JPS61237996A - プレ−トフイン型ラジエ−タのチユ−ブ付根部の強化方法

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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、たとえば建設機械に搭載する等、苛酷な条件
下で使用されるプレートフィン型ラジェータのチューブ
付根部の強化方法に関するものである。

（従来の技術）従来、プレートフィン型ラジェータにおいては、通常、
フィンとエンドプレートの間隔を、プレートフィン同士
の間隔より大きくしていた。たとえば、プレートフィン
同士の間隔が４ｍｍ、プレートフィンとエンドプレート
の間隔がｌ１ｍの如くである。

（発明が解決しようとする問題点）そのため、このようなラジェータを建設機械等に搭載し
て使用すると、激しい振動や衝撃等の外力により、コア
の全重量を支持するチューブとエンドプレートの結合部
が破損し易かった。

この問題は、チューブの肉厚を厚くしたり１巻締チュー
ブを使用することにより、解決することができるが、熱
交換効率が若干低下するとともに、製作が面倒であり、
かつ高価になった。

（問題点を解決するための手段）本発明は、プレートフィン型ラジェータを製造する際、
コア両端部のプレートフィンを密に積層してろう付けす
ることにより、チューブの付根部を強化して、上述の問
題点の解決を図ったものである。

（作　用）本発明によれば、チューブの付根部が、密に積層してろ
う付けしたプレートフィンのフィシにより強化されて、
剛性が著しく増加し、激しい振動や衝撃等の外力を受け
ても屈撓せず、従って破損することはない。

（実　施　例）第１図は１本発明方法が適用されたプレートフィン型ラ
ジェータを示すもので、（１）はコア、（２）はチュー
ブ、（３）（３’）はプレートフィン。

（４）はタンクである。

第２図に示すように、各チューブ（２）は、タンク（４
）のエンドプレート（５）に嵌着され、チューブ（２）
における両端部を除く部分には、従来のラジェータと同
様に、プレートフィン（３）の孔の縁におけるフィシ（
３ａ）が、適宜の間隔をもって嵌合され、ろう付けされ
ている。

チューブ（２）の両端部には、プレートフィン（３）と
同様のプレートフィン（３′）が密に積層され、そのフ
ィシ（３’ａ）の先端が、隣接するプレートフィン（３
）または（３′）のフィシ（３’ａ）の付根部に当接す
るように嵌合して、ろう付けされている。

このラジェータは、コア組の際、図示するようにプレー
トフィン（３）と（３′）を組み込み、従来のラジェー
タと同様、溶融手内浸漬性によりろう付けした後、コア
焼き整形して製造されたものである。

（発明の効果）このようにして製造されたプレートフィン型ラジェータ
においては、チューブの端部には、密に積層したプレー
トフィンのフィシが嵌合されてろう付けされているので
、この部分は、実質的に二重壁となって強化されている
。

したがって、剛性は著しく向上し、激しい振動や衝撃等
の外力を受けても、プレートフィンとの結合部が破損す
ることはない。

しかも、ラジェータの製造工程は、従来のものと同様で
あり、かつ特殊の部材を使用しないので、従来のものと
殆んど同価格で製作することができ、しかも熱交換効率
は、同様もしくは従来以上である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明方法が適用されたプレートフィン型ラ
ジェータの正面図、第２図は、第１図のＡ部拡大中央縦断正面図である。

【特許請求の範囲】

プレートフィンをチューブに嵌合してろう付けするに際
し、チューブの端部におけるプレートフィンを密に積層
してろう付けすることを特徴とするプレートフィン型ラ
ジエータのチューブ付根部の強化方法。