JPS61236965A - 中空カムシヤフト - Google Patents
中空カムシヤフトInfo
- Publication number
- JPS61236965A JPS61236965A JP60077976A JP7797685A JPS61236965A JP S61236965 A JPS61236965 A JP S61236965A JP 60077976 A JP60077976 A JP 60077976A JP 7797685 A JP7797685 A JP 7797685A JP S61236965 A JPS61236965 A JP S61236965A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hollow
- shaft
- piece
- cam
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/02—Valve drive
- F01L1/04—Valve drive by means of cams, camshafts, cam discs, eccentrics or the like
- F01L1/047—Camshafts
- F01L2001/0475—Hollow camshafts
Landscapes
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
この発明は、自動車用エンジンの動弁機構部品として使
用される中空カムシャフトの改良に関するものである。
用される中空カムシャフトの改良に関するものである。
(従来の技術)
従来、自動車用エンジンの動弁機構部品に用いられるカ
ムシャフトとしては、鋳造により一体成形したものや、
別体で作成した中空カムピースとシャフトとを固着した
ものなどがあり、シャフトを中空にして軽量化ならびに
動弁性能の向上をはかったものもある。このようなシャ
フトを中空にした中空カムシャフトを製造する場合にお
いてはバルジ成形を用いることも考えられている。第8
図はバルジ成形によって製造した中空カムシャフトの一
例を示す図であって、この中空カムシャフト101は、
中空カムピース102,102および中空ジャーナルピ
ース103,103と、中空シャフト104とをバルジ
成形により固着してなるものである。第9図は第8図に
示した中空カムシャフト101を製造するのに用いるバ
ルジ成形製数の要部断面図であって、上下の分割型10
5.106の所定位置に、中空孔102aを有する中空
カムピース102と、中空孔103aを有する中空ジャ
ーナルピース103とを設置したのち、各中空孔102
a、103a内に中空シャフト104を嵌合し1次いで
、前記中空シャフト104内に圧力を加えるバルジ成形
によりこの中空シャフト104を拡管させて、第1O図
に示すように中空カムピース102と中空シャフト10
4とを固着させると共に、中空ジャーナルピース103
と中空シャフト104とを固着させるようにしたもので
ある(例えば、特開昭59−150624号公報、) (1発明が解決しようとする問題点) し、かじながら、このような従来のバルジ成形した中空
カムシャフト101にあっては、当該中空カムシャフト
101のステム部における外径Dsが、中空カムピース
102の中空孔102aの直径(Di)以下の寸法とな
っていたため、中空シャフト104に対する中空カムピ
ース102(および中空ジャーナルピース103)のス
ラスト方向(軸方向)における固着強度が低いという問
題点があった。
ムシャフトとしては、鋳造により一体成形したものや、
別体で作成した中空カムピースとシャフトとを固着した
ものなどがあり、シャフトを中空にして軽量化ならびに
動弁性能の向上をはかったものもある。このようなシャ
フトを中空にした中空カムシャフトを製造する場合にお
いてはバルジ成形を用いることも考えられている。第8
図はバルジ成形によって製造した中空カムシャフトの一
例を示す図であって、この中空カムシャフト101は、
中空カムピース102,102および中空ジャーナルピ
ース103,103と、中空シャフト104とをバルジ
成形により固着してなるものである。第9図は第8図に
示した中空カムシャフト101を製造するのに用いるバ
ルジ成形製数の要部断面図であって、上下の分割型10
5.106の所定位置に、中空孔102aを有する中空
カムピース102と、中空孔103aを有する中空ジャ
