JPS61243826A - ポリエステルフイルム及びその製造方法 - Google Patents

ポリエステルフイルム及びその製造方法

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JPS61243826A
JPS61243826A JP8409785A JP8409785A JPS61243826A JP S61243826 A JPS61243826 A JP S61243826A JP 8409785 A JP8409785 A JP 8409785A JP 8409785 A JP8409785 A JP 8409785A JP S61243826 A JPS61243826 A JP S61243826A
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JP
Japan
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formulas
film
formula
tables
polyester
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Application number
JP8409785A
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English (en)
Inventor
Hideo Kasatani
秀雄 笠谷
Yoichi Izumi
庸一 出水
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS61243826A publication Critical patent/JPS61243826A/ja
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はポリエステルフィルム及びその製造方法に関す
るものである。嘔らに詳しくいえば、本発明は、光学異
方性溶融物を形成するポリエステルから成る、引取方向
のみならず、巾方向にも優れた機械的性質や寸法安定性
などを有する等方向にバランスのとれた二軸配向フィル
ム、及びこのような特性を有するフィルムを、光学異方
性溶融換金形成するポリエステルを用いて、インフレー
ション法により製造する方法に関するものである。
従来の技術 従来、フィルムの製造方法の中でインフレーション法は
同時二軸延伸フィルムの製造方法として、比較的簡単な
設備で二軸配向フィルムが得られることから、種々のプ
ラスチックフィルムの製膜に応用されている。
ところで、液晶ポリエステルといわれる光学異方性溶融
物を形成するポリエステルからは、その液晶配向性のた
めに、比較的容易な製造プロセスで、機械的性質の優れ
た繊維、樹脂成形品、フィルムが得られ、またこれらは
比較的良好な耐熱性を有することが知られている。
このような液晶ポリエステルからフィルムを製造する方
法として、前記のインフレーション法により引取方向の
延伸倍率が2〜50倍、引取方向と直角な巾方向の延伸
倍率(膨張率)が1.2〜20倍の二軸配向フィルムを
得る方法が提案されている(特開昭56−46728号
公報)。
しかしながら、該液晶ポリエステルは溶融状態において
光学異方性を示すことから、このような製膜条件では、
必ずしも満足しうる結果は得られない。例えば、前記の
方法で用いられている引取方向の延伸倍率と膨張率とが
ほぼ等しい条件では引取方向の配向が巾方向の配向に比
べて著しく強く、その結果引取方向では良好な機械的性
質や寸法安定性を有するにもかかわらず、巾方向ではこ
れらの物性が引取方向に比べて著しく劣るフィルムしか
得られないという欠点がある。
また、このような欠点を改良す6ために、ダイから押し
出される溶融ポリエステルに、スリット部で吐出方向と
は直角な方向にせん断応力を加える方法、すなわちイン
フレーション法において外側のリングダイを回転させる
方法(特開1@56”−2127号公報)が提案されて
いるが、この方法においては、装置が複雑な構造になる
のを免れない上に、得られたフィルムにおけるポリエス
テル分子鎖の配向は一面一軸配向の場合と大差がなく、
したがって機械的性質の等方性については必ずしも満足
しうるものとはいえない。
発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、このような従来の光学異方性溶融物を
形成するポリエステルから成るフィルムにおける欠点を
克服し、引取方向のみならず巾方向にも優れた機械的性
質や寸法安定性などを有する等方向にバランスのとれた
二軸配向フィルムを提供することにある。
