JPS61234855A

JPS61234855A - 放射線治療用寝台

Info

Publication number: JPS61234855A
Application number: JP7597285A
Authority: JP
Inventors: 宏菊地
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1985-04-10
Filing date: 1985-04-10
Publication date: 1986-10-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、放射線治療を行う装置の中の患者を横臥さ
せる寝台に関するものである。

〔従来の技術〕

第３図は従来の放射線治療用寝台を示す斜視図で、図に
おいて、（１）は患者が横臥する天板、（２）は強度部
材であるレール、（３）は通常薄いマイラシートを枠に
張って構成され、天板（１）の一部に取外し可能に設け
られ、垂直下方の放射線を照射するときに用いる照射用
窓、（４）は照射用窓（３）の位置を移動させたい時に
、窓と交換できる窓位置交換用天板、（５）は天板（１
）を支える支柱、（６）は照射される放射線の線束中心
軸、（７）は放射線発生装置のガントリ、（８）は放射
線の照射野を設定するためのコリメータ、（９）はアイ
ソセンタと呼ばれ、ガントリ（７）がガントリ（７）の
長手方向に直角の方向に回転する時の中心である。

次に動作について説明する。患者は天板（１）に横臥さ
せられる。放射線束中心軸（６）（以下線束中心（６）
と略す）は、アイソセンタ（９）を通過するが、その照
射野の大きさは、コリメータ（８）で決定される。

今、放射線照射はほぼ垂直下からアイソセンタ（９）に
向けてされるものとすると、照射用窓（３）（以下窓（
３）と略す）が用いられ、患者の患部は、窓（３）のほ
ぼ真上に位置するように設定される。

窓（３）を線束中心（６）が通過するように、天板（１
）は、レール（２）により長手方向にスライドさせるこ
とが出来る。また、治療計画に従って患部の高さは支柱
（５）によって上下に移動させることが出来る。このよ
うにして患部に正しく放射線が照射させるように設定さ
れると、放射線治療を開始できる。

なお、窓（３）は、通１１００〜２００μ程度の厚さの
ｔはマイラシートが用いられる。これ謔患者の下部から照射
Ｔる場合、皮膚表面が治療用放射線により炎症を起こす
のを防ぐことと、患部に計画通りの放射線が吸収される
ようにすることが目的で、天板（１）を通して照射する
ことはない。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の装置は、レール（２）が天板（１）の両側部に長
手方向全長に渡って存在するので、前設例のように垂直
下から照射する場合は問題はないが、第４図に示すよう
に、斜め下方から照射する場合には、レール＋２）が放
射線の障害物となって患部に正しく治療用放射、線が照
射されない。なお、第４図において、囚が患者、（Ｂ）
が患部を表わしている。アインセンタ（９）の位置に測
定器を置き、第４図の関係でガンＩ’！Ｊ（７）を放射
線を発生させながら一回転するとガントリ（７）の回転
角度位置による放射線の量が第５図のように測定され、
斜下方からの治療がしくこ（いという問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するために１よさ
れたもので、垂直下方からの放射線治療も斜め下方から
の放射線治療もできる放射線治療用寝台を得ることを目
的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る放射線治療用寝台は、強度部材であるレ
ールを天板の両側ｇｔこおいて全長番こわたっていたも
のを、天板のほぼ半分の長さとし、残りの半分は天板の
中心線上にのみレールを設置したものである。

〔作　用〕

この発明における放射線治療用寝台では、放射線を真下
から照射する場合には両側レール部に、斜下方から照射
する場合には中心線上レール部に照射窓及び線束中心が
くるようにする。このためには天板を支柱を軸として１
８０ｔＬ以上回転できるなる０〔実施例〕第１図はこの発明の一実施例を示す斜視図で、図（ａ）
は斜下方から照射の場合、図（ｂ）は直下から照射の場
合を示し、ｆ！４２図はこの実施例に用いる天板の強度
部材としてのレールの構成を示す斜視図で、＠１図にお
いて従来例と同一符号は同等部分を示す。田はこの実施
例に用いるレールで、Ｍ側レール部Ｃ２υと中心線上シ
ール部（イ）とが接合部ので連結されている。

このような構造のレール■を用いたので、天板（１）を
支柱（５）の軸を軸として１８０度回転させることによ
って、第１図（ａ）または（ｂ）の状態を任意に選ぶこ
とができる。第１図（ａ）は上述のように斜下方から照
射の場合で、中心線上レール部のの一部に照射用窓位置
翌を設定するが、照射用窓（３）のマイラシートはなく
てもよい。また、この照射用窓位置（至）を天板（１）
の長手方向に位置調節するために、窓位置交換用天板（
至）が設けられている０従って、照射用窓位置（至）の
上方に患者の患部が配置され、線束中心（６）は何の障
害物もなく患者皮膚を通って患部に達する。真下方向か
ら照射する第１図（ｂ）の場合は、照射用窓（３）は両
側レール部□□□に設けるので、機能的には第３図の従
来例と同一である。以上のように一つの寝台で垂直下方
からの照射、斜下方からの照射のいずれにも対処でき、
所要の治療計画に従った治療が容易１こ行える。

上記実施例では、天板（１）が支柱（５）の軸を回転軸
として回転するとしたが、回転軸は支柱（５）の軸と一
致する必要性はなく、長手方向；こスライドする台の上
に回転可能な盤を設け、これに天板を取りつけてもよい
。また、窓位置交換用天板（４］及び（至）はたソ一種
類のみでなく、長手方向の寸法の異なるものを複数個準
備してお（と、照射用窓（３）および（至）の位置を自
由に設定できる。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、放射線治療用寝台の
天板の補強部材であるレールを天板の長　　ず。

手刀向のほぼ中央で配置状態を変更し、両側レール部と
、中心線上レール部とを設けたので、斜下方及び垂直下
方のいづれの方向からの放射線照射にもレールが妨げと
なるのを避けることができ、治療方法の拡大が可能であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す斜視図で、図（ａ）
及び（ｂ）はそれぞれ斜下方及び垂直下方からの照射の
場合を示す。第２図はこの実施例に用いる天板の補強部
材としてのレールの構成を示す斜視図、第３図は従来の
放射線治療用寝台と治療機とユＪｉ７からの照射の場合を示す≠構図、第５図は従来装装置に
おける照射方向と患部位置への照射線量強度との関係を
示す図である。図において、（１）は天板、（６）は放射線線束中心、
■は補強部材（レール）、■は両側レール部、（２）は
中心線上レール部である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）患者を横臥させる天板を有し、放射線を上記患者
の患部の垂直下及び斜め下から照射するものにおいて、
上記天板の強度部材であるレールを上記天板の全長のほ
ぼ中央より一方は上記天板の両側部に、他方は上記天板
の中心繰上に配置し、かつ、上記天板をその面内におい
て少なくとも１８０度回転可能とし、上記放射線の照射
野内に上記天板の上記両側レール部、または中心線上レ
ール部のいずれでも任意に設定できるようにしたことを
特徴とする放射線治療用寝台。