JPS61231858A - 永久磁石回転子付電動機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は鉄心の外周に永久磁石を取付けた電動機に関
する。

（ロ）従来の技術 従来の永久磁石回転子付電動機は例えば特開昭５９−１
１７４７号公報に示されているように構成され℃いる。

ここで、この公報を参考に従来例を説明する。第２図に
おいて、（１）は密閉形電動圧縮機、（２）は回転圧縮
要素、（３）は永久磁石形同期電動機、（４）は密閉容
器、（５）は固定子、（６）は永久磁石回転子、（力は
回転子鉄心、（８）は永久磁石片、（９）はアルミダイ
カスト、　（１１は上部バランサー、αυは下部バラン
サー、（１２は表面補強部材、αＪは回転軸、側は細径
部である。そして、積層形成した回転子鉄心（力はアル
ミダイカスト（９）により永久磁石片（８）を軸方向に
取付けるエンドリングＱ５）（１６）を設けると同時に
上部バランサー住〔をも一体に形成している。

更に下部バランサーαυを別部材で取付け、永久磁石片
（８）を合致させて表面補強部材αのにより永久磁石片
（８）を回転子鉄心（７）の外周面上に固着させること
により永久磁石回転子は製作されている。また、回転軸
０′５に設けた細径部Ｈにより永久磁石回転子（６）は
この回転軸への組込みが容易になるようにしている。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 しかしながら、ダイカスト用のアルミは比重が２．１７
と小さく、かつ、融点が６６０℃と高いため、エンドリ
ングα９αｅの通路面積を広くしないと湯流れが悪くな
って巣ができたり、あるいはエンドリングα９と一体に
バランサー（１′Ｉ）を形成する場合にはこのバランサ
ーが横方向に拡げられないから、高さを高くして重量の
増加をはからなければならなかったりする等の問題があ
った。

一体に形成されるバランサーの高さを低くし、かつ、融
点を低くして湯流れを良くすることを目的とするもので
ある。

に形成するダイカスト材をアルミより大きな比重で、か
つ、低い融点の金属にしたものである。

（ホ）作用 この発明はダイカスト材料をアルミより大きな比重で、
かつ、低い融点の金属にしたことにより、ダイカストに
より形成されたバランサーを薄くしても重量が確保され
、かつ、湯流れを良くして、ダイカスト材料が狭い空間
にも流れ込むよ５にしたものである。

（へ）実施例 以下この発明を第１図に示す実施例に基づいて説明する
。。

翰は密閉容器で、この容器内には上部に電動要素（２１
）が、下部に回転圧縮要素＠が夫々収納されている。電
動要素Ｑυは密閉容器翰の内壁に焼ばめ固定された固定
子（ハ）と、この固定子の内部に回転軸３４１に挿着さ
れた回転子（ハ）とで構成されている。回転子（ハ）は
スロワ）Ｈを有する鉄心コア罰を積層して形成された回
転子鉄心（ハ）と、この回転子鉄心の両端にダイカスト
材料■で回転子鉄心＠の外径よりも大きく形成されたエ
ンドリング（至）０１）と、このエンドリングに挾まれ
て回転子鉄心（ハ）の外周面上に取付けられた複数個の
永久磁石片Ｃ３３と、この永久磁石片の表面を保護する
表面補強部材（へ）とにより構成されている。エンドリ
ング（至）Ｃ３１）には上部バランサー（ロ）と下部バ
ランサー（ト）とが一体に形成されている。ダイカスト
材料■は比重が７．１４で、融点が４１９℃の亜鉛を用
いている。回転圧縮要素■はシリンダ（至）と、このシ
リンダの開口を閉塞する上軸受部ｃ３７）と下軸受部（
至）と、この上軸受部に取付けられた吐出マフラー０９
とにより構成されている。

このように構成された永久磁石回転子において、永久磁
石片Ｃ３３を回転子鉄心（至）の外周面上に取付けるエ
ンドリング艶０１）をダイカスト成形する亜鉛は融点が
４１９℃と低く、融点が８６０℃のアルミに比べてダイ
カスト時の放熱が少なく、流動性が損われないようにし
てエンドリング■ｒ３１）を形成するために湯が流れる
通路を狭くしても湯がすみずみまで行きわたるようにし
ている。また、上部バランサー■と下部バランサー（ト
）とは比重が７．１４と大きい亜鉛で形成されており、
アルミに比べて薄くさせられる。′このため、上軸受部
Ｃ３ηに取付ゆられた吐出マフラーＩ３９はエンドリン
グＧυと下部バランサー（至）とを薄くした分、容積を
大きくできるようにしている。

また、上述のように亜鉛のダイカストはスロット（ハ）
の孔径を細くしても流れるため、回転子鉄心（ハ）に形
成されるスロット（ハ）を細くできるようにしている。

そして、スロット（至）の孔径か細くなることにより、
回転子鉄心■の磁気の通る面積が増え、この回転子鉄心
は磁気抵抗が小さくなり、モータ特性を向上させられる
。

しかも、エンドリング０１０Ｂは誘導電動機のようにト
ルク発生のために、２次電流を流す必要がなく、導電率
の低い亜鉛を用いてもモータ特性を損うこともない。

尚、上記説明においては、エンドリング（至）０１）を
薄（して吐出マフラーの容積を大きくするように説明し
たが、回転子ｂ≠の積厚を厚くして永久磁石片の長さを
長くしてモータ特性を向上させる（ようにしても良いこ
とは言うまでもない。

（ト）発明の効果 この発明の永久磁石回転子付電動機は回転子鉄心と永久
磁石片とを一体に形成するダイカスト材料をアルミより
大きな比重で、かつ、低い融点の金属にしたのであるか
ら、以下の効果を有する。

■　ダイカスト時の湯流れが良いため、スロットの孔径
を細くでき、回転子鉄心の磁気通路面積をふやすことで
この鉄心の磁気抵抗を小さくし、モータ効率が向上する
ようにしている。

■　バランサーを薄くできるため、その分永久磁石片を
長くすることでモータ特性を向上させたり、あるいは、
吐出マフラーの容積を大きくすることで、消音特性を向
上させたりできる。

■　回転子には２次電流が流れないため、ダイカスト材
の導電率によってモータ特性が損なわれることもない。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す回転圧縮機の縦断面
図、第２図は従来例を示す回転圧縮機の出願人　三洋電
機株式会社　外１名 代理人　弁理士　　佐　野　靜　夫 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、回転子鉄心と、この鉄心の外周面に取付けた複数個
   の永久磁石片とをダイカストで一体に形成した永久磁石
   回転子において、ダイカスト材料はアルミより比重が大
   きく、かつ、融点が低い金属にしたことを特徴とする永
   久磁石回転子付電動機。