問題点を解決するための手段 本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、特定の構造を有す
る光学異方性溶融物を形成するポリエステルを用い、特
定の条件下で製膜することにより、前記目的を達成しう
ろことを見出し、この知見に基づいて本発明を完成する
に至った。
すなわち、本発明は、(A)式 で示される構成単位、(B)一般式 fO−R−0+      ・・・ (If)−@1−
@)−、−OH,CH,−又バーaH,aH,aH,a
H,−(7)二価の残基である) で示される構成単位、(C)一般式 で示される構成単位及び(D)一般式 (式中のX及びYはそれぞれ−6−又は−〇−であり、
これらは同一であっても異なっていてもよい) で示される構成単位から実質的に構成され、かつ前記(
A)、(B)、(0)及び(D)の構成単位のモル分率
金それぞれに、t、m及びnとしたとき、     ・
0.02≦−一二一一一≦0.15 に+4+m+n の関係を満たした溶融異方性を有するポリエステルから
成る、面配向係数0.5以上及び等方性係数0.3以上
のポリエステルフィルムを提供するものである。
このようなポリエステルフィルムは、例えば前記溶融異
方性を有するポリエステルを引取方向と直角な巾方向の
延伸倍率が引取方向の延伸倍率に対して2倍以上になる
条件下で、インフレーション法によって製膜することに
より製造する方法を提供するものである。
本発明に用いる溶融異方性を有するポリエステルは、前
記式(1)のテレフタル酸単位、一般式(II)の芳香
族又は脂肪族ジオキシ単位、一般式(至)の芳香族オキ
シカルボン酸単位及び一般式ωのメタ結合性の芳香族単
位を含有することが必要である。
式rl)の単位はテレフタル酸、テレフタル酸ジメチル
、テレフタル酸ジフェニルなどから誘導することができ
、一般式(n)の単位はヒドロキノン、メチルヒドロキ
ノン、クロルヒドロキノン、p、p’−ビフェノール、
エチレングリコール、1,4−ブタンジオール又はこれ
らのジアセテートなどの低級脂肪酸エステルから誘導す
ることができる。
また、一般式佃)の単位は、p−ヒドロキシ安息香酸、
6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸又はp −アセトキシ
安息香酸、p−ヒドロキシ安息香酸フェニルなどのエス
テル化合物から誘導することができる。さらに、一般式
(転)の単位は、イソフタル酸、レゾルシン、m−ヒド
ロキシ安息香酸又はこれらのエステル化合物から誘導す
ることができる。
前記一般式(2)の単位はポリエステルに適度の流動性
を与える効果があシ、そのモル分率mは、(ただし、k
及びtはそれぞれ式(1)及び一般式(I[)の単位の
モル分率である) の関係を満足することが必要である。この値が0.2未
満では製膜性が低下し、一方0.9を超えると、一般式
(2)の単位のブロック性が高くなるためか、フィルム
が不均一化する傾向がでてくる。
さらに、前記一般式(財)のモル分率nは。
(ただし、k、を及びmは前記と同じ意味をもつ)の関
係を満足することが必要である。この値が0.02未満
ではポリエステルフィルムの配向異方性が大きくなシす
ぎ、一方0.15を超えるとポリエステルフィルムの強
度、モジュラスなどの機械的物性が低下する。すなわち
、このメタ結合性の芳香族単位を適当量含むことにより
、ポリエステルの結晶性を著しくそこなうことなく、過
度の異方性を緩和しうると考えられる。特に、一般式(
財)の単位のモル分率nは (ただし、k% を及びmは前記と同じ意味をもつ)の
関係を満足することが好ましい。
本発明で用いるポリエステルは、前記したように式(り
及び一般式(II)、 010%(転)で示される単位
から実質的に成るものであるが、所望の物性を損わない
範囲内で前記以外の単位を含有することもできる。この
ような単位としては、例えばビスフェノールA単位、1
.2−エチレンビス(p−カルボキシフェノキシ)単位
、  3,5.3’、5’−テトラメチル−4,4′−
ビフェノール単位などを挙げることができる。これらの
単位は全構成単位に対して5モル憾以下、好ましくは3
モル憾以下まで含有させることができる。
本発明で用いるポリエステルは溶融異方性を有する点に
特徴があるが、ここにいう溶融異方性とは、溶融状態に
おいて90°に交さした一対の偏光子を備えた光学系で
光を透過させる性質のことである。この溶融異方性は、
成形したままでの高配向性を確保する上で必要な性質で
ある。
このポリエステルは、その構成単位に相当する化合物か
ら、例えば(1)ジカルボン酸、ジオキシ化合物のジア
セテートエステル及びオキシカルボン酸のアセテートエ
ステルから脱酢酸重縮合反応で合成する方法、(2)ジ
カルボン酸のジフェニルエステル、ジオール及びオキシ
