JPS61249397A - マウスインタ−フエロンの精製法 - Google Patents
マウスインタ−フエロンの精製法Info
- Publication number
- JPS61249397A JPS61249397A JP60091011A JP9101185A JPS61249397A JP S61249397 A JPS61249397 A JP S61249397A JP 60091011 A JP60091011 A JP 60091011A JP 9101185 A JP9101185 A JP 9101185A JP S61249397 A JPS61249397 A JP S61249397A
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- JP
- Japan
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- mouse interferon
- interferon
- mouse
- purified
- purification
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はマウスインターフェロンの精製法に関する。
[従来の技術]
インターフェロンは、抗ウィルス作用、抗癌作用をはじ
めとする多目的作用を持つタンパク質であり、近年、医
薬品としての開発は急速に進んでいる。しかし、インタ
ーフェロンの生体内での挙動や薬効およびその物性につ
いてはまだ不明な点が多く解明されるべき問題は多い。
めとする多目的作用を持つタンパク質であり、近年、医
薬品としての開発は急速に進んでいる。しかし、インタ
ーフェロンの生体内での挙動や薬効およびその物性につ
いてはまだ不明な点が多く解明されるべき問題は多い。
このような問題を動物を用いて非臨床的に評価する場合
、インターフェロンの種特異性のためにヒトのインター
フェロンは用いることができず、その動物のインターフ
ェロンが必要となる。ざらにこのような動物を用いたモ
デル実験の場合でも、正常な評価を下すためには、大量
にしかも全く不純物を含まないまでに精製されたその動
物種のインターフェロンを用いることが必要である。非
臨床実験に使われる動物にはマウス、ラット、ウサギ、
イヌ、サルなどが挙げられるが、なかでもマウスは最も
広く一般的に用いられ、インターフェロン研究の分野で
も例外ではない°。それゆえ、インターフェロンを医薬
品として開発するためには、マウス−マウスインターフ
ェロンの同種系の動物実験による正当な評価が重要であ
り、それに用いる高品位のマウスインターフェロンが必
要とされている。
、インターフェロンの種特異性のためにヒトのインター
フェロンは用いることができず、その動物のインターフ
ェロンが必要となる。ざらにこのような動物を用いたモ
デル実験の場合でも、正常な評価を下すためには、大量
にしかも全く不純物を含まないまでに精製されたその動
物種のインターフェロンを用いることが必要である。非
臨床実験に使われる動物にはマウス、ラット、ウサギ、
イヌ、サルなどが挙げられるが、なかでもマウスは最も
広く一般的に用いられ、インターフェロン研究の分野で
も例外ではない°。それゆえ、インターフェロンを医薬
品として開発するためには、マウス−マウスインターフ
ェロンの同種系の動物実験による正当な評価が重要であ
り、それに用いる高品位のマウスインターフェロンが必
要とされている。
従来、マウスインターフェロンの精製法は、Iwaku
raら(J、Biol、Chem、、253.5074
(1978) ) 、[)e )laeyer−Gui
gnardら(Nature、271.622 (19
72))他多数報告されているが、その中でもマ、ウス
インターフェロンに対する抗体を用いた方法は1段の精
製により高純度の標品を得ることができる優れた方法で
ある。
raら(J、Biol、Chem、、253.5074
(1978) ) 、[)e )laeyer−Gui
gnardら(Nature、271.622 (19
72))他多数報告されているが、その中でもマ、ウス
