JPS61250333A - エンジンの冷却水安定化装置 - Google Patents
エンジンの冷却水安定化装置Info
- Publication number
- JPS61250333A JPS61250333A JP9200685A JP9200685A JPS61250333A JP S61250333 A JPS61250333 A JP S61250333A JP 9200685 A JP9200685 A JP 9200685A JP 9200685 A JP9200685 A JP 9200685A JP S61250333 A JPS61250333 A JP S61250333A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling fluid
- value
- engine
- coolant
- sensor
- Prior art date
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- Pending
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、エンジン冷却液の劣化を防止し、併せて冷却
系統の防錆を図るようにしたエンジンの冷却水安定化装
置に関するものである。
系統の防錆を図るようにしたエンジンの冷却水安定化装
置に関するものである。
(従来技術)
一般に、エンジンの冷却液としては、水と不凍液とを適
宜割合で混合したものが使用されており、この不凍液は
、エチレングリコール等を主体とし、これにlθ%程度
の添加剤を加えたものが用いられている。
宜割合で混合したものが使用されており、この不凍液は
、エチレングリコール等を主体とし、これにlθ%程度
の添加剤を加えたものが用いられている。
(発明が解決しようとする問題点)
このような不凍液が混入されたエンジン冷却液は、その
使用により、エンジンからの高熱を受けて化学的変化を
生じて、酸性あるいはアルカリ性となって劣化すなわち
異物が生成されると共に、この劣化に伴って、エンジン
を腐食させることになる。すなわち、不凍液中の添加剤
として、ケイ酸ソーダやホウ酸ソーダの割合が多いもの
を用いた場合はPH値が高くなり(アルカリ化)、また
リン酸ソーダの割合が多いものを用いた場合はPH値が
低くなる(酸性化) そして、上述のようにアルカリ化あるいは酸性化される
エンジン冷却液の劣化は、エンジンの高田力化に伴うエ
ンジンの発熱量が多くなる程顕著になり、この劣化に伴
って、エンジン冷却液が接触するシリンダブロックやシ
リンダヘッド等の腐食が進行されてしまいことになる。
使用により、エンジンからの高熱を受けて化学的変化を
生じて、酸性あるいはアルカリ性となって劣化すなわち
異物が生成されると共に、この劣化に伴って、エンジン
を腐食させることになる。すなわち、不凍液中の添加剤
として、ケイ酸ソーダやホウ酸ソーダの割合が多いもの
を用いた場合はPH値が高くなり(アルカリ化)、また
リン酸ソーダの割合が多いものを用いた場合はPH値が
低くなる(酸性化) そして、上述のようにアルカリ化あるいは酸性化される
エンジン冷却液の劣化は、エンジンの高田力化に伴うエ
ンジンの発熱量が多くなる程顕著になり、この劣化に伴
って、エンジン冷却液が接触するシリンダブロックやシ
リンダヘッド等の腐食が進行されてしまいことになる。
したがって、本発明は、以上のような事情を勘案してな
されたもので、エンジン冷却液の劣化を防いでその寿命
を長くすると共に、冷却液に接するエンジンの部品の腐
食を防止し得るようにしたエンジンの冷却水安定化装置
を提供することを目的とするものである。
されたもので、エンジン冷却液の劣化を防いでその寿命
を長くすると共に、冷却液に接するエンジンの部品の腐
食を防止し得るようにしたエンジンの冷却水安定化装置
を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段)
本発明は以上の目的を達成するため、エンジン冷却液劣
化状態を示すパラメータとしてのPH値を測定するPH
検出手段と、エンジン冷却液に対する中和剤をエンジン
冷却液系路に供給する中和剤供給装置とを備える他、と
のPR検出手段により検出されたPH値が規定の範囲を
超えた場合に中和剤を供給させて、冷却液のPH値が規
定の範囲を保つように制御する制御装置と、を備えた構
成としである。
化状態を示すパラメータとしてのPH値を測定するPH
検出手段と、エンジン冷却液に対する中和剤をエンジン
冷却液系路に供給する中和剤供給装置とを備える他、と
のPR検出手段により検出されたPH値が規定の範囲を
超えた場合に中和剤を供給させて、冷却液のPH値が規
定の範囲を保つように制御する制御装置と、を備えた構
成としである。
(実施例)
以下本発明の実施例を添付した図面に基づいて説明する
。
。
第1図はエンジンの冷却系統の説明図であり、シリンダ
