JPS6124106B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6124106B2 JPS6124106B2 JP12339279A JP12339279A JPS6124106B2 JP S6124106 B2 JPS6124106 B2 JP S6124106B2 JP 12339279 A JP12339279 A JP 12339279A JP 12339279 A JP12339279 A JP 12339279A JP S6124106 B2 JPS6124106 B2 JP S6124106B2
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- Japan
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- reaction chamber
- mold
- sprue
- molten metal
- runner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005266 casting Methods 0.000 claims description 5
- 239000000956 alloy Substances 0.000 claims description 4
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 20
- 239000002054 inoculum Substances 0.000 description 17
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、鋳型内に接種材を装填して溶湯を反
応処理する合金鋳造用鋳型に関するものである。
応処理する合金鋳造用鋳型に関するものである。
従来、合金鋳造用鋳型として普及されているも
のに、割型内に反応室を設け、該反応室の上端部
両側に反応室と横方向に連通する湯道を連設し、
各湯道にそれぞれ堰を介し製品キヤビテイを連設
して鋳型を形成し、湯口から注入した処理すべき
溶湯を反応室内において接種材と反応させるイン
モールド法があるが、湯口は通常、反応室の直上
部で垂直に形成されているので、反応時に発生す
るMg等の気化ガスが湯道から反応室を経て湯口
から大気中へ容易に漏出して反応効果を妨げるほ
か、溶湯の組成の変化に応じて接種材を減量する
ような湯合は、鋳型内から取出しが困難なために
型ばらしを必要とするなどの不具合がある。
のに、割型内に反応室を設け、該反応室の上端部
両側に反応室と横方向に連通する湯道を連設し、
各湯道にそれぞれ堰を介し製品キヤビテイを連設
して鋳型を形成し、湯口から注入した処理すべき
溶湯を反応室内において接種材と反応させるイン
モールド法があるが、湯口は通常、反応室の直上
部で垂直に形成されているので、反応時に発生す
るMg等の気化ガスが湯道から反応室を経て湯口
から大気中へ容易に漏出して反応効果を妨げるほ
か、溶湯の組成の変化に応じて接種材を減量する
ような湯合は、鋳型内から取出しが困難なために
型ばらしを必要とするなどの不具合がある。
本発明はかかる上記問題点に鑑みなされたもの
であつて、反応室を接種材収納部、空間部および
溶湯出口部でなる一定容積に形成して溶湯と接種
材の反応作用を向上せしめるとともに、該反応室
上端部側面まで流路を側方に湾曲させた湯口を設
けて、該湯口を充満して流動する溶湯の降下抵抗
により気化ガスの漏出を防止するようにした合金
鋳造用鋳型を提供することを目的とするものであ
る。
であつて、反応室を接種材収納部、空間部および
溶湯出口部でなる一定容積に形成して溶湯と接種
材の反応作用を向上せしめるとともに、該反応室
上端部側面まで流路を側方に湾曲させた湯口を設
けて、該湯口を充満して流動する溶湯の降下抵抗
により気化ガスの漏出を防止するようにした合金
鋳造用鋳型を提供することを目的とするものであ
る。
本発明の構成は、縦割鋳型に所定容積を有し、
縦断面形状における深さが幅よりも大なる反応室
が設けられ、該反応室に対して湯口、湯道、堰お
よび製品キヤビテイが一連に形成されたものにお
いて、前記反応室に連結した湯口は、反応室の直
前からその中心線を垂直方向から側方に漸次湾曲
し、かつ、その流入口の高さが反応室の側方の開
口部で二分の一以下の位置に臨ましめて形成さ
れ、前記反応室上端部の他の側面には、湯道が、
連通されてなることを特徴とするものである。
縦断面形状における深さが幅よりも大なる反応室
が設けられ、該反応室に対して湯口、湯道、堰お
