JPS61236561A - 電子写真用液体現像剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （５）産業上の利用分野 本発明は、電子写真用液体現像剤に関するものであり、
特に正荷電安定性に優れた電子写真用液体現像剤に関す
る。

β）　従来技術及びその問題点 静電写真の現像工程で用いられる液体現像剤は、一般に
高絶縁性担体液中に顔料又は染料及び樹脂を主成分とす
るトナー粒子を分散させたものである。一般にこのよう
な現像剤のものは荷電特性が充分でなかったり、安定性
に欠けたシするため電荷制御剤として樹脂酸、脂肪数、
アルキルベンゼンスルホン酸、アルキルリン賑、ナフテ
ン酸等の金属塩、各種ノニオン界面活性剤上添加する試
みがなされてきた。

それにも拘らず、従来の液体現像剤は、荷電特性が不充
分で高電位の潜像でないと充分な画像濃度が得られなか
ったシ、特に安定性が不充分で長期の保存中に徐々に荷
電特性が変化して画像濃度が低下したシ、カプリを生じ
たシする欠点を有するものであった。

０　発明の目的 本発明の目的は、従来の液体現像剤における上述した欠
点を改良した電子写真用液体現像剤を提供することであ
る。

−発明の構成 本発明の目的は、高絶縁性担体液中に、アミン基を有す
るトリアリールメタン化合物と該担体液に少なくとも一
部可溶性の酸化合物との塩を含むことを特徴とする電子
写真用液体現像剤によって達成された。

本発明に用いられる上記の塩は、好ましくは下記一般式
（１）によりて表わされる。

一般式（１） （式中、Ａｒ１及びＡｒ２はアリール基、Ｒ１〜Ｒ，は
水素原子、有機基、。Ａは担体液に可溶性の酸イオンを
表わす、） 上記一般式（１）で表わされる塩は、トリアリールメタ
ン系染料の製法に準じて得ることができ、例えば核染料
のロイフ塩基を酸化して得られる下記一般式（１−ａ）
の塩基と後述するような担体液に可溶性の酸化合物とを
反応させることによって得ることができる。

一般式（１−ａ） 一般には、市販のトリアリールメタン系染料をアルカリ
で処理してアンモニウム塩基とし、上述の酸化合物と反
応させることによって容易に得ることができ、そのため
のトリアリールメタン染料としては、カラーインデック
ス（Ｃ，１，）４２０００　（Ｂ）、４２０２５．４２
０３０．４２０３５．４２１）０．４２１４０，４２５
００．４２５０５．４２５１０（Ｂ）、４２５２０．４
２５３０．４２５３５　（Ｂ）、４２５５５　（Ｂ）、
４２５５６．４２５６３　（Ｂ）、４２５６５．４２５
８５．４２５９０．４２５９５　（Ｂ）、４２６００．
４２７０５．４３５２０．４４０００．４４０４０（Ｂ
）、４４０４５　（Ｂ）、４４０６５．４４０８５等が
ある。

本発明に係る前記一般式（１）で表わされる塩は、トナ
ー粒子に良好な正荷電を与える電荷制御剤として働き、
その荷電安定性は極めて優れたものである。正荷電を与
える電荷制御剤とするための酸（Ａ）としては、前記一
般式（Ｉ）のトリアリールメタンアンモニウム構造部分
の担体液に対する溶解性よシも大きな溶解性のものが好
ましい。例えば安息香酸、桂皮酸の如き芳香環を有する
醗、プロピオン醗、酪酸、吉草酸、カプロ／酸、カブリ
ン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、ベヘン酸、セロチン酸、オレイン酸、ソルビ
ン酸、リノール酸、リルン酸等の各種の飽和又は不飽和
脂肪酸を用いることが出来る。これらの酸は、担体液に
若干の溶解性さえあれば充分に効果を発揮し、トナー粒
子の正荷電音強くする。更に、塩にするための酸は、ア
クリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、マ
レイン酸、フマール酸などの付加重合性カルボン酸と次
式、　　　　　　　Ｘ 薯 ＣＨ２，０−Ｙ で示されるようなモノマーを共重合して得られる担体液
に可溶性のポリマー酸を用いることも出来る。文にまた
、か＼るポリマー酸は、予め塩を形成して担体液に添加
するのではなく、トナー樹脂粒子に用いておき、トリア
リールメタンアンモニウム塩基（このものは一般式（Ｉ
−８）の塩基に転位する）を担体液に添加して塩を形成
してもよい。

担体液中に存在すればよいのであシ、カルボン酸に制限
されるものではない。

また、前記一般式（Ｉ）の塩、あるいはトリアリールメ
タンアンモニウム塩基を担体液に添加するにはメタノー
ル、エタノール、酢酸ｎ−ブチル、トルエン、キシレン
などの有機溶媒の溶液として添加することが好ましい。

