JPS61248335A - 液体金属イオン源 - Google Patents

液体金属イオン源

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JPS61248335A
JPS61248335A JP8850785A JP8850785A JPS61248335A JP S61248335 A JPS61248335 A JP S61248335A JP 8850785 A JP8850785 A JP 8850785A JP 8850785 A JP8850785 A JP 8850785A JP S61248335 A JPS61248335 A JP S61248335A
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JP
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ionized
emitter
alloy
ion source
ions
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JP8850785A
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English (en)
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Kaoru Umemura
馨 梅村
Toru Ishitani
亨 石谷
Toshiyuki Aida
会田 敏之
Hifumi Tamura
田村 一二三
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、イオン打込み機、イオンマイクロビーム描画
装置などのイオン源、特に高蒸気圧性であるイオン種P
を単元素イオンとして効率よく安定に長時間引出せる液
体金属イオン源に関する。
〔発明の背景〕
液体金属イオン源から放出されるイオンビームは、高輝
度であシ、サブミクロンの微小径のビームが得られるこ
とから、半導体プロセスにおけるリングラフィやドーピ
ング(打込み)、エツチングなどが、従来用いられてき
たマスクを使用せずCマスクレス)に行なえることや、
化学的な手法を用いずCドライプロセス)に行なえる可
能性を秘めていることため、液体金属イオン源が近年注
目をあびている。
この液体金属イオン源の動作原理は次のp口<である。
先ず、タングステンW、タンタルTa、カーボンC等か
ら成るエミッターに、抵抗加熱あるいけ、電子線衝撃、
レーザ光などにより溶融させたイオン化すべき物質を供
給し、エミッター先端に強電界を印加し、エミッター先
端よりイオン化すべき物質のイオンtllE界電離によ
って引出す。
従って、イオン源としては長時間、安定し2て目的とす
るイオンビームを引き出せることが重要である。
イオン化物質については液体金属イオン源の重要なポイ
ントであるためここで詳述する。
イオン化物質に実用上、要求される条件は、その融点が
高くても1oooc程度までであることと、その温度で
の蒸気圧が低いこと、また、エミッター材料との反高が
皆無か、あるいはあっても少ないこと、さらに濡れ性も
良好であることである。
ル体的に述べると、イオン化物質を適切に選択しなけれ
ば以下に示すような問題が生じ、所望のイオンビーム金
利き出せないかまたは、引き出すことができたとしても
放出されたイオン電流が不安定であったり、イオン源の
寿命が1時間以下と極めて短いという致命的な欠点が生
じてぐる。つまり、その問題とは、 1N  溶融イオン化物質の蒸気圧が高いために、蒸発
が激しく、目的とする引出し元素イオンが短時間で枯渇
してしまう。
2)エミッターチップと溶融したイオン化物質が激[2
〈反応し、短時間でイオンビームの引出しが停止する。
3)溶融イオン化物質の粘性が高すぎる、あるいは、エ
ミッターチップとの濡れ性が悪い等の理由によシイオン
ビームの引き出しが困難である。
などである。
一方、所望のイオンを引出すための元素か、高融点であ
ったり、高蒸気圧性である場合、これらの元素に対し2
て他元素を加えて2元素系や3元素系の合金を用いられ
ている。このような例については、、世jえば、「月刊
セゴコンダクタワールド(Sem1conductor
 WOrld l J (1983111月号における
石谷及び田村にょる1イオン・マイクロビーム源″と題