カルボン酸のジフェニルエステルから脱フエノール重縮
合反応で合成する方法などの方法によって得ることがで
きる。この際、構成単位の一部を別に重合してプレポリ
マーとなし、これを前記の重縮合反応の原料として用い
ることもできる。
本発明で用いるポリエステルの好適な例としては、(1
)テレフタル酸、メチルヒドロキノン、ジオキシエチレ
ン、p−ヒドロキシ安息香酸及びイソフタル酸の各単位
から成るポリエステル、(2)テレフタル酸% 4.4
′−ビフェノール、p−ヒドロキシ安息香酸、6−オキ
シ−2−ナフトエ酸及びイソフタル酸の各単位から成る
ポリエステル、(3)テレフタル酸、  4.4’−ビ
フェノール% p−ヒドロキシ安息香酸及びイソフタル
酸の各単位から成るポリエステルなどが挙げられる。
これらのポリエステルの中で前記(1)のポリエステル
の好適な製造方法について説明すると、まずテレフタル
酸、メチルヒドロキノンジアセテート。
p−アセトキシ安息香酸、ポリエチレンテレフタレート
及びイソフタル酸をかきまぜ機、窒素ガス導入管、減圧
蒸留装置を備えた重合反応器に仕込み、窒素を流しなが
ら200〜350℃の温度で5分〜4時間かきまぜなが
ら加熱して反応させる。その抜栓々に減圧し、0.1t
Orr〜2.Otorrの減圧下で280〜350℃の
温度で1分〜4時間重縮合反応を行ってポリエステルを
得る。
このようにして得られたポリエステル溶融物は。
そのまま製膜してフィルムにすることもできるし、冷却
固化させ、いわゆるチップ状や粉状などにしたのち、再
溶融して製膜することもできる。また固化したポリマー
を溶融温度以下で真空下又は不活性雰囲気下に固相重合
を行って重合度を上昇させることもできる。
成膜前のポリエステルの融点は約250℃以上、約38
0℃以下の範囲にあるものが好ましく、さらに好ましく
は350℃以下280℃以上である。ここで融点はDB
O又はDTAなどの熱分析によシ吸熱ピークとして観測
することが可能であるが、後述する測定法による軟化点
ともほぼ一致しておシ、この方法で融点を推定してもよ
い。
また、本発明で用いるポリエステルには、必要に応じ他
の溶融性ポリマー、例えばナイロン、ポリエチレンテレ
フタレートなどを所望の物性をそこなわない範囲の量で
適宜配合することができる。
本発明においては、このようにして得られた特定組成の
ポリエステルをインフレーション法によシ製膜してフィ
ルムを得る。インフレーション法による製膜においては
、ダイ温度は該ポリエステルの軟化点以上、好ましくは
軟化点よfilO℃以上高くて400℃以下であること
が望ましく、また該ポリエステルの好ましい見かけ粘度
は、製膜を行う温度条件かりせん断速度が100,00
08θC″″1の条件下で10〜2000ポイズであシ
、さらに好ましくは20〜1000ボイズの範囲である
。この見掛は粘度はポリエステルの重合度、温度、せん
断速度によって左右され、粘度が低すぎると得られるフ
ィルムの機械的物性が劣シ、また高すぎると溶融物の曳
糸性が低下して膨張率を上げることが困難となシ、均一
な二軸配向のものが得られないことが多い。
さらに、ポリマーの固有粘度は0.5以上、特に1.0
以上であることが好ましく、この固有粘度が小さいと得
られるフィルムの機械的強度が良好でなく好ましくない
。また、インフレーション法においては、環状のスリッ
トを有するダイよシ溶融したポリマーを押出して管状の
フィルムを得るが、この際所望のフィルムの厚さに応じ
て該スリットの間隙を適宜選ぶことができる。このスリ
ットの間隙は通常0.01%10fl、好ましくはO,
OS〜2目の範囲で選ばれる。ダイのyh (L ニス
リットの長さ、hニスリットの間隙)は通常1〜701
好ましくは5〜50の範囲で選ばれる。
本発明においては、このようにしてダイから吐出された
管状フィルムは、そのまま強制的又は自然冷却してもよ
いし、あるいは加熱筒又は保温筒などの高温雰囲気中を
通過させたのち、強制的又は自然冷却してもよい。
ダイから吐出された管状フィルムは、内面から外力1例
えば気体によシ圧力をかけて、膨張させると同時に引取
方向にも必要に応じ延伸、あるいは収縮させながら巻取
シ、フィルムを得る。この際、引取方向と直角な巾方向
の延伸倍率が引取方向の延伸倍率に対して2.0倍以上
になるように製膜することが必要であシ、特に2〜10
倍の範囲になるように製膜することが好ましい。また引
取方向の延伸倍率は0.2以上、特に0.8〜30の範
囲にあることが好ましい。
本発明のポリエステルフィルムは、 o、s以上の面配
向係数(DPO)を有するものである。ここにおいて面
配向係数(DPO)とは後述する方法でX線回折によっ
て測定した分子の面配向に関するパラメーターであシ、
分子が完全にフィルム面方向に配向している場合に1.