ーナルピース103とを設置したのち、各中空孔102
a、103a内に中空シャフト104を嵌合し1次いで
、前記中空シャフト104内に圧力を加えるバルジ成形
によりこの中空シャフト104を拡管させて、第1O図
に示すように中空カムピース102と中空シャフト10
4とを固着させると共に、中空ジャーナルピース103
と中空シャフト104とを固着させるようにしたもので
ある(例えば、特開昭59−150624号公報、) (1発明が解決しようとする問題点) し、かじながら、このような従来のバルジ成形した中空
カムシャフト101にあっては、当該中空カムシャフト
101のステム部における外径Dsが、中空カムピース
102の中空孔102aの直径(Di)以下の寸法とな
っていたため、中空シャフト104に対する中空カムピ
ース102(および中空ジャーナルピース103)のス
ラスト方向(軸方向)における固着強度が低いという問
題点があった。
この発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たもので、中空孔を有する中空カムピース(および中空
ジャーナルピース)と中空シャフトとを嵌合してバルジ
成形により固着した中空カムシャフトにおいて、前記中
空カムピース(および中空ジャーナルピース)と中空シ
ャフトとの固着強度がそれらの回転方向において高いだ
けでなく、スラスト方向(軸方向)においても高くする
ことが可能である中空カムシャフトを提供することを目
的としている。
たもので、中空孔を有する中空カムピース(および中空
ジャーナルピース)と中空シャフトとを嵌合してバルジ
成形により固着した中空カムシャフトにおいて、前記中
空カムピース(および中空ジャーナルピース)と中空シ
ャフトとの固着強度がそれらの回転方向において高いだ
けでなく、スラスト方向(軸方向)においても高くする
ことが可能である中空カムシャフトを提供することを目
的としている。
[発明の構成]
(問題点を解決するための手段)
この発明は、直径Diの中空孔を有する中空カムピース
(および直径Di′の中空孔を有する中空ジャーナルピ
ース)と外径Do(ただし。
(および直径Di′の中空孔を有する中空ジャーナルピ
ース)と外径Do(ただし。
Do<Di 、Do<Di’ )の中空シャフトとを嵌
合してバルジ成形により固着した中空カムシャフトにお
いて、前記中空カムシャフトのステム部の外径Dsが前
記中空カムピースの中空孔の直径Di(および中空ジャ
ーナルピースの中空孔の直径Di’)よりも大きいDs
>Di。
合してバルジ成形により固着した中空カムシャフトにお
いて、前記中空カムシャフトのステム部の外径Dsが前
記中空カムピースの中空孔の直径Di(および中空ジャ
ーナルピースの中空孔の直径Di’)よりも大きいDs
>Di。
(D s>D i’ )の関係となっているようにした
ことを特徴としている。
ことを特徴としている。
この発明において、中空孔を有する中空カムピース(お
よび中空孔を有する中空ジャーナルピース)と中空シャ
フトとを嵌合しτ固着する際に使用されるバルジ成形型
としては、例えば、上ドに分割した金型が使用され、こ
の金型の内部に配設した中空シャフト内に圧力流体(例
えば水)を加圧供給できるようにしたものが用いられる
。
よび中空孔を有する中空ジャーナルピース)と中空シャ
フトとを嵌合しτ固着する際に使用されるバルジ成形型
としては、例えば、上ドに分割した金型が使用され、こ
の金型の内部に配設した中空シャフト内に圧力流体(例
えば水)を加圧供給できるようにしたものが用いられる
。
また、中空カムピース(および中空ジャーナルピース)
としては、バルジ成形時に割れを生じたりしないように
、ロックウェル硬さCスケール40以上の硬度でかつ抗
折強度が45kgf/mm2の以上の高硬度、高強度、
耐摩耗性鉄系焼結材からなるものを使用することがより
一層望ましい。
としては、バルジ成形時に割れを生じたりしないように
、ロックウェル硬さCスケール40以上の硬度でかつ抗
折強度が45kgf/mm2の以上の高硬度、高強度、
耐摩耗性鉄系焼結材からなるものを使用することがより
一層望ましい。
さらに、中空シャフトとしては、例えば、機械構造用炭
素鋼(SC)や機械構造用炭素鋼管(STKM)などが
使用され、必要に応じて合金元素を添加した機械構造用
低合金鋼からなるものなどが使用される。
素鋼(SC)や機械構造用炭素鋼管(STKM)などが
使用され、必要に応じて合金元素を添加した機械構造用
低合金鋼からなるものなどが使用される。
そして、前記の中空カムピースおよび必要に応じて前記
の中空ジャーナルピースと、前記の中空シャフトとを嵌
合してバルジ成形により固着した中空カムシャフトにお
いて、前記中空カムシャフトのステム部の外径Dsが、
前記中空カムピース(および中空ジャーナルピース)の
中空孔の直径Di(および直径Di’)よりも大きいD
s>Di(およびDs>Di’)の関係トナルようにし
ている。この場合、より望ましくは、0.1mm≦Ds
−Di<5mm、O、imm≦D s−D i’ <5
mmの関係となるようにするのがよい、この理由は、O
,1mmよりも小さいとスラスト方向(軸方向)におけ
る中空カムピース(および中空ジャーナルピース)の固
着強度が十分に高まらず、反対に5mm以上であると中
空シャフトの膨出量が大きくなりすぎ、中空シャフトの
膨出部分での肉厚が薄くなったり、場合によっては中空
カムピース(および中空ジャーナルピース)の中空孔の
端部で中空シャフトに亀裂を生じたり、焼結中空カムピ
ース(および中空ジャーナルピース)に割れを生じたり
するおそれが出てくるためである。
の中空ジャーナルピースと、前記の中空シャフトとを嵌
合してバルジ成形により固着した中空カムシャフトにお
いて、前記中空カムシャフトのステム部の外径Dsが、
前記中空カムピース(および中空ジャーナルピース)の
中空孔の直径Di(および直径Di’)よりも大きいD
s>Di(およびDs>Di’)の関係トナルようにし
ている。この場合、より望ましくは、0.1mm≦Ds
−Di<5mm、O、imm≦D s−D i’ <5
mmの関係となるようにするのがよい、この理由は、O
,1mmよりも小さいとスラスト方向(軸方向)におけ
る中空カムピース(および中空ジャーナルピース)の固
着強度が十分に高まらず、反対に5mm以上であると中
空シャフトの膨出量が大きくなりすぎ、中空シャフトの
膨出部分での肉厚が薄くなったり、場合によっては中空
カムピース(および中空ジャーナルピース)の中空孔の
端部で中空シャフトに亀裂を生じたり、焼結中空カムピ
ース(および中空ジャーナルピース)に割れを生じたり
するおそれが出てくるためである。
さらにまた、バルジ成形後には、当該バルジ成形によっ
て中空カムピース(および中空ジャーナルピース)の表
面に内部応力を生じていることが多いので、この内部応
力を緩和させるための後処理を施すこともよく、この場
合の後処理としては、加熱炉、油浴、塩浴、スチーム等
を用いることができ、また窒化処理と兼用させることも
できる。
て中空カムピース(および中空ジャーナルピース)の表
面に内部応力を生じていることが多いので、この内部応
力を緩和させるための後処理を施すこともよく、この場
合の後処理としては、加熱炉、油浴、塩浴、スチーム等
を用いることができ、また窒化処理と兼用させることも
できる。
(実施例)
第1図および第2図はこの発明の一実施例にお゛ け
る中空カムシャフトを示す図であって、図に示す中空カ
ム?ヤフト1は、第3図に示すように直径Diの中空孔
2aを有する中空カムピース2、および第4図に示すよ
うに直径Dl′の中空孔3aを有する中空ジャーナルピ
ース3と、第5図に示すように外径Do(ただし、[)
o<Di。
る中空カムシャフトを示す図であって、図に示す中空カ
ム?ヤフト1は、第3図に示すように直径Diの中空孔
2aを有する中空カムピース2、および第4図に示すよ
うに直径Dl′の中空孔3aを有する中空ジャーナルピ
ース3と、第5図に示すように外径Do(ただし、[)
o<Di。
、 Do<Di’)の中空シャフト4とを嵌合してバ
ルジ成形により固着したものであり、この場合、バルジ
成形後において、前記中空カムシャフト1のステム部1
aの外径Dsが前記中空カムピース2の中空孔2aの直
径Diおよび中空ジャーナルピース3の中空孔3aの直
径Di′よりも大きいD s>D i 、 D s>D
t/の関係となっているものである。
ルジ成形により固着したものであり、この場合、バルジ
成形後において、前記中空カムシャフト1のステム部1
aの外径Dsが前記中空カムピース2の中空孔2aの直
径Diおよび中空ジャーナルピース3の中空孔3aの直
径Di′よりも大きいD s>D i 、 D s>D
t/の関係となっているものである。
この実施例において、中空カムピース2は鉄系の焼結材
からなるものであって、第3図に示したように、カムベ
ース部2bとほぼ同心状に中空孔2aが形成してあり、
この中空孔2aの一部にその曲率半径よりも小さい曲率
半径の円弧状曲面からなる凹部2Cがカムノーズ部2d
側に形成してあって、この凹部2Cの中空孔2aとの接
続部分に鋭い突起が形成されているものである。
からなるものであって、第3図に示したように、カムベ
ース部2bとほぼ同心状に中空孔2aが形成してあり、
この中空孔2aの一部にその曲率半径よりも小さい曲率
半径の円弧状曲面からなる凹部2Cがカムノーズ部2d
側に形成してあって、この凹部2Cの中空孔2aとの接
続部分に鋭い突起が形成されているものである。
また、中空ジャーナルピース3は、JISSCM440
から製作されているものであって、第4図に示したよう
に、はぼ同心状に中空孔3aが形成してあり、この中空
孔3aの曲率半径よりも小さい曲率半径の円弧状曲面か
らなる凹部3Cが形成してあって、この凹部3Cと中空
孔3aとの接続部分に鋭い突起が形成されるようにし゛
たものである。
から製作されているものであって、第4図に示したよう
に、はぼ同心状に中空孔3aが形成してあり、この中空
孔3aの曲率半径よりも小さい曲率半径の円弧状曲面か
らなる凹部3Cが形成してあって、この凹部3Cと中空
孔3aとの接続部分に鋭い突起が形成されるようにし゛
たものである。
さらに、第5図に示した中空シャフト4は、機械構造用
炭素鋼管JIS STKM 13Aの電縫管からな
るものである。
炭素鋼管JIS STKM 13Aの電縫管からな
るものである。
第6図はこの実施例において使用したバルジ成1型を示
す図であって、このバルジ成形型11は、二つの成形用
分割型12.13を組み合わせてなり、各成形用分割型
12.13にはそれぞれ前記中空カムピース2および中
空ジャーナルピース3を嵌合するためのカムピース嵌合
部12a。
す図であって、このバルジ成形型11は、二つの成形用
分割型12.13を組み合わせてなり、各成形用分割型
12.13にはそれぞれ前記中空カムピース2および中
空ジャーナルピース3を嵌合するためのカムピース嵌合
部12a。
13aお“よびジャーナルピース嵌合部12b。
13bが形成しであると共に、中空シャフト4を嵌合す
るためのシャフト嵌合部12c、13cが形成してあり
、さらに前記シャフト嵌合部12c、13cにおいて、
前記中空カムシャフト1のステム部1aに相当する部分
にはステム部膨出用空間形成部12d、13dが設けで
ある。
るためのシャフト嵌合部12c、13cが形成してあり
、さらに前記シャフト嵌合部12c、13cにおいて、
前記中空カムシャフト1のステム部1aに相当する部分
にはステム部膨出用空間形成部12d、13dが設けで
ある。
さらにまた、14.15は前記シャフト嵌合部12c、
13cの各端部をふさぐ塞栓であり、一方の塞栓15に
は圧力流体送入管16が取り付けである。
13cの各端部をふさぐ塞栓であり、一方の塞栓15に
は圧力流体送入管16が取り付けである。
次に第6図に示したバルジ成形型11を用いて中空シャ
フト4と中空カムピース2および中空ジャーナルピース
3とを固着するに際しては、まず成形用分割型12.1
3を分割した状態にしておく、そして、一方の成形用分
割型13のカムピース嵌合部13a、13aおよびジャ
ーナルピース嵌合部13bにそれぞれ中空カムピース2
.2および中空ジャーナルピース3を嵌装し、次いで前
記各中空カムピース2,2および中空ジャーナルピース
3の各中空孔2a 、2aおよび3a内に機械構造用炭
素鋼管JI、 STKM13Aよりなる中空シャフト
4を貫通させた状態でシャフト嵌合部13c内に装着し
た後、他方の成形用分割型12を被せて、各カムピース
嵌合部12a、12aおよびジャーナルピース嵌合部1
2bをそれぞれ前記中空カムピース2,2および中空ジ
ャーナルピース3に嵌装すると共に、シャフト嵌合部1
2cに中空シャフト4を嵌合する。この状態においては
、中空孔2a、3aに形成した各凹部2C13Cと中空
シャフト4との間に比較的大きな前記中空シャフト4の
膨出空間が形成されていると共に、ステム部膨出用空間
形成部12d、13dと中空シャフト4との間にも比較
的大きな前記中空シャフトの膨出空間が形成されている
。
フト4と中空カムピース2および中空ジャーナルピース
3とを固着するに際しては、まず成形用分割型12.1
3を分割した状態にしておく、そして、一方の成形用分
割型13のカムピース嵌合部13a、13aおよびジャ
ーナルピース嵌合部13bにそれぞれ中空カムピース2
.2および中空ジャーナルピース3を嵌装し、次いで前
記各中空カムピース2,2および中空ジャーナルピース
3の各中空孔2a 、2aおよび3a内に機械構造用炭
素鋼管JI、 STKM13Aよりなる中空シャフト
4を貫通させた状態でシャフト嵌合部13c内に装着し
た後、他方の成形用分割型12を被せて、各カムピース
嵌合部12a、12aおよびジャーナルピース嵌合部1
2bをそれぞれ前記中空カムピース2,2および中空ジ
ャーナルピース3に嵌装すると共に、シャフト嵌合部1
2cに中空シャフト4を嵌合する。この状態においては
、中空孔2a、3aに形成した各凹部2C13Cと中空
シャフト4との間に比較的大きな前記中空シャフト4の
膨出空間が形成されていると共に、ステム部膨出用空間
形成部12d、13dと中空シャフト4との間にも比較
的大きな前記中空シャフトの膨出空間が形成されている
。
次に、再成形用分割型12.13の両端部を塞栓14,
15でふさいだ後、成形用分割型12゜13を固定する
0次に、この状態で、圧力流体送入管16より中空シャ
フト4内に流体、例えば水を衝撃的に圧送し、中空カム
ピース2.2の中空孔2a、2aおよび凹部2c、2c
と中空シャフト4との間で形成された空間部分、中空ジ
ャーナルピース3り中空孔3aおよび凹部3Cと中空シ
ャフト4との間で形成された空間部分、およびステム部
膨出用空間形成部12d、13dと中空シャフト4との
間で形成された空間部分に、第7図に示すように、前記
中空シャフト4をそれぞれ拡管変形させることにより、
前記中空シャフト4を中空カムピース2,2および中空
ジャーナルピース3に密着させると同時に前記ステム部
膨出用空間形成部12d、13dの型面へ向けて膨出さ
せあるいは型面へ密着させる。
15でふさいだ後、成形用分割型12゜13を固定する
0次に、この状態で、圧力流体送入管16より中空シャ
フト4内に流体、例えば水を衝撃的に圧送し、中空カム
ピース2.2の中空孔2a、2aおよび凹部2c、2c
と中空シャフト4との間で形成された空間部分、中空ジ
ャーナルピース3り中空孔3aおよび凹部3Cと中空シ
ャフト4との間で形成された空間部分、およびステム部
膨出用空間形成部12d、13dと中空シャフト4との
間で形成された空間部分に、第7図に示すように、前記
中空シャフト4をそれぞれ拡管変形させることにより、
前記中空シャフト4を中空カムピース2,2および中空
ジャーナルピース3に密着させると同時に前記ステム部
膨出用空間形成部12d、13dの型面へ向けて膨出さ
せあるいは型面へ密着させる。
次いで、成形用分割型12.13を分割することにより
第1図および第2図に示したような中空カムシャ゛フト
1を得る。
第1図および第2図に示したような中空カムシャ゛フト
1を得る。
このようにして得られた中空カムシャフト1において、
成形用分割型12.13の中空シャフトステム部膨出用
空間形成部12d、13dの内径Ds’を変更すること
により、中空カムシャフト1のステム部1aの外径Ds
を異ならせることができる。
成形用分割型12.13の中空シャフトステム部膨出用
空間形成部12d、13dの内径Ds’を変更すること
により、中空カムシャフト1のステム部1aの外径Ds
を異ならせることができる。
そこで、この実施例においては、前記ステム部膨出用空
間形成部12d、13dの内径Ds’を変更することに
よって、中空カムシャフト1のステム部1aの外径Ds
が異なる数種類の中空カムシャフト1を製作した。そし
て、これら各中空カムシャフト1における中空カムピー
ス2と中空シャフト4との間でのスラスト方向の固着強
度(剪断荷!i)を第11図に示す要領で台座10上に
中空カムピース2を置いて中空シャフト4に荷重Pを加
えることにより測定した。この結果を第1表に示す、な
お、焼結中空カムピース2としてはFe−20重量%C
r−1重量%Ni−0゜5重量%P−2,5重量%Cか
らなる鉄基焼結材料を用いた。
間形成部12d、13dの内径Ds’を変更することに
よって、中空カムシャフト1のステム部1aの外径Ds
が異なる数種類の中空カムシャフト1を製作した。そし
て、これら各中空カムシャフト1における中空カムピー
ス2と中空シャフト4との間でのスラスト方向の固着強
度(剪断荷!i)を第11図に示す要領で台座10上に
中空カムピース2を置いて中空シャフト4に荷重Pを加
えることにより測定した。この結果を第1表に示す、な
お、焼結中空カムピース2としてはFe−20重量%C
r−1重量%Ni−0゜5重量%P−2,5重量%Cか
らなる鉄基焼結材料を用いた。
第1表
第1表に示したように、(Ds −Di )の値が0.
