JPS61247744A - 加硫ゴム成形品の表面処理方法 - Google Patents
加硫ゴム成形品の表面処理方法Info
- Publication number
- JPS61247744A JPS61247744A JP8898185A JP8898185A JPS61247744A JP S61247744 A JPS61247744 A JP S61247744A JP 8898185 A JP8898185 A JP 8898185A JP 8898185 A JP8898185 A JP 8898185A JP S61247744 A JPS61247744 A JP S61247744A
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- Japan
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- fluororubber
- molding
- vulcanized
- liquid ammonia
- metallic sodium
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、加硫ゴム成形品の表面処理方法に関する。更
に詳しくは、加硫したフッ素ゴム成形品の粘着性、摩擦
性などを改善せしめる加硫ゴム成形品の表面処理方法に
関する。
に詳しくは、加硫したフッ素ゴム成形品の粘着性、摩擦
性などを改善せしめる加硫ゴム成形品の表面処理方法に
関する。
フッ素ゴムは、化学的に安定であり、表面の性質を改質
する目的での処理を行なうことは一般に困難である。現
在追伸られているフッ素ゴム成形品の表面処理方法とし
ては、フッ素ガスあるいは第２級アミンを用いる方法が
あるが、これらの方法は成形品の表面を硬化させ、ゴム
としての性質を損わせることが多い。
する目的での処理を行なうことは一般に困難である。現
在追伸られているフッ素ゴム成形品の表面処理方法とし
ては、フッ素ガスあるいは第２級アミンを用いる方法が
あるが、これらの方法は成形品の表面を硬化させ、ゴム
としての性質を損わせることが多い。
また、フッ素ゴム成形品の表面を物理的に処理する方法
１例えばコーティング方法、高エネルギーによるエツチ
ング方法またはデポジット方法などもあるが、これらは
いずれも非粘着化および低摩擦係数化を十分達成させる
ものではなく、また処理コストも高い。
１例えばコーティング方法、高エネルギーによるエツチ
ング方法またはデポジット方法などもあるが、これらは
いずれも非粘着化および低摩擦係数化を十分達成させる
ものではなく、また処理コストも高い。
更に、フッ素ゴム中に含まれる低分子量物あるいは低揮
発物などをトルエンなどで抽出させる方法もあるが、こ
の方法も非粘着化、低摩擦係数化を達成させるものでは
ない。
発物などをトルエンなどで抽出させる方法もあるが、こ
の方法も非粘着化、低摩擦係数化を達成させるものでは
ない。
本発明者らは、加硫フッ素ゴム成形品の表面を化学的に
処理し、非粘着化および低摩擦係数化を達成せしめる方
法について種々検討の結果、液体アンモニア中の金属ナ
トリウムで処理する方法がきわめて有効であることを見
出した。
処理し、非粘着化および低摩擦係数化を達成せしめる方
法について種々検討の結果、液体アンモニア中の金属ナ
トリウムで処理する方法がきわめて有効であることを見
出した。
本出願人は先に、充填剤含有フッ素樹脂成形品をアンモ
ニアガス雰囲気中で高周波スパッタエツチング処理する
ことを提案しているが（特開昭５９−２０７．９３９号
公報）、この方法は物理的な処理方法であって接着性や
濡れ性を改善させるものであるのに対し、本発明方法は
フッ素ゴムに適用される化学的な表面処理方法であって
、非粘着化、低摩擦係数化を達成させている。
ニアガス雰囲気中で高周波スパッタエツチング処理する
ことを提案しているが（特開昭５９−２０７．９３９号
公報）、この方法は物理的な処理方法であって接着性や
濡れ性を改善させるものであるのに対し、本発明方法は
フッ素ゴムに適用される化学的な表面処理方法であって
、非粘着化、低摩擦係数化を達成させている。
〔問題点を解決するための手段〕および〔作用〕従って
、本発明は加硫ゴム成形品の表面処理方法に係り、この
表面処理は、加硫したフッ素ゴム成形品を液体アンモニ
ア中の金属ナトリウムで処理することにより行われる。
、本発明は加硫ゴム成形品の表面処理方法に係り、この
表面処理は、加硫したフッ素ゴム成形品を液体アンモニ
ア中の金属ナトリウムで処理することにより行われる。
本発明方法が適用されるフッ素ゴムとしては、例えばフ
ッ化ビニリデン−六フッ化プロピレン共重合体、フッ化
ビニリデン−四フッ化エチレンー六フッ化プロピレン３
元共重合体、更にはこれらの臭素またはヨウ素含有共重
合体あるいはフッ素系エーテル共重合体、四フッ化エチ
レンー六フッ化プロピレン共重合体、フルオロシリコン
系エラストマーなどが挙げられる。
ッ化ビニリデン−六フッ化プロピレン共重合体、フッ化
