JPH05316671A - 圧縮機用電動機の回転子 - Google Patents
圧縮機用電動機の回転子Info
- Publication number
- JPH05316671A JPH05316671A JP4159950A JP15995092A JPH05316671A JP H05316671 A JPH05316671 A JP H05316671A JP 4159950 A JP4159950 A JP 4159950A JP 15995092 A JP15995092 A JP 15995092A JP H05316671 A JPH05316671 A JP H05316671A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- core
- protrusions
- yoke
- projections
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 外周部に突起８ａ〜８ｄを具備した簿鉄板を
積層してヨーク鉄心５を構成し、このヨーク鉄心の外周
部に前記突起によって周方向に位置決めされたｎ個の磁
石２を装着してなる圧縮機用電動機の回転子において、
別部品によるバランスウェイトの取り付け量の削減、あ
るいは取り付けを廃止し、回転子を小型化するととも
に、部品点数や工数を削減する。 【構成】 前記突起を前記簿鉄板外周部をｎ等分する位
置に設けるとともに、ヨーク鉄心５を構成する一部また
は全部の薄鉄板において、前記突起の数をｎ−１個以下
とする。
積層してヨーク鉄心５を構成し、このヨーク鉄心の外周
部に前記突起によって周方向に位置決めされたｎ個の磁
石２を装着してなる圧縮機用電動機の回転子において、
別部品によるバランスウェイトの取り付け量の削減、あ
るいは取り付けを廃止し、回転子を小型化するととも
に、部品点数や工数を削減する。 【構成】 前記突起を前記簿鉄板外周部をｎ等分する位
置に設けるとともに、ヨーク鉄心５を構成する一部また
は全部の薄鉄板において、前記突起の数をｎ−１個以下
とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、密閉型圧縮機に使用さ
れる電動機の回転子に関し、特に永久磁石界磁を備えた
回転子に関する。
れる電動機の回転子に関し、特に永久磁石界磁を備えた
回転子に関する。
【０００２】
【従来の技術】密閉型圧縮機に使用される磁石を装着し
た回転子は、一般に図８及び図９に示される構成となっ
ている。これは例えば特開平２−２４６７４８号公報等
に開示されるものである。この回転子は、厚肉円筒形の
ヨーク鉄心１の外周部に瓦状の磁石２を複数個配置し、
この磁石２の外周部に薄肉の金属管３を嵌着し、一方磁
石２の軸方向両端には端板４，４を装着して構成されて
いる。
た回転子は、一般に図８及び図９に示される構成となっ
ている。これは例えば特開平２−２４６７４８号公報等
に開示されるものである。この回転子は、厚肉円筒形の
ヨーク鉄心１の外周部に瓦状の磁石２を複数個配置し、
この磁石２の外周部に薄肉の金属管３を嵌着し、一方磁
石２の軸方向両端には端板４，４を装着して構成されて
いる。
【０００３】ヨーク鉄心１は、軸孔６、クランプピン挿
通孔７、磁石の位置決めのための突起８ａ，８ｂ，８
ｃ，８ｄをそれぞれ有し、一般に円形薄鉄板を多数積層
するとともにカシメクランプ部１１によって薄鉄板相互
をかしめて固着することにより形成される。ヨーク鉄心
１において１０はバランス調整孔であり、ヨーク鉄心１
の軸方向の一方端または両端部を構成する薄鉄板に設け
られて、密閉型圧縮機における圧縮機構によって生じる
アンバランスを矯正するバランスウェイトとして機能す
るものである。図示の例ではヨーク鉄心１の上側端部を
形成する簿鉄板の略半周の範囲に合計４個のバランス調
整孔１０が設けてある。図示しないが、下側端部のバラ
ンス調整孔は、上側と１８０゜反対位置に所要モーメン
ト量に応じて同様に設けられる。バランス調整孔１０に
より回転子の上端及び下端に付加すべきモーメント量は
一般に機種によって異なり、これらモーメント量の調整
は、バランス孔１０の形状、個数または深さを調整する
ことによりなされる。
通孔７、磁石の位置決めのための突起８ａ，８ｂ，８
