JPS61244502A - 改質木材 - Google Patents
改質木材Info
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- JPS61244502A JPS61244502A JP8705885A JP8705885A JPS61244502A JP S61244502 A JPS61244502 A JP S61244502A JP 8705885 A JP8705885 A JP 8705885A JP 8705885 A JP8705885 A JP 8705885A JP S61244502 A JPS61244502 A JP S61244502A
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- Japan
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- wood
- compounds
- inorganic compound
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- Pending
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- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
この発明は、木材に難燃性を付与した改質木材に関する
。
。
不燃性あるいは難燃性材料として、木毛セメント板、軽
カル板、セメントボード等がある。これらは、不燃材料
たるセメントに木材の繊維やパルプ等をフィラー（充て
ん祠）として混合しているのであるが、不燃性は確保で
きるかわりに、建具として重要な曲げ強度が木材に比べ
て大きく劣っている。このため、木材が曲げ強度を維持
しつつ、姥燃性（ここでいう難燃性とは、熱分解はする
が、発炎燃焼はしないという意味で、いわゆる自消性の
ことである）を有するように改質する方法として、水溶
性の無機塩類、たとえば、第２リン酸アンモニスム、第
１リン酸アンモニウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム
、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化亜鉛などを
単一であるいは混合して木材に含浸させるような方法も
ある。
カル板、セメントボード等がある。これらは、不燃材料
たるセメントに木材の繊維やパルプ等をフィラー（充て
ん祠）として混合しているのであるが、不燃性は確保で
きるかわりに、建具として重要な曲げ強度が木材に比べ
て大きく劣っている。このため、木材が曲げ強度を維持
しつつ、姥燃性（ここでいう難燃性とは、熱分解はする
が、発炎燃焼はしないという意味で、いわゆる自消性の
ことである）を有するように改質する方法として、水溶
性の無機塩類、たとえば、第２リン酸アンモニスム、第
１リン酸アンモニウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム
、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化亜鉛などを
単一であるいは混合して木材に含浸させるような方法も
ある。
しかしながら、これらには問題点がいくつかある。たと
えば、第２リン酸アンモニウム、第１１Ｊン酸アンモニ
ウムは、低温で分解する。水溶液ではとくに、この傾向
があるため、防火材料製造工程中で、高温処理を行う場
合には適さないうえ、腐朽菌の栄養源となり、処理量が
増すと、かえって防腐性が落ちる。また、炭酸カリウム
、炭酸ナトリウムは、処理後、空気中の炭酸ガスを吸収
して、重炭酸塩となり、経年変化の安定性に欠りる。塩
化カルシウム、塩化マグネシウムは吸湿性が極めて大き
く、金属の腐食や腐朽菌の繁殖を促し、木材質を劣化さ
せる。塩化亜鉛も吸湿性が大きいなどの点である。また
、これらの薬剤の混合系においては、互いに欠点を補う
効果を持つものもあるが、いずれの場合も、水溶性薬剤
であるため、耐水性に問題があり、外装材に使えないな
ど使用用途が限られている。これらとは別に有機塩類な
ど有機系薬剤を用いる場合もあるが、溶剤等の関係で、
取り扱いの点で難があるなど、やはり、問題があった。
えば、第２リン酸アンモニウム、第１１Ｊン酸アンモニ
ウムは、低温で分解する。水溶液ではとくに、この傾向
があるため、防火材料製造工程中で、高温処理を行う場
合には適さないうえ、腐朽菌の栄養源となり、処理量が
増すと、かえって防腐性が落ちる。また、炭酸カリウム
、炭酸ナトリウムは、処理後、空気中の炭酸ガスを吸収
して、重炭酸塩となり、経年変化の安定性に欠りる。塩
化カルシウム、塩化マグネシウムは吸湿性が極めて大き
く、金属の腐食や腐朽菌の繁殖を促し、木材質を劣化さ
せる。塩化亜鉛も吸湿性が大きいなどの点である。また
、これらの薬剤の混合系においては、互いに欠点を補う
効果を持つものもあるが、いずれの場合も、水溶性薬剤
であるため、耐水性に問題があり、外装材に使えないな
ど使用用途が限られている。これらとは別に有機塩類な
