JPS61242993A - クリスタルバ−ハフニウム製造用装置 - Google Patents

クリスタルバ−ハフニウム製造用装置

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JPS61242993A
JPS61242993A JP60082576A JP8257685A JPS61242993A JP S61242993 A JPS61242993 A JP S61242993A JP 60082576 A JP60082576 A JP 60082576A JP 8257685 A JP8257685 A JP 8257685A JP S61242993 A JPS61242993 A JP S61242993A
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JP
Japan
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hafnium
filament
wire
crystal bar
power supply
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JP60082576A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Kuwae
桑江 良昇
Minoru Obata
稔 小畑
Hideo Ishihara
石原 秀夫
Fumio Morishita
森下 文夫
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、ハロゲン化物分解法、特にヨウ化物分解法に
よるクリスタルバーハフニウムの製造に用いられる装置
の改良基ζ関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
従来、原子炉の製御棒としては、一般にステンレスチ為
−ブ内にB、Cを封入したものが用いられているが、こ
の制御棒は中性子の繰り返し吸収能がないため、ハフニ
ウムを原子炉の制御棒として利用することが検討されて
いる。
このハフニウムは中性子吸収断面積が比較的大きく、中
性子の繰り返し吸収能がある上、原子炉内環境に対する
耐食性屹優れ、しかも構成材料として機械的特性を十分
−こ備えている。更に近年、軽水炉の発達と共に、ジル
コニウム生産の副産物としてのハフニウムの生産量も増
加してきている。
このような理由からハフニウムを原子炉の制御棒として
利用することが検討されているが、ハフニウムを使用す
るに際して次の点が問題となっている。
即ち、ハフニウムは加工硬化性が強く、シかもこの加工
硬化の程度は不純物(%に酸素)量に比例するので、不
純物の多いハフニウムインゴットを加工して棒状または
シート状の中性子吸収体を製造することは極めて困難で
あり、一般には不純物(特に酸素)量の少ないハフニウ
ムインゴットを用いる必要がある。このインゴットは通
常、高純度のクリスタルバーハフニウムと他の比較的低
純度のハフニウム(例えばスポンジハフニウム)を混合
・溶解して作る。
クリスタルバーハフニウムは、スポンジハフニウム等を
原料として、通常ハロゲン化物分解法、特にヨウ化物分
解法と称される精製方法により製造される。ヨウ化物分
解法は、化学輸送法の一種であり、ハフニウム(Hf 
)を始めチタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)等の活
性金属の精製に使用される方法である。精製は、次式(
1) 、 (2)の反応を利用して行われる。
Hf+2L→HfI、 (400℃)・・・・・・・・
・・・・ (1)HfI、→Hf+2Ix  (160
0℃)・・・・・・・・・・・・ (2)即ち、Hf 
 (融点2207℃)はヨウ素工!(融点114℃、沸
点185℃)と400℃付近の温度で激しく反応し、H
fI、  (昇華性固体)を生成する(1)式。更に、