ビニリデン−四フッ化エチレンー六フッ化プロピレン３
元共重合体、更にはこれらの臭素またはヨウ素含有共重
合体あるいはフッ素系エーテル共重合体、四フッ化エチ
レンー六フッ化プロピレン共重合体、フルオロシリコン
系エラストマーなどが挙げられる。
これらのフッ素ゴムの加硫成形品の表面処理は。
液体アンモニアＩＱ中に約１〜５０ｇ、好ましくは約３
〜２０ｇの金属ナトリウムを存在させた溶液を用い、−
７０〜−３４℃、好ましくは−４５〜−３５℃の温度で
約０．５〜１２０分間、好ましくは約５〜９０分間浸漬
させるなどの方法で行われる。
〜２０ｇの金属ナトリウムを存在させた溶液を用い、−
７０〜−３４℃、好ましくは−４５〜−３５℃の温度で
約０．５〜１２０分間、好ましくは約５〜９０分間浸漬
させるなどの方法で行われる。
前述の如く、この処理方法は化学的な表面処理方法であ
り、その反応機構は、まず液体アンモニアが金属ナトリ
ウムと錯体を形成し、これにフッ素ゴムの加硫成形品を
接触させると、その表面の１フツ素基がアンモニウム塩
の形に置換反応されるものと考えることができる。反応
した表面処理層は、ナトリウムの濃度が高い程、また反
応時間が長い程変化量が多くなる。このため、前記の如
きナトリウム濃度で用いられ、即ち少くとも液体アンモ
ニアＩＱ中金属ナトリウムが約１ｇの濃度で用いられ、
ただし約５０ｇをこえる濃度で用いられても処理効果は
格別上昇しない。
り、その反応機構は、まず液体アンモニアが金属ナトリ
ウムと錯体を形成し、これにフッ素ゴムの加硫成形品を
接触させると、その表面の１フツ素基がアンモニウム塩
の形に置換反応されるものと考えることができる。反応
した表面処理層は、ナトリウムの濃度が高い程、また反
応時間が長い程変化量が多くなる。このため、前記の如
きナトリウム濃度で用いられ、即ち少くとも液体アンモ
ニアＩＱ中金属ナトリウムが約１ｇの濃度で用いられ、
ただし約５０ｇをこえる濃度で用いられても処理効果は
格別上昇しない。
このような処理の結果、フッ素ゴムの加硫成形品の表面
に処理層が形成され、この処理層はフッ素ゴムとの密着
性がよく、非粘着性で摩擦係数がきわめて低いという性
質を有している。また、この形成された処理層は弾性を
有し、伸張させたときに全くクラックを生じさせない。
に処理層が形成され、この処理層はフッ素ゴムとの密着
性がよく、非粘着性で摩擦係数がきわめて低いという性
質を有している。また、この形成された処理層は弾性を
有し、伸張させたときに全くクラックを生じさせない。
従って、本発明方法は、粘着性、摩擦性などが問題とな
っていたフッ素ゴムの加硫成形品であるオイルシール、
バルブ、ダイヤフラム、Ｏリングなどに適用され、これ
らの問題点を有効に解決させる。
っていたフッ素ゴムの加硫成形品であるオイルシール、
バルブ、ダイヤフラム、Ｏリングなどに適用され、これ
らの問題点を有効に解決させる。
次に、実施例について本発明を説明する。
実施例１
フッ化ビニリデン−六フッ化プロピレン共重合体 １
００重量部（デュポン社製品パイトンＥ−６０Ｇ、架橋
剤ポリオール混合タイプ）ＭＴカーボンブラック
１５酸化マグネシウム
３水酸化カルシウム
５上記配合物を１２イ
ンチオープンロールで混練し。
００重量部（デュポン社製品パイトンＥ−６０Ｇ、架橋
剤ポリオール混合タイプ）ＭＴカーボンブラック
１５酸化マグネシウム
３水酸化カルシウム
５上記配合物を１２イ
ンチオープンロールで混練し。
これを１８０℃の熱プレスで１０分間プレスし、２４０
×１２０Ｘ２ｍｍのテストピースを作成し、２００℃の
オーブン中で２４時間二次架橋させた。
×１２０Ｘ２ｍｍのテストピースを作成し、２００℃の
オーブン中で２４時間二次架橋させた。
このテストピースを、液体アンモニアＩＱ中に下記量の
金属ナトリウムを存在させた処理液中。
金属ナトリウムを存在させた処理液中。
−４０℃で１０分間浸漬処理し、十分水洗して乾燥させ
た後、処理物についてヘイトン社製表面性測定機を用い
、荷重２０ｇ、試験速度５０Ｉ／分の条件下での摩擦係
数の測定および重量法による処理された処理膜厚の算出
を行なった。得られた結果は、次の表１に示される。
た後、処理物についてヘイトン社製表面性測定機を用い
、荷重２０ｇ、試験速度５０Ｉ／分の条件下での摩擦係
数の測定および重量法による処理された処理膜厚の算出
を行なった。得られた結果は、次の表１に示される。
表１
反 −独立ＬＬ 」１１ １１１畦１ （未処理
） １．５ ０２ ５
０．４ ７３ １０ ０．３
１．２また、表面処理したテストピースを１００％伸長
させだが、いずれも表面にクラックの発生が認められな
かった。
） １．５ ０２ ５
０．４ ７３ １０ ０．３
１．２また、表面処理したテストピースを１００％伸長
させだが、いずれも表面にクラックの発生が認められな
かった。
実施例２
フッ化ビニリデン−四フッ化エチレンー六フッ化プロピ
レン共重合体（ダイキン製品ダイエル５０１） １
００重量部ＭＴカーボンブラック
１５二塩基性亜リン酸鉛
１０４．４′−メチレンビス（シクロヘキ
