JPS6124040B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は垂直回転中心溢流集水型の脱水洗濯機
内に、空気吸込エゼクターを形成した曝気ジエツ
ト噴射プロペラポンプ装置を構成内蔵して、垂直
中心遠心回転撹拌渦流と曝気ジエツト噴射気液混
合循環流との自動連続複合流体で、洗濯洗浄すす
ぎする脱水洗濯機に関するものである。

（従来の技術） 反転撹拌と渦流撹拌とを主とした従来の洗濯機
に於ては、回転する水流が層状として渦流回転
し、被洗濯物が水流層に流されて、洗ひすすぎ作
用が有効に行れていない傾向にある。洗浄すすぎ
時に於ては、汚れた微粒固形物と洗剤粉石鹸の溶
解した微粒固形物との、被洗濯物に混入付着した
微粒固形物の分離と捕集と回収とが有効に行れて
いない問題を有していた。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は前記傾向と問題の欠点にかんがみ、垂
直遠心回転渦流撹拌と循環する微細な気液混合流
体との複合流体で、被洗濯物を効率よく洗濯洗浄
すすぎ脱水させることを目的とすると共に、糸屑
と汚れ微粒固形物と粉石鹸の溶解した微粒固形物
との、被洗濯物に混入付着した浮上性微粒固形物
を分離浮上捕集回収することを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 前記目的を達成するため本発明の脱水洗濯機は
過網４を挿着した回転軸兼集水筒３の垂直中心
回転軸を中空円筒とし、円垂筒８と噴射筒７と撹
拌翼６と洗濯兼脱水槽２とを回設した回転支持板
５と、プロペラ１２とを前記回転軸兼集水筒３に
回設し、吸込ノズル９と噴射ノズル１０とを頭部
に回設してエゼクターを形成したポンプケース１
１を、前記回転軸兼集水筒３とプロペラ１２に合
せ支持金具１３で外槽１に固着支持し、前記吸込
ノズル９に空気吸込管１４と逆止弁１６と空気噴
射管１５とを接続連通し、前記回転軸兼集水筒の
回転で、プロペラと回転支持板と円垂筒と噴射筒
と撹拌翼と洗濯兼脱水槽と過網とを回転させ、
清澄水をポンプ内に注水すると共に空気を吸込み
曝気ジエツト噴射し、汚れた洗濯洗浄すすぎ水を
過網と回転軸兼集水筒内に集水降下排出して、
遠心回転撹拌渦流と曝気気液混合循環流との複合
流体で、洗濯洗浄すすぎ脱水する曝気ジエツト噴
射プロペラポンプ装置を構成した曝気循環渦流脱
水洗濯機。

（作 用） 前記構成による本発明の作用を説明すれば、曝
気ジエツト噴射プロペラポンプ装置内に清澄水を
注水すると共に回転軸兼集水筒の回転で、プロペ
ラと回転支持板と円垂筒と噴射筒と撹拌翼と洗濯
兼脱水槽と過網とを回転させ、曝気ジエツト噴
射プロペラポンプ装置が作動して、空気を吸込み
曝気ジエツト噴射して遠心回転撹拌渦流と曝気気
液混合循環流との複合流体を起し、汚れた洗濯洗
浄すすぎ水を中心上の過網と回転軸兼集水筒内
に集水降下排出して、前記複合流体で自動連続洗
濯洗浄すすぎ脱水することを特徴とする曝気循環
渦流脱水洗濯機である。

本発明の作用を工程に順次説明すれば、１、準
備工程、適正水量に洗剤粉石鹸とを混和した、脱
水洗濯機の洗濯兼脱水槽２内に被洗濯物を投入し
て適正時間浸潤する。２、洗濯工程、電源スイツ
チを入れ、回転軸兼集水筒３を中心として、洗濯
兼脱水槽２と撹拌翼６と噴射筒９と円垂筒８と回
転支持板５とプロペラ１２とを一体となつて回転
させ、プロペラポンプ装置の噴射ノズル１０でジ
エツト噴射して空気を吸込エゼクターの吸込ノズ
ル９で空気を吸込噴射し、自動連続循環する曝気
加圧気液混合循環流と垂直遠心回転撹拌過流と
で、完全に水槽内に拡散された複合流体の微細気
泡群を、被洗濯物に浸透撹拌接触させて有効に洗
濯洗浄すると共に、糸屑及び微粒固形物を、垂直
遠心渦流で浮上中心に集合過網４で捕集すると
共に、被洗濯物に付着した汚れ洗剤油脂粉石鹸
の、溶解分離を急速に促進して完全に解離した時
点で洗濯工程を終了とする。３、粗脱水工程、排
水弁２１を開弁し、被洗濯物が自動的に脱水作用
となり、噴射循環流と回転撹拌空気流と遠心作用
とで脱水作用が効率よく行れ、適正な湿度ににつ
た時点で排水弁２１を開弁して粗脱水工程を終了
とする。４、洗浄すすぎ工程、注水弁１９を開弁
し、回転軸兼集水筒３を中心として回転するプロ
ペラポンプ装置内に、注水管２０から清澄水を一
定小量づつ噴射して、洗濯時と同じく、垂直遠心
回転撹拌渦流とジエツト噴射加圧微細な気液混合
循環流との複合流体微細気泡群を、被洗濯物に浸
透接触撹拌することで、付着した汚れと油脂洗剤
粉石鹸との、溶解分離を急速に促進すると共に洗
浄すすぎ作用を急速有効に行れる。溶解分離した
汚れ洗剤粉石鹸の浮上性固形物は、気泡の表面に
付着して浮上性を増大し、垂直回転撹拌渦流中心
に集合濃縮して過網４で捕集除去されると共
に、汚れた洗浄水は回転軸兼集水筒３内を連通降
下排出する。微細な気液混合循環流と回転撹拌遠
心上昇渦流とで、中心に集合して、回転軸兼集水
筒３の中空円筒内を降下排出し、順次更新されて
洗浄すすぎが行れ、回転軸兼集水筒３の中空円筒
内に集水されるすすぎ水が注水時の澄明度になつ
た時点で洗浄すすぎ工程を終了とする。５、殺菌
仕上げ工程、漂白殺菌剤と仕上げ剤とを注入筒２
３内に注入して、空気吸込管１４空気噴射管１５
とを、連通した空気吸込エゼクターで、吸引ジエ
ツト噴射気液混合循環流と遠心回転撹拌渦流の複
合流体に混和して、被洗濯物を漂白殺菌及び仕上
げ作用を行い殺菌仕上げ工程を終了とする。６、
脱水工程、排水弁２１を開弁し、自動的に脱水作
用となり、被洗濯物は強力な回転遠心渦流作用と
撹拌空気流とで脱水が急速に促進され、適正な湿
度になつた時点で脱水工程を終了とする。電源ス
イツチを切り運転中止する。

（実施例） 本発明実施例を図面について説明すれば、１は
外槽で垂直中心低面に回転軸兼集水筒３を回転さ
せる駆動装置１７を固定した水槽。２は洗濯兼脱
水槽で円垂筒８の下端同心円外周に固着回設し、
上面開放多孔板又は金網で形成した多孔質の円
筒。３は回転軸兼集水筒で外槽１の垂直中心下に
位置した駆動装置１７に差込み固定し、中央部に
回転支持板５と下部外周にプロペラ１２を配列固
着して、溢流集水筒を兼た中空円筒の回転軸。４
は過網で回転軸兼集水筒３の頭部に取り外し可
能に嵌込みした過網。５は回転支持板で回転軸
兼集水筒３の外周放射状に固着回設し、これに噴
射筒７と円垂筒８の内周を固着支持する板。６は
撹拌翼で噴射筒７と円垂筒３との外周放射状に、
適正数配列固着した洗浄水の撹拌翼。７は噴射筒
で回転支持板５に内周を支持固着し、円垂筒８の
上端に固着して外周放射状に撹拌翼６を配列固着
した円筒。８は円垂筒で噴射筒７に上端を固着
し、下端外周に洗濯兼脱水槽２を合せ回設した円
垂筒で、噴射筒７と円垂筒８との外周放射状に、
撹拌翼６を配列固着した円垂筒。９は吸込ノズル
で噴射ノズル１０の絞り機構に合せた同心円外周
に、絞り機構として下部を回設固着し、プロペラ
ポンプの作動で曝気ジエツト噴射気液混合循環流
体を作る空気吸込エゼクターを形成した絞り機構
の吸込ノズルであり、空気吸込管１４空気噴射管
１５逆止弁１６とを連通した吸込ノズル。１０は
噴射ノズルでポンプケース１１の上端に合せ固着
した絞り機構の噴射ノズルで、同心円外周に絞り
機構の吸込ノズル９を回設し、プロペラポンプの
作動でジエツト噴射循環流体とする噴射ノズル
で、吸込ノズル９との組合せで曝気ジエツト噴射
気液混合循環流体を作る。１１はポンプケースで
プロペラ１２に合せた同心円外周に、支持金具１
３で外槽１低面に固着支持し、上端に噴射ノズル
１０を固着したプロペラポンプ装置を構成するポ
ンプケース。１２はプロペラで回転軸兼集水筒３
に配列固着し、この同心円外周にポンプケース１
１を合せ、支持金具１３で外槽に支持固着してプ
ロペラポンプ装置を構成するプロペラ。１３は支
持金具でポンプケース１をプロペラ１２に合せ、
外槽１の低面に固着支持する金具。１６は逆止弁
で吸込ノズル９に連通した空気噴射管１５の一端
に具備し、空気吸込みで閉弁し、排水で開弁して
吸込ノズル９内の水を完全に排水させる逆止弁。
１７は駆動装置で外槽１の垂直中心下の低部に固
定して、回転軸兼集水筒３を支持回転させる駆動
装置。１８はモータ。１９は注水弁で清澄水を注
水する調整弁。２０は注水管で先端噴射口を垂直
中心下のプロペラポンプ内に固定し。２１は排水
弁、２２は排水管。２３は注入筒で漂白殺菌剤剤
と仕上げ剤とを注入する。

（発明の効果） 本発明の特性効果とを詳記すれば、１、特に洗
濯時に於て、回転撹拌遠心渦流と曝気ジエツト噴
射微細気液混合循環流との複合流体を、被洗濯物
に浸透接触撹拌自動連続して洗濯洗浄する。こと
で、被洗濯物に付着した汚れと油脂洗剤粉石鹸と
の、溶解分離と洗濯洗浄作用が効率よく均一急速
に促進する。更に曝気で洗浄水が軟水となり洗剤
の洗浄効果を向上されると共に、節水効果が大き
い。２、曝気拡散微粒気泡群が被洗濯物に浸透接
触撹拌して洗濯洗浄すすぎ効率をよくすると共
に、汚れと洗剤粉石鹸との溶解分離した微粒固形
物の浮上分離効果を増大し、回転遠心渦流の気泡
表面に凝集浮上して、回転遠心渦流中心に集合濃
縮過網で捕集除去される。汚れた洗浄水は回転
軸兼集水筒内を降下して、再び被洗濯物に混和す
ることなく、完全に排出される。３、曝気気液混
合気泡中の酸素及びオゾンとで、被洗濯物を漂白
殺菌すると共に、洗浄すすぎ水の浄化効果を向上
する。空気吸込エゼクターで洗剤及び漂白殺菌仕
上げ剤の注入が簡単にでき、被洗濯物を有効に洗
浄漂白殺菌仕上げすることができる。４、洗浄す
すぎ時に注水一定量の圧入で、気液混合循環流に
遠心回転流上昇流の洗浄すすぎ水となり、汚れた
洗浄すすぎ水と混和することなく、常に新しい気
泡混合渦流の更新されたすすぎ水で被洗濯物を効
率よく洗浄すすぎすることができると共に、節水
効果が大きい。５、浮上性分と沈降性分の分離作
用が効率よく行れて、洗浄すすぎが急速に促進さ
れる。６、微細拡散気液混合気泡がソフトに被洗
濯物に接触浸透して、粉石鹸の分離微粒固形物を
完全に浮上分離除去すると共に、布をいためず洗
いすすぎ作用が効率よく均一に行れる。７、空気
吸込エゼクター装置を、風呂湯水吸込エゼクター
に応用湯水を連続注水して、洗濯洗浄すすぎ操作
をすることも簡単にできる。８、洗濯工程−粗脱
水工程−洗浄すすぎ工程−漂白殺菌仕上げ工程−
脱水工程とを総ての工程を、曝気気液混合循環流
と遠心回転撹拌渦流との自動連続複合流体で、自
動連操作が効率よく簡単にできる脱水洗濯機であ
ると共に、分離装置として応用活用することもで
きる脱水洗濯機。

【図面の簡単な説明】

第１図は曝気循環渦流脱水洗濯機、第２図は第
１図のＡ−A′断面図。 １…外槽、２…洗濯兼脱水槽、３…回転軸兼集
水筒、４…過網、５…回転支持板、６…撹拌
翼、７…噴射筒、８…円垂筒、９…吸込ノズル、
１０…噴射ノズル、１１…ポンプケース、１２…
プロペラ、１３…支持金具、１４…空気吸込管、
１５…空気噴射管、１６…逆止弁、１７…駆動装
置、１８…モーター、１９…注水弁、２０…注水
管、２１…排水弁、２２…排水管、２３…注入
筒。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 過網を挿着した回転軸兼集水筒の垂直中心
   回転軸を中空円筒とし、円垂筒と噴射筒と撹拌翼
   と洗濯兼脱水槽とを回設した回転支持板と、プロ
   ペラとを前記回転軸兼集水筒に回設し、吸込ノズ
   ルと噴射ノズルとを頭部に回設してエゼクターを
   形成したポンプケースを、前記回転軸兼集水筒と
   プロペラに合せ支持金具で外槽に固着支持し、前
   記吸込ノズルに空気吸込管と逆止弁と空気噴射管
   とを接続連通し、前記回転軸兼集水筒の回転で、
   プロペラと回転支持板と円垂筒と噴射筒と撹拌翼
   と洗濯兼脱水槽と過網とを回転させ、清澄水を
   ポンプ内に注水すると共に空気を吸込み曝気ジエ
   ツト噴射し、汚れた洗濯洗浄すすぎ水を過網と
   回転軸兼集水筒内に集水降下排出して、遠心回転
   撹拌渦流と曝気気液混合循環流との複合流体で、
   洗濯洗浄すすぎ脱水する曝気ジエツト噴射プロペ
   ラポンプ装置を構成した曝気循環渦流脱水洗濯
   機。 ２ 遠心回転撹拌渦流と曝気気液混合循環流との
   自動連続複合流体で、洗濯洗浄すすぎ脱水する特
   許請求の範囲第１項記載の曝気循環渦流脱水洗濯
   機。