内燃焼室lで発生した高熱は、シリンダブロック2、シ
リンダヘッド3内に形成されたウォータジャケット4内
を循環する冷却液5(第1図中矢印で示す)により、サ
ーモスタット6を経てラジエタ7に運ばれてファン8に
よる空気流で冷却され、この冷却用の熱媒体となる冷却
液5は再びウォータジャケット4に戻る循環をくり返す
、なお、冷却液5は、ウォータポンプ9により強制的に
循環されるものである。なお、第1図では、燃焼室まわ
りの形状、構造を簡略化して示しである。
内燃焼室lで発生した高熱は、シリンダブロック2、シ
リンダヘッド3内に形成されたウォータジャケット4内
を循環する冷却液5(第1図中矢印で示す)により、サ
ーモスタット6を経てラジエタ7に運ばれてファン8に
よる空気流で冷却され、この冷却用の熱媒体となる冷却
液5は再びウォータジャケット4に戻る循環をくり返す
、なお、冷却液5は、ウォータポンプ9により強制的に
循環されるものである。なお、第1図では、燃焼室まわ
りの形状、構造を簡略化して示しである。
前記つ第一タジャケット4からラジェタ7へ冷却液5を
導いてエンジン冷却系路の一部を構・成する配管10に
は、PHセンサ11が取付けられ。
導いてエンジン冷却系路の一部を構・成する配管10に
は、PHセンサ11が取付けられ。
またこの配管lOの上方において、中和剤供給装置Aが
配設されている。この中和剤供給装置Aは、中和剤貯留
タンク12と、このタンク12と上記配管lOとを接続
する供給管13と、この供給管13に接続された電磁開
閉弁14とを備え、この電磁開閉弁14を開くことによ
り、タンク12内の中和剤が配管lO内に供給されるよ
うになっている。この中和剤としてはPH値を決定する
水素イオンを増加あるいは減少させるものであればよく
、例えばリン酸−ホウ砂系の緩衝液を用いることができ
る。
配設されている。この中和剤供給装置Aは、中和剤貯留
タンク12と、このタンク12と上記配管lOとを接続
する供給管13と、この供給管13に接続された電磁開
閉弁14とを備え、この電磁開閉弁14を開くことによ
り、タンク12内の中和剤が配管lO内に供給されるよ
うになっている。この中和剤としてはPH値を決定する
水素イオンを増加あるいは減少させるものであればよく
、例えばリン酸−ホウ砂系の緩衝液を用いることができ
る。
第1図中15は制御装置であり、これは、PHセンサ1
1からの信号が入力されると共に、電磁開閉弁14に対
して出力されるようになっている。この制御装置15は
、第2図に示すように、比較回路16と基準電圧発生回
路17とを有し、基準電圧発生回路17からは、PH値
7ん8に対応した基準電圧が比較回路16に出力されて
いる。そじて、PHセンサ11からの信号は、PH値に
応じた電圧として比較回路16に入力され、この比較回
路16では、PHセンサ11からのPH値に応じた電圧
と上記基準電圧とを比較して、この比較結果に応じて電
磁開閉弁14に開または閉の信号が出力される。すなわ
ち、冷却液5のPH値が7〜8の範囲外となったときに
、比較回路16からの開信号が電磁開閉弁14に出。力
されて、当該電磁開閉弁14が開とされ、これにより冷
却液5中に中和剤が供給されることになる。
1からの信号が入力されると共に、電磁開閉弁14に対
して出力されるようになっている。この制御装置15は
、第2図に示すように、比較回路16と基準電圧発生回
路17とを有し、基準電圧発生回路17からは、PH値
7ん8に対応した基準電圧が比較回路16に出力されて
いる。そじて、PHセンサ11からの信号は、PH値に
応じた電圧として比較回路16に入力され、この比較回
路16では、PHセンサ11からのPH値に応じた電圧
と上記基準電圧とを比較して、この比較結果に応じて電
磁開閉弁14に開または閉の信号が出力される。すなわ
ち、冷却液5のPH値が7〜8の範囲外となったときに
、比較回路16からの開信号が電磁開閉弁14に出。力
されて、当該電磁開閉弁14が開とされ、これにより冷
却液5中に中和剤が供給されることになる。
以上のようにして冷却液5のPH値が、常に7〜8の範
囲となるように制御され、これにより冷却液5の極端な
酸性化あるいはアルカリ化が防止される。
囲となるように制御され、これにより冷却液5の極端な
酸性化あるいはアルカリ化が防止される。
次に、実車テストによるアルミニウムの腐食状態を説明
する。
する。
第3図は、アルミニウム合金製のシリンダへラド3を持
つエンジンの冷却液5へのAi溶出濃度と、PH値の相
関関係を示すグラフである。横軸はPH値を表し、縦軸
は冷却液中へのAn溶出濃度をモル濃度で示している。
つエンジンの冷却液5へのAi溶出濃度と、PH値の相
関関係を示すグラフである。横軸はPH値を表し、縦軸
は冷却液中へのAn溶出濃度をモル濃度で示している。
このグラフで明からかなように、PH8以上のアルカリ
領域及びPH7以下の酸性領域の何れにおいてもAnの
大きな溶出がみられる。したがって、アルミニウム合金
