JPS61241235A - 車両用安全ベルト装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、規定された加速度または減速度の限界値を摩
過した際開閉する始動素子が、バックルに設けられてベ
ルトに結合された留め舌片をバックルへはめる際この留
め舌片により操作される係合開閉器および第１の電気表
示素子と共に、電−の両極の間に直列接続され、始動素
子の応動の際事故に対して典型的な特定のベルト張力に
おいてのみベルト張力の発生を継続的に表示する別の表
示素子が設けられている、車両用安全ベルト装置に関す
る。

〔従来の技術〕

事故の後、車両の乗客が安全ベルトを機能的に正しく着
用していたか否か、または不正操作があったか否かが、
しばしば問題となる。既存の能動装置（ベルト緊張器）
では、この装置が始動したか否かも問題である。公知の
装置では、雷め舌片がバックルにはまっていたか否かし
か確認されない。しかし乗客が留め舌片をバックルへは
められた安全ベルト上にすわっていることによって、乗
客が機能的に正しくベルトを着用していない場合にも、
事情は同じである。

これらの問題の回答は、事故の再現、医学的１定および
公判においてきわめて重要である。

〔発明が解決しようとする間届点〕

したがって本発明の１ＩｊＩｌは、公知の獣類の安全ベ
ルト製雪を発展させて、重大な事故が起ったか否か、ま
たベルトが機能的に正しく着用されていたか否かについ
てのみならず、この状態を本当と思わせる不正操作が行
なわれたか否かについて情報が得られるようにすること
である。

〔問題点を解決するための手段〕

この課題を解決するため本発明によれば、ベルト張力を
表示するため、少なくとも１つの別の表示素子と、バッ
クルに設けられて留め舌片とバックルとの間に作用する
特定の張力において閉じる引張り開閉器とが、第１の表
示素子と係合開閉器とから成る直列回路に対して並列に
設けられている。

〔発明の効果〕

こうして画表示素子のどちらが応動したかに応じて、事
故の起った後バックルを確保して検査すれば、それまで
の事情についての精確な情報が得られる。

特許請求の範囲第３項および第４項によれば、もつと精
確な情報が可能になり、特許請求の範囲第４項ないし第
６項は本発明の別の構成に関する。

〔実施例〕

それ以上の詳細は、３つの実施例の概略図についての以
下の説明から明らかになる。

第１図に概略的に示す始動素子！は、特定の減速度値例
えば４ｇに設定されて車両電源から給電される公知の電
子的または機械的減速度センサから成り、所定値より大
きい減速度において電気信号を発生し、この信号は低域
プイルタ２を経て導かれ、したがって積分される。この
低域フィルタ２の出力端に現われる信号は例えば図示し
ないベルト緊張器へ供給される・信号は゛さらに２つの
開閉器３．４の入力端へ並列に供給される。これらの両
開閉器は図示しないバックルに接近できないように収容
されている。

開閉器３は、安全ベルトのはまり合う留め舌片とバック
ル（両方とも図示してない）の間に作用す碑定例えば２
５０　ｋｇの張力に設定された引張り開閉器で、衝突の
際ベルト使用者の質量により安全ベルトへ及ぼされる設
定張力を起過すると、この引張り開閉器が閉じる。

開閉器４は、不動作状態で閉じられかつ留め舌片がバッ
クルへはめられると開かれる係合開閉器である。開閉器
が閉じているとき、信号が開閉器３および４からそれぞ
れ表示素子としてのヒユーズ５．６を経て電源の負極へ
達する。

これらのヒユーズは、閉じている開閉器を介して低減フ
ィルタ２の出力信号が生じたとき、それが特定の電圧値
になると溶断するように設計されている。

次の表１から、考えられるすべての事例がわかる。ここ
で０は健全なヒユーズを意味し、ｌは溶断したヒユーズ
を意味する。

表　　１ 始動信号を低域フィルタの出力端に生ずる事故が起った
場合、事例ｄは起り得ない。なぜならば、常に１つのヒ
ユーズしか溶断できないからである（事例すまたはＣ）
。

事故が起らなかった場合（＜４ｇ）、事例ｂｅｃおよび
ｄは起り得ない。なぜならば、この場合ヒユーズは溶断
しないからである。したがって前記の事例では、不適切
または非合法な不正操作が行なわれたと仮定することが
できる。

このような事例をさらによく認識できるようにするため
、第２図においてヒユーズ５に対して並列に、第３のヒ
ユーズ９と抵抗８との直列回路が設けられている。他の
回路は第１図のそれと同じである。ヒユーズ９は、抵抗
８に関連して、溶断するまでに大きい応動時間をもって
いる。したがってこのヒユーズはゆっくり反応する。応
動時間は、事故の間に生ずる信号持続時間においてヒユ
ーズ５のみが溶断し、ヒユーズ９は溶断できないように
、大きさを定められている。ヒユーズ９は、長く続く信
号で、例えば電源の正の電位による不正操作の際溶断す
る。

したがって表１の事例Ｃにおいて、安全ベルトが実際に
着用されていたか、またはこの場合不正操作されたかを
、よく判断することができる。

最後に第３図は、第１図による回路の係合開閉器４とヒ
ユーズ６とから成る直列回路に対して並列に別のヒユー
ズ７が設けられているものを示す。このヒユーズ７は、
開閉器の位置に関係なく、低域フィルタ２に出力信号が
ある場合に溶断する。ここでは第２図によるヒユーズ９
と抵抗８は考慮されていないが、付加的に設けることが
できる。

可能な事例を次の表２により説明するが、再び健全なヒ
ユーズはＯで、溶断したヒユーズは！で示されている。

表　　２ この表からすべての可能な組合わせがわかるので、それ
以上の説明は省略する。不正操作は、信号導線の個所へ
電圧を印加し、はめられている留め舌片へ、設定された
限界値（２５０ｋｇ　）を越える機械的力を（例えばジ
ヤツキ）により及ぼすことによって、行なうことができ
る。しかしバックルのケース入り構造により不正操作は
著しく困難になる。重大な事故後、評価のためバックル
を確保できる警官が到着するまでに、不正操作を行なう
ことは一般に不可能になる。

ヒユーズの代りに他の破壊可能な表示素子例えばダイオ
ードまたはトランジスタも使用でき、これらは必要な場
合増幅することができる低域フィルタの出力信号に対し
て小容部こされ、この信号により確実に破壊される。し
かし事故の際運転ミリ秒カウンタとして信号またはその
持続時間を記憶して信号の持続時間についての情報を与
える電解１５ｍ１ｔ　ｃクーロンメータまたはボルタメ
ータ）も使用することができる。これから、信号が１回
または数回存在したか否かも確認することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は２つの表示素子をもつ第１実施例の接続図、第
２図は３つの表示素子をもつ第２実施例の接続図、第３
図は３つの表示素子をもつ第３実施例の接続図である。 １・・・始動素子、３・・・引張り開閉器、４・・・係
合開閉器、５．６．７．９・・・表示素子。 与 〜・２ ′々・３

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　規定された加速度または減速度の限界値を超過した
   際開閉する始動素子が、バックルに設けられてベルトに
   結合された留め舌片をバツクルへはめる際この留め舌片
   により操作される係合開閉器および第１の電気表示素子
   と共に、電源の両極の間に直列接続され、始動素子の応
   動の際事故に対して典型的な特定のベルト張力において
   のみベルト張力の発生を継続的に表示する別の表示素子
   が設けられているものにおいて、ベルト張力を表示する
   ため、少なくとも１つの別の表示素子（５）と、バック
   ルに設けられて留め舌片とバツクルとの間に作用する特
   定の張力において閉じる引張り開閉器（３）とが、第１
   の表示素子（６）と係合開閉器（４）とから成る直列回
   路に対して並列に設けられていることを特徴とする、車
   両用安全ベルト装置。 ２　別の表示素子（５）に対して並列に、第３の表示素
   子（９）と抵抗（８）との直列回路が設けられているこ
   とを特徴とする、特許請求の範囲第１項に記載の安全ベ
   ルト装置。 ３　係合開閉器（４）と第１の表示素子（６）との直列
   回路に対して並列に第４の表示素子（７）が設けられて
   いることを特徴とする、特許請求の範囲第１項に記載の
   安全ベルト装置。 ４　表示素子（５、６、７、９）がヒューズであること
   を特徴とする、特許請求の範囲第１項ないし第３項の１
   つに記載の安全ベルト装置。 ５　表示素子（５、６、７、９）が電解電量計（クーロ
   ンメータまたはボルタメータ）であることを特徴とする
   、特許請求の範囲第１項ないし第３項の１つに記載の安
   全ベルト装置。 ６　開閉器（３、４）および表示素子（５、６、７、９
   ）がバックルケース内に設けられて、バックルケースの
   破壊後にのみこれらとその端子に接近可能であることを
   特徴とする、特許請求の範囲第１項に記載の安全ベルト
   装置。