本発明に係る電荷制御剤を用いて液体現像剤を製造する
方法としては、種々の公知の方法によることが出来、例
えば着色剤、樹脂及び電荷制御剤を混合し、石油系脂肪
族炭化水素、芳香族炭化水素又はハロゲン化脂肪族炭化
水素等の担体液中でアトライター、ボールミル等の分散
機で分散し、得られた濃縮トナーを低酵電率、高絶縁性
担体液体で希釈する方法や、着色剤、樹脂及び電荷制御
剤の濃縮物を上記担体液体中に滴下してトナー粒子を得
る方法や、低誘電率、高絶縁性担体液体中でモノマーを
重合してトナー粒子を得た後、着色剤及び電荷制御剤を
添加する方法等がある。

本発明に用いられる担体液体は、低誘電率で高電気絶縁
性のものであシ、例えばノルマルパラフィン系炭化水素
、インパラフィン系炭化水素、脂環族炭化水素、芳香族
炭化水素、ハロゲン化脂肪族炭化水素等が挙げられるが
、イノパラフィン系炭化水素が好ましく、例えばシェル
シルア１（シェル石油製）、アイソパーＧ及びアイソパ
ーＨ及びアイソパーＫ及びアイソパーＬ（エッソ石油製
）、アイピーソルベント（出光石油製）等が使用できる
。

トナー粒子としては、カーボンブラック等の顔料又は染
料を樹脂、例えばアルキド樹脂、アクリ＃ｍ脂、ロジン
、ゴム、スチレン−アクリル酸エステル共重合体などで
被覆し九もの、或いは特開昭５３−１２３１）８、同昭
５７−１２９４５０、同昭５９−８３１７４、同昭５９
−２１２８５１等に記載されているようなポリマー粒子
を、例えばオイルブラック、オイルレッド等の油溶性ア
ゾ染料、ビスマルクブラウン、クリソイジン等の塩基性
アゾ染料、ウールブラック、アミドブラックグリーン、
ブルーブラックＨＦ等の散性アゾ染料、ダイレクトデー
ブラックＥ１コンゴーレッド等の直接染料、スータンバ
イオレット、アシッドブルー等のアントラキノン系染料
、オーラミン、マラカイトグリーン、クリスタルバイオ
レット、ビクトリアブルー等のカルボニウム染料、ロー
ダミンＢの如くローダミン染料、サフラニン、ニグロシ
ン、メチレンブルー等のキノンイミン染料等の着色剤で
着色したもの等が使用できる。

前述した本発明に係る電荷制御剤は、担体液体１０００
重量部に対しｏ、ｏｏｉ乃至０．５重量部を目安にして
用いることが好ましい。

以下、本発明を実施例により更に詳しく説明する。

（ト）実施例 実施例１ 〔比較現像剤Ａ〕 攪拌機、温度計および窒素導入管を備えた１１フラスコ
中にイソパラフィン系炭化水素より成るアイピーソルベ
ント（出光石油製）５０（１，ラウリルメタアクリレー
ト１００　ｆ、メタアクリル酸５９”ｌｆ入れ、重合開
始剤としてＢＰＯ（過酸化ベンゾイル）ｌｆ’ｉ加え８
５℃の水浴上で５時間重合を行ない重合体溶液を得た。

その後生成物溶液１００ｆ’ｉとり、これを攪拌機、温
度計、滴下ロートおよび窒素導入管を備えたＸｔフラス
コ内に移し、アイビーソルベント３００ｆｉ加え、７０
℃の水浴上で滴下ロートよシネ溶性共重合体を与えるモ
ノマーとして、酢酸ビニル１００ｆ％Ｎ−ビニルピロリ
ドンＩＯＰおよびメチルアクリレート（Ｔｆ３℃）５ｆ
ならびに重合開始剤ＡＩＢＮ（アゾビスイソブチロニト
リル）ｌｆの混合物′ｆ！：３時間にわたって滴下した
。

その後、窒素雰囲気下でさらに３時間加熱した後、室温
まで冷却した。生成物は極めて分散安定性に優れた複合
樹脂分散の白色エマルジ冒ンであった。

ついでこのエマルジ替ン液に対し、オイルブラックＨＢ
Ｂ　５　ｔをキシレン２０ｆに溶解した溶液を攪拌下滴
下した。さらに電荷制御剤としてステアリン酸アルミニ
ウム０．５ｆｔ−添加した後、アイピーソルベント中に
５０倍に希釈してトナー溶液とした。得られたトナーは
良好な分散安定性を示す正荷電性トナ、−であり、電子
顕微鏡写真の観察の結果、０．２μｍの均一な分布の粒
子であった。

〔比較現像剤Ｂ〕

比較現像剤Ａの電荷制御剤をステベライトロジンのアル
ミニウム塩０．５２に代える以外は同様にしてトナー溶
液とした。

〔比較現像剤Ｃ〕

比較現像剤人の電荷制御剤をラウリルアミンパルミチン
酸塩１ｆに代える以外は同様にしてトナー溶液とした。

〔比較現像剤Ｄ〕

比較現像剤Ａの電荷制御剤をジイソブチレン−マレイン
酸共重合体の半ドコサニルアマイド化物　　　　　　　
１０．５ｆに代える以外は同様にしてトナー溶液とした
。

〔本発明現像剤−１〜３〕 比較現像剤Ａに示すようにして合成したラウリルメタク
リレート−メタクリル酸共重合体の１０チ溶液５０Ｆと
、下表の染料０．３ｆｆアルカリ処理してエタノールの
３％溶液としたものを混合して、ステアリン酸アルミニ
ウムの代シに用いる以外は、比較現像刺入と同様にして
トナー溶液とした。

これらのトナーを酸化亜鉛電子写真オフセットマスター
用の液体現像剤として、製版機ＥＰ−１１（三菱製紙製
）で使用した。トナーの荷電安定性ｔ−調べるために、
４０℃で３日、７日及び１４日日間時保存した現像剤に
ょシ得られた最大反射濃度を第１表に示している。

第１表 第１表の結果から、比較現像剤Ａ−Ｄは、荷電安定性が
悪いために、経時による最大濃度の変化が著しいが、本
発明の現像剤１〜３は経時によっても殆んど濃度変化が
なく極めて安定なものであることが理解されよう。

また、得られたオフセットマスターを用いて印刷したと
ころ、最大濃度１．７以上のマスターは、非画儂部にイ
ンキを受容して地汚れを生じた。

実施例２ 実施例１０本発明現像剤に用いた染料の代りにＣ，１，
４２０００、Ｃ，Ｌ４２５１０、Ｃ，１，４２５２０、
Ｃ，１，４２６００、Ｃ，１，４４０４０を用いる以外
は同様にしてトナー溶液５種を調製し、試験した。

同様に良好な結果が得られた。

実施例３ ステアリルメタアクリレート１００ｆおよびメトキシポ
リエチレングリコールメタアクリレートよびＡＩＢＮｌ
、８ｆｔ−攪拌機、温度計および窒素導入管を備えた１
ｔフラスコ内に入れ、アイビーソルベント５００ｆｔ−
加え７５℃で５時間加熱、攪拌を行なった６次いで生成
物溶液１００ｆｉとシ、メチルメタアクリレート５０Ｆ
、スチレン３ア ５９、ヒドロキシエチルメタオフリレート１（１および
ＡＩＢＮｌ、０ｆｔ−加え７５℃で５時間加熱攪拌した
。生成物は平均粒子径０．１５μの安定なエマルジ嘗ン
であった１次いでオリエント化学社製オイルブラックＨ
ＢＢ８ｆ’ｔ−キシレン６０ｆに溶解し、これを上記生
成エマルジ冒ン液に滴下攪拌後、実施例１に用いた電荷
制御剤をトナー樹脂重量あたシ実施例１と同じ量になる
ように添加し、　　　　　　ヵアイビーブルベントヲ加
え固屋分濃度０．９％まで希釈して現像剤とした。

実施例１の結果と＃１ぼ同様の結果であった。

促）発明の効果 本発明の液体現像剤は、良好な正荷電性を有し、また経
時による荷電安定性に極めて優れたものである。

手続ネ…正書（自発） １．事件の表示　昭和６０年　特許願第　７８０５８号
２゜発明の名称 電子写真用液体現像剤 ３、補正をする者 三菱製紙株式会社　特許部 四　（６００）　　２１１１ ４゜補正の対象 「特許請求の範囲」の欄 「発明の詳細な説明」の欄 ５、補正の内容 （′ｌ）明細書の第２頁、第１０行目に次ぎの文章を挿
入する。

「特に、特開昭５３−５４０２９、同昭５３−５２５８
８、同昭５３−１２３１）８、同昭５７−４８７３８、
同昭５７−１２９４５０、同昭５８−５５９３９、同昭
５９−８３１７４、同昭５９−２１２８５１等に記載さ
れているようなポリマー粒子をトナー粒子とする液体現
像剤は、定着性が良好で、印刷インキを良好に受容する
ためオフセット印刷版用として好ましく用いられる。し
かし、一般にポリマー粒子自体の荷電性が殆どないため
に電荷制御剤で荷電をもたせているが、ポリマー粒子表
面に強固に吸着して長期間安定に良好な荷電特性を与え
る電荷制御剤は非常に少ないのが実情である。」 ■　同　第２頁、第１８行目。

「酸化合物」をｒポリマー酸」に訂正。

■　同　第３頁、第６〜７行目。

「酸イオン」を「ポリマー酸イオン」に訂正。

■　同第３頁、第１２行目。

「酸化合物」を「ポリマー酸」に訂正。

６　同　第４頁、第３行目。

「酸化合物」を「ポリマー酸」に訂正。

６　同　第４頁、末行〜第５頁第９行目。

「例えば安息香酸、・・・・・・・・・更に、塩にする
ため　１の酸は、」を削除する。

別　　　紙 ”０）高絶縁性担体液中に、アミノ基を有するトドリア
リールメタン化合物と該担体液に少なくとも一部可溶性
のポリマー酸との塩を含むことを特徴とする電子写真用
液体現像剤。

剤。」

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）高絶縁性担体液中に、アミノ基を有するトリアリ
   ールメタン化合物と該担体液に少なくとも一部可溶性の
   酸化合物との塩を含むことを特徴とする電子写真用液体
   現像剤。