JPS61248199A - バス運行管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の分野） 本発明は、路線バスに搭載された車載通信機と、この車
載通信機と交信するためにバス停留所に設置される路上
通信機と、前記車載通信機からの車載情報を前記路上通
信機を通して受信し、その受信情報に基づいて運行管理
を行なう中央装置とを備えたバス運行管理システムに関
する。

（発明の概要） 本発明は、バス運行管理システムにおいて、バスダイヤ
の変更に葎なうバス停留所での表示変更を簡単に行なえ
るようにするとともに、路線バスの遅れ時間や、乗ろう
とするバスの最先着のものの到着時刻を容易に知ること
ができるようにしたものである。

（従来技術とその問題点） この種のバス運行管理システムでは、各バス停留所それ
ぞれにおいて、各種系統別のバスダイヤや、次に到着す
る路線バスの系統などが表示されるようになっており、
従来一般に、バスダイヤの表示のために、バスダイヤを
手書きした表示板を取付けるとか、また、巻取可能なシ
ートに各種系統を固定パターンで記載し、そのシートを
駆動回転することにより、次に到着する路線バスの系統
を表示させるなどしていた。

しかしながら、このような構成を有する従来例の場合で
は、ダイヤ改正などによるバスダイヤの変更や、そのバ
ス停留所を通る路線バスの系統の変更とか増減があった
ときに、表示板やシートの表示をすべて書き替えるとか
、あるいは、新しい・表示板やシートと交換したりしな
ければならず、実用上不便であった。また、利用者が乗
ろうとする路線バスの到着時刻を知りたい場合、表示板
に表示された系統を確認し、その系統から最も近い時刻
を探し出さなければならず、到着時刻の確認が煩わしい
欠点があった。更に、路線バスの到着時刻に遅れを生じ
た場合でも、従来では、その遅れ時間を知らされないこ
とが多く、利用者にとっては不便かつ不満であり、利用
者に対するサービスが低い欠点があった。

（発明の目的） 本発明のバス運行管理システムは、このような事情に鑑
みてなされたものであって、バスダイヤや系統の表示変
更を簡単に行なえるようにするとともに、路線バスの遅
れ時間や、乗ろうとするバスの最先着のものの到着時刻
を容易に知ることができるようにすることを目的とする
。

（発明の構成と効果） 本発明は、このような目的を達成するために、バス運行
管理システムにおける路上通信機に、中央装置からの系
統別バスダイヤを記憶するバスダイヤ記憶手段と、時刻
情報を出力する時計回路と、車載通信機からの車載情報
に基づき、前記バスダイヤ記憶手段において記憶された
バスダイヤと前記時刻情報とから路線バスの設定到着時
刻からの遅れ時間を算出する遅れ時間算出手段と、前記
バスダイヤ記憶手段から出力する系統別のバスダイヤを
選択する選択手段と、この選択手段によって選択された
系統別バスダイヤ、当該系統で最先着する路線バスの設
定到着時刻、および、前記遅れ時間算出手段で算出され
た遅れ時間それぞれを表示する表示手段とを備えて構成
する。

この構成により、中央装置からの指令信号により、バス
ダイヤ記憶手段に記憶された系統別バスダイヤを変更し
、これによって系統およびバスダイヤそれぞれを変更で
き、かっ、利用者は、選択手段で選択することにより、
所望の路線バスのバスダイヤや、そのうちの最先着する
ものの到着時刻を知ることができ、かつ、バス停留所に
到着した路線バスの遅れ時間、あるいは、乗ろうとする
路線バスの遅れ時間を知ることができる。

したがって、ダイヤ改正などによるバスダイヤの変更や
、そのバス停留所を通る路線バスの系統の変更とか増減
にかかわらず、中央装置からの指令信号によって、それ
ら系統別バスダイヤの変更を簡単に行なえるようになっ
た。また、利用者は、所望の路線バスのバスダイヤや、
そのうちの最先着するものの到着時刻を容易に知ること
ができ、更に、路線バスの遅れ時間をも知ることができ
、実用上極婚て便利である。

（実施例の説明） 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。第１図は、本発明の実施例に係るバス運行管理シ
ステムのバス停留所Ｓの構成を示す斜視図、第２図は、
路上通信機の構成を示すブロック図である。これらの図
において、ｌは車載通信機であり、この車載通信機ｌは
路線バスＢに搭載され、車体天井に付設され九車載アン
テナ２を介して交信するようになっている。

３は路上通信機であり、この路上通信機３はバス停留所
Ｓに設置され、その路上通信機３を取付けた支柱４に設
けられた路上アンテナ５を介して車載通信機ｌと交信す
るようになっている。また、路上通信機３では、車載通
信機ｌからの車載情報を中央装置６に送信し、かつ、中
央装置６からの情報を車載通信機ｌに送信し、そして、
中央装置６では、受信情報に基づいて路線バスＢの運行
管理を行なうようになっている。

前記路上通信機３には、中央装置６から送信されてくる
系統別バスダイヤを記憶するバスダイヤ記憶手段７と、
時刻情報を出力する時計回路８と、処理部９と、バスダ
イヤ記憶手段７から出力する系統別のバスダイヤを選択
する選択手段としての選択スイッチｌＯと、表示手段と
してのＣＲＴディスプレー装置１１とが備えられている
。

前記処理部９には、遅れ時間算出手段が備えられ、車載
通信機１との交信に伴なって路線バスＢがバス停留所Ｓ
に到着あるいは接近したことを感知したときに、その車
載通信機１からの車載情報に基づき、前記バスダイヤ記
憶手段７において記憶されたバスダイヤと前記時計回路
８からの時刻情報とから、その到着あるいは接近した路
線バスＢの設定到着時刻からの遅れ時間を算出する遅れ
時間算出手段１２が備えられている。

前記ＣＲＴディスプレー装置１１では、選択スイッチｌ
Ｏによって選也された系統別バスダイヤと、当該系統で
最先着する路線バスＢの設定到着時刻と、前記遅れ時間
算出手段１２で算出された遅れ時間とをそれぞれ表示す
るようになっている。

また、このＣＲＴディスプレー装置１１では、前述の遅
れ時間などとともに、名所案内など各種の案内をも表示
できるようになっている。

！３は、路上通信機３と中央装置６とを結ぶ回線、１４
は、処理部９からの信号に応答して所定の文字を出力表
示するキャラクタジェネレータ、１５は、処理部９と選
択スイッチ１０とを結ぶ入力インターフェイスである。

１６は対中央伝送制御部、１７は対中央モデムであり、
これらにより、処理部９と中央装置６との間で情報を送
受するようになっている。１８は対車伝送制御部、１９
は対車モデムであり、これらにより、処理部９と車載通
信機１との間で情報を送受するようになっている。

２０はバス停留所８名の表示部である。

次に、この実施例の作用につき、第３図のフローチャー
トを用いて説明する。

先ず、対車交信割り込みが有るかどうか、即ち、車載通
信機ｌとの間で交信されたかどうかを判断する（ＰＩ）
。ここで割り込みがないと判断したときには、ステップ
Ｆ２に移行して対中央モデムり込みが有るかどうか、即
ち、中央装置６との間で交信されたかどうかを判断する
。

ステップＦ２において、割り込みがないと判断したとき
には、ステップＦ３に移行し、選択スイッチ１０がＯＮ
Ｉ、たかどうかを判断する。ここで、選択スイッチｌＯ
がＯＮＬ、たと判断したときには、その選択スイッチ１
０によって選択された系統のバスダイヤを、前記バスダ
イヤ記憶手段７に記憶されている第４図（ａ）　（ｂ）
に示すようなダイヤテーブルＴｒ、Ｔｘから取り出し、
処理部９からキャラクタジェネレータ１４を介してＣＲ
Ｔディスプレー装置１１に出力する（Ｆ４）。

車載通信機ｌから処理部９に、路上アンテナ５、対車モ
デム１９および対車伝送制御部１８を介して割り込みが
発生すると、前記ステップＦ！において、対車交信割り
込みが有ると判断し、車載通信機ｌからの車載情報に基
づき、交信した路線バスＢの系統を読み取るとともに系
統別バスＮｏ。

を＋１する（Ｆ５）。その後、時計回路８からの時刻情
報により交信した時刻を読み取り（Ｆ６）、その交信時
刻とダイヤテーブルとを比較しくＦ７）、その比較結果
により設定到着時刻からの遅れ時間を計算算出してメモ
リにストアする（Ｆ８）。しかる後、次に最先着する路
線バスＢの到着時刻をメモリに書き込み（Ｆ９）、対車
交信および対中央交信いずれの割り込みもない状態で選
択スイッチＩＯがＯＮＬ、たときに、バスダイヤ記憶手
段７からその選択された系統の最先着する路線バスＢの
到着時刻を読み取り、その到着時刻を第１図に枠２１で
示すようにＣＲＴディスプレー装置１１に表示させられ
るようになっている。これにより、選択スイッチ１０で
選択された系統で最先着する路線バスＢの設定到着時刻
、および、バス停留所Ｓに到着した路線バスＢそのもの
の設定到着時刻からの遅れ時間を表示できるのである。

中央装置６から処理部９に、回線１３、対中央モデム１
７および対中央伝送制御部１６を介して割り込みが発生
すると、前記ステップＦ２において、対中央開り込みが
有ると判断し、その中央装置６からの指令により、中央
装置６から送信されてくるデータに従って前記バスダイ
ヤ記憶手段７に記憶されているダイヤテーブルを書き替
える（Ｆｌｏ）。これにより、ダイヤ改正や系統変更が
あっても、それらの書き替え変更処理を容易に行なえる
のである。

第５図は他の実施例を示すフローチャート（但し、上述
実施例と異なる箇所のみ示し、他の流れについては、上
述実施例と同じであるために省略する）であり、ステッ
プＦ８の後、算出された遅れ時間を中央装置６に送信す
る（Ｆ８ａ）。中央装置６では、その遅れ時間を中央装
置６から後続のバス停留所Ｓの路上通信機３に送信し、
それぞれの路上通信機３において、所定系統ごとに遅れ
時間をメモリに書き込み（ＦｌＯａ）、選択スイッチ１
０によって選択された系統の路線バスＢにおいて遅れ時
間がある場合に、バスダイヤとともに、その系統の路線
バスＢの遅れ時間をも併せて表示できるようになってい
る。

表示手段としては、上述実施例のようなＣＲＴディスプ
レー装置１１に限らず、例えば、液晶表示形式のものな
ど各種のものが適用できる。

上述実施例では、表示手段としてのＣＲＴディスプレー
装置１１を、路上通信機３の本体に付設しているが、例
えば、支柱の上方とか、別途立設した支柱に設けるなど
、路上通信機３の本体と離れた位置に設けるものでもよ
い。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例に係るバス連行管理システム
のバス停留所の構成を示す斜視図、第２図は、路上通信
機の構成を示すブロック図、第３図は路上通信機での動
作を示すフローチャート、第４図はダイヤテーブルを示
す図、第５図は他の実施例の動作を示すフローチャート
である。 ｌ・・・車載通信機、３・・・路上通信機、６・・・中
央装置、７・・・バスダイヤ記憶手段、８・・・時計回
路、１０・・・選択手段としての選択スイッチ、１１・
・・表示手段としてのＣＲＴディスプレー装置、１２・
・・遅れ時間算出手段、 Ｂ・・・路線バス、Ｓ・・・バス停留所。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）路線バスに搭載された車載通信機と、この車載通
   信機と交信するためにバス停留所に設置される路上通信
   機と、 前記車載通信機からの車載情報を前記路上通信機を通し
   て受信し、その受信情報に基づいて運行管理を行なう中
   央装置とを備えたバス運行管理システムであって、 前記路上通信機には、 前記中央装置からの系統別バスダイヤを記憶するバスダ
   イヤ記憶手段と、 時刻情報を出力する時計回路と、 前記車載通信機からの車載情報に基づき、前記バスダイ
   ヤ記憶手段において記憶されたバスダイヤと前記時刻情
   報とから路線バスの設定到着時刻からの遅れ時間を算出
   する遅れ時間算出手段と、前記バスダイヤ記憶手段から
   出力する系統別のバスダイヤを選択する選択手段と、 前記選択手段によって選択された系統別バスダイヤ、当
   該系統で最先着する路線バスの設定到着時刻、および、
   前記遅れ時間算出手段で算出された遅れ時間それぞれを
   表示する表示手段とを備えてなるバス運行管理システム
   。