子を
も114111株は線虫を抑制した、そして、キチナー
ゼ遺伝子をもつプラスミドDMON5040を1141
LI株に添加すると、形質転換株も線虫を抑制した。
そして、 2.28日後、その株の菌数(表7及び8)は低いにも
かかわらず、β−gal及びキチナーゼ遺伝子をもつ7
01株によるコントロールは高程度(50%以上)に達
した。
1acZY遺伝子をもつ場合ともたない場合の(通常、
トウモーロコシにコロニーを形成する)112−12株
についての試験の結果を表10に示す。IacZY遺伝
子をもたない112−12株が28日後には、1acZ
Y遺伝子をもつ112L1株よりも効果的に線虫を抑制
することから、これらのデータは十分には理解されてい
ない。それらの結果は変則的なもので、実験がくり返さ
れたら再現しないかもしれない。にもかがねうb、11
2−12株は、IacZY遺伝子があってもなくても、
本質的に、無接種コントロールに比較して線虫を抑制す
ることは明らかである。
E、試験N092 の段階で豊かにするためふるい分けをする。
「400メツシユ」卵は、直径0.038順(0,00
15インチ)の穴のあいた、平方センチあたり62穴(
平方インチあたり400穴)のスクリーンを通り抜けな
い。これらの卵は、500メツシユ卵よりも古くて大き
り、蝮虫状の形状をした卵を約65%含む(Ll又はL
2)。
500メツシユ卵は400メツシユスクリーンを通り抜
けるが、直径0.25厘(0,0010インチ)の穴を
もつ平方インチあたり500穴のスクリーンは通り抜け
ない。これらの卵は、若い発育段階にある。13%だけ
が嬬虫状の形状をしている。
根の容器に約1200(1の400メツシユ又は500
メツシユの卵を接種した。大豆をそれぞれの容器に植え
、細菌を試験No、 1に述べたように接種した。22
日後、根を引き扱いて、遊離土壌を洗浄し、そして、線
虫の瘤を計数した。
表11に示した結果は、キチナーゼが400メツシユ卵
から生まれた線虫を抑制しないことを示唆する。キチナ
・−ゼは、群化しようとする幼虫を包み込んでいる卵殻
を弱くすることによって、400メツシユ卵の群化を促
進さえすると信じられている。この要因は、試験N09
1で得られたデータの可変性のいくつかを説明すると信
じられる。
しかしながら、表9及び12に示したように、本来キチ
ナーゼは、500メツシユ卵からの線虫の群化を抑υ1
する。フィールドでの線虫の細菌による抑制は、線虫の
多くの世代を含んでかなりの期間にわたって作用するの
で、若い卵に損傷を与えるキチナーゼの能力は、効果的
な線虫の抑制を、群化しようとしている卵への効果とは
無関係にさせている。
例1、已に述べた手順は、!1に用いられた同一のUS
BC1ot(#26102)のセラチア・マルセセンス
のキチナーゼを用いて異なる種であるM、ジャバニカの
400メツシユ卵を処理するのに利用された。(tJs
Bcにより供給されるバイアルの)凍結乾燥した未精製
キチナーゼは、この実験がおこなわれたときまで4℃で
1ot月間保存した。5種のキチナーゼ混合物を得るた
めに例1、Aに述べたように精製がおこなった。例1、
八で述べた精製キチナーゼ混合物の一部も又、−80℃
で10ケ月間の保存の後に使用した。再混合物を501
8KPO4ではなく25mHKPO4を使用することを
除いて、例1、Bで述べたように400メツシユの線虫
の卵を処理するのに使用した。保存しておいたキチナー
ぜ混合物は両者とも試験管内でキチンに対して同一の活
性を示したが、それらは、線虫をほとんど抑制しなかっ
た。
さらに、57kdのキチナーゼをpMON5040をも
つシュードモナス・フルオレセンス701E1細胞から
精製した;これは400メツシユ卵を抑制しなかった。
これらの結果は、表11に示した結果を確実なものとす
る。
F、 試験N013 根の容器を土壌、500メツシユの線虫の卵、大豆及び
細菌と共に、試験No、  ’lで述べたように準備し
、28日間生育した。偶然に、生育期間中、1日に1度
だけ(肥料を含む)水を施した。
表12に示した結果4よ、(現に、線虫の1世代である
)28日間以上で、次のことを示唆する:1、外来遺伝
子をもたないシュードモナスの選択株は現に線虫を抑制
する。
20)β−gatを発現する土壌l菌は現に線虫を抑制