HfI、は1600℃付近の高温で前記(2)式に示す
ようにハフニウムとヨウ素に分解する性質を有する。具
体的には、従来、第11図に示す装置によりクリスタル
バーハフニウムを製造している。図中の1は、原料であ
るスポンジハフニウムとヨウ素とを収容する蒸着容器で
ある。この容器1は外部からの加熱により400℃に保
持される。前記容器1内には、例えばU字状をなすフィ
ラメント2が吊架されている。このフィラメント2の両
端部は、給電治具3a、3bにより保持されており、か
つ各給電治具3a、3bはIJ−ド線4a、4bを介し
て電源5に接続されている。
このような装置によりクリスタルバーハフニウムを製造
するには、まず、蒸着容器1内にスポンジハフニウム(
場合によっては他のハフニウム又はハフニウム合金も使
用可能)6とヨウ素7を収容し、電源5から給電治具3
a、3bを通してフィラメント2に通電加熱して160
0℃程度に保持する。つづいて、蒸着容器1全体を外部
より加熱して400℃に保持する。原料であるスポンジ
ハフニウム6とヨウ素7は、400℃の低温で反応して
HfI。8を生成する。生成したHfI。は昇華して高
温のフィラメント2上で分解し、分解生成物のうf:)
Hfはフィラメント2に付着し、ヨウ素(It)は再び
原料のスポンジハフニウム6と反応する。
つまり、ヨウ素はキャリアとしてハフニウムをフィラメ
ント2上に運ぶ働きをする。このようにして、ヨウ素と
反応するハフニウムのみがフィラメント2上に運ばれ、
精製が行われる。このプロセスを繰返すことによって、
純ハフニウムがフィラメント2上に成長する。フィラメ
ント2上に成長した純ハフニウムは光沢があり、棒状を
なすため、一般にクリスタルバーハフニウムと称されて
いる。
ところで、上述した装置において、蒸着容器1内にはヨ
ウ素が存在するので、リード線4a、4bの少なくとも
容器1内の部分及び給電治具3a。
3bはヨウ素に対して耐食性の優れた材料(MO2W等
)で形成するのが一般的である。なお、第11図図示以
外に、給電治具とリード線とを一体化した構造のもの、
給電治具が蒸着容器の外でリード線と接続している構造
のものがあるが、いずれの場合でも少なくとも蒸着容器
内に位置する部分はMOやWにより形成されている。こ
うした給電治具やリード線に対して、フィラメント2を
MOやWにより形成した場合、■クリスタルバーハフニ
ウムの蒸着後、クリスタルバーハフニウムとMOやW等
からなるフィラメントとの分離が困難となる、■クリス
タルバーハフニウムカNoやW等で汚染される恐れがあ
る、などの理由によりフィラメントは通常ハフニウム線
により形成されている。しかしながら、電源5を用いた
通電加熱により71フニラムフィラメントを約1600
℃に加熱しても給電治具3a、3b近傍のフィラメント
2の部分は給電治具3a 、3bの冷却効果のために、
温度が上昇せず、特に給電治具3a、3bの極近傍では
約400℃にまで降温することが知られている。その結
果、上記(1)式の反応が進行して該フィラメントの部
分で破断をしばしば発生する。
そこで、上記破断を防止するためにフィラメントの形状
や給電治具の取付は方法を改良する等の対策が考えられ
ているが、未だ充分な成果が得られていないのが実状で
ある。
〔発明の目的〕
本発明は、ハロゲン化物分解法、特にヨウ化物分解法に
よるクリスタルバーハフニウムの製造に際し、フィラメ
ントを構成するハフニウム線のヨウ素による破断を防止
した耐久性の優れたクリスタルバーハフニウム製造用装
置を提供することを目的とするものである。
〔発明の概要〕
本発明は、ハロゲン化物分解法でクリスタルバーハフニ
ウムを製造する装置に詔いて、フィラメントとして、給
電治具と接触する両端部の少なくとも表面をハロゲンに
対して耐食性の優れた材料で形成したハフニウム線を用
いることを特徴とするものである。
以下、本発明のクリスタルバーハフニウム製造用装置に
ついてヨウ化物分解法を例にして図面を参照して詳細に
説明する。なお、前述した第11図と同様な部材は同符