1mm未満のNo、 4 、6では剪断荷重Pの値が小
さく、十分なスラスト方向の固着強度が得られていない
ことが明らかである。また、(Ds −Di)の値を5
mm以上にしてもそれほどの効果を示さないばかりか、
バルジ成形後に中空シャフト4の肉厚が薄くなり、中空
シャフト4の強度が低下するのであまり好ましくないこ
とも確かめられた。
1mm未満のNo、 4 、6では剪断荷重Pの値が小
さく、十分なスラスト方向の固着強度が得られていない
ことが明らかである。また、(Ds −Di)の値を5
mm以上にしてもそれほどの効果を示さないばかりか、
バルジ成形後に中空シャフト4の肉厚が薄くなり、中空
シャフト4の強度が低下するのであまり好ましくないこ
とも確かめられた。
また、このようにして製作された中空カムシャフト1の
耐摩耗性を第2表に示す条件で調べたところ、第3表に
示す結果が得られた。なお、中空カムピース2が540
Cの焼入れ・低温焼戻材である場合についても調べた。
耐摩耗性を第2表に示す条件で調べたところ、第3表に
示す結果が得られた。なお、中空カムピース2が540
Cの焼入れ・低温焼戻材である場合についても調べた。
第 2 表
第3表に示すように、中空カムピース2が高Cr系の鉄
系焼結材からなる場合にカム摩耗量およびロッカーアー
ムチーツブ摩耗量のいずれもが著しく少ない結果が得ら
れた。
系焼結材からなる場合にカム摩耗量およびロッカーアー
ムチーツブ摩耗量のいずれもが著しく少ない結果が得ら
れた。
[発明の効果]
以上説明してきたように、この発明によれば、直径Di
の中空孔を有する中空カムピースと外径Do(ただし、
Do<Di)の中空シャフトとを嵌合してバルジ成形に
より固着した中空カムシャフトにおいて、前記中空カム
シャフトのステム部の外径Dsが前記中空カムピースの
中空孔の直径Diよりも大きいDs>Diの関係となっ
ているような構成としたから、中空カムピースと中空シ
ャフトとの固着強度がそれぞれの回転方向において高い
だけでなく、スラスト方向(軸方向)においても著しく
高いものとなるという非常に優れた効果がもたらされる
。
の中空孔を有する中空カムピースと外径Do(ただし、
Do<Di)の中空シャフトとを嵌合してバルジ成形に
より固着した中空カムシャフトにおいて、前記中空カム
シャフトのステム部の外径Dsが前記中空カムピースの
中空孔の直径Diよりも大きいDs>Diの関係となっ
ているような構成としたから、中空カムピースと中空シ
ャフトとの固着強度がそれぞれの回転方向において高い
だけでなく、スラスト方向(軸方向)においても著しく
高いものとなるという非常に優れた効果がもたらされる
。
第1図および第2図はこの発明の一実施例による中空カ
ムシャフトの各々斜面説明図および軸方向断面説明図、
第3図、第4図および第5図は各々中空カムピース、中
空ジャーナルピースオヨび中空シャフトの説明図、第6
図および第7図はこの発明の実施例による中空カムシャ
フトを製作する各々バルジ成形前およびバルジ形前にお
けるバルジ成形装置の縦断面説明図、第8図は従来り中
空カムシャフトの斜面説明図、第9図は従来り中空カム
シャフトを製作するバルジ成形装置の要部縦断面説明図
、第1θ図は第8図の中空カムシャフトのカムピース部
分における軸直角方向断面図、第11図は中空カムシャ
フトの中空シャフトと中空カムピースとの間におけるス
ラスト方向の固着強度を測定する要領を示す断面説明図
である。 1・・・中空カムシャフト、1a・・・ステ、ム部、;
・・・中空カムピース、2a・・・中空孔、3・・・中
空ジャーナルピース、3a・・・中空孔、4・・・中空
シャフト。 Di・・・中空カムピースの中空孔の直径、DO・・・
中空シャフトの外径、Ds・・・中空カムシャフトのス
テム部の外径。 第1図 3ジ和−クルヒ一ス 第255 第3図 第4図 第5図 第8図 第9図
ムシャフトの各々斜面説明図および軸方向断面説明図、
第3図、第4図および第5図は各々中空カムピース、中
空ジャーナルピースオヨび中空シャフトの説明図、第6
図および第7図はこの発明の実施例による中空カムシャ
フトを製作する各々バルジ成形前およびバルジ形前にお
けるバルジ成形装置の縦断面説明図、第8図は従来り中
空カムシャフトの斜面説明図、第9図は従来り中空カム
シャフトを製作するバルジ成形装置の要部縦断面説明図
、第1θ図は第8図の中空カムシャフトのカムピース部
分における軸直角方向断面図、第11図は中空カムシャ
フトの中空シャフトと中空カムピースとの間におけるス
ラスト方向の固着強度を測定する要領を示す断面説明図
である。 1・・・中空カムシャフト、1a・・・ステ、ム部、;
・・・中空カムピース、2a・・・中空孔、3・・・中
空ジャーナルピース、3a・・・中空孔、4・・・中空
シャフト。 Di・・・中空カムピースの中空孔の直径、DO・・・
