JP2671983B2 - 電界放射型イオン源 - Google Patents
電界放射型イオン源Info
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- JP2671983B2 JP2671983B2 JP62187082A JP18708287A JP2671983B2 JP 2671983 B2 JP2671983 B2 JP 2671983B2 JP 62187082 A JP62187082 A JP 62187082A JP 18708287 A JP18708287 A JP 18708287A JP 2671983 B2 JP2671983 B2 JP 2671983B2
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明はイオンビーム露光装置、イオン注入装置な
どに用いられ、ベリリウムイオンおよびケイ素イオンを
放射させることのできる電界放射型イオン源に関する。 〔従来の技術〕 電界放射型イオン源はイオンビームの輝度が高いた
め、微細集束イオンビーム装置を用いたマスクレスイオ
ン注入などに応用されている。とくに、ケイ素イオンお
よびベリリウムイオンはガリウム砒素(Ga−As)等のII
I−V族化合物にイオン注入をして、それぞれn型また
はp型半導体にするためのイオン種として用いられる。 ケイ素およびベリリウムは融点が高く、単体で用いる
ことが困難であるので、融点を下げるために金との共晶
合金、すなわちケイ素・金合金およびベリリウム・金合
金が用いられている。しかし、マスクレスイオン注入装
置を用いて同一半導体基板の任意の位置にケイ素および
ベリリウムを収束イオンビームの形でドーピングする場
合、イオン源交換の繁雑さを考えると単一イオン発生源
より双方のイオンが放射されることが望ましい。そのた
め近年、ケイ素、・ベリリウム・金の三元合金を用いた
イオン源が注目され始めた。 従来、ケイ素・ベリリウム・金の三元合金の組成は重
量比で6:3:91のものが知られている(特開昭58−223699
号公報)。また、重量比でケイ素6:金94のケイ素・金合
金100に対してベリリウムを0.4〜1.0の重量範囲で添加
作成したものも知られている(特開昭59−189545号公
報)。これらのケイ素・、ベリリウム・金の三元合金の
組成を原子%に換算すると、前者は21.2:33.0:45.8にな
り、後者は29.1〜26.7:6.0〜13.8:64.9〜59.5になる。
これらの合金の融点は前者が400〜600℃、後者が700℃
以下であり、溶融させやすい点が優れている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、これらの組成の合金を用いて長時間、
一定電流のイオンビーム引出しを行つていると、引出し
電圧(イオン源の本体と引出し電極間に印加する電圧)
が次第に上昇してくるという問題がある。この原因はビ
ーム引出しを行なうことで、針状電極の先端にケイ素が
堆積して先端が太くなり先端に印加される電界が低下し
たためと考えられる。引出し電圧が高くなるとイオン源
の近くで異常放電が起つてイオンビームが不安定になる
ばかりか、はなはだしい場合には針状電極が破損する。
また、引出し電圧の変動がイオンビーム収束用レンズ電
圧にまで影響してビームの位置ずれや焦点のボケが起る
ので、長時間の連続露光や微小領域へのイオン注入に問
題となりやすい(文献:ジャパン・ジャーナル・オブ・
アプライド・フイジクス・レター(Jpn.J.Appl.Phys.Le
tter)第25巻、第6号、L507−L509頁、1986年、報告者
H.Arimoto等)。 この発明は上記のような欠点がなく長時間安定にケイ
素イオンおよびベリリウムイオンを放射させることので
きる電界放射型イオン源を提供することを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 発明者らは上記の目的を達成するためにケイ素・ベリ
リウム・金三元合金の組成について種々検討した結果、
この発明に到達した。 すなわち、この発明はタングステン製の針状電極の表
面にイオン化すべき金属を液状で支持し、電界の作用で
前記針状電極の先端から前記金属のイオンを放射させる