0となり、完全にランダムな配向の場合にはOとなる。
この面配向係数は製膜時の延伸倍率によって変化し、引
取方向及びそれと直角な巾方向の延伸倍率の積が大きく
な、ると面配向係数が大きくなる傾向がある。面配向係
数が0.5未満では分子の配列が不完全なため、強度。
モジュラスなどの機械的物性が低くなるので1面゛ 配
向係数は好ましくは0.6以上、よシ好ましくは0.7
以上である。
さらに、本発明のポリエステルフィルムは。
0.3以上の等方性係数(ITR)を有するもの工ある
ここにおいて等方性係数とは後述する方法でX線回折に
よって測定した、フィルムの面内における分子の配向方
向の異方性に関するパラメーターであシ、等方性フィル
ムではlTR−1,−軸配向フィルムではlTR−0と
なる。等方性係数は製膜時の延伸倍率によって変化し、
引取方向及びそれと直角な巾方向の延伸倍率の比が小さ
くなると等方性係数が大きくなる傾向がある。この等方
性係数が0.3未満ではフィルムの機械的物性の異方性
が大きく、一方向に非常に裂けやすくなるので、等方性
係数は0.4以上が好ましくS  O,S以上がさらに
好ましい。
本発明のフィルムは前記のパラメーターで示されるよう
に面配向性及び等方性の高いものであシ、フィルム面内
の各方向に優れた機械的性質を有している。
このようにして得られたフィルムは、必要に応じさらに
緊張下又は弛緩下において熱処理することによシ、その
性質を改善することができる。
発明の効果 従来の方法1例えば特開昭56−46728号公報にお
ける、引取方向の延伸倍率と膨張倍率との比が1=1の
実施例の製膜方法では等方性のフィルムが得られず、引
取方向に過度に一軸配向したフィルムというよシ、むし
ろスプリットファイバ一様のものが得られるにすぎない
のに対し、本発明のフィルムは、引取方向のみならず、
フィルム面の各方向に優れた機械的性質を有する、等方
向にバランスのとれたフィルムであシ、また、インフレ
ーション製膜の際の安定性に優れているため製膜が容易
であシ、膜厚床が少ないという特徴も有する。さらに本
発明のフィルムは高強度、高弾性率、低水分率、良好な
耐熱性、良好な耐湿寸法安定性、良好な耐候性などを有
していることから、ビデオテープ、コンピューターテー
プ、カセットテープ、フロッピディスク、フレキシブル
プリント配線基板用フィルムなどの電気関係の用途に好
ましく用いられ、その他色装用やラミネート用などにも
用いることができる。
実施例 次に実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
なお、各物性及びせん断速度は次に示す方法に従って測
定した。
(1)見掛けの粘度(溶融粘度)ηa1せん断速度ra
高化式フローテスターを用い、製膜と同じ温度条件でポ
リマーを吐出させて、その吐出量Q[d/θec ]か
ら次式によって算出した。
ηa −yrPr’ / 8 ’L Q。
ra−4Q/πrま ただし、、2:ノズルの長さI:菌1.r:ノズルの半
径(cm)、P:ノズルよシ押出す際の圧力[dyne
/cd] なお、 k @ 0.05 cm、  r m O,0
125cnr、p−9,8X 10’ dyne /c
dの条件で測定した〇(2)  固有粘度ηsp/c 十分に乾燥させたポリエステル125119を、フェノ
ール25重量憾、テトラクロルエタン35重量鳴及びp
−クロルフェノール40重量幅かう成る混合溶媒25c
cに加え、140℃で1時間かきまぜながら加熱して完
全に溶解させたのち、20℃まで自然冷却させる。この
溶液10ccを取り出し、オストワルド粘度耐に移して
35℃の恒温槽に浸せきし、溶液温度が35℃になった
ところで流下時間T [sea 〕を測定し、次式によ
って算出した。
ηsp/c −(”/To −1)/ CC−0,12
5/25 ただし、TO:ポリマーを含まない溶媒のみの流下時間
〔θeC〕 (3)面配向係数(DPO) X線回折によ91次の手順で測定する0本発明のフィル
ムと同一のポリエステルを用い、溶融紡糸又はTダイ製
膜法によシ、−軸配向の繊維又はフィルムを得る。通常
は約2以上のドラフトをかければ十分に一軸配向した試
料が得られる。
次いで、この−軸配向試料の赤道方向のX線回折強度曲
線を測足し、そのピークからブラッグ角(2θ)を求め
る。(通常2#−19〜20’にピークが存在する)次
に1本発明のフィルムを約2■×約1cW1の長方形に
カットしたものを50〜200枚重ねたサンプルを作る
。この際、製膜時の引取方向を長辺としたもの(A)と
短辺としたもの(B)の2つを作る。このサンプルをX
線照射方向がフィルム面と一致し、かつ長辺に垂直とな
るよう回転繊維試料台に取シ付け、上記の方法で求めた
ブラッグ角(2θ)においてサンプルをθ〜360゜ま