する文献において、シリコン半導体プロセスに欠くこと
のできないホウ素(B:ボロン)を、B単体ではその融
点が20001:’〜2500Cであるのに対し、ニッ
ケル(Ni)とO合金NIBにすることによって融点を
約10001:’まで下げ、Bイオンを長時間引出すの
に成功している。
このようなイオン化物質が合金の場合、2元素や3元素
ばかりでなく、さらに多くの複数元素からなる場合もあ
る。
さて、シリコン半導体に対するn型不純物元素のうち最
も重要とされているものの1つにリン(P)がある。
P単体は、融点が44. L Cで、その温度での蒸気
圧が0.181mHgと高蒸気圧の九めに、P単体を液
体金属イオン源のイオン化物質として用いることは困難
である。そこで、P以外の金属とPとの合金の形にして
、上記難点を軽減し、高温下でP含有の液体金属を形成
せしめて、高電界下でこの合金をイオン化物質として合
金成分元素のイオンを引出し、質量分離によってPイオ
ンのみを得る方法が有効となる。従って、Pt含むイオ
ン化物質、つまり、安定に且つ長時間Pイオンを引き出
せることのできるような合金を探索することが重要なポ
イントとなる。
これまで、Pイオンの液体金属イオン源からの放出につ
いては、ジャパニーズ ジャーナル オズ アプライド
 フィジックス(Jpr、 J、 kppt。
Phys、 )Vot、 23 、 A5 、 L33
0 (1984年)における石谷らのデベロップメン′
ト オブ フオスフオラス リキッド メタル イオン
 ソース(Developmerit of phos
phorus Liqid−Metal−(on 5o
urce )と題する文献において論じられている。こ
の論文てよると、 ’l’、 Jshitani  ら
は、イオン化物質としてCu、!、Pの2元系合金を用
いて゛・、へる。このCuとPの合金は共晶合金状態で
あっても、その融点は720C前後で、本論文によると
、イオン源の動作温度は750Cから780Cである。
しかし、長時間イオン放出を行なうと、その動作温度の
高さのためにPがイオンとなる前に溶融状態のイオン化
物質からPが蒸発してしまい、イオン源の寿命が制限さ
れてしまうため、Cu−P合金をイオン化物質として用
いる場合よりも、所望のPイオン電流がやや少なくとも
、更に長時間安定して、所望のPイオンが放出し続ける
イオン源の開発が望まれていた。
そこで上記のような問題点を考慮対象とし、Pを含む種
々の合金を検討した結果、Cu−P系合金、その中でも
特に、Cu−P合金に更に低融点金属、例えば、融点が
500C以下の金属を混ぜ合わせ、その合金の融点?C
u−P合金よりも低く押えることによってPの選択的な
蒸発を防ぐとともに、前記問題点すべてを解決し、本目
的を達成することができるイオン源であることが明らか
となった。
なお、本発明の技術分野の状況を示すために、(1)日
本国公開特許公報9特開昭57−132853号、およ
び(11)日本国公開特許公報、特開昭58−1789
44 号を挙げることができる。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記従来技術の難点を解消し安定で、
且つ長寿命のPイオンビームを引き出ぜる液体金属イオ
ン源を提供することにある。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するために、本発明においては、イオン
化すべき物質を溶融して保持する溜め部とこの溜め部か
ら供給される上記溶融イオン化物質のイオンをその先端
から放射するように配置されたエミッターと、このエミ
ッターとの間に高電界を印加してエミッター先端からイ
オンを引出す引出し電極とから構成される液体金属イオ
ン源において、イオン化すべき物質が、Mが低融点金属
である少なくとも一元素とする時、一般式が、(rux
PyMAで示される組成?有していて、且つ、40≦X
(100(Cuの成分が40原子]仁−セント以上で1
00原子バーセント(7i′二満たないと一一を一意味
し、以下同様に解する)、o<y≦4(110(A≦4
0.X+Y+A= 100である合金を用いるか、もし
くは、特にMの融点が、20?:’以上で500C以下
の範囲に属する低融点合金を用いるか、もしくは、特に
、Mとして、インジウム。
ガリウム、亜鉛、ビスマスおよび鉛よりなる群から選択
した少なくとも一元素である合金を用いる。
上記本発明の液体金属イオン源を用いると、Pイオン金
安定に、かつ、長時間放出することが可能となった。
本発明の液体金属イオン源の、通常の構造は、上記イオ
ン化物質を溶融して保持している溜め部と、この溜め部
から供給される溶融イオン化物質のイオンをその先端か
ら放出するように配置されたエミッターと、このエミッ
ターとの間に高電界を形成してエミッター先端からイオ
ンを引出す引出し電極とから構成される。
エミッター先端から引出されたイオンビームは、イオン
化物質の合金における各構成元素のイオンが混合したも
のであるから、このイオンビームを質量分離することに
より、目的とする元素のイオンビームを得ることができ
る。しか(7、イオン化物質が、Cu、Pを含む多糧類
の合金である場合、Pを除いた成分の原子イオンや分子
イオンさらに、多価イオンが所望のPイオンと同じ質量
電荷比(m/e:mは質量、eは荷亀素it示す131
?持つ可能性が高くなり、その場合、所望のP”イオン
ビームを単元素イオンビームと1〜で得られなくなる。
また、全放出イオン電流に占めるP“イオン電流の割合
が小さくなるため、合金成分の種類はできる限り少ない
方が望ましく、CuとPの他に、合金の融点を低下させ
るための元素は、1攬類の3元合金が望ましい。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を図を用いて詳細に説明“する。
実施例1 第1図は本発明に係る液体金属イオン源の基本構成を示
す概略断面図である。このイオン源のイオン化物質5の
溶融の仕方は通電加熱方式である。
エミッター1は絶縁碍子2に接続され支持されている。
イオン化物質5を溶融するための通電加熱ヒーターを兼
ねた溜め部3は、帯板状でその中央部ハイオン化物質5
を保持するための円錐台形となっておシ、さらKその中
央底部には円孔6が設けられている。この円孔6の中心
軸上にエミッター1が設置されておシ、このエミッター
1の先端は円孔6よりわずか突出している。また、溜め
部3の両端は電流導入端子4.4′に固定されており、
この電流導入端子4.4′は絶縁碍子2に固着されてい
る。第1図は、溶融したイオン化物質5で濡れたエミッ
ター1が溜め部3にある円孔6から突出た状態を示して
いるう7はイオン引出し電極であシ、この引出し電極7
と溶融したイオン化物質5で濡れたエミッター1先端と
の間に数KVO高電界を作用させることによシ、エミッ
ター1先端に付着した溶融イオン化物質5は円錐状に尖
がシ、さらに高電圧を印加すると、つぃKはその溶融イ
オン化物質5の円錐先端から電界電離したイオンビーム
8を引出すことができる。引出し電極7の中心くけ、貫
通孔9が設けられておシこの貫通孔9と円孔6は同心軸
上にあり、イオンビーム8は貫通孔9を介して下方に引
出すことができる。本実施例の場合、エミッター1は直
径が0.3mのタングステン(W)棒であり、その先端
は電解研磨によって曲率半径を数μm以下に鋭く尖から
せである。ヒーターを兼ねた溜め部3は厚さ0.05m
のタンタル(Tal板製で、中央部にある凹部は、イオ
ン化物質5が約1011113溜めることができるよう
に加工されている。この溜め部3の中央部に設けられた
円孔6の直径は約1+mで、エミッターlの先端は円孔
6よシ約lIm突出し、エミッター1先端と引出し電極
7の間の距離は約0.5■である。
第1図において、符号10は加熱電源、11はイオン引
出し電源、12はイオン加速電源、13は真空容器であ
る。
本実施例で用いたイオン化すべき物質5は、Cue。P
2゜In2Oである。このイオン化物質5はCu3 P
合金にInを解かし混ぜ合わせた。Cu3p合金はPが
25at%含まれておシ、融点は約760Cである。ま
た、Inの融点は155.4Cである。Cu5P(!:
Inをガラス製アンプルに封入し、加熱していくと、C
u5P合金の融点よシも低い温度で解け、3元系合金が
できる。本実施例ではCu3P合金にIn’を原子パー
セントでCuaoPzoIn*。
となるように混合し念。このイオン化物質5を、イオン
源のヒーターを兼ねた溜め部3に乗せ、約500Cで動
作させたところ、安定なイオンビーム8の放出を確認し
た。イオン源の動作温度、つまりイオン化物質5の溶融
状態の温度は、その物質の融点よシやや高いのが通例で
ある。
このようKして得られたイオンビーム8を質量分析計に
通し、質量分離して得られた質量スペクトルの一例を第
2図に示す。ただし、横軸は質量電荷比(m/elであ
シ、横軸はイオン強度(任意単位)を示している。この