できる。そして、 3、キチナーゼを発現する土壌細菌は線虫を抑制できる
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サン び関連酵素、アカデミツク・プレス・オルランド
・フロツグ
【図面の簡単な説明】
図1は、部分消化したセラチア・マルセセンス(S、+
+arcescens) D N Aのクローニング・
ベクターへのショットガン・クローニングを示す。 図2は、9.5kb断片をつくるためのEcoRIによ
るロスミドpMON50’31の消化と、プラスミドI
)MON5035とpMON5036をつくるためのp
MON5012へのその断片の挿入を示す。 図3は、3,8kbのキチナーゼ遺伝子断片をもつDM
ON5039及び2,4kbのキチナーゼ遺伝子断片を
もつpMON5040の作製を示す。 図4は、セラチア・マルセセンス(s、marce−s
cens)のキチナーゼのクロマトグラフィーによる精
製と分離を示す。 図5は、精製キチナーゼの1〜100μg/Idの濃度
範囲での線虫の卵の畔化の阻害活性を示す。

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)a、微生物の競合条件下、1種又はそれ以上の土
    壌中の植物の根に増殖可能であり、かつb、植物の根が
    存在すると、1種又はそれ以上の線虫類を抑制すること
    ができる土壌細菌の選択株の細胞を植物の根に接種する
    ことを特徴とする、線虫類の抑制方法。
  2. (2)土壌細菌はシュードモナス・フルオレセンス70
    1L5(ATCC53175番)及びシュードモナス・
    フルオレセンス1131L1(ATCC53176番)
    から成る群から選択される、特許請求の範囲第1項記載
    の方法。
  3. (3)細菌はキチナーゼをコードする外来遺伝子を発現
    する、特許請求の範囲第1項記載の方法。
  4. (4)外来遺伝子は構成的プロモーターにより調節され
    るキメラ遺伝子である、特許請求の範囲第3項記載の方
    法。
  5. (5)細菌はグリコシダーゼ酵素をコードする外来遺伝
    子を発現する、特許請求の範囲第1項記載の方法。
  6. (6)細胞は蛍光性のシュードモナス属であり、グリコ
    シダーゼ酵素はβ−ガラクトシダーゼである、特許請求
    の範囲第5項記載の方法。
  7. (7)a、線虫類が存在するか、又は、線虫類に感染し
    易い環境で、微生物の競合条件下、増殖可能であり、か
    つ b、1種又はそれ以上の線虫類を抑制する外来遺伝子に
    より発現される少なくとも1種類の酵素を放出する、 遺伝的に形質転換された細菌。
  8. (8)酵素はキチナーゼから成る、特許請求の範囲第7
    項記載の遺伝的に形質転換された細菌。
  9. (9)酵素はグリコシダーゼ酵素から成る、特許請求の
    範囲第7項記載の遺伝的に形質転換された細菌。
  10. (10)キチナーゼとグリコシダーゼ酵素を出す、特許
    請求の範囲第7項記載の遺伝的に形質転換された細菌。
  11. (11)構成的プロモーターにより調節されるキメラ外
    来遺伝子を発現する、特許請求の範囲第7項記載の遺伝
    的に形質転換された細菌。
  12. (12)環境が1種又はそれ以上の植物の根の表面であ
    る、特許請求の範囲第7項記載の遺伝的に形質転換され
    た細菌。
  13. (13)酵素はキチナーゼである、特許請求の範囲第1
    2項記載の遺伝的に形質転換された細菌。
  14. (14)酵素はグリコシダーゼ酵素である、特許請求の
    範囲第12項記載の遺伝的に形質転換された細菌。
  15. (15)シュードモナス科に属する、特許請求の範囲第
    12項記載の遺伝的に形質転換された細菌。
  16. (16)アグロバクテリウム、リゾビウム、アゾトバク
    ター、アゾスピリルム、フラボバクテリウム、アセトバ
    クター、エルウイニア、エンテロバクター、クレブジラ
    、セラチア、サイトロバクター、クロモバクテリウム、
    プロテウス、グルコノバクター、コリネバクテリウム、
    ストレプトマイセス、フランキア、ノカルジア及びバチ