電界放射型イオン源において、前記金属はケイ素17〜24
原子%、ベリリウム7.5〜14原子%、残部が金からなる
ケイ素・ベリリウム・金の三元合金であることを特徴と
する電界放射型イオン源である。 この発明において電界放射型イオン源の構造はとくに
限定がなく、タングステン製の針状電極の表面にイオン
化すべき物質を液状で支持し、電界の作用で前記針状電
極の先端から前記物質のイオンを放射させるものであれ
ばよい。 三元合金の組成は前記の通りでなければならない。す
なわち、放射されるイオンビームの必要な電流強度を確
保するためにケイ素は17原子%以上、ベリリウムは7.5
原子%以上でなければならない。ケイ素およびベリリウ
ムの割合が前記の値未満であると放射されるケイ素イオ
ンビームおよびベリリウムイオンビームが少なくなり、
イオン注入またはイオンエツチングの処理時間が長くな
り、実用にならない。また、金の含有量が相対的に多く
なると針状電極や貯蔵部の金属が金と反応して破損する
おそれがある。 逆に三元合金中のケイ素およびベリリウムの割合が高
く過ぎてもいけない。ケイ素が24原子%を越えると針状
電極の先端にケイ素が堆積して先端が太くなり、イオン
ビーム放射が困難になる。初期には引出し電圧を高める
ことによりイオンビーム電流を確保することができる
が、ついにはイオンビーム放射ができなくなる。また、
ベリリウムが14原子%を越えると合金の針状電極表面へ
の濡れ性が悪くなり、イオンビームが不安定になる。 上記三元合金の製造はケイ素、ベリリウムおよび金そ
れぞれ上記組成の割合で配合してルツボに入れ、真空中
で加熱溶解し、必要により機械的な撹拌を行なう。高周
波加熱法で加熱する場合には対流により自然に混合する
ので機械的な撹拌は必要がない。なお、前記各金属の加
熱溶解を容易に行なうために、まず金とケイ素を加熱溶
解し、ついでベリリウムを添加混合する方法(特開昭59
−189545号公報)を採用してもよく、あるいは、前記3
種の金属粉末を均一に混合し、プレス成形して得たペレ
ットをルツボに入れて溶解してもよい。 〔実施例〕 実施例1〜5、比較例1〜5 ケイ素、ベリリウムおよび金の各粉末(粒度200メツ
シユ)を表に示す比率で配合してプレスし、それぞれ重
さ約14gのペレットにした。これらのペレットをそれぞ
れ熱分解窒化ほう素製のルツボに納めて加熱炉に入れ
た。炉内を油拡散ポンプで排気して真空度2×10-6torr
の真空としたのち水素を導入して大気圧とした。炉を昇
温し、1000℃で10分間加熱することにより均一な三元合
金とした。 これらの三元合金を図面に示す電界放射型イオン源の
貯蔵部2に入れた。発熱体6A,6Bに通電することによつ
て貯蔵部を加熱し、貯蔵部内の三元合金3を融解させ、
タングステン製の針状電極1の先端にまで浸み出させ
た。 貯蔵部の温度を700℃に保ち、イオン源の本体と引出
し電極8との間に高圧電源10により引出し電圧を印加し
た。引出し電圧はイオンビーム電流が常に10μAを保つ
ように自動的に調節した。イオンビーム電流は電流計11
により監視した。引出し電圧は高圧電源10に付属の電圧
計により測定した。ビーム放射試験の時間は表に示すと
おりである。試験の初期と終期の引出し電圧の差を試験
時間で割つた値を引出し電圧上昇速度とした。また、ビ
ーム放射試験後の針状電極の先端を拡大投影器で観察
し、曲率半径を測定した。 これらの結果は表に示すとおりである。すなわち、ケ
イ素17〜24原子%、ベリリウム7.5〜14原子%、残部が
金からなるケイ素・ベリリウム・金の三元合金を用いた
実験(実施例1〜5)では引出し電圧の上昇速度が0.8V
/Hr以下であり、イオンビームの放射が安定していた。 これに対し、ケイ素が24原子%を越えるケイ素・ベリ
リウム・金の三元合金を用いた実験(比較例1,4,5)で
は引出し電圧の上昇速度は1.6V/Hr以上あり、ビーム放
射試験後の針状電極先端の曲率半径がいちじるしく大き
くなつていた。 また、ケイ素が17原子%未満の合金を使用した場合
(比較例2)には、ケイ素イオンによるガリウム砒素基
板のイオンエッチング処理時間が、ケイ素が24原子%含
まれた合金を使用した場合(実施例2)に比べて2倍以
上であつた。そのうえ、比較例2ではタンタル製の貯蔵
部が合金中の金と反応して変形し、400時間で使用でき