よび製品キヤビテイが一連に形成されたものにお
いて、前記反応室に連結した湯口は、反応室の直
前からその中心線を垂直方向から側方に漸次湾曲
し、かつ、その流入口の高さが反応室の側方の開
口部で二分の一以下の位置に臨ましめて形成さ
れ、前記反応室上端部の他の側面には、湯道が、
連通されてなることを特徴とするものである。
以下、本発明の実施例につき図面に基づいて説
明する。
明する。
1は割型2および3が縦方向の鋳型分割面4
A,4Bを接合して組合せた鋳型である。該鋳型
1には、後述する所定容積Vに設定された縦断面
形状における深さが幅よりも大なる深めの反応室
5が形成されており、該反応室の側方の開口部
6、斜面7を経て連結した湯口9は、反応室5の
直前8からその中心線Lを垂直方向から側方に湾
曲し、かつ流入口の高さが前記開口部6で二分の
一以下の位置に臨ましめて形成され、前記反応室
5上端部の他の側面12,12には、製品キヤビ
テイ10,10……と連なる堰11,11から落
差Hを有して連通する湯道13,13が連通され
ている。なお、前記湯口9の垂直方向の中心線と
反応室5の開口部6とは、ほぼ一致して形成され
ている。14は接種剤、15は溶湯、16は取鍋
である。
A,4Bを接合して組合せた鋳型である。該鋳型
1には、後述する所定容積Vに設定された縦断面
形状における深さが幅よりも大なる深めの反応室
5が形成されており、該反応室の側方の開口部
6、斜面7を経て連結した湯口9は、反応室5の
直前8からその中心線Lを垂直方向から側方に湾
曲し、かつ流入口の高さが前記開口部6で二分の
一以下の位置に臨ましめて形成され、前記反応室
5上端部の他の側面12,12には、製品キヤビ
テイ10,10……と連なる堰11,11から落
差Hを有して連通する湯道13,13が連通され
ている。なお、前記湯口9の垂直方向の中心線と
反応室5の開口部6とは、ほぼ一致して形成され
ている。14は接種剤、15は溶湯、16は取鍋
である。
前記反応室5の所定容積Vは、正味高さAなる
接種材収納部17と、該接種収納部の上方に余裕
高さB(たとえば10mm)を保有せしめた空間部1
8と、前記湯道13への流出高さCを有する溶湯
出口部19とで形成されており、前記接種材収納
部17の容積は次式によつて算定される。
接種材収納部17と、該接種収納部の上方に余裕
高さB(たとえば10mm)を保有せしめた空間部1
8と、前記湯道13への流出高さCを有する溶湯
出口部19とで形成されており、前記接種材収納
部17の容積は次式によつて算定される。
接種材収納部容積=
鋳込重量×(0.1〜2.0)/接種材の見掛
比重×100 なお、注湯直前において溶湯組成に変化を生じ
前記接種材14が過剰となつた場合は、鋳型1を
倒伏することによつて容易に減量することができ
る。また、本例における鋳型1は、砂型、シエル
モールドを用いるものであるが、必要により金型
に代えることも可能である。
比重×100 なお、注湯直前において溶湯組成に変化を生じ
前記接種材14が過剰となつた場合は、鋳型1を
倒伏することによつて容易に減量することができ
る。また、本例における鋳型1は、砂型、シエル
モールドを用いるものであるが、必要により金型
に代えることも可能である。
上記の構造において、湯口9の上方から注入さ
れた溶湯15は、該湯口の偏心経路を介して反応
室5へ導入され、前記溶湯15と反応室5内に接
種材14とを混合攪拌によつて反応せしめる。こ
の際、発生するMg等の気化ガスは湯口9内に充
満して方向変換しながら流下する溶湯15により
その漏出が抑制されるので反応が進行する。反応
室5において反応処理された溶湯15は、溶湯出
口部19から湯道13,13に流出する。万一、
該湯道内の溶湯15中に未反応成分が残存すると
きは、湯道13を上昇する溶湯15の乱流現象に
よつて反応を終結し、各堰11,11……を経て
製品キヤテイ10,10……に流入したのち、徐
冷される。
れた溶湯15は、該湯口の偏心経路を介して反応
室5へ導入され、前記溶湯15と反応室5内に接
種材14とを混合攪拌によつて反応せしめる。こ
の際、発生するMg等の気化ガスは湯口9内に充
満して方向変換しながら流下する溶湯15により
その漏出が抑制されるので反応が進行する。反応
室5において反応処理された溶湯15は、溶湯出
口部19から湯道13,13に流出する。万一、
該湯道内の溶湯15中に未反応成分が残存すると
きは、湯道13を上昇する溶湯15の乱流現象に
よつて反応を終結し、各堰11,11……を経て
製品キヤテイ10,10……に流入したのち、徐
冷される。
本発明は上記の構成により、反応室は、縦断面
形状における深さが幅よりも大なる深めに形成さ
れ、かつ流入口の高さが開口部で二分の一以下の
位置に形成されているから、溶湯は反応室内で近
道することなく、接種材との混合、攪拌が充分に
行われて反応を促進させるとともに、接種材装填
量の調節が極めて容易となつてコストが著しく低
減され、生産性を向上せしめるという優れた効果
をもつものである。
形状における深さが幅よりも大なる深めに形成さ
れ、かつ流入口の高さが開口部で二分の一以下の
位置に形成されているから、溶湯は反応室内で近
道することなく、接種材との混合、攪拌が充分に
行われて反応を促進させるとともに、接種材装填
量の調節が極めて容易となつてコストが著しく低
減され、生産性を向上せしめるという優れた効果
をもつものである。
図面は本発明実施態様を例示し、第1図は分割
面で分割した鋳型の正面図、第2図は組合せ状態
の鋳型を第1図の―線において示す縦断面図
である。 1……鋳型、2,3……割型、5……反応室、
6……開口部、7……斜面、8……直前、9……
湯口、10……製品キヤビテイ、11……堰、1
2……他の側面、13……湯道、14……接種
材、15……溶湯。
面で分割した鋳型の正面図、第2図は組合せ状態
の鋳型を第1図の―線において示す縦断面図
である。 1……鋳型、2,3……割型、5……反応室、
6……開口部、7……斜面、8……直前、9……
湯口、10……製品キヤビテイ、11……堰、1
2……他の側面、13……湯道、14……接種
材、15……溶湯。
Claims (1)
- 1 縦割鋳型に所定容積を有し、縦断面形状にお
ける深さが幅よりも大なる深めの反応室が設けら
れ、該反応室に対して湯口、湯道、堰および製品
キヤビテイが一連に形成されたものにおいて、前
記反応室に連結した湯口は、反応室の直前からそ
の中心線を垂直方向から側方に漸次湾曲し、かつ
その流入口の高さが反応室の側方の開口部で二分
の一以下の位置に臨ましめて形成され、前記反応
室上端部の他の側面には、湯道が連通されてなる
ことを特徴とする合金鋳造用鋳型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12339279A JPS5647243A (en) | 1979-09-25 | 1979-09-25 | Alloy casting method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12339279A JPS5647243A (en) | 1979-09-25 | 1979-09-25 | Alloy casting method |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5647243A JPS5647243A (en) | 1981-04-28 |
JPS6124106B2 true JPS6124106B2 (ja) | 1986-06-09 |
Family
ID=14859423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12339279A Granted JPS5647243A (en) | 1979-09-25 | 1979-09-25 | Alloy casting method |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5647243A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01129008U (ja) * | 1988-02-26 | 1989-09-04 | ||
JPH0539812U (ja) * | 1991-10-31 | 1993-05-28 | 理研精機株式会社 | チヤツク装置 |
-
1979
- 1979-09-25 JP JP12339279A patent/JPS5647243A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01129008U (ja) * | 1988-02-26 | 1989-09-04 | ||
JPH0539812U (ja) * | 1991-10-31 | 1993-05-28 | 理研精機株式会社 | チヤツク装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5647243A (en) | 1981-04-28 |
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