    ルスから成る群から選択された属に属する、特許請求の
    範囲第12項記載の遺伝的に形質転換された細菌。
  17. (17)外来遺伝子は、構成的プロモーターにより調節
    されるキメラ遺伝子である、特許請求の範囲第12項記
    載の遺伝的に形質転換された細菌。
  18. (18)1種又はそれ以上の植物の根の表面にコロニー
    を形成し、そして、線虫類を抑制する、少なくとも1種
    の外来遺伝子を発現する蛍光性シュードモナス属細菌で
    あつて、外来遺伝子は構成的プロモーターにより調節さ
    れ、かつ、外来遺伝子はキチナーゼとグリコシダーゼか
    ら成る群から選択された酵素をコードすることを特徴と
    する、上記細菌。
  19. (19)菌株701L5(ATCC53175番)及び
    1141L1(ATCC53170番)から成る群から
    選択される、特許請求の範囲第18項記載の蛍光性シュ
    ードモナス属細菌。
  20. (20)特許請求の範囲第7項記載の細菌を接種した植
    物組織。
  21. (21)特許請求の範囲第12項記載の細菌を接種した
    植物組織。
  22. (22)特許請求の範囲第18項記載の細菌を接種した
    植物組織。
  23. (23)pMON5031、PMON5036及びpM
    ON5040及びその突然変異体と変種から成る群から
    選択したプラスミド。
  24. (24)39764、39765、39774、531
    75及び53176、及びその突然変異体と変種から成
    る群から選択したATCC寄託番号を有する細菌。
  25. (25)特許請求の範囲第24項記載の細菌を接種した
    植物組織。
  26. (26)39764、39765、39774、531
    75及び53176から成る群から選択したATCC寄
    託番号を有する細胞の培養から受け継がれた1つ又はそ
    れ以上の遺伝子を有する細菌。
  27. (27)特許請求の範囲第26項記載の細菌を接種した
    植物組織。
  28. (28)線虫類が存在するか又は、線虫類に感染し易い
    環境に、特許請求の範囲第7項記載の遺伝的に形質転換
    された細菌を接種することを特徴とする、線虫類の抑制
    方法。
  29. (29)線虫類が生じる環境に、特許請求の範囲第12
    項記載の遺伝的に形質転換された細菌を接種することを
    特徴とする、線虫類の抑制方法。
  30. (30)線虫類が生じる環境に、特許請求の範囲第18
    項記載の遺伝的に形質転換された細菌を接種することを
    特徴とする、線虫類の抑制方法。
  31. (31)線虫類が存在するか、又は、線虫類に感染し易
    い環境に接種するための組成物であつて、選択された担
    体物質と特許請求の範囲第1項記載の細菌を包含する、
    上記組成物。
  32. (32)線虫類が存在するか、又は、線虫類に感染し易
    い環境に接種するための組成物であつて、選択された担
    体物質及び特許請求の範囲第10項記載の遺伝的に形質
    転換された細菌を包含する、上記組成物。
  33. (33)担体物質は、ビートモス、土壌、砂、蛭石、植
    物組織、メチルセルロース及びキサンタンガムから成る
    群から選択された物質である、特許請求の範囲第32項
    記載の組成物。
  34. (34)細菌を処理して、その生育を引き延ばすか、又
    は、取扱い中、その代謝活性レベルを減少する、特許請
    求の範囲第32項記載の組成物。
  35. (35)担体物質は、細菌により同化しうる栄養源を含
    有する、特許請求の範囲第32項記載の組成物。
  36. (36)39764、39765、39774、531
    75及び53176から成る群から選択されたATCC
    寄託番号をもつ細胞の培養物から細菌を受け継ぐ、特許
    請求の範囲第32項記載の組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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