なくなつた。 また、ベリリウムが7.5原子%未満の合金を使用した
場合(比較例4)には、ベリリウムイオンによるガリウ
ム砒素基板のイオン注入処理時間が、ベリリウムが14原
子%含まれた合金を使用した場合(実施例3)に比べて
2.5倍以上であつた。また、ベリリウムが14原子%を越
えた実験(比較例3)では合金の針状電極表面への濡れ
性が悪く、イオンビームが不安定であつた。 〔発明の効果〕 この発明の電界放射型イオン源は使用中に針状電極の
表面にケイ素が堆積することがないので、引出し電圧を
高めることなく長時間、ケイ素イオンとベリリウムイオ
ンのビームを放射することができる。また、この発明の
電界放射イオン源はイオン源合金のタングステン針状電
極との濡れ性が良いので、イオンビームが安定してい
る。
どに用いられ、ベリリウムイオンおよびケイ素イオンを
放射させることのできる電界放射型イオン源に関する。 〔従来の技術〕 電界放射型イオン源はイオンビームの輝度が高いた
め、微細集束イオンビーム装置を用いたマスクレスイオ
ン注入などに応用されている。とくに、ケイ素イオンお
よびベリリウムイオンはガリウム砒素(Ga−As)等のII
I−V族化合物にイオン注入をして、それぞれn型また
はp型半導体にするためのイオン種として用いられる。 ケイ素およびベリリウムは融点が高く、単体で用いる
ことが困難であるので、融点を下げるために金との共晶
合金、すなわちケイ素・金合金およびベリリウム・金合
金が用いられている。しかし、マスクレスイオン注入装
置を用いて同一半導体基板の任意の位置にケイ素および
ベリリウムを収束イオンビームの形でドーピングする場
合、イオン源交換の繁雑さを考えると単一イオン発生源
より双方のイオンが放射されることが望ましい。そのた
め近年、ケイ素、・ベリリウム・金の三元合金を用いた
イオン源が注目され始めた。 従来、ケイ素・ベリリウム・金の三元合金の組成は重
量比で6:3:91のものが知られている(特開昭58−223699
号公報)。また、重量比でケイ素6:金94のケイ素・金合
金100に対してベリリウムを0.4〜1.0の重量範囲で添加
作成したものも知られている(特開昭59−189545号公
報)。これらのケイ素・、ベリリウム・金の三元合金の
組成を原子%に換算すると、前者は21.2:33.0:45.8にな
り、後者は29.1〜26.7:6.0〜13.8:64.9〜59.5になる。
これらの合金の融点は前者が400〜600℃、後者が700℃
以下であり、溶融させやすい点が優れている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、これらの組成の合金を用いて長時間、
一定電流のイオンビーム引出しを行つていると、引出し
電圧(イオン源の本体と引出し電極間に印加する電圧)
が次第に上昇してくるという問題がある。この原因はビ
ーム引出しを行なうことで、針状電極の先端にケイ素が
堆積して先端が太くなり先端に印加される電界が低下し
たためと考えられる。引出し電圧が高くなるとイオン源
の近くで異常放電が起つてイオンビームが不安定になる
ばかりか、はなはだしい場合には針状電極が破損する。
また、引出し電圧の変動がイオンビーム収束用レンズ電
圧にまで影響してビームの位置ずれや焦点のボケが起る
ので、長時間の連続露光や微小領域へのイオン注入に問
題となりやすい(文献:ジャパン・ジャーナル・オブ・
アプライド・フイジクス・レター(Jpn.J.Appl.Phys.Le
tter)第25巻、第6号、L507−L509頁、1986年、報告者
H.Arimoto等)。 この発明は上記のような欠点がなく長時間安定にケイ
素イオンおよびベリリウムイオンを放射させることので
きる電界放射型イオン源を提供することを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 発明者らは上記の目的を達成するためにケイ素・ベリ
リウム・金三元合金の組成について種々検討した結果、
この発明に到達した。 すなわち、この発明はタングステン製の針状電極の表
面にイオン化すべき金属を液状で支持し、電界の作用で
前記針状電極の先端から前記金属のイオンを放射させる
電界放射型イオン源において、前記金属はケイ素17〜24
原子%、ベリリウム7.5〜14原子%、残部が金からなる
ケイ素・ベリリウム・金の三元合金であることを特徴と
する電界放射型イオン源である。 この発明において電界放射型イオン源の構造はとくに
限定がなく、タングステン製の針状電極の表面にイオン
化すべき物質を液状で支持し、電界の作用で前記針状電
極の先端から前記物質のイオンを放射させるものであれ
ばよい。 三元合金の組成は前記の通りでなければならない。す
なわち、放射されるイオンビームの必要な電流強度を確
保するためにケイ素は17原子%以上、ベリリウムは7.5
原子%以上でなければならない。ケイ素およびベリリウ
ムの割合が前記の値未満であると放射されるケイ素イオ
ンビームおよびベリリウムイオンビームが少なくなり、
イオン注入またはイオンエツチングの処理時間が長くな
り、実用にならない。また、金の含有量が相対的に多く
なると針状電極や貯蔵部の金属が金と反応して破損する
おそれがある。 逆に三元合金中のケイ素およびベリリウムの割合が高
く過ぎてもいけない。ケイ素が24原子%を越えると針状
電極の先端にケイ素が堆積して先端が太くなり、イオン
ビーム放射が困難になる。初期には引出し電圧を高める
ことによりイオンビーム電流を確保することができる
が、ついにはイオンビーム放射ができなくなる。また、
ベリリウムが14原子%を越えると合金の針状電極表面へ
の濡れ性が悪くなり、イオンビームが不安定になる。 上記三元合金の製造はケイ素、ベリリウムおよび金そ
れぞれ上記組成の割合で配合してルツボに入れ、真空中
で加熱溶解し、必要により機械的な撹拌を行なう。高周
波加熱法で加熱する場合には対流により自然に混合する
ので機械的な撹拌は必要がない。なお、前記各金属の加
熱溶解を容易に行なうために、まず金とケイ素を加熱溶
解し、ついでベリリウムを添加混合する方法(特開昭59
−189545号公報)を採用してもよく、あるいは、前記3
種の金属粉末を均一に混合し、プレス成形して得たペレ
ットをルツボに入れて溶解してもよい。 〔実施例〕 実施例1〜5、比較例1〜5 ケイ素、ベリリウムおよび金の各粉末(粒度200メツ
シユ)を表に示す比率で配合してプレスし、それぞれ重
さ約14gのペレットにした。これらのペレットをそれぞ
れ熱分解窒化ほう素製のルツボに納めて加熱炉に入れ
た。炉内を油拡散ポンプで排気して真空度2×10-6torr
の真空としたのち水素を導入して大気圧とした。炉を昇
温し、1000℃で10分間加熱することにより均一な三元合
金とした。 これらの三元合金を図面に示す電界放射型イオン源の
貯蔵部2に入れた。発熱体6A,6Bに通電することによつ
て貯蔵部を加熱し、貯蔵部内の三元合金3を融解させ、
タングステン製の針状電極1の先端にまで浸み出させ
た。 貯蔵部の温度を700℃に保ち、イオン源の本体と引出
し電極8との間に高圧電源10により引出し電圧を印加し
た。引出し電圧はイオンビーム電流が常に10μAを保つ
ように自動的に調節した。イオンビーム電流は電流計11
により監視した。引出し電圧は高圧電源10に付属の電圧
計により測定した。ビーム放射試験の時間は表に示すと
おりである。試験の初期と終期の引出し電圧の差を試験
時間で割つた値を引出し電圧上昇速度とした。また、ビ
ーム放射試験後の針状電極の先端を拡大投影器で観察
し、曲率半径を測定した。 これらの結果は表に示すとおりである。すなわち、ケ
イ素17〜24原子%、ベリリウム7.5〜14原子%、残部が
金からなるケイ素・ベリリウム・金の三元合金を用いた
実験(実施例1〜5)では引出し電圧の上昇速度が0.8V
/Hr以下であり、イオンビームの放射が安定していた。 これに対し、ケイ素が24原子%を越えるケイ素・ベリ
リウム・金の三元合金を用いた実験(比較例1,4,5)で
は引出し電圧の上昇速度は1.6V/Hr以上あり、ビーム放
射試験後の針状電極先端の曲率半径がいちじるしく大き
くなつていた。 また、ケイ素が17原子%未満の合金を使用した場合
(比較例2)には、ケイ素イオンによるガリウム砒素基
板のイオンエッチング処理時間が、ケイ素が24原子%含
まれた合金を使用した場合(実施例2)に比べて2倍以
上であつた。そのうえ、比較例2ではタンタル製の貯蔵
部が合金中の金と反応して変形し、400時間で使用でき
なくなつた。 また、ベリリウムが7.5原子%未満の合金を使用した