インターフェロンに対する抗体を用いた方法は1段の精
製により高純度の標品を得ることができる優れた方法で
ある。
しかし、特異性の高い抗体はその調製法がむずかしく、
大量に得るのが困難であるために、大量精製には適用し
にくい。このため、抗体法にかわる安価で大量に入手可
能な担体によるマウスインターフェロンの高純度かつ大
量精製法の確立が必要とされている。
大量に得るのが困難であるために、大量精製には適用し
にくい。このため、抗体法にかわる安価で大量に入手可
能な担体によるマウスインターフェロンの高純度かつ大
量精製法の確立が必要とされている。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明は前記のように非臨床的研究に必要な、高品位の
精製マウスインターフェロンの供給をするために、マウ
スインターフェロンの高純度精製法の確立を目的とする
。
精製マウスインターフェロンの供給をするために、マウ
スインターフェロンの高純度精製法の確立を目的とする
。
[問題を解決するための手段]
本発明はマウスインターフェロン溶液を、シリカ系吸着
剤に接触させる工程、該吸着剤への吸着物を溶出剤にて
溶出させる工程からなるマウスインターフェロンの精製
法である。
剤に接触させる工程、該吸着剤への吸着物を溶出剤にて
溶出させる工程からなるマウスインターフェロンの精製
法である。
ここでいうマウスインターフェロンとはα型、β型およ
びγ型のいずれでもよく、たとえばマウスC−24細胞
、マウスC−243細胞などのマウス細胞により産生さ
れるマウスインターフェロン、および遺伝子組換え技術
を用いてマウスインターフェロン構造遺伝子を組込んだ
大腸菌、酵母などの微生物や、ハムスター、サルなどの
動物細胞により産生されるマウスインターフェロン等が
挙げられる。
びγ型のいずれでもよく、たとえばマウスC−24細胞
、マウスC−243細胞などのマウス細胞により産生さ
れるマウスインターフェロン、および遺伝子組換え技術
を用いてマウスインターフェロン構造遺伝子を組込んだ
大腸菌、酵母などの微生物や、ハムスター、サルなどの
動物細胞により産生されるマウスインターフェロン等が
挙げられる。
本発明で使用する吸着剤は、シリカを含む吸着剤であれ
ばいずれも用いうるが、たとえば“コントロール ボア
グラス” (Electronucleonics社
製)、“マイクロビーズシリカ” (富士デビソン社製
)などがある。
ばいずれも用いうるが、たとえば“コントロール ボア
グラス” (Electronucleonics社
製)、“マイクロビーズシリカ” (富士デビソン社製
)などがある。
精製初段に用いられるシリカ系吸着剤によるマウスイン
ターフェロンの精製操作は次のように行なう。すなわち
、まずマウスインターフェロンを含む溶液をシリカ系吸
着剤に接触吸着させる。吸着はバッチ法、カラム法、ど
ちらでも可能であるが、カラム法の方が吸着効率が高い
。マウスインターフェロンは、E))−16〜9で吸着
される。
ターフェロンの精製操作は次のように行なう。すなわち
、まずマウスインターフェロンを含む溶液をシリカ系吸
着剤に接触吸着させる。吸着はバッチ法、カラム法、ど
ちらでも可能であるが、カラム法の方が吸着効率が高い
。マウスインターフェロンは、E))−16〜9で吸着
される。
溶離は溶出剤のpH値、イオン強度、疎水度によって決
定される。たとえば酸性領域(pH2〜5)でマウスイ
ンターフェロンは溶離する。また高イオン強度下では広
いpH領域(pH2〜9)での溶離が可能となる。この
イオン強度はリン酸、酢酸、クエン酸、ホウ酸等の緩衝
塩の濃度を上げたり塩化ナトリウム、塩化カリウムのよ
うな中性塩の添加(0,2〜1.0M>により増加させ
ることができる。ざらに溶出剤中にエチレングリコール
、プロピレングリコール等の疎水的相互作用を弱める溶
剤を含む場合、あるいは“トリトンX−100”、コー
ル酸ナトリウム等の界面活性剤を含む(0,1〜1%)
場合には、その溶出力はざらに強くなる。
定される。たとえば酸性領域(pH2〜5)でマウスイ
ンターフェロンは溶離する。また高イオン強度下では広
いpH領域(pH2〜9)での溶離が可能となる。この