ｃ，８ｄをそれぞれ有し、一般に円形薄鉄板を多数積層
するとともにカシメクランプ部１１によって薄鉄板相互
をかしめて固着することにより形成される。ヨーク鉄心
１において１０はバランス調整孔であり、ヨーク鉄心１
の軸方向の一方端または両端部を構成する薄鉄板に設け
られて、密閉型圧縮機における圧縮機構によって生じる
アンバランスを矯正するバランスウェイトとして機能す
るものである。図示の例ではヨーク鉄心１の上側端部を
形成する簿鉄板の略半周の範囲に合計４個のバランス調
整孔１０が設けてある。図示しないが、下側端部のバラ
ンス調整孔は、上側と１８０゜反対位置に所要モーメン
ト量に応じて同様に設けられる。バランス調整孔１０に
より回転子の上端及び下端に付加すべきモーメント量は
一般に機種によって異なり、これらモーメント量の調整
は、バランス孔１０の形状、個数または深さを調整する
ことによりなされる。
【０００４】磁石２は、フェライト等の硬質磁性材によ
り形成されるが、円筒形のものが一体で形成できないた
めに、瓦状片のものを複数個使用して、これを略等配状
に配置して金属管３の締め付けによって固定する。図示
の例では４片の磁石２によって構成して、各片の中央を
磁極の中心として４極に着磁して使用される。金属管３
は、耐遠心力のための補強と外周部の密封を行うもので
あり、引張強度に優れ且つ非磁性体のものが用いられ、
一般にステンレス等のキャンを焼きばめまたは圧入によ
って装着する。また端板４，４は、磁石２の軸方向両端
部を密閉するものであり、金属製の円形板が使用され
る。端板４，４と金属管３とはすきま嵌合となってお
り、端板４，４とヨーク鉄心１とはそれぞれの内部を軸
方向に貫通する複数のクランプピン９によって相互が固
定されている。このクランプピン９は、磁束の流れをな
るべく妨げることのないように、各磁極の中央部に対応
する位置に挿通されている。
り形成されるが、円筒形のものが一体で形成できないた
めに、瓦状片のものを複数個使用して、これを略等配状
に配置して金属管３の締め付けによって固定する。図示
の例では４片の磁石２によって構成して、各片の中央を
磁極の中心として４極に着磁して使用される。金属管３
は、耐遠心力のための補強と外周部の密封を行うもので
あり、引張強度に優れ且つ非磁性体のものが用いられ、
一般にステンレス等のキャンを焼きばめまたは圧入によ
って装着する。また端板４，４は、磁石２の軸方向両端
部を密閉するものであり、金属製の円形板が使用され
る。端板４，４と金属管３とはすきま嵌合となってお
り、端板４，４とヨーク鉄心１とはそれぞれの内部を軸
方向に貫通する複数のクランプピン９によって相互が固
定されている。このクランプピン９は、磁束の流れをな
るべく妨げることのないように、各磁極の中央部に対応
する位置に挿通されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ヨーク鉄心１にはカシ
メクランプ部１１やクランプピン挿通孔７を設けるた
め、バランス調整孔１０を設けるスペースが少なくな
る。このため、例えばロータリー圧縮機用の回転子のよ
うな多量のバランスウェイトを必要とするもの、あるい
はヨーク鉄心の積層厚の小さな回転子にあっては、バラ
ンス調整孔１０のみではバランスウェイトが不足してし
まう。従って図示するように、この不足分の重量を補う
別のウェイト１２をクランプピン９を利用して端板４上
にかしめて取り付ける必要があった。
メクランプ部１１やクランプピン挿通孔７を設けるた
め、バランス調整孔１０を設けるスペースが少なくな
る。このため、例えばロータリー圧縮機用の回転子のよ
うな多量のバランスウェイトを必要とするもの、あるい
はヨーク鉄心の積層厚の小さな回転子にあっては、バラ
ンス調整孔１０のみではバランスウェイトが不足してし
まう。従って図示するように、この不足分の重量を補う
別のウェイト１２をクランプピン９を利用して端板４上
にかしめて取り付ける必要があった。
【０００６】上記別部品によるウェイト１２の存在によ
って、回転子の軸方向長が増大し、この回転子を収納す
る圧縮機の小型化の妨げとなる。また回転子の一方端の
みにウェイト１２を取り付ける場合や、上下両端それぞ
れに取り付けるウェイト１２の高さが異なるような場合
は、クランプピン９が２種類必要となり、ウェイト１２
用の部品が追加となる点と相まって、部品点数の増加、