時のイオン引出し電圧Fi4.3 K Vであシ、全放
出イオン電流は20μA1イオン加速電圧は3.2 K
 Vであった。このイオン源から得た放出イオン電流の
大部分がCuゝイオンとIn+イオンであるが P +
のビークが認められ、P+放出が確認できる。このイオ
ン源の寿命として100時間以上を達している。
以上のように、本実施例1ではイオン化すべき物質fI
:CUとPとInの合金にすることによって、従来のc
u−p共晶合金よシも融点を約200C下げることがで
き、これに伴ないPの揮散を少なくすることができた。
さらに、Inを加えたことにより溶融イオン化物質とエ
ミッターの濡れ性が更に良くなり、エミッター先端への
溶融イオン化物質の供給がさらに安定化したため、イオ
ン源の寿命として従来の約2倍に伸びた。
実施例2 本実施例2では、イオン化物質5を除いて実施例1で用
いた液体金属イオン源と同じ構成であシ、本実施例2で
用いたイオン化物質5は、一般式CuxPyMa (た
だし、MはGa、In、pb。
Biのうちの少なくとも1元素を示す)においてMをG
aとした場合で、Cu slP tyG a stであ
る。
このイオン化物質5け、Cu s P合金(25at優
)に上記酸になるようにQaを配合、溶融し合金化した
Ga(ガリウム)の融点は29.8 Cと低く、Cu−
P合金に加えるほど、つま#)Cu−P−Ga3元系合
金中のGaの含有率が増すに従い、Cu−P−Gaの融
点は下がる。このイオン源の動作温度は約450Cであ
、りCu−P共晶合金に比べ、動作温度が約250C低
くすることができた。
また、Qa’2加えることによシ、溶融イオン化物質5
の表面張力が低下し、エミッターチップ1先端への流れ
が良くなり、イオン放出が安定化するという効果も得ら
れた。
このイオン源から得られたイオンビーム8を質量分離し
て得られた質量スペクトルの典型例を第3図に示す。た
だし、このスペクトルは、質量電荷比m / eが25
から80の範囲について示したものである。この時のイ
オン引出し電圧は、4.OKVであシ、全放出イオン電
流は20μA1イオン加速電圧は3.2KVであった。
第3図から放出イオン電流のうち、Cu+とGa+のイ
オン電流が多くを占めているが P +のピークが認め
られ、P9放出が確認できる。このイオン源も寿命とし
て100時間以上を達成している。
実施例3 本実施例3で用いたイオン化物質5は、CLlssPz
zPbtzであシ、その他のイオン源構成については実
施例1と同様である。このイオン化物質5は、Cu−P
共晶合金に低融点金属である鉛(pbl(融点、327
C)を混ぜ、加熱溶融したものである。融点は700C
前後であり、実施例2に比べやや高いが、Cu−P共晶
合金よりも低い。
実施例4 本実施例4で用いたイオン化物質5は、CuaaPzt
Bixsである。ビスマスCBi)の融点は271Cと
低く、Cu−P−Bia元系合金中のBiの含有率が多
いほど%Cu−P−Biの融点は低下する。本実施例4
の場合、融点は約600Cであった。イオン引出し電圧
4.5 K Vの時、全放出イオン電流で30μA放出
され、安定して放出し続けた。特に、本実施例4の場合
、Biをcu−p合金に加えることによシ、融点が下が
る他に、エミッターチップl先端へ安定して溶融イオン
化物質が供給されるという利点も有している。
この利点によシ長時間、安定してイオン放出が得られ、
所望のPイオンを安定して得ることができた。
また、BiはV族の元素であシ、シリコン半導体に対し
てn型不純物で、ドーパントとしても有効である。従っ
て、本実施例では、同一イオン源から2種のnqドーパ
ントを放出できるという利点を有している。よって、こ
のイオン源を用いて、放出されたイオンビーム8を細く
絞シ、半導体基板の微細領域にイオンを打込むことく利
用するなラバ、シリコン半導体に2種のn型ドーパント
を打込める。同一の打込みエネルギーなら、打込むイオ
ン種の質量によって打込み深さが異なるため、本実施例
4のように、Pに比ベア倍近く質量の大きいBiは、P
に比べて打込み深さは浅くなり、この2種のイオン種、
PとBiを打込み分けることにより、打込み深さの異な
るn型打込み層が得られるという効果をもたらす。
以上、述べてきた如く、本発明はcu−p合金に低融点
金属であるGa、 In、pb、 Biなどを加えるこ
とにより、イオン化物質の融点をCu−P合金より低く
し、Pの選択的蒸発を防いだものであるが、上記実施例
