JPS61233148A - アンボンドプレストレストコンクリート用鋼材 - Google Patents
アンボンドプレストレストコンクリート用鋼材Info
- Publication number
- JPS61233148A JPS61233148A JP7498585A JP7498585A JPS61233148A JP S61233148 A JPS61233148 A JP S61233148A JP 7498585 A JP7498585 A JP 7498585A JP 7498585 A JP7498585 A JP 7498585A JP S61233148 A JPS61233148 A JP S61233148A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel material
- steel
- concrete
- grease
- coated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野]
本発明はコンクリート中に埋設した後、緊張して用いる
PC鋼材に関する。
PC鋼材に関する。
従来PC鋼材にコンクリートが直接付着しないようにす
るため第2図、第3図に示した構造とすることが行なわ
れている。
るため第2図、第3図に示した構造とすることが行なわ
れている。
第2図のものは、鋼線、帽り鋼撚線の何れにも用いられ
ているもので、これらのPC鋼材1の表面にグリース4
を塗布し、更にその上にポリエチレンチューブ5で被覆
したものである。これをコンクリートe中に打設した際
、中間層のグリース4の潤滑性によって、摩擦抵抗が0
.002〜0.005(1/m)と低く、長大なケーブ
ルをコンクリート内に配置し緊張する場合、その長所を
発揮し緊張が非常に容易となる。しかし短かいPC鋼材
の場合、両端からのグリースの漏洩防止等が、その製造
上にも取扱い上にも困難を生ぜしめる欠点を有する。ま
たPC鋼材の端部にネジやヘッドの加工がされるものに
あっては、連続的に生産を行なうことが著しく困難であ
る。
ているもので、これらのPC鋼材1の表面にグリース4
を塗布し、更にその上にポリエチレンチューブ5で被覆
したものである。これをコンクリートe中に打設した際
、中間層のグリース4の潤滑性によって、摩擦抵抗が0
.002〜0.005(1/m)と低く、長大なケーブ
ルをコンクリート内に配置し緊張する場合、その長所を
発揮し緊張が非常に容易となる。しかし短かいPC鋼材
の場合、両端からのグリースの漏洩防止等が、その製造
上にも取扱い上にも困難を生ぜしめる欠点を有する。ま
たPC鋼材の端部にネジやヘッドの加工がされるものに
あっては、連続的に生産を行なうことが著しく困難であ
る。
第3図に示したアスファルト7で被覆したPC鋼材1は
摩擦抵抗率が、第2図に示したものより若干大きい欠点
はあるが、製造が簡単で、グリース等の漏洩がなく、端
部にネジやヘッドの加工が施されていても、コンクリー
トとのアンボンド処理が容易なことから、比較的短尺の
PC鋼材に広く採用されている。しかしこの構造のもの
は、アンボンド処理をする際に、アスファルトまたはそ
れに類似した塗料を塗布する作業を行なう必要があるこ
とから、作業環境がその気化性の有機溶剤によって著し
く悪くなり、また飛末等で周辺床面等を汚す欠点をも育
している。また塗布後の乾燥中及びコンクリート型枠へ
の装着時の取扱いも難しく、剥離等を生じ被覆厚さの信
頼性を確保するための管理も困難である。
摩擦抵抗率が、第2図に示したものより若干大きい欠点
はあるが、製造が簡単で、グリース等の漏洩がなく、端
部にネジやヘッドの加工が施されていても、コンクリー
トとのアンボンド処理が容易なことから、比較的短尺の
PC鋼材に広く採用されている。しかしこの構造のもの
は、アンボンド処理をする際に、アスファルトまたはそ
れに類似した塗料を塗布する作業を行なう必要があるこ
とから、作業環境がその気化性の有機溶剤によって著し
く悪くなり、また飛末等で周辺床面等を汚す欠点をも育
している。また塗布後の乾燥中及びコンクリート型枠へ
の装着時の取扱いも難しく、剥離等を生じ被覆厚さの信
頼性を確保するための管理も困難である。
〔発明が解決しようとする問題点]
本発明は上記した従来の構造が有する問題点を解決した
PC鋼材を提供することを目的としたものである。
PC鋼材を提供することを目的としたものである。
PC鋼材の外周表面に流動性を存する塗料や潤滑材を塗
布してコンクリートとのアンボンド性を確保する方法は
、前述した通りその作業性に難点がある。
布してコンクリートとのアンボンド性を確保する方法は
、前述した通りその作業性に難点がある。
被覆された塗膜が運搬中や取り扱い中に周辺器材や若人
に転移せず、塗膜としての健全性を保っ穫 ためには、塗膜が乾燥され、流動性のない被;を形成す
る事が望ましい。
に転移せず、塗膜としての健全性を保っ穫 ためには、塗膜が乾燥され、流動性のない被;を形成す
る事が望ましい。
一方、その被膜はコンクリート中に打設され、コンクリ
ートが凝固した後、鋼材に応力を導入する時点ではコン
クリートと鋼材とのアンボンド性を発揮する事が必要で
ある。
ートが凝固した後、鋼材に応力を導入する時点ではコン
クリートと鋼材とのアンボンド性を発揮する事が必要で
ある。
発明者等は、上述した特徴を発揮する塗膜を実用化する
事を目的として、多数の塗料、被覆材について試作し、
試験を行ない、実用的な方法を見出した。
事を目的として、多数の塗料、被覆材について試作し、
試験を行ない、実用的な方法を見出した。
コンクリート中に打設し、応力を導入する際にアンボン
ド性を発揮する被覆材料として、水(又は水溶液、油、
グリース、アスファルト、その他流動性を有するあらゆ
る物質及び化合物)を樹脂(又はゼラチン等)で包んだ
マイクロカプセルを使用し、PC鋼材の外周表面に接着
剤を使用して塗膜するか、もしくは低融点の樹脂に混入
して溶着する等の方法で被覆加工を行う。
ド性を発揮する被覆材料として、水(又は水溶液、油、
グリース、アスファルト、その他流動性を有するあらゆ
る物質及び化合物)を樹脂(又はゼラチン等)で包んだ
マイクロカプセルを使用し、PC鋼材の外周表面に接着
剤を使用して塗膜するか、もしくは低融点の樹脂に混入
して溶着する等の方法で被覆加工を行う。
これらの被覆はコンクリートが凝固した後に、PC鋼材
の応力導入の為の緊張に際して、マイクロカプセル自体
がわずかの伸長力で破壊するため、緊張力の伝達が良好
で、アンボンド特性が確保されるものである。
の応力導入の為の緊張に際して、マイクロカプセル自体
がわずかの伸長力で破壊するため、緊張力の伝達が良好
で、アンボンド特性が確保されるものである。
被覆する厚さは一般に200μ以上が必要であるが特に
摩擦力を小さくしたい場合にはSOOμ程度とするのが
良い。
摩擦力を小さくしたい場合にはSOOμ程度とするのが
良い。
又マイクロカプセル内に包含する流動性物質として、油
、グリース又はリン酸エステルやエチレングリコール等
の合成物質を使用すれば、緊張時に破壊して浸出したこ
れらの物質がPC鋼材を包み込んで防錆効果を発揮する
が、より一層の防錆防蝕効果を期待するときは、PC鋼
材に防蝕層として合成樹脂の被覆を行い、その上に上記
の方法でマイクロカプセルの被覆を行えばよい。
、グリース又はリン酸エステルやエチレングリコール等
の合成物質を使用すれば、緊張時に破壊して浸出したこ
れらの物質がPC鋼材を包み込んで防錆効果を発揮する
が、より一層の防錆防蝕効果を期待するときは、PC鋼
材に防蝕層として合成樹脂の被覆を行い、その上に上記
の方法でマイクロカプセルの被覆を行えばよい。
この様にして被覆されたPC鋼材についてそのアンポン
ド特性を試験した結果の1例を表−1に示す。
ド特性を試験した結果の1例を表−1に示す。
表−1アンボンド(摩擦)特性
以上の通り、本発明のPC鋼材は、アンボンド加工に際
し、又は、その使用中の取扱いに際し、作業性が良く、
かつアンポンド特性の信頼性が高く、工業上極めて有益
である。
し、又は、その使用中の取扱いに際し、作業性が良く、
かつアンポンド特性の信頼性が高く、工業上極めて有益
である。
第1図は本発明によるPC鋼材の1例を示す構造図であ
り、(A)は鋼材が単線の場合の縦断面図、(B)は鋼
材が撚線の場合の横断面図である。 第2図、第3図は従来のポストテンシロニング用PC鋼
材の構造図である。 1・・・PC鋼材、2・・・合成樹脂被覆、3・・・マ
イクロカプセル被覆、4・・・グリース、5・・・ポリ
エチレンmm、e・・・コンクリート、7・・・アスフ
ァルト。 第1図 (A)
り、(A)は鋼材が単線の場合の縦断面図、(B)は鋼
材が撚線の場合の横断面図である。 第2図、第3図は従来のポストテンシロニング用PC鋼
材の構造図である。 1・・・PC鋼材、2・・・合成樹脂被覆、3・・・マ
イクロカプセル被覆、4・・・グリース、5・・・ポリ
エチレンmm、e・・・コンクリート、7・・・アスフ
ァルト。 第1図 (A)
Claims (3)
- (1)鋼材の外周面上を流動性物を内部に包含した多数
のマイクロカプセルによって被覆してなることを特徴と
するアンボンドPC鋼材。 - (2)流動性物は、水、水溶液、油、またはグリース、
アスファルト等の流動性物質である特許請求の範囲第1
項記載のPC鋼材。 - (3)マイクロカプセルは樹脂又はゼラチンの様な一定
以上の伸長力の様な外力によって破壊される物質によっ
て形成されてなる特許請求の範囲第1項または第2項記
載のPC鋼材。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7498585A JPS61233148A (ja) | 1985-04-08 | 1985-04-08 | アンボンドプレストレストコンクリート用鋼材 |
AU55739/86A AU587442B2 (en) | 1985-04-08 | 1986-04-08 | Prestressing steel material |
CA 506109 CA1280909C (en) | 1985-04-08 | 1986-04-08 | Prestressing steel material |
DE8686104809T DE3673050D1 (de) | 1985-04-08 | 1986-04-08 | Vorspannstahlkoerper. |
EP19860104809 EP0198398B1 (en) | 1985-04-08 | 1986-04-08 | Prestressing steel material |
US07/061,363 US4849282A (en) | 1985-04-08 | 1987-06-15 | Prestressing steel material |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7498585A JPS61233148A (ja) | 1985-04-08 | 1985-04-08 | アンボンドプレストレストコンクリート用鋼材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61233148A true JPS61233148A (ja) | 1986-10-17 |
Family
ID=13563080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7498585A Pending JPS61233148A (ja) | 1985-04-08 | 1985-04-08 | アンボンドプレストレストコンクリート用鋼材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61233148A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4962353A (ja) * | 1972-10-19 | 1974-06-17 |
-
1985
- 1985-04-08 JP JP7498585A patent/JPS61233148A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4962353A (ja) * | 1972-10-19 | 1974-06-17 |
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