取り付けのための工数の増加及び材料の増加をきたし、
回転子をコストアップさせる要因となっていた。
って、回転子の軸方向長が増大し、この回転子を収納す
る圧縮機の小型化の妨げとなる。また回転子の一方端の
みにウェイト１２を取り付ける場合や、上下両端それぞ
れに取り付けるウェイト１２の高さが異なるような場合
は、クランプピン９が２種類必要となり、ウェイト１２
用の部品が追加となる点と相まって、部品点数の増加、
取り付けのための工数の増加及び材料の増加をきたし、
回転子をコストアップさせる要因となっていた。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、外周部に突起
を具備した薄鉄板を積層してヨーク鉄心を構成し、この
ヨーク鉄心の外周部に前記突起によって周方向に位置決
めされたｎ個の磁石を装着してなる圧縮機用電動機の回
転子において、前記突起は前記薄鉄板外周部をｎ等分す
る位置に設けるとともに、前記ヨーク鉄心を構成する一
部または全部の薄鉄板において、前記突起の数をｎ−１
個以下としたものである。
を具備した薄鉄板を積層してヨーク鉄心を構成し、この
ヨーク鉄心の外周部に前記突起によって周方向に位置決
めされたｎ個の磁石を装着してなる圧縮機用電動機の回
転子において、前記突起は前記薄鉄板外周部をｎ等分す
る位置に設けるとともに、前記ヨーク鉄心を構成する一
部または全部の薄鉄板において、前記突起の数をｎ−１
個以下としたものである。
【０００８】
【作用】突起の存在しない部分をバランス調整孔の側に
一致させて薄鉄板を形成し、この薄鉄板を少なくともヨ
ーク鉄心の積層方向端部において整列積層することによ
り、円周上の所定位置における前記突起の有無によって
バランスウェイトの機能が増大する。
一致させて薄鉄板を形成し、この薄鉄板を少なくともヨ
ーク鉄心の積層方向端部において整列積層することによ
り、円周上の所定位置における前記突起の有無によって
バランスウェイトの機能が増大する。
【０００９】
【実施例】本発明の実施例を図１〜図７に基づいて説明
する。図１において、ヨーク鉄心５の外周部には４個の
磁石２が等配状に装着され、これら磁石２はヨーク鉄心
５の外周部の等配位置に設けた４個の突起８ａ，８ｂ，
８ｃ，８ｄによって周方向の位置決めがなされている。
図１の断面は回転子の上端近傍のものであるため、上端
におけるバランスウェイトとして機能する４個のバラン
ス孔１０が設けてある。平面上において、これらバラン
ス孔１０の合成された重心と回転子中心とを結ぶ線Ｌ−
Ｌ上には突起８ｃが位置しているが、ヨーク鉄心５の上
端近傍を構成する薄鉄板には突起８ｃが存在しない。こ
の様子は図３の正面断面図及び図４の斜視図に示されて
いる。回転子の上端において突起８ｃを減じたことによ
り、バランスウェイトの機能が増大し、図２に示すよう
に、上側端部に別部品のウェイトを設けることなく回転
子が構成されている。
する。図１において、ヨーク鉄心５の外周部には４個の
磁石２が等配状に装着され、これら磁石２はヨーク鉄心
５の外周部の等配位置に設けた４個の突起８ａ，８ｂ，
８ｃ，８ｄによって周方向の位置決めがなされている。
図１の断面は回転子の上端近傍のものであるため、上端
におけるバランスウェイトとして機能する４個のバラン
ス孔１０が設けてある。平面上において、これらバラン
ス孔１０の合成された重心と回転子中心とを結ぶ線Ｌ−
Ｌ上には突起８ｃが位置しているが、ヨーク鉄心５の上
端近傍を構成する薄鉄板には突起８ｃが存在しない。こ
の様子は図３の正面断面図及び図４の斜視図に示されて
いる。回転子の上端において突起８ｃを減じたことによ
り、バランスウェイトの機能が増大し、図２に示すよう
に、上側端部に別部品のウェイトを設けることなく回転
子が構成されている。
【００１０】一方、回転子の下端近傍を構成するヨーク
鉄心５の簿鉄板においては、突起８ｃが存在する代わ
り、突起８ａが存在しない。この結果、回転子の下端に
おけるバランスウェイトの機能が増大されている。図３
及び図４の例では、ヨーク鉄心５の積層方向の中央で突
起８ａと突起８ｃの有無を反転し、突起８ｂと８ｄは連
続して設けてある。ヨーク鉄心５の外周部の形状は、上
側を構成する薄鉄板と下側を構成する薄鉄板とで１８０
゜対称であるので、積層時において、ヨーク鉄心５の積