号を付して説明を省略する。
第1図は、本発明の製造用装置の一形態を示す概略断面
図である。図中の9は、給電治具3a。
3bに保持されたフィラメントである。このフィラメン
ト9は、第1図及び第2図に示すように前記給電治具3
a 、3bと接触するハフニウム線10の両端部の少な
くとも表面をハロゲン(ヨウ素)に対して耐食性を有す
る材料で形成、例えば前記材料の線材11を接合した構
造になっている。
このような構成によれば、蒸着容器1内にスポンジハフ
ニウム(場合によっては他のハフニウム又はハフニウム
合金も使用可能)6とヨウ素7を収容し、電源5から給
電治具3a、3bを通してフィラメント9に通電加熱し
て1600℃程度に保持すると共に、蒸着容器1全体を
外部より加熱して400℃に保持すると、原料であるス
ポンジハフニウム6とヨウ素7は、400℃の低温で反
応してHfI。8を生成する。生成したHfI。は昇華
して高温のフィラメント2上で分解し、分解生成物のう
ちHfはフィラメント!に付着し、ヨウ素(Is)は再
び原料のスポンジハフニウム6と反応する。
こうしたプロセスを繰返すことによって、純ハフニウム
がフィラメント9上に成長してクリスタルバーハフニウ
ムが製造される。かかる工程lこおいて、給電治具3a
、3bと接触し、低温度(400℃程度)となるフィラ
メント旦の両端部は、ヨウ素に対して耐食性の優れた材
料からなる線材11が接合されているため、該部位での
フィラメント9の破断を防止でき、耐久性の優れた装置
を得るこをができる。
上記ハフニウム線10の両端に接合する線材l】を形成
するヨウ素に対して耐食性の優れた材料としては、例え
ばMo、W、Pt 或いはこれらを基とする合金等を挙
げることができる。これらの材料は、室温〜約1600
℃の温度範囲でヨウ素によってほとんど腐蝕されず、従
って第2図に示すようにかかる線材11で構成されたフ
ィラメント9は、既述の如くクリタルバーハフニウムの
製造において、給電治具3a、3bの冷却効果に対して
強い耐破断性を示す。フィラメント9両端の線材11は
、互いに同一材料、形状である必要はないが、製作のし
易さ、フィラメント温度の制御性の観点から、同一材料
、同一形状にすることが望ましい。かかる線材11の長
さについては、短い程、クリスタルバーハフニウムの製
造収率が向上し、消費電力も低くできるが、フィラメン
ト9を給電治具3a、3bζこ保持させてフィラメント
9のハフニウム線10の中央部を約1600℃に加熱し
た時に、線材11とハフニウム線10との境界付近の温
度がクリスタルバーハフニウムの析出する条件(約90
0℃)#どなるような長さは少なくとも必要である。線
材11の長さは、給電治具3a、3bへの取付は方法、
フィラメント9の形状、クリスタルバーハフニウムの製
造条件等を考慮して適宜決定する。線材11の径は、ハ
フニウム線10の径と同じである必要はない。但し、線
材11の径が太くなると、前記給電治具3a、3bに代
わって線材11が冷却効果をハフニウム線10に及ぼし
、逆に細くし過ぎると、線材11が加熱により破断する
恐れがある。線材11の径については、フィラメント9
の形状、ハフニウム線10の径、ハフニウム線10と線
材11との電気抵抗、クリスタルバーハフニウムの製造
条件等を考慮して適宜決定する。
上記ハフニウム線10と線材11との接合方法としては
、抵抗溶接、レーザ溶接、イナートガスアーク溶接、電
子ビーム溶接等が考えられるが、ハフニウム線10と線
材11とを良好に接合する観点から、電子ビーム溶接が
好適である。例えば、Hf、とMOとの抵抗溶接では、
MOは溶けず、Hfのみが溶けるため、接合強度は極め
て小さくなる。レーザ溶接では、MoとHfとがほとん
ど溶接されない。更に、イナートガスアーク溶接では、
接合そのものは良好であるが、かかる接合により形成さ
れたフィラメントを使用してクリスタルバーハフニウム
を製造すると、製造中に接合部付近で破断を生じる恐れ
がある。これに対し、電子ビーム溶接で接合することに
より得られたフィラメントは、引張り強度及び折曲げ強
度がともに極めて高く、クリスタルバーハフニウムの製
造中でも健全であり、しかも該フィラメント上にはクリ
スタルバーハフニウムが良好に析出、成長する。
上記フィラメント9の形状は、第1図及び第2図に示す
ものに限らず、第3図又は第4図に示す形状にしてもよ
い。第4図に示すフィラメント9は、ヨウ素に対して耐
食性の優れた材料の線材11を、ハフニウム線10の両
端と蒸着容器内の支持具(図示せず)で支持される部位
とに使用している。
一方、給電治具と接触するハフニウム線の両端部の少な
くとも表面をヨウ素に対して耐食性の優れた材料で形成
する手段としては、上述した第2図〜第4図に示すよう
に線材をハフニウム線に接合する形態に限らず、第5図
に示すようにハフニウム線10の両端部をヨウ素に対し
て耐食性の優れた材料からなる被膜12で被覆してフィ
ラメント91を構成してもよい。
上記ハフニウム線10の両端に被覆される被膜′ 12
を形成するヨウ素に対して耐食性の優れた材料としては
、前記線材の場合と同様、Mo、W、Pt或いはこれら
を基とする合金等を挙げることができる。これらの材料
は、約400〜1600℃の温度範囲でヨウ素によって
ほとんど腐蝕されず、従って第5図に示すようにかかる
被I[12で構成されたフィラメント炉は、クリタルバ
ーハフニウムの製造において、給電治具3a 、3bの
冷却効果に対して強い耐破断性を示す。フィラメント炉
側端の被膜12は、互いに同一材料である必要はないが
、製作のし易さ、フィラメント温度の制御性の観点から
、同一材料にすることが望ましい。被膜の形状について
も、両端で互いに同一である必要はないが、製作のし易
さ、フィラメント温度の制御性の観点から、同一形状に
することが望ましい。かかる被膜12の長さについては
、短い程、クリスタルバーハフニウムの製造収率が向上
し、消費電力も低くできるが、フィラメント9Iを給電
治具3a、3bに保持させてフィラメント91のハフニ
ウム線10の中央部を約1600℃に加熱した時に、被
膜12とハフニウム線10との境界付近の温度がクリス
タルバーハフニウムが析出する条件(約900℃)にな
るような長さは少なくとも必要である。被膜12の長さ
は、給電治具3a。
、3 bへの取付は方法、フィラメント91の形状、ク
リスタルバーハフニウムの製造条件等を考慮して適宜決
定する。被膜12の厚さに関しては、厚くし過ぎると、
前記給電治具3a、3bに代わって被膜12が冷却効果
をハフニウム線10に及ぼし、逆に薄くし過ぎると、被
膜下のハフニウム線10部分がヨウ素と反応して破断す
る恐れがある。被膜12の厚さについては、フィラメン
ト91の形状、ハフニウム線10の径、ハフニウム線l
Oと被膜12との電気抵抗、クリスタルバーハフニウム
の製造条件等を考慮して適宜決定する。また、被膜はハ
フニウム線10の外周のみでなく、同第5図に示すよう
化ハフニウム線10の先端も被覆することがヨウ素に対
するフィラメント9′の耐破断性を向上できる。
上記被膜の形成方法としては、電子ビーム蒸着、スパッ
タ蒸着、メッキ等によりハフニウム線10全面に被覆し
た後、不要な膜部分を除去する方法、ハフニウム線10
の両端部が露出するようにマスキングした後、電子ビー
ム蒸着、スパッタ蒸着、メッキ等により被膜を被覆する
方法を採用し得る。
これらの方法で得られたフィラメントは、引張り強度及
び折曲げ強度がともに優れ、しかも被膜のハフニウム線
10への密着性も極めて良好となる。
これら被膜が形成されたフィラメント9′を組込んだ装
置によりクリスタルバーハフニウムを製造すると、該フ
ィラメント9’は製造中でも健全であり、しかも該フィ
ラメント上にクリスタルバーハフニウムが良好に析出、
成長する。
上記フィラメント9′の形状は、第5図に示す形状のも
のに限定されない。例えば、jI6WA及び第7図に示
すように被膜12を被覆するハフニウム線10の両端部
を細くしたフィラメント91や第8図に示すようにハフ
ニウム線10を直線状にし、その両端に被膜12を形成
したフィラメント9e或いは第9図に示すよう化被81
2の厚さをハフニウム線10の先端から中央化向けて徐
々に細くしたフィラメント91等各種の形状がある。ま
た、第10図に示すようにヨウ素に対して耐食性の優れ
た材料の被膜12を、ハフニウム線10の両端と蒸着容
器内の支持具(図示せず)で支持される部位とに形成し
てフィラメント9′を構成してもよい。
〔発明の実施例] 以下、本発明の詳細な説明する。
実施例1 直径0.9 m 、長さ403のクリスタルバーハフニ
ウム線と、いずれも直径0.7 m 、長さ3cIRω
0線材2本とを夫々接合面を平面仕上げし、それらハフ
ニウム線の両端先端とMO線材とを付合わせた後、真空
度10 wmkl g 〜10  smHg、加速電圧
60keV 、ビーム電流3mA、の条件で電子ビーム
溶接を行なって第2図に示す形状のフィラメント9を製
作した。得られたフィラメント9は、引張り強度及び折
曲げ強度がいずれも満足する値を示した。
得られたフィラメント9を蒸着容器1内の給電治具3a
、3bに保持させて第1図に示す装置を組立てた。こう
した装置の蒸着容器1内を脱気後、スポンジハフニウム
29#とヨウ素100gを収容し、電源5によりフィラ
メント9を約160θ℃に加熱すると共に、蒸着容器1
を外部から約400℃に加熱し、クリスタルバーハフニ
ウムをフィラメント9上に析出させた。こうした析出操
作を30時間行なったところ、平均直径1,9副のクリ
スタルバーハフニウムを得ることができ、かつ給電治具
3a、3b付近でのフィラメント9の破断は全く発生し
なかった。
実施例2 4直径0.9■、長さ40cnのクリスタルバーハフニ
ウム線と、いずれも直径0.7 m 、長さ3crnの
W線材とを夫々接合面を平面仕上げし、それらハフニウ
ム線の両端先端とW線材とを付合わせた後、真空度10
  swaHg〜10  mHg 、加速電圧70ke
V。
ビーム電流4mA、の条件で電子ビーム溶接を行なって
第2図に示す形状のフィラメント9を製作した。得られ
たフィラメント9は、引張り強度及び折曲げ強度がいず
れも満足する値を示した。
得られたフィラメント9を蒸着容器1内の給電治具3a
 、3bに保持させてj11図に示す装置を組立てた。
こうした装置の蒸着容器1内を脱気後、スポンジハフニ
ウムλ9#とヨウ素120gを収容し、電源5番こより
フィラメント9を約1600℃に加熱すると共に、蒸着
容器1を外部から約400℃に加熱し、クリスタルバー
ハフニウムをフィラメント9上化析出させた。こうした
析出操作を20時間行なったところ、平均直径1.5 
cmのクリスタルバーハフニウムを得ることができ、か
つ給電治具3a、3b付近でのフィラメント9の破断は
全く発生しなかった。
実施例3 直径α9 wm 、長さ40cmのクリスタルバーハフ
ニウム線と、いずれも直径0.7 m 、長さ3cIR
のPt線材2本とを夫々接合面を平面仕上げし、それら
ハフニウム線の両端先端とpt線材とを付合わせた後、
真空度10  wHg〜10  mHg 、加速電圧6
0keV 、ビーム電流3mA、の条件で電子ビーム溶
接を行なって第2図に示す形状のフィラメン)9を製作
した。得られたフィラメント9は、引張り強度及び折曲
げ強度がいずれも満足する値を示した。
得られたフィラメント9を蒸着容器1内の給電治具3a
、3bに保持させて第1図に示す装置を組立てた。こう
した装置の蒸着容器1内を脱気後、スポンジハフニウム
a3#とヨウ素110gを収容し、電源5によりフィラ
メント旦を約1500℃に加熱すると共に、蒸着容器1
を外部から約400℃に加熱し、クリスタルバーハフニ
ウムをフィラメント9上に析出させた。こうした析出操
作を25時間行なったところ、平均直径L6cf11の
クリスタルバーハフニウムを得ることができ、かつ給電
治具3a、3b付近でのフィラメント旦の破断は全く発
生しなかった。
また、上記実施例1〜3により製造されたクリスタルバ
ーハフニウムの成分を分析したところ、下記第1表に示
す結果を得た。なお、第1表中には原料として使用した
スポンジノ1フニウム成分分析値を併記した。
第  1  表 上記第1表から明らかなように本実施例1〜3で製造さ
れたクリスタルバーハフニウムは酸素の含有量が極めて
少ないことが判る。
実施例4 直径0.9 vtm 、長さ40eIRのクリスタルバ
ーハフニウム線の両端部(いずれも先端から3cIRの
長さ)を除く表面にアルミニウム箔でマスキングした後
、アルゴン雰囲気、圧力的6X10  torr、  
電圧400V、電流7人の条件でグロー放電スパッタを
30分間行なって同ハフニウム線の先端を含む両端部に
平均厚さ7μmのMO被被膜蒸着して第5図に示す形状
のフィラメント91を製作した。このフィラメント91
のMO被被膜、ハフニウム線に対して充分に満足する密
着性を示した。
得られたフィラメント91を蒸着容器1内の給電治具3
a、3bに保持させて、第1図と同様な装置を組立てた
。こうした装置の蒸着容器1内を脱気、後、スポンジハ
フニウム2.9#とヨウ素80gを収容し、電源5によ
りフィラメント91を約1600℃に加熱すると共に、
蒸着容器を外部から約400℃に加熱し、クリスタルバ
ーハフニウムをフィラメント9−上に析出させた。こう
した析出操作を30時間行なったところ、平均直径17
5Iのクリスタルバーハフニウムを得ることができ、か
つ給電治具3a、3b付近でのフィラメント9′の破断
は全く発生しなかった。
実施例5 直径0.9 am 、長さ40個のクリスタルバー71
フニウム線の両端部(いずれも先端から3画の長さ)を
除く表面にアルミニウム箔でマスキングした後、アルゴ
ン雰囲気、圧力的6 X 10  torr 、電圧4
50■、電流8人の条件でグロー放電スパッタを35分
間行なって同ハフニウム線の先端を含む両端部に平均厚
さ7μmのW被膜を蒸着して第5図に示す形状のフィラ
メント91を製作した。このフィラメント91のW被膜
は、ノ1フニウム線に対して充分に満足する密着性を示
した。
得られたフィラメント9′を蒸着容器1内の給電治具3
a、3bjこ保持させて、第1図と略同様な装置を組立
てた。こうした装置の蒸着容器1内を脱気後、スポンジ
ハフニウム3.9#とヨウ素120gを収容し、電源5
によりフィラメント9’を約1600℃に加熱すると共
に、蒸着容器を外部から約400℃に加熱し、クリスタ
ルバーハフニウムをフィラメント9I上に析出させた。
こうした析出操作を18時間行なったところ、平均直径
1.4゜のクリスタルバーハフニウムを得ることができ
、かつ給電治具3a 、3b付近でのフィラメント9′
の破断は全く発生しなかった。
実施例6 直径0.9 m 、長さ40cmのクリスタルバーハフ
ニウム線の両端部(いずれも先端から35!の長さ)を
除く表面にアルミニウム箔でマスキングした後、アルゴ
ン雰囲気、圧力的6X10  torr、電圧400V
、電流7Aの条件でグロー放電スパッタを15分間行な
って同ハフニウム線の先端を含む両端部に平均厚さ20
μmのpt被被膜蒸着して第5図に示す形状のフィラメ
ント91を製作した。このフィラメント91のPt被膜
は、ハフニウム線に対して充分に満足する密着性を示し
た。
得られたフィラメント91を蒸着容器l内の給電治具3
a、3bに保持させて、略第1図と同様な装置を組立て
た。こうした装置の蒸着容器1内を脱気後、スポンジハ
フニウムλ3#とヨウ素110gを収容し、電源5によ
りフィラメント91を約1500℃に加熱すると共に、
蒸着容器1を外部から約400℃に加熱し、クリスタル
バーハフニウムをフィラメント9′上に析出させた。こ
うした析出操作を25時間行なったところ、平均直径1
.60のクリスタルバーハフニウムを得ることができ、
かつ給電治具3a、3b付近でのフィラメント9Iの破
断は全く発生しなかった。
また、上記実施例4〜6により製造されたクリスタルバ
ーハフニウムの成分を分析したところ、下記第2表に示
す結果を得た。なお、第2表中には原料として使用した
スポンジハフニウム成分分析値を併記した。 ^久千4
白 第  2  表 (単位:Zrのみ重量%、その他はppm)上記第2表
から明らかなように本実施例4〜6で製造されたクリス
タルバーハフニウムは酸素の含有量が極めて少ないこと
が判る。
な右、上記実施例では、蒸着容器内に固形状のHf及び
I、を収容してクリスタルバーハフニウムを製造する場
合について説明したが、固形状のHfI。、固形状のH
fI、とHf、或いは固形状のHfI。とHfと工、を
蒸着容器に供給してクリスタルバーハフニウムを製造し
てもよい。
〔発明の効果〕
以上詳述した如く、本発明によればハロゲン化物分解法
、特にヨウ化物分解法によるクリスタルバーハフニウム
の製造に際し、フィラメントを構成するハフニウム線の
ヨウ素による破断を防止した耐久性の優れたクリスタル
バーハフニウム製造用装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のクリスタルバーハフニウム製造用装置
の一形態を示す概略断面図、第2図は、第1図のクリス
タルバーハフニウム製造用装置に進用装置に使用される
フィラメントの他の形態を示す断面図、第11図は従来
のクリスタルバーハフニウム製造用装置を示す概略断面
図である。 1・・・蒸着容器、3a、3b・・・給電治具、4a。 4b・・・リード線、5・・・電源、6・・・スポンジ
ハフニウム、7・・・ヨウ素、8・・・HfI、、9 
、91  ・・・フィラメント、10・・・ハフニウム
線、11・・・線材、12・・・被膜。 代理人 弁理士 則 近 憲 佑(他1名)第  1 
図 第2図   第3図 第  4 図 第5図 第  6 図          第  7 図第 8
 図         第  9 図第10図 第it図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ハロゲン化物分解法でクリスタルバーハフニウム
    を製造する装置において、フィラメントとして、給電治
    具と接触する両端部の少なくとも表面をハロゲンに対し
    て耐食性の優れた材料で形成したハフニウム線を用いる
    ことを特徴とするクリスタルバーハフニウム製造用装置
  2. (2)給電治具と接触する両端部が、ハフニウム線と接
    合されたハロゲンに対して耐食性を有する材料の線材か
    らなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のク
    リスタルバーハフニウム製造用装置。
  3. (3)給電治具と接触する両端部が、ハフニウム線を被
    覆したハロゲンに対して耐食性を有する材料の被膜で被
    覆されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のクリスタルバーハフニウム製造用装置。
  4. (4)ハロゲンに対して耐食性を有する材料がモリブデ
    ン、タングステン及び白金のいずれかにより選択された
    ものであることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のクリスタルバーハフニウム製造用装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007007498A1 (ja) 2005-07-07 2007-01-18 Nippon Mining & Metals Co., Ltd. 高純度ハフニウム、高純度ハフニウムからなるターゲット及び薄膜並びに高純度ハフニウムの製造方法
EP3441483A1 (en) * 2017-08-07 2019-02-13 Nanjing Youtian Metal Technology Co., Ltd. Production system for a hafnium crystal bar and the method thereof

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