中空シャフトの外径、Ds・・・中空カムシャフトのス
テム部の外径。 第1図 3ジ和−クルヒ一ス 第255 第3図 第4図 第5図 第8図 第9図
Claims (1)
- (1)直径Diの中空孔を有する中空カムピースと外径
Do(ただし、Do<Di)の中空シャフトとを嵌合し
てバルジ成形により固着した中空カムシャフトにおいて
、前記中空カムシャフトのステム部の外径Dsが前記中
空カムピースの中空孔の直径Diよりも大きいDs>D
iの関係となっていることを特徴とする中空カムシャフ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60077976A JPS61236965A (ja) | 1985-04-12 | 1985-04-12 | 中空カムシヤフト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60077976A JPS61236965A (ja) | 1985-04-12 | 1985-04-12 | 中空カムシヤフト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61236965A true JPS61236965A (ja) | 1986-10-22 |
Family
ID=13648923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60077976A Pending JPS61236965A (ja) | 1985-04-12 | 1985-04-12 | 中空カムシヤフト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61236965A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5109726A (en) * | 1989-04-21 | 1992-05-05 | Daimler-Benz Ag | Camshaft with barrel-shaped shank |
US5259268A (en) * | 1987-02-10 | 1993-11-09 | Gesenkschmiede Schneider Gmbh | Hollowshaft and method for the production thereof |
US11879510B2 (en) | 2020-02-24 | 2024-01-23 | Bendix Commercial Vehicle Systems Llc | Drum brake camshaft formed with engineered core |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5334800A (en) * | 1976-09-13 | 1978-03-31 | Pfizer | 55alkoxyimidazo *1*22a* quinolinee22carboxylic acid and derivative thereof |
-
1985
- 1985-04-12 JP JP60077976A patent/JPS61236965A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5334800A (en) * | 1976-09-13 | 1978-03-31 | Pfizer | 55alkoxyimidazo *1*22a* quinolinee22carboxylic acid and derivative thereof |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5259268A (en) * | 1987-02-10 | 1993-11-09 | Gesenkschmiede Schneider Gmbh | Hollowshaft and method for the production thereof |
US5109726A (en) * | 1989-04-21 | 1992-05-05 | Daimler-Benz Ag | Camshaft with barrel-shaped shank |
US11879510B2 (en) | 2020-02-24 | 2024-01-23 | Bendix Commercial Vehicle Systems Llc | Drum brake camshaft formed with engineered core |
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