で回転させ1回折強度曲線を得る。この回折強度曲線の
ピークの半値幅(ψ″」を用いて各方向から測定した配
向度(XA * Xs )をの関係よシ、求め、XAと
XBの平均値を面配向係数(DPO)とする。
(4)  等方性係数(工TR) 本発明のフィルムを、X線照射方向がフィルム面と垂直
となるように、回転繊維試料台に取シ付け、前記(3)
の中に示したブラッグ角(2θ)においてサンプルを0
〜360°まで回転させ、回折強度曲線を得る。この回
折強度曲線の最大値(I MAY )、最小値(IMI
N)を求める。別に、赤道方向の回折強度曲線からバッ
クグラウンド強度(Io)を求め、によシ等方性係数(
工TR)を計算する。
実施例1 メチルヒドロキノンジアセテート197.6 f(0,
95モル)、テレフタル酸82.9 F (0,50モ
ル)、p−アセトキシ安息香酸284.4 F (1,
5gモル)、ポリエチレンテレフタレート129.6 
f(0,68モル)及びイソフタル酸41.5F(0,
25モル)を、かきまぜ機、減圧蒸留装置を取付けた重
合反応器に仕込み、窒素気流中でかきまぜながら60分
間で310℃に昇温したのち、5分間かけて徐々に減圧
し、2torrで180分間反応を行った。反応終了後
、窒素を導入して系を常圧に戻してポリエステル溶融物
を堰出し、自然冷却固化させたのち、クラッシャーで粉
砕した。
得られたポリエステルの融点は260℃であシ、溶融状
態で光学異方性を示した。固有粘度は2.15であfi
、  310℃における溶融粘度は100,000se
c−’のせん断速度のもとで170ポイズを示した。
このポリエステルを310℃で直径10m、スリット巾
0.251111の環状スリットダイよシ、60cm/
minの速度で押出し、この管状フィルムの中空部に窒
素を圧入して管状フィルムの直径をグイ下約1cW1の
ところで4.2倍に急膨張させたのち、70cm/mi
nの速度で巻取った。この際、ダイの下は円筒状のカバ
ーをつけて約300℃に加熱し、次いで室温の空気で冷
却した0 得られたフィルムは巾方向の延伸倍率(膨張率)が引取
方向の延伸倍率に対して3.6倍であり、このものを引
張試験にかけたところ、引取方向の初期モジュラス、強
度、伸度はそれぞれ540に9/1111゜18.4K
P/III、  7.3憾、巾方向の初期モジュラス、
強度、伸度はそれぞれ516に9/−117,9Kg 
/wit、5.4憾であシ1面配向係数は0.75%等
方性係数は0.60であった。
実施例2 p−アセトキシ安息香酸362.89 (2,01モル
)、6−アセトキシ−2−ナフトエ酸107.Of (
0,47モル)、テレフタル@ 34.9 t (0,
25モル)、ビフェノールジアセテート83.8 t 
(0,31モル)、イソフタル酸16.69 (0,1
0モル)をかきまぜ機。
減圧蒸留装置を取付けた重合反応器に仕込み、窒素気流
中でかきまぜながら60分間で330℃に昇温したのち
、10分かけて徐々に減圧して2torrで130分間
反応を行った。反応終了後、窒素を導入して系を常圧に
戻してポリエステル溶融物を取出し、自然冷却固化させ
たのち、クラッシャーで粉砕した。
得られたポリエステルの融点ハ260℃で%320℃に
おける溶融粘度は16000 sec”のせん断速度の
もとて70ポイズを示した。
このポリエステルを310℃で、直径5m+、スリット
巾0.251111の環状スリットダイより56twz
/minの速度で押出し、この環状フィルムの中空部に
窒素を圧入して、ダイ下約2菌のところで4.0倍に急
膨張させ、63α/minの速度で巻取った。
得られたフィルムは、巾方向の延伸倍率が引取方向の延
伸倍率に対して3.5倍のフィルムであり、引取方向の
初期モジュラス、強度、伸度はそれぞれ618Kp/d
、25.Oにp/d、26.8係、巾方向の初期モジュ
ラス、強度、伸度はそれぞれ638に9/ad、  2
3.5に2/ad、  18.9憾であシ、面配向係数
は0.84、等方性係数は0.72であった。
比較例1 実施例1で得たポリエステルを310 ℃で、直径1Q
fl、スリット巾0.2531ilの環状スリットダイ
より56cm/minの速度で押出し、この管状フィル
ムの中空部に窒素を圧入して、ダイ下約1cdのところ
で急膨張させ、管状フィルムの径を4.4倍として11
8crr1/minの速度で巻取った。
得られたフィルムは巾方向の延伸倍率が引取方向の延伸
倍率に対して2.2倍であシ、引取方向の初期モジュラ
ス、強度、伸度はそれぞれ1220 K9/−117,
4に9/wd、 2.1優であるのに対し、巾方向の初
期モジュラス、強度、伸度はそれぞれ5 g Kg /
xi、  1.2KP/ d、3.2憾であシ、面配向
係数は0.82、等方性係数は0.15であって、引取