からも明らかなように、これらの成分に対して更に異極
元素を添加して液体金属を安定化させたものも液体金属
イオン源のイオン化物質として有効であることは自明で
ある。
上記実施例では、エミッター1の材料として針状に加工
したタングステン(W)を用いたが、その他タンタル(
Ta)、モリブデン(Mo )等で構成しても同様な効
果を得ている。ヒーターを兼ねた溜め部3についても、
本実施例ではタンタル(Ta)であったが、その他、モ
リブデン(Mo)。
ニオブ(Nb)等の高融点材料でも良好な結果を得た。
また、上記実施例では、エミッター1として針状エミッ
ターを用いたが、毛細管を用いて、その中にイオン化物
質5を溜め、毛細管の先端からイオンを放出させる方式
であったり、毛細管の中に針状エミッター全通し、毛細
管と針状エミッターの間にイオン化物質5を溜め、毛細
管の先端から突出した針状エミッター先端からイオンを
放出させる方式でもよいし、イオン化物質5の溜め部が
イオン化物質5を大容量搭載させることを目的としたル
ツボ型のものであってもよい。さらに、イオン化物質5
の溶融のさせ方はヒーターへの通電加熱による方式以外
で、電子衝繋やレーザー光などによってもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したところから明らかなように、本発明の液体
金属イオン源は、従来、高蒸気圧性という短所を有して
おり液体金属イオン源からの放出は困難とされてきた、
シリコン半導体に対するn型不純物元素として重要なリ
ン(P)t−1効率よく安定に、長時間引出すことので
きる液体金属イオン源を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実8例における液体金属イオン源
の概略断面図、第2図は、本実施例1における質量スペ
クトルの説明図、第3図は、本実施例2における質量ス
ペクトルの説明図である。 1・・・エミッター、2・・・絶縁碍子、3・・・ヒー
ターを兼ねた溜め部、4,4′・・・電流導入端子、5
・・・イオン化物質、6・・・円孔、7・・・引出し電
極、8・・・イオンビーム、9・・・貫通孔、1o・・
・加熱電源、11・・・イオン引出し電源、12・・・
イオン加速電源、13・・・真空容器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、イオン化すべき物質を溶融して保持する溜め部と、
    該溜め部から供給される上記溶融イオン化物質のイオン
    をその先端から放射するように配置されるエミッターと
    、該エミッターとの間に高電界を印加してエミッター先
    端からイオンを引出す引出し電極とから構成される液体
    金属イオン源において、上記イオン化すべき物質が、M
    を低融点金属である少なくとも一元素とするとき、一般
    式、Cu_XP_YM_Aで示される組成を有し、且つ 40≦X<100、0<Y≦40 0<A≦40、X+Y+A=100 である合金を用いたことを特徴とする液体金属イオン源
    。 2、前記Mが、その融点Tm(℃)が20≦Tm≦50
    0を満たす低融点金属であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の液体金属イオン源。 3、前記Mが、In、Ga、Zn、BiおよびPbより
    なる群から選択した少なくとも一元素であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の液体金属イオン源。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0195457A (ja) * 1987-10-07 1989-04-13 Hitachi Ltd 集束イオンビームを用いたデバイス加工方法
JP2011501367A (ja) * 2007-10-29 2011-01-06 イオン−トフ テクノロジーズ ゲーエムベーハー 液体金属イオン源、二次イオン質量分析計、二次イオン質量分析方法、およびその利用
JP2014006265A (ja) * 2003-08-25 2014-01-16 Ion-Tof Technologies Gmbh 質量分析器およびこの質量分析器のための液体金属イオン源

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