ど有機系薬剤を用いる場合もあるが、溶剤等の関係で、
取り扱いの点で難があるなど、やはり、問題があった。
この発明は、このような現状に鑑みて、木材特有の曲げ
強度を維持しつつ、難燃性を有する改質木材を提供する
。
強度を維持しつつ、難燃性を有する改質木材を提供する
。
この発明者らは、このような目的を達成するため鋭意検
耐を重ねた結果、木材の細胞内孔に、水に不溶な無機化
合物を分散させ、その分散量がある一定量を越えれば難
燃性が４１与できることを見出し、この発明を完成する
に至った。
耐を重ねた結果、木材の細胞内孔に、水に不溶な無機化
合物を分散させ、その分散量がある一定量を越えれば難
燃性が４１与できることを見出し、この発明を完成する
に至った。
したがって、この発明は、木材の細胞内孔に不燃性無機
化合物か分散され定着されてなる改質木材であって、前
記不燃性無機化合物が、前記木材の絶乾重量に対して４
０重量％以上分散されているごとを特徴とする改質木材
を要旨とする。
化合物か分散され定着されてなる改質木材であって、前
記不燃性無機化合物が、前記木材の絶乾重量に対して４
０重量％以上分散されているごとを特徴とする改質木材
を要旨とする。
以下に、この発明の詳細な説明する。
この発明にかかる改質木材は、木材の組織中に水に対す
る溶解度が１．０以下の不燃性無機化合物が木材の絶乾
状態の重量を１００として４０重量％以−ヒ分散されて
いる。４０重量％未満では難燃性をイ」与することがで
きない。ちなみに、理論的には、比重０．４の木材１０
０ｇ中に、約４００ｇの無機化合物を分散し得る。
る溶解度が１．０以下の不燃性無機化合物が木材の絶乾
状態の重量を１００として４０重量％以−ヒ分散されて
いる。４０重量％未満では難燃性をイ」与することがで
きない。ちなみに、理論的には、比重０．４の木材１０
０ｇ中に、約４００ｇの無機化合物を分散し得る。
不燃性無機化合物としては、炭酸カルシウム。
水酸化カルシラＡ、 リン酸カルシウム、リン酸１水
素カルシウム、硫酸カルシウム、ケイ酸カルシウムなど
のカルシウム化合物、炭酸マグネシウム、塩基性炭酸マ
グネシウム、水酸化マグネシウム、リン酸マグネシウム
、リン酸アンモニウムマグネシウム、ケイ酸マグネシウ
ムなどのマグネシウム化合布物、酸化アルミニウム、水
酸化アルミニウム、ケイ酸アルミニウムなどのアルミニ
ウム化合物、炭酸バリウム、硫酸バリウム、リン酸バリ
ウムなどのバリウム化合物、リン酸第１鉄などの鉄化合
物、炭酸鉛、塩基性炭酸鉛、水酸化鉛、リン酸鉛、硫酸
第１鉛などの鉛化合物、炭酸亜鉛。
素カルシウム、硫酸カルシウム、ケイ酸カルシウムなど
のカルシウム化合物、炭酸マグネシウム、塩基性炭酸マ
グネシウム、水酸化マグネシウム、リン酸マグネシウム
、リン酸アンモニウムマグネシウム、ケイ酸マグネシウ
ムなどのマグネシウム化合布物、酸化アルミニウム、水
酸化アルミニウム、ケイ酸アルミニウムなどのアルミニ
ウム化合物、炭酸バリウム、硫酸バリウム、リン酸バリ
ウムなどのバリウム化合物、リン酸第１鉄などの鉄化合
物、炭酸鉛、塩基性炭酸鉛、水酸化鉛、リン酸鉛、硫酸
第１鉛などの鉛化合物、炭酸亜鉛。
酸化亜鉛、水酸化亜鉛、硫化亜鉛などの亜鉛化合物、シ
リカなどのケイ酸化合物など水に対する溶解度１．０以
下で、木材の色を変色させないように白色あるいは無色
のものである。
リカなどのケイ酸化合物など水に対する溶解度１．０以
下で、木材の色を変色させないように白色あるいは無色
のものである。
また、副成分たる防火薬剤として、従来がら知られてい
る無機化合物を共存させてもよい。これらとしては、第
２リン酸アンモニウム、第１リン酸アンモニウム、硫酸
アンモニウム、塩化アンモニウム、ホウ酸アンモニウム
などのアンモニウム化合物、炭酸カリウム５ リン酸カ
リウムなどカリウム化合物、炭酸ナトリウム、ホウ酸ナ
トリウム、ケイ酸ナトリウムなどのナトリウム化合物、
塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化アルミニウム
、硫酸アルミニウム、硫酸アルミニウムカリウムなどの
アルミニウム化合物、ホウ酸などのホウ素化合物などが
挙げられる。これらの副成分は、すべて水溶性無機化合
物であり、長期的には、その効果は徐々に減少する。し
たがって、これらを主成分とするには問題が多い。さら
に、その他の有機化合物および無機化合物からなる防腐
剤５防虫剤、防蟻剤などを副成分として加えるようにし
ても良い。
る無機化合物を共存させてもよい。これらとしては、第
２リン酸アンモニウム、第１リン酸アンモニウム、硫酸
アンモニウム、塩化アンモニウム、ホウ酸アンモニウム
などのアンモニウム化合物、炭酸カリウム５ リン酸カ
リウムなどカリウム化合物、炭酸ナトリウム、ホウ酸ナ
トリウム、ケイ酸ナトリウムなどのナトリウム化合物、
塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化アルミニウム
、硫酸アルミニウム、硫酸アルミニウムカリウムなどの
アルミニウム化合物、ホウ酸などのホウ素化合物などが
挙げられる。これらの副成分は、すべて水溶性無機化合
物であり、長期的には、その効果は徐々に減少する。し
たがって、これらを主成分とするには問題が多い。さら