層方向中央で薄鉄板を１８０゜ローテーションして積層
してもよいが、一般的な順送プレス型を用いて打ち抜き
及び自動積層する場合は、突起８ａと８ｃの有無が切り
替わる地点で外周抜き型を入れ替える手法がよい。
鉄心５の簿鉄板においては、突起８ｃが存在する代わ
り、突起８ａが存在しない。この結果、回転子の下端に
おけるバランスウェイトの機能が増大されている。図３
及び図４の例では、ヨーク鉄心５の積層方向の中央で突
起８ａと突起８ｃの有無を反転し、突起８ｂと８ｄは連
続して設けてある。ヨーク鉄心５の外周部の形状は、上
側を構成する薄鉄板と下側を構成する薄鉄板とで１８０
゜対称であるので、積層時において、ヨーク鉄心５の積
層方向中央で薄鉄板を１８０゜ローテーションして積層
してもよいが、一般的な順送プレス型を用いて打ち抜き
及び自動積層する場合は、突起８ａと８ｃの有無が切り
替わる地点で外周抜き型を入れ替える手法がよい。
【００１１】図１に示した突起８ａ及び８ｃは、必ずし
も図３及び図４に示すようにヨーク鉄心５の積層方向の
中央で反転させる必要はなく、例えば図５に示すように
積層方向の中央部は両者が共に存在する積層域としても
よい。これはまた、両者が共に存在しない積層域であっ
てもよい。図５に示すように、突起８ａ及び８ｃがラッ
プする積層域を設けることにより、突起８ａ及び８ｃの
有無によって回転子に付加されるバランスモーメントの
増減調整を行うことが可能である。また回転子に具備す
べきバランスウェイトは上側と下側で異なるのが普通で
あるから、上記突起８ａ及び８ｃのラップ域は、積層方
向の中央部を境にして上下均等である必要はなく、上下
のいずれかへ偏位することは設計上差し支えない。
も図３及び図４に示すようにヨーク鉄心５の積層方向の
中央で反転させる必要はなく、例えば図５に示すように
積層方向の中央部は両者が共に存在する積層域としても
よい。これはまた、両者が共に存在しない積層域であっ
てもよい。図５に示すように、突起８ａ及び８ｃがラッ
プする積層域を設けることにより、突起８ａ及び８ｃの
有無によって回転子に付加されるバランスモーメントの
増減調整を行うことが可能である。また回転子に具備す
べきバランスウェイトは上側と下側で異なるのが普通で
あるから、上記突起８ａ及び８ｃのラップ域は、積層方
向の中央部を境にして上下均等である必要はなく、上下
のいずれかへ偏位することは設計上差し支えない。
【００１２】図６は別の実施例を示し、バランス効果上
突起８ａまたは８ｃが不要な区域であっても、ヨーク鉄
心５の積層方向端部を構成する薄鉄板の数枚について
は、すべての突起８ａ，８ｂ，８ｃ，８ｄを設けて構成
したものである。これは例えば、ヨーク鉄心５の突起８
ａ〜８ｄと磁石２との間に比較的大きな隙間が存在し
て、磁石２の位置決め機能が損なわれる恐れのある場合
において、積層方向両端での磁石２の位置決めを確実に
行うことにより、磁石２のずれを防止するものである。
尚、この場合においても、突起８ａと８ｃの有無を常に
逆にして、ヨーク鉄心５の外周部の形状が常に同一な薄
鉄板によって構成するようにしてもよい。
突起８ａまたは８ｃが不要な区域であっても、ヨーク鉄
心５の積層方向端部を構成する薄鉄板の数枚について
は、すべての突起８ａ，８ｂ，８ｃ，８ｄを設けて構成
したものである。これは例えば、ヨーク鉄心５の突起８
ａ〜８ｄと磁石２との間に比較的大きな隙間が存在し
て、磁石２の位置決め機能が損なわれる恐れのある場合
において、積層方向両端での磁石２の位置決めを確実に
行うことにより、磁石２のずれを防止するものである。
尚、この場合においても、突起８ａと８ｃの有無を常に
逆にして、ヨーク鉄心５の外周部の形状が常に同一な薄
鉄板によって構成するようにしてもよい。
【００１３】以上の説明においては、突起８ａと８ｃの
みによってバランスウェイトの効果を得る例について述
べたが、本発明はこれに限られたものではなく、１８０
°以内の円周上に存在する突起を１つのグループとし
て、このグループ内の突起の有無を積層方向に沿って同
一条件に揃えることによってもバランスウェイトの機能
を持たせることが可能である。図７に示す例は、図４〜
図６同様４個の突起８ａ，８ｂ，８ｃ，８ｄ（８ｄは図
示されない）を具備するヨーク鉄心５であるが、突起８
ａと８ｂを１つのグループ、突起８ｃと８ｄをもう１つ
のグループとして構成し、突起８ｂの有無を８ａ同様に