製の部品に対しては、PH値を7〜8の範囲とするのが
望ましい、ということが理解される。
領域及びPH7以下の酸性領域の何れにおいてもAnの
大きな溶出がみられる。したがって、アルミニウム合金
製の部品に対しては、PH値を7〜8の範囲とするのが
望ましい、ということが理解される。
第4図は鉄製とされたシリンダブロック2の腐食状態と
PH値の関係を表すグラフである。横軸は冷却液のPH
値、縦軸に鉄の冷却液中への溶出濃度をモル濃度で示し
ている。このグラフで明虻かなようにPH値の低い程、
鉄の溶出量は多くなる。なお鉄は、PH8以上になると
、水酸化第2鉄2Fe (OH)3を生じて鉄の表面に
保護層を形成するため、鉄は腐食されない。
PH値の関係を表すグラフである。横軸は冷却液のPH
値、縦軸に鉄の冷却液中への溶出濃度をモル濃度で示し
ている。このグラフで明虻かなようにPH値の低い程、
鉄の溶出量は多くなる。なお鉄は、PH8以上になると
、水酸化第2鉄2Fe (OH)3を生じて鉄の表面に
保護層を形成するため、鉄は腐食されない。
以上の説明で明らかなように、Anの腐食防止に望まし
い冷却液5のPH値は7〜8であり、鉄の腐食防止には
PH値7以上が望まれる。したがって、AIおよび鉄の
双方に共通する値としては、PH値を7以上で8以内に
保てば、相方の腐食促進を抑えることができる。
い冷却液5のPH値は7〜8であり、鉄の腐食防止には
PH値7以上が望まれる。したがって、AIおよび鉄の
双方に共通する値としては、PH値を7以上で8以内に
保てば、相方の腐食促進を抑えることができる。
(発明の効果)
本発明は以上述べたことから明らかなように′、エンジ
ン冷却液の劣化をPH値の変化として検出して、劣化初
期においてこのエンジン冷却液をいち早く中和安定させ
る構成としたので、冷却液の寿命を延長できると共に、
この冷却液と接触するエンジン部品の腐食、特に高熱と
なる燃焼室まわりの腐食を防止するすることができる。
ン冷却液の劣化をPH値の変化として検出して、劣化初
期においてこのエンジン冷却液をいち早く中和安定させ
る構成としたので、冷却液の寿命を延長できると共に、
この冷却液と接触するエンジン部品の腐食、特に高熱と
なる燃焼室まわりの腐食を防止するすることができる。
第1図はエンジン冷却系統を示す側面断面図。
第2図は電磁開閉弁を制御する電気系ブロック図。
第3図はA文の溶出濃度と冷却液のPH値の関係を表わ
すグラフ。 第4図は鉄の溶出濃度と冷却液のPH値との関係を表わ
すグラフ。 A:中和剤供給装置 4:ウォータジャケット 5:冷却液 lO:配管(冷却液系路) 11 : PHセンサ 12:タンク(中和剤用) 14:電磁開閉弁 15:制御装置
すグラフ。 第4図は鉄の溶出濃度と冷却液のPH値との関係を表わ
すグラフ。 A:中和剤供給装置 4:ウォータジャケット 5:冷却液 lO:配管(冷却液系路) 11 : PHセンサ 12:タンク(中和剤用) 14:電磁開閉弁 15:制御装置
Claims (1)
- (1)エンジン冷却液のPH値を検出するPH検出手段
と、 エンジン冷却液系路中に該冷却液に対する中和剤を供給
する中和剤供給装置と、 前記PH検出手段からの出力を受け、前記中和剤供給装
置を制御して、前記エンジン冷却液のPH値が所定範囲
内のものになるように制御する制御装置と、 を備えていることを特徴とするエンジンの冷却水安定化
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9200685A JPS61250333A (ja) | 1985-04-29 | 1985-04-29 | エンジンの冷却水安定化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9200685A JPS61250333A (ja) | 1985-04-29 | 1985-04-29 | エンジンの冷却水安定化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61250333A true JPS61250333A (ja) | 1986-11-07 |
Family
ID=14042365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9200685A Pending JPS61250333A (ja) | 1985-04-29 | 1985-04-29 | エンジンの冷却水安定化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61250333A (ja) |
-
1985
- 1985-04-29 JP JP9200685A patent/JPS61250333A/ja active Pending
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