方向には良好な機械的性質を有するにもかかわらず、巾
方向には極めて弱いアンバランスなフィルムであった。
比較例2 実施例2で得られたポリエステルを310℃で、直径1
0111%スリット巾0.2511111の環状スリッ
トダイよF) 56 cm / minの速度で押出し
、この管状フィルムの中空部に窒素を圧入して、ダイを
出た直後で急膨張させ、管状フィルムの径を5.1倍と
して118 cm/ minの速度で巻取ツタ。
得られたフィルムは、巾方向の延伸倍率が引取方向の延
伸倍率に対して2.4倍であシ、引取方向の初期モジュ
ラス、強度、伸度はそれぞれ747に9/−119,8
に9/IIg、  3.0%テあるのに対し、巾方向の
初期モジュラス、強度、伸度はそれぞれ166に?/l
it、2.6に9/−11,9憾であ95面配向係数は
0.78.等方性係数は0.25であって、引取方向と
巾方向で機械的性能がアンバランスなフィルムであった

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される構成単位、(B)一般式 −〔O−R−O〕− (式中のRは▲数式、化学式、表等があります▼、▲数
    式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等
    があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、−CH_2CH_
    2−又は−CH_2CH_2CH_2CH_2−の二価
    の残基である) で示される構成単位、(C)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のArは▲数式、化学式、表等があります▼又は
    ▲数式、化学式、表等があります▼の二価の残基である
    ) で示される構成単位及び(D)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のX及びYはそれぞれ▲数式、化学式、表等があ
    ります▼又は−O−であり、これらは同一であつても異
    なつていてもよい)で示される構成単位から実質的に構
    成され、かつ前記(A)、(B)、(C)及び(D)の
    構成単位のモル分率をそれぞれk、l、m及びnとした
    とき、 0.2≦m/(k+l+m)≦0.9 0.02≦n/(k+l+m+n)≦0.15の関係を
    満たした溶融異方性を有するポリエステルから成る、面
    配向係数0.5以上及び等方性係数0.3以上のポリエ
    ステルフィルム。 2 (A)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される構成単位、(B)一般式 −〔O−R−O〕− (式中のRは▲数式、化学式、表等があります▼、▲数
    式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等
    があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、−CH_2CH_
    2−又は−CH_2CH_2CH_2CH_2−の二価
    の残基である) で示される構成単位、(C)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のArは▲数式、化学式、表等があります▼又は
    ▲数式、化学式、表等があります▼の二価の残基である
    ) で示される構成単位及び(D)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のX及びYはそれぞれ▲数式、化学式、表等があ
    ります▼又は−O−であり、これらは同一であつても異
    なつていてもよい) で示される構成単位から実質的に構成され、かつ前記(
    A)、(B)、(C)及び(D)の構成単位のモル分率
    をそれぞれk、l、m及びnとしたとき、 0.2≦m/(k+l+m)≦0.9 0.02≦n/(k+l+m+n)≦0.15の関係を
    満たした溶融異方性を有するポリエステルを、引取方向
    と直角な巾方向の延伸倍率が引取方向の延伸倍率に対し
    て2倍以上になる条件下で、インフレーション法によつ
    て製膜することを特徴とする、面配向係数0.5以上及
    び等方性係数0.3以上のポリエステルフィルムの製造
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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