JPS61238458A - 真空断熱式鋳造方法 - Google Patents

真空断熱式鋳造方法

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JPS61238458A
JPS61238458A JP7881985A JP7881985A JPS61238458A JP S61238458 A JPS61238458 A JP S61238458A JP 7881985 A JP7881985 A JP 7881985A JP 7881985 A JP7881985 A JP 7881985A JP S61238458 A JPS61238458 A JP S61238458A
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vacuum
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Chikamitsu Tatematsu
立枩 京光
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は真空断熱式鋳造方法に関する。
〔従来の技術〕
低圧鋳造や重力鋳造等に用いる鋳造用金型においては、
製品(鋳造品)の品質を確保するために、金型の温度変
化を場所的にも時間的にも少なくする必要がある。特に
、製品の薄肉部等においては、早期に凝固が終了し、他
の部分への溶湯の補給が断たれたり、薄肉部への溶湯の
補給が不十分となって引は巣等の鋳造欠陥を生ずること
が多い。従って、この場合には、薄肉部の凝固を遅らせ
るように該当部分を保温あるいは断熱する必要が生じる
。また、製品の品質を向上させるためには、指向性凝固
を図ることが望ましい。
ところで、かかる金型の温度低下を防止したり、指向性
凝固を図るために、金型を全体的にあるいは部分的に加
熱したり、断熱したりして保温を行っている。
従来、金型を保温する方法として、(a)  パーナ火
炎により直接金型を加熱する方法、(b)  電気ヒー
タを用いて必要個所を加熱する方法、fc)  石綿等
め断熱材を用いて必要個所を保温する方法、(dl金型
内面に塗布する塗型剤の厚さを通常より厚くする方法等
が提案され、一部実施されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記(a)の方法は、バーナの特性から
金型を均一に加熱するのが難しく、また指向性凝固が図
れるように、金型の温度を全体的に制御することも困難
である。
また、上記(b)の電気ヒータを用いる方法は、金型の
昇温速度が遅く、かつ電気が切れても鋳造現場ではその
発見が容易でないことがあり、更には金型構造が複雑に
なり、コスト高となること等から実際にはほとんど使用
されていない。
また、上記(C)の方法は、石綿等の断熱材は保温効果
が上記(a)や(b)の方法に比べて劣り、かつ古くな
ると交換する必要が生じる。また、断熱材のみで指向性
凝固が図れるように制御することは極めて難しい。
更に、上記(dlの方法は、塗型剤の通常の厚さ、例え
ば100μmより厚く200μm〜300μm程度塗布
するわけであるが、塗型剤を厚く塗ると剥離し易くなり
、製品の鋳肌が悪くなる。また、塗型剤の厚さを制御し
て指向性凝固を図ることは実質的に極めて困難である。
このため、鋳造方法において、十分な保温効果が得られ
、かつ指向性凝固を容易に達成できる保温方法の工夫が
望まれていた。
〔問題点を解決するだめの手段〕
上記問題は、次に述べる本発明の真空断熱式鋳造方法に
よって解決される。
即ち、本発明の真空断熱式鋳造方法は、製品キャビティ
を郭定する金型の内部を1または2以上の部屋に区分し
、各部屋を実質的に密閉状態とすると共に、各部屋をバ
ルブを介して減圧手段と接続し、この減圧手段を作動さ
せ、製品の早く凝固させたい部分に対応する部屋より遅
く凝固させたい部分に対応する部屋ほど真空度を大きく
した状態で鋳造を行うことを特徴としている。・−一−
−−−第1の発明 また、本発明の真空断熱式鋳造方法は、製品キャビティ
を郭定する金型の内部を1または2以上の部屋に区分し
、各部屋を実質的に密閉状態とすると共に部屋内に断熱
部材を充填し、各部屋をバルブを介して減圧手段と接続
し、この減圧手段を作動させ、製品の早く凝固させたい
部分に対応する部屋より遅く凝固させたい部分に対応す
る部屋ほど真空度を大きくした状態で鋳造を行うことを
特徴としている。−−−−−−−一第2の発明第2の発
明において、断熱部材としては、無機繊維を重ね合わせ
たものやシリカ系の粉末物質を用いることができる。無
機繊維等の繊維を充填して真空にする方法は多層断熱、
シリカ等の粉末物質を充填して真空にする方法は粉末断
熱といわれる。
〔作用〕
本発明の真空断熱式鋳造方法によれば、金型に密閉した
部屋を設け、この部屋を減圧するので、部屋内の空気は
ほとんどなくなる。この結果、熱を伝達する媒体が極め
て少なくなるので、断熱効果(保温効果)が大きくなる
。従って、製品の薄肉部に対応する金型位置の部屋を減
圧すれば、保温効果が得られ、薄肉部の溶湯の凝固を遅
らせることができる。このため、指向性凝固を行う場合
には、製品キャビティに面している金型に温度勾配を設
ければよく、そのためには溶湯の凝固を他の部位よりも
早くしたい部分に対応する部屋より溶湯の凝固を遅らせ
たい部分に対応する部屋ほど真空度を大きくすればよい
。従って、真空度を部屋ごとに変えることにより、保温
効果に差を持たせて指向性凝固を行うことができる。
また、第2の発明のように、無機繊維やシリカ系粉末物
質等の断熱部材と併用することにより、単に減圧するだ
けの第1の発明より、大きな保温効果を得ることができ
る。従って、第2の発明においては、第1の発明より少
ない真空度で第1の発明と同様な効果を得ることができ
、真空度が制御し易くなる。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例を図面を参考にして説明する。
(第1実施例) 第1実施例として第1の発明をアルミホイールの製造に
適用した例を示す。
ここで、第1図は第1の発明の実施例に使用した金型の
概要を示す断面図、第2図は第1の発明の実施例に使用
した金型の概要を示す斜視図であ、る。
図中、1はアルミホイールの低圧鋳造に用いる金型であ
り、上型2と横型3と下型4からなる。
この上型2と横型3と下型4が型締めされることにより
、ホイール形状をした空間である製品キャビティ5が郭
定される。これらの金型1の内部には、減圧を行うため
の空間である部屋が形成されている。上型2には部屋A
が形成され、横型3は上下方向に内部が4つの部屋BS
C,D、Hに仕切られ、下型4には部屋Fが形成されて
いる。そして、各部屋はバルブ6を介して減圧手段であ
る真空ポンプ7と接続されている。
次に、作動を説明する。
金型1を型締めした後、真空ポンプ7を作動させて金型
1内の各部屋を減圧した。このとき、部屋Aと部屋Bを
同程度の真空度、例えば−200wHHに減圧し、部屋
Cから部屋Eに向かって徐々に真空度を大きくした。そ
して、部屋Fの真空度は部屋Eと同程度、例えば−40
0111Hgとした。この状態で、真空鋳造機を作動さ
せ、アルミ合金溶湯を約0.5気圧で加圧することによ
り、図示しないストークを介して製品キャビティ5内に
溶湯を充填した。溶湯凝固後、各部屋内を常圧に戻し、
型開きして製品を取り出した。
この結果得られたアルミホイールは、引は巣等の鋳造欠
陥のない良好なものであった。また、製品を切断して調
べたところ、指向性凝固が図られていることが確かめら
れた。
(第2実施例) 第2実施例として第2の発明をアルミホイールの製造に
適用した例を示す。
ここで、第3図は第2の発明の実施例に用いた金型の概
要を示す断面図である。
第2実施例において、第1実施例と異なる点は、各部屋
に無機繊維として石綿8を充填したこと、および石綿8
が真空ポンプ7に吸引されないように図示しないフィル
タを設けたことにあり、他は実質的に第1実施例と同じ
である。
第2実施例においては、石綿を各部屋に充填したために
、各部屋の真空度を第1実施例より小さく設定すること
ができた。なお、得られた製品は、第1実施例と同様に
鋳造欠陥のない良好なものであった・ 以上、本発明の特定の実施例について説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲内において種々の実施態様を包含するものである。
例えば、実施例では金型に6つの部屋を設けた例を示し
たが、この部屋の数や大きさは、鋳造する製品の形状や
大きさ等を考慮して適宜法めることができる。
また、第2実施例では断熱部材として各部屋とも同じも
のを用いた例を示したが、部屋ごとに異なる断熱部材を
用いることにより保温効果に差を設けることもできる。
更に、実施例では部屋ごとに別々の真空ポンプと接続す
る例を示したが、この真空ポンプは適宜な切り替え手段
を設けることにより共用してもよい。
〔発明の効果〕
以上より、本発明の真空断熱式鋳造方法によれば、以下
の効果を奏する。
(イ)金型の内部に設けた部屋を真空にするだけで、従
来より大きな保温効果を得ることができる。
従って、金型の保温不良に起因する引は巣等の鋳造欠陥
の発生を防止できる。
(ロ)真空度を部屋ごとに変えるだけで断熱効果に差を
持たすことができ、指向性凝固を容易に達成できる。
(ハ)従来のように金型の保温効果を高めるために塗型
剤を厚く塗る必要がないため、塗型剤を厚く塗る方法に
比べ製品の鋳肌が良好となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明の実施例に使用した金型の概要を示
す断面図、 第2図は第1の発明の実施例に使用した金型の概要を示
す斜視図、 第3図は第2の発明の実施例に使用した金型の概要を示
す断面図である。 1・−−−一−−金型 2−−−−−一・上型 3−−−−−−−・横型 4−−−−−−−−一下型 5−・−・製品キャビティ 6−−−−−−−パルプ 7−−−−−−−真空ポンプ(減圧手段)8−−−−−
−−・石綿(断熱部材) 出願人  トヨタ自動車株式会社 第1図 第2図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)製品キャビティを郭定する金型の内部を1または
    2以上の部屋に区分し、各部屋を実質的に密閉状態とす
    ると共に、各部屋をバルブを介して減圧手段と接続し、
    この減圧手段を作動させ、製品の早く凝固させたい部分
    に対応する部屋より遅く凝固させたい部分に対応する部
    屋ほど真空度を大きくした状態で鋳造を行うことを特徴
    とする真空断熱式鋳造方法。
  2. (2)製品キャビティを郭定する金型の内部を1または
    2以上の部屋に区分し、各部屋を実質的に密閉状態とす
    ると共に部屋内に断熱部材を充填し、各部屋をバルブを
    介して減圧手段と接続し、この減圧手段を作動させ、製
    品の早く凝固させたい部分に対応する部屋より遅く凝固
    させたい部分に対応する部屋ほど真空度を大きくした状
    態で鋳造を行うことを特徴とする真空断熱式鋳造方法。
JP7881985A 1985-04-12 1985-04-12 真空断熱式鋳造方法 Granted JPS61238458A (ja)

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JP7881985A JPS61238458A (ja) 1985-04-12 1985-04-12 真空断熱式鋳造方法

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JPS643593B2 JPS643593B2 (ja) 1989-01-23

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009208127A (ja) * 2008-03-05 2009-09-17 Denso Corp 加圧鋳造金型及びその温度制御方法
JP2016514056A (ja) * 2013-03-11 2016-05-19 エイティーアイ・プロパティーズ・インコーポレーテッド 溶融材料の遠心鋳造のための技術の改良

Cited By (4)

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Also Published As

Publication number Publication date
JPS643593B2 (ja) 1989-01-23

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