JPS61248939A

JPS61248939A - Ｖベルト伝動装置

Info

Publication number: JPS61248939A
Application number: JP60087471A
Authority: JP
Inventors: Torao Hattori; 服部　虎男; Minoru Nishimura; 西村　実; Masaki Goto; 雅樹後藤
Original assignee: Fukui Shintaa Kk; Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Fukui Shintaa Kk; Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1985-04-25
Filing date: 1985-04-25
Publication date: 1986-11-06
Also published as: US4642077A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、車両用無段変速機等に用いられるＶベルト伝
動装置に関し、更に詳細には無端状の金属ベルト上にｖ
形金属部材の多数個を連設配置して全体としてＶベルト
に構成し、これを駆動側と被動側のＶブーリ間に張設し
て動力伝達を行なうようしたＶベルト伝動装置に関する
。

（従来の技術）従来この種装置として、特公昭５７−５８５４３号公報
により、第１図及び第２図に示すように、金属ベルトａ
の２本を横方向に並設し、■形金属部材すに横方向に開
口する両側のコ字状溝Ｃ，Ｃを形成して、談合Ｗ４Ｃに
該各台風ベルトａを挿入するようにしたものは知られ、
この場合談合溝Ｃは打抜加工等で該金属部材すに一体成
形されるを一般とする。

（発明が解決しようとする問題点）上記のものは、■形金属部材すがＶプーリｄに接する状
態のとき、各コ字状溝Ｃの下壁面Ｃ１が各金属ベルトａ
の内周面に強く圧接し、Ｖプーリｄから外れた状態のと
きは、該多溝Ｃの下壁面Ｃ１又は上壁面Ｃ２が該各台風
ベルトａの内周面又は外周面に接するようになっており
、そのためベルト寿命を伸ばす上でこれら壁面Ｃ１、Ｃ
２は滑らかに仕上げることが望まれ、更に下壁面Ｃ４は
■プーリｄでの金属ベルトａの湾曲に対応させて曲面に
形成することが望まれるが、上記の如くコ字状溝ｃ１１
ｒＶ形金属部材に一体成形すると、コ字状溝Ｃの形状が
上下中の狭い奥行の深い形状をしていることから、各壁
面Ｃ１、Ｃ２の仕上げ加工が非常に困難になる問題があ
る。

本発明は、かかる問題点を解決した＠置を提供すること
をその目的とする。

（問題点を解決するための手段）本発明は、上記目的を達成すべく、金属ベルトの外周面
に対向する各コ字状溝の上壁部をＶ形金属部材に後付け
される別体のストッパ部材により構成し、該金属部材単
体では該各コ字状溝の形成部分が上方に開放されるよう
にした。

（作　用）上記の構成によれば、フ字状溝の形成部分が上方に開口
されてその下壁面の加工の邪魔となるＶ形金属部材に一
体の溝上壁部が欠除され、かくて該下壁面の機械加工方
法として切削や研摩等積々の方法を採用でき、又工具の
大きさも自由に選定できて、該下壁面を容易に且つ精度
良く仕上げ加工でき、更に該下壁面を金型を用いて鍛圧
成形することも可能となる。

（実施例）図面に基いて本発明の詳細な説明する。

第２図を参照して、（１）は複数の金属帯板を積層して
成る無端状の金属ベルト、（２）はＶ形金属部材を示し
、該金属部材（２）の多数個を該金属ベルト（１）上に
連設配置して全体として■ベルト（３）に構成し、これ
を駆動側と被動側のＶプーリ（４）（４）間に張設して
動力伝動を行なうようにした。

ここで、該金属ベルト（１）は横方向に１対に並設され
るものとし、該各台風ベルト（１）を第３図に示すよう
に各Ｖ形金属部材（２）に形成した横方向に開口する両
側のコ字状溝（５）　（５）に各挿入せしめるようにし
た。

以上は上記した従来のものと特に異ならないが、本発明
によれば、該各台風ベルト（１）の外周面に対向する該
各コ字状溝（５）の土壁部を該Ｖ形金属部材（りに後付
けされる別体のストッパ部材（６）により構成し、該■
形金属部材（乃単体では該各コ字状溝（５）の形成部分
が上方に開放されるようにするもので、これを第３図乃
至第５図に示す実施例に付詳述するに、該■形金属部材
（２）を、その上部の横方向両側部分を切欠いた形状に
形成して、この切欠き部分の底面が該各台風ベルト（１
）の内周面に接する該各コ字状溝（５）の下壁面（５ａ
）になるようにし、切り残された横方向中央の突部（７
）に該ストッパ部材（６）を係止するようにした。

該ストッパ部材（６）は、線材を第５図示の如く横方向
に長手のループ状に屈曲すると共にその両端を中央部分
で突合わせて内方に折曲げたもので構成され、該凸部（
７）に該線材を係合させる前後両面の凹溝（７ａ）（７
ａ）と、該線材の両端部を挿入する前後方向の透孔（７
ｂ）とを形成し、該ストッパ部材（６）を該凹溝（７ａ
Ｈ７ａ）によって上下方向と、該透孔（７ｂ）によって
横方向とに位置決めし得るようにした。

前記下壁面（５ａ）は、切削や研磨等の機械加工により
前後方向に所定の曲率Ｒ１で湾曲する曲面状で且つ滑ら
かな面に予め仕上げ加工されるもので、この場合眼下壁
面（５ａ）の上方には加工の邪魔になるＶ形金属部材（
りと一体の溝上壁部が無く、仕上げ加工を容易に且つ精
度良く行なうことができる。

第６図及び第７図は他の実施例を示し、このものではＶ
形金属部材（２）を焼結合金製のものとし、各コ字状溝
（５）の下壁面（５ａ）を金型を用いて鍛圧成形するよ
うにした。

これによれば、下壁面（５ａ）を前後方向だけでなく横
方向にも所定の曲率Ｒ２で湾曲するような曲面状の滑ら
かな面に容易に且つ製品間でのばらつきなく仕上げるこ
とができ有利である。

尚、該■形金属部材（２）はその前後両面に窪み部（８
）　（８）を有する等全体的に複雑な形状をしており、
焼結合金製として向いた部材になっている。

第８図乃至第１０図は更に他の実施例を示し、このもの
ではストッパ部材（６）をプレス成形品や焼結成形品で
構成し、これを突部（７）に圧入等で後付けるようにし
た。

尚、かかるストッパ部材（６）を用いるときは、その下
面の金属ベルト（１）との接触面を滑らかな面に仕上げ
ておく必要がある。これに対し、上記実施例の如くスト
ッパ部材（６）を線材で構成すれば、かかる仕上げ加工
が不要となり、又軽量化も図れ有利である。

（発明の効果）本発明によるときは、コ字状溝の金属ベルトに接する壁
面を滑らかに精度良く仕上げることが可能となって、ベ
ルト寿命が伸び、且つ壁面の加工が容易になるため、加
工費が削減されて、別体のストッパ部材を用いるも全体
的な製造コストは従来のものと同程度に押えられ有利で
ある効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のｖ形金属部材の正面図、第２図は本発明
装置の全体構成を示す側面図、第３図はそのＶ形金属部
材の正面図、第４図は第３図の［Ｖ−ＩＶ線線断断側面
図第５図はその部分截断平面図、第６図はＶ形金属部材
の変形例の正面図、第７図は第６図の■−■線截線側断
側面図８図はストッパ部材の構成を変更した他の実施例
の正面図、第９図及び第１０図は夫々第８図の■−ＩＸ
線及びＸ−Ｘ線側断面図である。（１）・・・金属ベルト（２）・・・Ｖ形金属部材（３）・・・■ベルト（４）・・・■プーリ（５）・・・コ字状溝（５ａ）・・・下壁面（６）・・・ストッパ部材（７）・・・凸部特　許　出　願　人　本田技研工業株式会社第１図

Claims

【特許請求の範囲】１、無端状の金属ベルト上にＶ形金属部材の多数個を連
設配置して全体としてＶベルトに構成し、これを駆動側
と被動側のＶプーリ間に張設して動力伝達を行なうよう
にしたＶベルト伝動装置であって、該金属ベルトの少な
くとも２本を横方向に並設し、該Ｖ形金属部材に横方向
に開口する両側のコ字状溝を形成して、該各コ字状溝に
該各金属ベルトを挿入するようにしたものにおいて、該
各金属ベルトの外周面に対向する該各コ字状溝の上壁部
を該Ｖ形金属部材に後付けされる別体のストッパ部材に
より構成し、該Ｖ形金属部材単体では該各コ字状溝の形
成部分が上方に開放されるようにしたことを特徴とする
Ｖベルト伝動装置。２、該ストッパ部材を線材で構成し、これを該Ｖ形金属
部材の両側の該コ字状溝間に位置する横方向中央の凸部
に係止したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
のＶベルト伝動装置。３、該Ｖ形金属部材を焼結合金製のものとし、該各金属
ベルトの内周面に接する該各コ字状溝の下壁面を曲面に
鍛圧成形したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記
載のＶベルト伝動装置。