に、その他の有機化合物および無機化合物からなる防腐
剤５防虫剤、防蟻剤などを副成分として加えるようにし
ても良い。
不燃性無機化合物を木材組織中に分散させるには、
■ 木材中に水溶性無機化合物の水溶液を含浸させ、そ
ののち、この無機化合物と反応して不溶性無機化合物を
生成するような化合物をこの系に加えることにより、不
溶性無機化合物を分散させる方法、 ■ 不溶性無機化合物のゾルを木材中に含浸させ乾燥さ
せる方法、 の２種類が挙げられるが、前述の条件を満足できる改質
木材が得られるようならば、他の方法であってもよい。
ののち、この無機化合物と反応して不溶性無機化合物を
生成するような化合物をこの系に加えることにより、不
溶性無機化合物を分散させる方法、 ■ 不溶性無機化合物のゾルを木材中に含浸させ乾燥さ
せる方法、 の２種類が挙げられるが、前述の条件を満足できる改質
木材が得られるようならば、他の方法であってもよい。
使用する木材としては、樹種２寸法は問わない。大寸法
であれば、処理時間を長くするだけで処理することがで
きる。
であれば、処理時間を長くするだけで処理することがで
きる。
この発明にかかる実施例を第１表に表す。
〔１・八 下 糸 色 〕
第１表から明らかなように、実施例の改質木材はすべて
良好な難燃性を示している。なお、難燃性試験は１．Ｊ
ＩＳＡ１３２１による方法を用いて行った。また、一般
の無機系ボード類の曲げ強度は約１００ ｋｇ／ ｃｍ
２であるのに対して、この発明の改質木材は約１０００
ｋｇ／ ｃｍ”と１０倍の強度を示した。
良好な難燃性を示している。なお、難燃性試験は１．Ｊ
ＩＳＡ１３２１による方法を用いて行った。また、一般
の無機系ボード類の曲げ強度は約１００ ｋｇ／ ｃｍ
２であるのに対して、この発明の改質木材は約１０００
ｋｇ／ ｃｍ”と１０倍の強度を示した。
この発明にかかる改質木材は、このような構成になって
いるので、難燃性であり、かつ、曲げ強度に優れている
。
いるので、難燃性であり、かつ、曲げ強度に優れている
。
Claims (2)
- （１）木材の細胞内孔に不燃性無機化合物か分散され定
着されてなる改質木材であつて、前記不燃性無機化合物
が、前記木材の絶乾重量に対して４０重量％以上分散さ
れていることを特徴とする改質木材。 - （２）不燃性無機化合物が、その水に対する溶解度が１
．０以下のものである特許請求の範囲第１項記載の改質
木材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8705885A JPS61244502A (ja) | 1985-04-22 | 1985-04-22 | 改質木材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8705885A JPS61244502A (ja) | 1985-04-22 | 1985-04-22 | 改質木材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61244502A true JPS61244502A (ja) | 1986-10-30 |
Family
ID=13904337
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8705885A Pending JPS61244502A (ja) | 1985-04-22 | 1985-04-22 | 改質木材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61244502A (ja) |
Cited By (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPH02200870A (ja) * | 1989-01-28 | 1990-08-09 | Noda Corp | 改良有機質繊維の製造方法 |
| JPH0327199A (ja) * | 1989-06-20 | 1991-02-05 | Noda Corp | 有機質繊維板及びその製造方法 |
| JPH03258509A (ja) * | 1990-03-09 | 1991-11-18 | Tomiyasu Honda | 不燃性有機質繊維板及びその製造方法 |
| JPH03258508A (ja) * | 1990-03-09 | 1991-11-18 | Tomiyasu Honda | 不燃木削片板及びその製造方法 |
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| JPH0484032A (ja) * | 1990-07-25 | 1992-03-17 | Tomiyasu Honda | 暖房床板 |
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-
1985
- 1985-04-22 JP JP8705885A patent/JPS61244502A/ja active Pending
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