シルアミン）カーバメイト
４実施例１と同様にして上記配合物から二
次架橋テストピースを作成し、液体アンモニアＩＱ中に
Ｌｏｇの金属ナトリウムを存在させた処理液中、−４０
℃で所定時間浸漬処理し、その後、ｐＨが中性になる迄
水洗し、１００℃で１時間乾燥させた。
レン共重合体（ダイキン製品ダイエル５０１） １
００重量部ＭＴカーボンブラック
１５二塩基性亜リン酸鉛
１０４．４′−メチレンビス（シクロヘキ
シルアミン）カーバメイト
４実施例１と同様にして上記配合物から二
次架橋テストピースを作成し、液体アンモニアＩＱ中に
Ｌｏｇの金属ナトリウムを存在させた処理液中、−４０
℃で所定時間浸漬処理し、その後、ｐＨが中性になる迄
水洗し、１００℃で１時間乾燥させた。
この処理物についてその処理膜厚を測定すると共に、粘
着度を次のようにして測定した。即ち、直径５Ｉの孔部
を穿設したナイロン板の一方の面側に、直径１０膿の処
理物を上記孔部を塞ぐように初期荷重５００ ｇ （６
３７ｇ ／ａＪ）で５分間押し付け、この押付圧力を解
除後、ナイロン板の他方の面側からエアーを処理物に対
して送り、処理物がナイロン板から剥れるときの最大圧
力を測定した。なお、このようなテストを１００回くり
返しても、１回目の粘着力との間に殆んど差がみられな
かった。得られた結果は、次の表２に示される。
着度を次のようにして測定した。即ち、直径５Ｉの孔部
を穿設したナイロン板の一方の面側に、直径１０膿の処
理物を上記孔部を塞ぐように初期荷重５００ ｇ （６
３７ｇ ／ａＪ）で５分間押し付け、この押付圧力を解
除後、ナイロン板の他方の面側からエアーを処理物に対
して送り、処理物がナイロン板から剥れるときの最大圧
力を測定した。なお、このようなテストを１００回くり
返しても、１回目の粘着力との間に殆んど差がみられな
かった。得られた結果は、次の表２に示される。
表２
呈 匁３］ｉム吻ｌ 皿遷工り蛙 壓ＪＪ１１ノ９け１
（未処理） ０ ４００また、
表面処理したテストピースを１００％伸長させたが、い
ずれも表面にクラックの発生が認められなかった。
（未処理） ０ ４００また、
表面処理したテストピースを１００％伸長させたが、い
ずれも表面にクラックの発生が認められなかった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、加硫したフッ素ゴム成形品を液体アンモニア中の金
属ナトリウムで処理することを特徴とする加硫ゴム成形
品の表面処理方法。 ２、１ｌの液体アンモニア中に約１〜５０ｇの金属ナト
リウムを存在させて処理する特許請求の範囲第１項記載
の加硫ゴム成形品の表面処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8898185A JPS61247744A (ja) | 1985-04-26 | 1985-04-26 | 加硫ゴム成形品の表面処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8898185A JPS61247744A (ja) | 1985-04-26 | 1985-04-26 | 加硫ゴム成形品の表面処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61247744A true JPS61247744A (ja) | 1986-11-05 |
| JPH0458823B2 JPH0458823B2 (ja) | 1992-09-18 |
Family
ID=13957976
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8898185A Granted JPS61247744A (ja) | 1985-04-26 | 1985-04-26 | 加硫ゴム成形品の表面処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61247744A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0559195A (ja) * | 1991-07-12 | 1993-03-09 | Nippon Valqua Ind Ltd | フツ素樹脂製チユーブの内周面処理方法 |
-
1985
- 1985-04-26 JP JP8898185A patent/JPS61247744A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0559195A (ja) * | 1991-07-12 | 1993-03-09 | Nippon Valqua Ind Ltd | フツ素樹脂製チユーブの内周面処理方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0458823B2 (ja) | 1992-09-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |