JPS61235340A - 布帛の処理工程への供給方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、布帛を連続して処理工程へ供給するための方
法に関するものである。

従来技術 従来、生機は大量に連続的に毛焼・精練・漂白・シルナ
ツト処理されるが、生機のこのような処理工程への供給
方法は、一般に生機を開梱、結反後、パレットに載置し
た状態で準備しておき、処理工程直前に処理の進行に従
って、パレット間の生機の結反をし、処理工程に生機を
゛供給するという方法が実施されている。しかし、この
方法では開梱、結反したものをパレットに載置した状態
で大量に準備しておく必要があるため、広い場所が必要
なだけでなく、各パレット内の結反はミシン場で実施し
、パレット間の結反は処理工程直前で実施するというよ
うに、結反作業を分けて実施しなければならず、非常に
作業性が悪く、シかもパレットの移動には多くの人手を
要するため、その省力化が望まれていた。

発明の目的 本発明は、このような生機を処理工程に供給するのに適
した効率のよい布帛の処理工程への供給方法を提供する
ことを目的とする。

発明の構成 本発明の方法は、開梱し、結反した布帛を輻細くロープ
状にまとめて、ロールの中心軸に平行して往復動するガ
イダーを通して上記ロールに巻取り、その後ロープ状に
巻取られた布帛を上記ロールから巻出し、拡布しながら
処理工程に供給するものである。

布帛は拡布した状態ではきちんと重なり合った状態でな
ければロールに巻取ることができず、また幅の異なる布
帛を同一ロールに看取ることは困難であり、大量の布帛
を一本のロールに巻取るということは従来不可能とされ
ていたが、本発明では布帛をロープ状にしてロールに巻
取ることによって、糸巻ボビン同様前後して重な°　　
　り合いながら安定して大量の布帛を一本のロールに巻
取〆ることを可能としたものであり、ロープ状にするこ
とにより布帛に入ったしわは、続く拡布工程及び各種処
理工程で完全に消失するので、本発明の方法は非常に効
率よ〈実施できる。

また、本発明では布帛がロールに高速で巻取られるため
、該巻取り時に布帛が激しくあおられて布帛上の糸くず
や綿ぼこりなどが振り落され、続く処理工程での均一な
処理を可能とする６更に１紡績糸からなる生機の巻取り
などの場合には除塵効果を上げるために、ロールへの巻
取りに先立って布帛を強制的なブラッシング等の除塵処
理をしてもよい。

開梱し、結反した布帛のロールへの供給は。

直接ロールの中心軸に平行して往復動するガイドを通し
てなされてもよいが、その前に定位置に固定配置された
ガイド手段を通して定位置から布帛が上記往復動するガ
イドに供給されるようにするのが好ましい。

次に１本発明の一例を図面に従って説明する。

この例では、開梱し、結反してパレット（４）Ｋ載置し
た布帛（１）を同時にパレット（４）間でも結反し、定
位置に設けられたメガネ状のガイダー（５）を通して、
上下に平行して複数本配置されたガイドロール（６）に
送られる。布帛（１）は最初のガイドロール（６）の手
前でセンターオープン装置（７）で拡布され、その後２
本のガイドロール（６）通過後ブラッシング装置（８）
で除塵される。そして、ガイドロール（６）から離れた
布帛（１）は、ローブトラバース装置により一定速度で
左右に移動する台車に取付けられたメガネ状のガイダー
（３）を通してロープ状になってロール（２）に巻取ら
れる。ロール（２）は直径６０ｏ＊有効長４ｍである。

ロール（２）に約３０１幅のロープ状になって、幅４ｍ
直径４ｍに巻上げられた布帛（１）は全要約１００　Ｋ
１１であり、これらは巻取り後、処理装置（９）の直前
の上方に設けられた滑車（至）を通して定位置から処理
装置（９）に導入されるものであるが、処理装置（９）
導入直前にセンターオープン装置（１１）で拡布される
。

このような方法で、木綿の生機を毛焼−精練−Ｓ白−シ
ルケツ、ト処理工程に連続して供給したところ、数−〜
数１０ｒａという長さでも連続して効率よく生機の処理
が可能であり、また処理前に生機の除塵も完全になされ
ているため。

全体に均一な品質のよい処理が可能であった。

なお、生機の幅が途中で変化しても、ロール（２）に安
定してロープ状に巻取られ、その後の処理に問題を生じ
ることはなかった。

゛シルケット処理等の処理後、布帛（１）は所望長に分
離して常法に従ってロールに巻取りたり。

生地箱に取り分けられてもよいが、続いて染色加工など
なされる場１合には、再び布帛（１）をロープ状にして
大きなロールに巻取り、次工程に送ったり、またロープ
状にして各工程間をそのまま天井に沿って移送するなど
して、各工程間の布帛（１）移送の省力化を図ってもよ
い。

発明の効果 本発明の方法では、布帛をロープ状にロールに巻取るた
め、非常に長尺の布帛を布幅の広狭に関係なく一本のロ
ールに均一に巻取ることができる。また、布帛の結反作
業はロールの前ですべて実施でき、しかもロールの巻取
り速度はその後の布帛処理工程における布帛移送速度に
比して５〜１０倍と極端に速いため、布帛の開梱、結反
作業が時間的にも場所的にも集中して非常に効率よ〈実
施できる。また、−たんロールに巻取られた布帛は機械
的に処理工程に供給できるため、実質的に無人作業とな
すこともでき、全体に著しく省力化できる。

更に、本発明の方法では布帛のロール巻取り時に布帛が
激しくあおられる（左右に振られる）ため、布帛の除塵
効果もあり、後続の処理における問題も少なくなる。

なお、ロープ状にして布帛をロールに巻取るため、布帛
に生じたしわは、後続の拡布処理及び各種処理工程にお
いて完全に消失する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本１発明の一実施例における装置の要部平面図
、第２図は第１図の側面図であり、各図面においてロー
ル巻取り時の布帛は実線で表わし、ロールから処理工程
への供給時の布帛は点線で表わしている。 （１）　＝・布　帛 （２）−一ロール （：３）９　（５）　・−一ガイダー （４）□−パレット （６）−〜−ガイドロール （７）、　（１１）−−−・センターオープン装置（８
）−＝−ブラッシング装着 （９）□処理装置 α呻□・滑　車 特許出願人　　大同マルタ染工株式金社代　　理　　人
　　　新　　実　　健　　部外１名

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）開梱し、結反した布帛（１）を幅細くロープ状に
   まとめて、ロール（２）の中心軸に平行して往復動する
   ガイダー（３）を通して、上記ロール（２）に巻取り、
   その後このロープ状に巻取った布帛（１）を上記ロール
   （２）から巻出し、拡布しながら布帛処理工程へ供給す
   ることを特徴とする布帛の処理工程への供給方法。
2. （２）開梱し、結反した布帛（１）を上記ガイダー（３
   ）の手前で除塵しながらロール（２）に巻取る特許請求
   の範囲第１項記載の方法。