場合(比較例4)には、ベリリウムイオンによるガリウ
ム砒素基板のイオン注入処理時間が、ベリリウムが14原
子%含まれた合金を使用した場合(実施例3)に比べて
2.5倍以上であつた。また、ベリリウムが14原子%を越
えた実験(比較例3)では合金の針状電極表面への濡れ
性が悪く、イオンビームが不安定であつた。 〔発明の効果〕 この発明の電界放射型イオン源は使用中に針状電極の
表面にケイ素が堆積することがないので、引出し電圧を
高めることなく長時間、ケイ素イオンとベリリウムイオ
ンのビームを放射することができる。また、この発明の
電界放射イオン源はイオン源合金のタングステン針状電
極との濡れ性が良いので、イオンビームが安定してい
る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の電界放射型イオン源の断面図および高
圧電源回路図である。 符号 1……針状電極、2……貯蔵部、3……三元合金、4…
…伝熱導電性支持部材、5A,5B……隔壁、6A,6B……発熱
体、7A,7B……電導性支持部材、8……引出し電極、9
……イオンビーム、10……高圧電源、11……電流計
圧電源回路図である。 符号 1……針状電極、2……貯蔵部、3……三元合金、4…
…伝熱導電性支持部材、5A,5B……隔壁、6A,6B……発熱
体、7A,7B……電導性支持部材、8……引出し電極、9
……イオンビーム、10……高圧電源、11……電流計
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.タングステン製の針状電極の表面にイオン化すべき
金属を液状で支持し、電界の作用で前記針状電極の先端
から前記金属のイオンを放射させる電界放射型イオン源
において、前記金属はケイ素17〜24原子%、ベリリウム
7.5〜14原子%、残部が金からなるケイ素、・ベリリウ
ム・金の三元合金であることを特徴とする電界放射型イ
オン源。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62187082A JP2671983B2 (ja) | 1987-07-27 | 1987-07-27 | 電界放射型イオン源 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62187082A JP2671983B2 (ja) | 1987-07-27 | 1987-07-27 | 電界放射型イオン源 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6431331A JPS6431331A (en) | 1989-02-01 |
JP2671983B2 true JP2671983B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=16199812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62187082A Expired - Fee Related JP2671983B2 (ja) | 1987-07-27 | 1987-07-27 | 電界放射型イオン源 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2671983B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5948795B2 (ja) * | 1982-06-21 | 1984-11-28 | 工業技術院長 | マスクレスイオン注入装置 |
JPS59189545A (ja) * | 1983-04-11 | 1984-10-27 | Agency Of Ind Science & Technol | 電界放出型イオンビ−ム発生装置用液体金属イオン源の製造方法 |
-
1987
- 1987-07-27 JP JP62187082A patent/JP2671983B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6431331A (en) | 1989-02-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |