JPS6124487Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は台所の床を利用したゴミ収納装置に
関する。

台所で発生する調理残滓等を含むゴミは、従
来、室内に設置されたゴミ箱に一時収納され、ま
とめて室外に搬出されるのが普通であつた。その
ため、ゴミ箱によつて室内スペースをとられると
ともに、調理残滓等を含むゴミは腐敗し悪臭が発
生しやすく、室内に悪臭が漂うことがあつた。
又、これらのゴミに多く含まれている水分が室外
へのゴミ搬出時に床に漏れ、床を汚すことがあ
り、衛生上好ましくなかつた。

この考案は、上記にかんがみ、ゴミ箱を屋内の
台所床下に完全に収納できるようにして、室内や
屋外のスペースを有効に利用できるとともに、室
内に悪臭を漂わせず、また、台所で発生するゴミ
をすみやかに屋外に搬出できるゴミ収納装置を提
供することを目的とする。

この考案を図面に基づいて説明すると、第１図
は第１実施例を示し、１はゴミ箱である。ゴミ箱
１は台所の床２の下の一部に設けられ、下部に搬
出用の車輪３を備えている。ゴミ箱１は、屋外よ
り床２の下まで壁７の一部をくり抜いて敷設され
たレール４上に搬出自在に設置されている。ここ
で、壁７はゴミ箱１が搬出できる程度の大きさに
くり抜かれている。ゴミ箱１の真上の床２には、
開閉自在の蓋５が悪臭の侵入を防止するためパツ
キン６を介して設けられており、防犯上あまり大
きな蓋５であつてはならない。又、ゴミ箱１の屋
外に面する外側面１ａには把手１ｂが設けられて
おり、外側面１ａは外壁７と同一面に置かれ、ゴ
ミ箱１を台所の床下に完全に収納させている。

第３図は第２実施例を示し、蓋５を台所の床２
より一段と高い床２Ａに設けたものである。すな
わち、台所の床下に収納されたゴミ箱１の真上の
床２Ａは、ゴミを投棄し易くするため、周囲の床
２より一段高く形成されており、開閉自在の蓋５
がパツキン６を介して設けられている。

このゴミ収納装置の使用方法を説明すると、台
所で発生する調理残滓等を含むゴミは、蓋５を開
け床下に収納されているゴミ箱１に投棄され、ゴ
ミ投棄後、蓋５は閉じられ、悪臭が室内に侵入す
るのを遮断する。ゴミ箱１にゴミがある程度収納
された時点で、屋外より把手１ｂを引張り、床下
に収納されているゴミ箱１を屋外に搬出し、ゴミ
箱１内のゴミを処分する。ゴミ処分後、ゴミ箱１
は元の床下に収納される。

以上説明したように、この考案に係るゴミ収納
装置は、台所の床下に外表面を外壁と同一面上に
配置させて屋外より搬出自在なゴミ箱を設け、ゴ
ミ箱の真上の床に開閉自在の蓋を設け、ゴミ箱を
車輪を介してレール上に設けた構造にしたことに
より、ゴミ箱を屋内の台所床下に完全に収納でき
ることから、室内や屋外のスペースを有効に利用
できる。さらに、台所で発生するゴミは室内に収
納される訳ではなく、蓋で閉鎖される床下のゴミ
箱内に収納されることから、室内に悪臭が漂うこ
ともない。そして、ゴミ箱がレール上を車輪によ
り屋外へ搬出可能に構成されているので、搬出作
業が容易となることもあいまつて、ゴミを床を汚
すこともなくすみやかに屋外に搬出できる。ま
た、ゴミは、夏季の高温時でもあまり高温となら
ない屋内の床下に設けられたゴミ箱に収納される
ため、夏季でも腐敗しにくい等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の第１実施例を示す台所の断
面平面図、第２図は第１図におけるＡ−Ａ断面
図、第３図は第２実施例を示す台所の断面図であ
る。 １……ゴミ箱、２……床、３……車輪、４……
レール、５……蓋。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 台所の床下に外表面を外壁と同一面上に配置さ
   せて屋外より搬出自在なゴミ箱を設け、該ゴミ箱
   の真上の床に開閉自在の蓋を設け、前記ゴミ箱を
   車輪を介してレール上に設けたことを特徴とする
   ゴミ収納装置。