イオン強度はリン酸、酢酸、クエン酸、ホウ酸等の緩衝
塩の濃度を上げたり塩化ナトリウム、塩化カリウムのよ
うな中性塩の添加(0,2〜1.0M>により増加させ
ることができる。ざらに溶出剤中にエチレングリコール
、プロピレングリコール等の疎水的相互作用を弱める溶
剤を含む場合、あるいは“トリトンX−100”、コー
ル酸ナトリウム等の界面活性剤を含む(0,1〜1%)
場合には、その溶出力はざらに強くなる。
溶出剤の組成や濃度、液量は特に限定されるものではな
く、それぞれ材料とした粗マウスインターフェロン中に
含まれる夾雑タンパク質を除去するのに有効なpHを保
持するのに必要な濃度、吸着されたマウスインターフェ
ロンを実用的に回収するのに必要な量が用いられる。
く、それぞれ材料とした粗マウスインターフェロン中に
含まれる夾雑タンパク質を除去するのに有効なpHを保
持するのに必要な濃度、吸着されたマウスインターフェ
ロンを実用的に回収するのに必要な量が用いられる。
その中でも夾雑タンパク質をほとんど溶出させることな
くマウスインターフェロンだけを選択的に溶離させるこ
とにより高純度のマウスインターフェロンを得ることが
できるものとして、pH4〜6、好ましくはDH4,5
〜5.5の酸性緩衝液でタンパク質中の疎水的相互作用
を弱めるエチレングリコール、プロピレングリコール等
の有機溶媒を0〜15%(V/V)含む溶液が特に好ま
しく用いられる。緩衝液としては酢酸緩衝液、クエン酸
緩衝液等が用いられる。このような溶出剤は、マウスイ
ンターフェロンに対して安定かつ温和な条件であり、し
かも2段目のクロマトグラフィーにそのまま直接適用で
きるものである。
くマウスインターフェロンだけを選択的に溶離させるこ
とにより高純度のマウスインターフェロンを得ることが
できるものとして、pH4〜6、好ましくはDH4,5
〜5.5の酸性緩衝液でタンパク質中の疎水的相互作用
を弱めるエチレングリコール、プロピレングリコール等
の有機溶媒を0〜15%(V/V)含む溶液が特に好ま
しく用いられる。緩衝液としては酢酸緩衝液、クエン酸
緩衝液等が用いられる。このような溶出剤は、マウスイ
ンターフェロンに対して安定かつ温和な条件であり、し
かも2段目のクロマトグラフィーにそのまま直接適用で
きるものである。
ざらに本発明者らは上記クロマトグラフィーで得られる
精製マウスインターフェロン溶出液中にわずかに残存し
た夾雑タンパク質を効果的に除去するために、二段目の
精製ステップに導入すべくクロマトグラフィーを検討し
た。各種クロマトグラフィーを鋭意研究の結果1、陽イ
オン交換体を用いたクロマトグラフィーが本要求に適う
ことを見出した。
精製マウスインターフェロン溶出液中にわずかに残存し
た夾雑タンパク質を効果的に除去するために、二段目の
精製ステップに導入すべくクロマトグラフィーを検討し
た。各種クロマトグラフィーを鋭意研究の結果1、陽イ
オン交換体を用いたクロマトグラフィーが本要求に適う
ことを見出した。
ここでいう陽イオン交換体としては、例えばカルボキシ
メチル基、スルホ基、スルホエチル基、スルホプロピル
基、ホスホ基等を官能基として有する架橋デキストラン
、アガロース、セルロース等が含まれる。このような陽
イオン交換体としては、CM−3ephadexC−2
5,5p−sephadexC−50(Pharmac
ia社製)、CM−B i o−Ge l A (B
io−rad社製)、0M52、P 11 (What
man社製)なトノ商品名テ市販されている。
メチル基、スルホ基、スルホエチル基、スルホプロピル
基、ホスホ基等を官能基として有する架橋デキストラン
、アガロース、セルロース等が含まれる。このような陽
イオン交換体としては、CM−3ephadexC−2
5,5p−sephadexC−50(Pharmac
ia社製)、CM−B i o−Ge l A (B
io−rad社製)、0M52、P 11 (What
man社製)なトノ商品名テ市販されている。
陽イオン交換体によるマウスインターフェロンの精製操
作は次のように行う。シリカ系吸着剤から溶出されたマ
ウスインターフェロン溶液を好ましくはpH2〜9の条
件下で吸着させる。吸着はバッチ法、カラム法どちらで
も可能であるが、カラム法の方が吸着効率が高い。
作は次のように行う。シリカ系吸着剤から溶出されたマ
ウスインターフェロン溶液を好ましくはpH2〜9の条
件下で吸着させる。吸着はバッチ法、カラム法どちらで
も可能であるが、カラム法の方が吸着効率が高い。
溶離は、リン酸、酢酸、クエン酸、トリスアミノメタン
等の酸性緩衝液で行い、pH5以上が好ましく、また高
イオン強度下では、ざらに溶離は容易となる。イオン強
度はリン酸、酢酸、クエン酸等の緩衝塩の濃度を上げた
り、塩化ナトリウム、塩化カリウムのような中性塩の添
加(0,2〜1゜0M>により増加させることができる
。溶出剤の組成、液量は特に限定されるものではなく、
最適な溶離条件は存在する夾雑タンパク質、およびマウ
スインターフェロンの量、カラムの寸法などに応じて適
宜決定される。
等の酸性緩衝液で行い、pH5以上が好ましく、また高
イオン強度下では、ざらに溶離は容易となる。イオン強
度はリン酸、酢酸、クエン酸等の緩衝塩の濃度を上げた
り、塩化ナトリウム、塩化カリウムのような中性塩の添
加(0,2〜1゜0M>により増加させることができる
。溶出剤の組成、液量は特に限定されるものではなく、
最適な溶離条件は存在する夾雑タンパク質、およびマウ
スインターフェロンの量、カラムの寸法などに応じて適
宜決定される。
このようにしてマウスインターフェロンをシリカ系吸着
剤に吸着溶離させ、ざらにこの溶出液を陽イオン交換体
に吸着溶離させることにより、粗マウスインターフェロ
ン中に混在していた夾雑タンパク質を除去して、選択的
にマウスインターフェロンを精製分離することができる
。
剤に吸着溶離させ、ざらにこの溶出液を陽イオン交換体
に吸着溶離させることにより、粗マウスインターフェロ
ン中に混在していた夾雑タンパク質を除去して、選択的
にマウスインターフェロンを精製分離することができる
。
[発明の効果]
マウスインターフェロンはマウスを用いたインターフェ
ロンの非臨床試験およびタンパク質化学的なインターフ
ェロン研究のために必要とされていながら、その簡便に
してかつ大量調製可能な高純度精製法が未だ報告されて
いない。
ロンの非臨床試験およびタンパク質化学的なインターフ
ェロン研究のために必要とされていながら、その簡便に
してかつ大量調製可能な高純度精製法が未だ報告されて
いない。
本発明は簡便にしてかつ大量処理を可能とし、しかも高
純度のマウスインターフェロンを得る精製法である。水
沫で得られるマウスインターフェロンは精製前に比べ、
比活性で数十倍に、しかもドデシル硫酸ナトリウム存在
下のポリアクリルアミド電気泳動(SDS−PAGE)
による検定では純度99%まで精製され、非臨床試験に
用いるのに充分な精製標品である。初段に用いられるシ
リカ系吸着剤は硬質で化学的にも安定で取り扱いが楽な
ため、特に精製初段で大量の粗原液を処理するのに適し
ている。ざらに2段目の精製ステップとなる陽イオン交
換体を用いたクロマトグラフィーはマウスインターフェ
ロンに特異性が高く、これにより一部残存していた夾雑
タンパク質を除去することができる。このように本発明
により特異性と分離能の高い二種類のアフィニティーク
ロマトグラフィーを何ら特殊操作を加えることなく直結
し、簡便にして高純度の精製マウスインターフェロンを
大量に得ることが可能になった。
純度のマウスインターフェロンを得る精製法である。水
沫で得られるマウスインターフェロンは精製前に比べ、
比活性で数十倍に、しかもドデシル硫酸ナトリウム存在
下のポリアクリルアミド電気泳動(SDS−PAGE)
による検定では純度99%まで精製され、非臨床試験に
用いるのに充分な精製標品である。初段に用いられるシ
リカ系吸着剤は硬質で化学的にも安定で取り扱いが楽な
ため、特に精製初段で大量の粗原液を処理するのに適し
ている。ざらに2段目の精製ステップとなる陽イオン交
換体を用いたクロマトグラフィーはマウスインターフェ
ロンに特異性が高く、これにより一部残存していた夾雑
タンパク質を除去することができる。このように本発明
により特異性と分離能の高い二種類のアフィニティーク
ロマトグラフィーを何ら特殊操作を加えることなく直結
し、簡便にして高純度の精製マウスインターフェロンを
大量に得ることが可能になった。
次に実施例を挙げて本発明をざらに具体的に説明する。
実施例中のマウスインターフェロン活性は、マウスLY
細胞と水泡性口内炎ウィルス(VSv)を細胞変性効果
(CPE)阻止法により測定し1、標準マウスインター
フェロンにより国際単位(IU)に換算した。
細胞と水泡性口内炎ウィルス(VSv)を細胞変性効果
(CPE)阻止法により測定し1、標準マウスインター
フェロンにより国際単位(IU)に換算した。
実施例1
マウスインターフェロン−β構造遺伝子を組込んだ大腸
菌(微工研奇第7662号)を培養後、菌体を破砕し遠
心上清として粗マウスインターフェロンーβ溶液を得た
。この粗マウスインターフェロン溶液には1.6X10
7 IU/m+(7)マウスインターフェロン活性を含
み、19mg/m+のタンパク質が含まれていた。この
溶液2500m1を、“コントロール ボア クラス゛
’300ml (44φX、200mm)に4℃、流速
150m1/hrで流した。つづいてこのカラムを50
%エチレングリコールを含む20mMリン酸緩衝液(1
17,0)3300mlで洗浄した後、0゜5M塩化ナ
トリウムと10%エチレングリコールを含む50mM酢
酸緩衝液(pH5,0>で溶出した。マウスインターフ
ェロン−βは活性回収率80%で比活性は10倍に上昇
し、純度80%まで精製された。
菌(微工研奇第7662号)を培養後、菌体を破砕し遠
心上清として粗マウスインターフェロンーβ溶液を得た
。この粗マウスインターフェロン溶液には1.6X10
7 IU/m+(7)マウスインターフェロン活性を含
み、19mg/m+のタンパク質が含まれていた。この
溶液2500m1を、“コントロール ボア クラス゛
’300ml (44φX、200mm)に4℃、流速
150m1/hrで流した。つづいてこのカラムを50
%エチレングリコールを含む20mMリン酸緩衝液(1
17,0)3300mlで洗浄した後、0゜5M塩化ナ
トリウムと10%エチレングリコールを含む50mM酢
酸緩衝液(pH5,0>で溶出した。マウスインターフ
ェロン−βは活性回収率80%で比活性は10倍に上昇
し、純度80%まで精製された。
つぎに、マウスインターフェロン−β活性を含む上記溶
出液18m1を、0.1N NaOHでpH6に調整
し、ホスホセルロース“Pll”(Whatman社製
>2m1(10φX25mm)に4℃、流速2ml/h
rで流した。つづいてこのカラムを0.1Mリン酸緩衝
液(pH5>10m1で洗浄した債、0.5M塩化ナト
リウムを含む20mMリン酸緩衝液(pH5)でマウス
インターフェロンーβを溶出した。マウスインターフェ
ロン−βは活性回収率90%で純度は99%まで又 精製された。この結果、精製原液に対するマウイへ ンターフエロンーβの比活性は約38倍に上昇し、純度
99%の精製標品が得られた。
出液18m1を、0.1N NaOHでpH6に調整
し、ホスホセルロース“Pll”(Whatman社製
>2m1(10φX25mm)に4℃、流速2ml/h
rで流した。つづいてこのカラムを0.1Mリン酸緩衝
液(pH5>10m1で洗浄した債、0.5M塩化ナト
リウムを含む20mMリン酸緩衝液(pH5)でマウス
インターフェロンーβを溶出した。マウスインターフェ
ロン−βは活性回収率90%で純度は99%まで又 精製された。この結果、精製原液に対するマウイへ ンターフエロンーβの比活性は約38倍に上昇し、純度
99%の精製標品が得られた。
実施例2
マウスインターフェロン−β構造遺伝子を組込んだ大腸
菌(微工研奇第7662号)を培養後、菌体を破砕し遠
心上清として粗マウスインターフェロンーβ溶液を得た
。この粗マウスインターフェロン溶液には1.6X10
7 IU/mlのマウスインターフェロン活性を含み、
19rr1g/m lのタンパク質が含まれていた。こ
の溶液2500m1を、“コントロール ボア グラス
”300m1 (44φX200mm>に4°C1流速
150m1/hrで流した。つづいてこのカラムを50
%エチレングリコールを含む20mMリン酸緩衝液(p
H7,0)3300mlで洗浄した後、0゜5M塩化ナ
トリウムと10%エチレングリコールを含む50mM酢
酸緩衝液(pH5,0>で溶出した。マウスインターフ
ェロン−βは活性回収率80%で比活性は10倍に上昇
し、純度80%まで精製された。
菌(微工研奇第7662号)を培養後、菌体を破砕し遠
心上清として粗マウスインターフェロンーβ溶液を得た
。この粗マウスインターフェロン溶液には1.6X10
7 IU/mlのマウスインターフェロン活性を含み、
19rr1g/m lのタンパク質が含まれていた。こ
の溶液2500m1を、“コントロール ボア グラス
”300m1 (44φX200mm>に4°C1流速
150m1/hrで流した。つづいてこのカラムを50
%エチレングリコールを含む20mMリン酸緩衝液(p
H7,0)3300mlで洗浄した後、0゜5M塩化ナ
トリウムと10%エチレングリコールを含む50mM酢
酸緩衝液(pH5,0>で溶出した。マウスインターフ
ェロン−βは活性回収率80%で比活性は10倍に上昇
し、純度80%まで精製された。
つぎに、マウスインターフェロン−β活性を含む上記溶
出液18m1を、0.1N NaOHでpH6に調整
し、カルボキシメチルセルロース” CM 52 ”
(Whatman ll製)2ml(10φ×25mm
)L:4℃、流速2ml/hrで流した。
出液18m1を、0.1N NaOHでpH6に調整
し、カルボキシメチルセルロース” CM 52 ”
(Whatman ll製)2ml(10φ×25mm
)L:4℃、流速2ml/hrで流した。
つづいて、0.1Mリン酸緩衝液(pH7>10m1で
マウスインターフェロン−βを溶出した。
マウスインターフェロン−βを溶出した。
マウスインターフェロン−βは活性回収率70%で純度
は95%まで精製された。この結果、精製原液に対する
マウスンターフェロンーβの比活性へ は約14倍に上昇し、純度95%の精製標品が得られた
。
は95%まで精製された。この結果、精製原液に対する
マウスンターフェロンーβの比活性へ は約14倍に上昇し、純度95%の精製標品が得られた
。
Claims (2)
- (1)マウスインターフエロン溶液を、シリカ系吸着剤
に接触させる工程、該吸着剤への吸着物を溶出剤んいて
溶出させる工程、この溶出液を陽イオン交換体に接触さ
せる工程、該交換体への吸着物を溶出剤にて溶出させる
工程からなるマウスインターフエロンの精製法。 - (2)シリカ系吸着剤への吸着物を溶出させる溶出剤が
pH4〜6の緩衝液である特許請求の範囲第(1)項記
載の精製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60091011A JPS61249397A (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | マウスインタ−フエロンの精製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60091011A JPS61249397A (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | マウスインタ−フエロンの精製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61249397A true JPS61249397A (ja) | 1986-11-06 |
Family
ID=14014591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60091011A Pending JPS61249397A (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | マウスインタ−フエロンの精製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61249397A (ja) |
-
1985
- 1985-04-30 JP JP60091011A patent/JPS61249397A/ja active Pending
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