設定するとともに、突起８ｄの有無を８ｃ同様に設定し
た薄鉄板によって構成したものである。勿論この場合、
例えば図１及び図２に示した上側のバランス孔１０の合
成された重心が、突起８ａと８ｂの合成された重心と１
８０°対称位置になるように、バランス孔１０の位置を
設定することが望ましい。下側に設けるバランス孔にお
ける突起８ｃと８ｄとの関係についても同様である。
みによってバランスウェイトの効果を得る例について述
べたが、本発明はこれに限られたものではなく、１８０
°以内の円周上に存在する突起を１つのグループとし
て、このグループ内の突起の有無を積層方向に沿って同
一条件に揃えることによってもバランスウェイトの機能
を持たせることが可能である。図７に示す例は、図４〜
図６同様４個の突起８ａ，８ｂ，８ｃ，８ｄ（８ｄは図
示されない）を具備するヨーク鉄心５であるが、突起８
ａと８ｂを１つのグループ、突起８ｃと８ｄをもう１つ
のグループとして構成し、突起８ｂの有無を８ａ同様に
設定するとともに、突起８ｄの有無を８ｃ同様に設定し
た薄鉄板によって構成したものである。勿論この場合、
例えば図１及び図２に示した上側のバランス孔１０の合
成された重心が、突起８ａと８ｂの合成された重心と１
８０°対称位置になるように、バランス孔１０の位置を
設定することが望ましい。下側に設けるバランス孔にお
ける突起８ｃと８ｄとの関係についても同様である。
【００１４】尚、図７に示すようなグループ単位で突起
の有無を設定する構成においても、該グループは図４〜
図６に示した突起８ａまたは８ｃと同様の機能を有する
ので、図４〜図６に示したものと同様の応用例が実施で
きることは勿論である。また上記の例より明らかなよう
に、本発明は、使用する磁石の個数にかかわらず常に有
効に適用できるものである。また本発明において、突起
の径方向への突出長を大きく設定することにより、バラ
ンスウェイトとしての機能を一層増大させることができ
る。
の有無を設定する構成においても、該グループは図４〜
図６に示した突起８ａまたは８ｃと同様の機能を有する
ので、図４〜図６に示したものと同様の応用例が実施で
きることは勿論である。また上記の例より明らかなよう
に、本発明は、使用する磁石の個数にかかわらず常に有
効に適用できるものである。また本発明において、突起
の径方向への突出長を大きく設定することにより、バラ
ンスウェイトとしての機能を一層増大させることができ
る。
【００１５】尚ヨーク鉄心５は、順送プレス型によっ
て、複数の突起を有する薄鉄板の打ち抜き、あるいは複
数の突起のうちの１個以上を減じた形状の薄鉄板の打ち
抜きを行い、これを型内で自動積層することによって形
成されるため、製作は容易であり、また積層方向におけ
る突起の存在する区間または突起を減じる区間の設定は
機種に応じて随意に行うことができる。
て、複数の突起を有する薄鉄板の打ち抜き、あるいは複
数の突起のうちの１個以上を減じた形状の薄鉄板の打ち
抜きを行い、これを型内で自動積層することによって形
成されるため、製作は容易であり、また積層方向におけ
る突起の存在する区間または突起を減じる区間の設定は
機種に応じて随意に行うことができる。
【００１６】
【発明の効果】本発明によれば、ロータリー圧縮機用の
回転子のような多量のバランスウェイトを必要とするも
のやヨーク鉄心の積層厚の小さな回転子の場合におい
て、別部品によるウェイトの取り付け量の削減、あるい
は別部品によるウェイトの廃止が可能となり、回転子が
小型化できるとともに、部品点数や工数が削減されてコ
ストダウンが達成される。
回転子のような多量のバランスウェイトを必要とするも
のやヨーク鉄心の積層厚の小さな回転子の場合におい
て、別部品によるウェイトの取り付け量の削減、あるい
は別部品によるウェイトの廃止が可能となり、回転子が
小型化できるとともに、部品点数や工数が削減されてコ
ストダウンが達成される。
【図１】本発明の実施例を示し、図２のＱ−Ｑ線にて切
断した回転子の平面断面図。
断した回転子の平面断面図。
【図２】図１のＰ−Ｏ−Ｐ線にて切断した回転子の正面
断面図。
断面図。
【図３】図１のＬ−Ｌ線にて切断した回転子の正面断面
図。
図。
【図４】本発明によるヨーク鉄心の一例を示す斜視図。
【図５】本発明によるヨーク鉄心の一例を示す正面図。
【図６】本発明によるヨーク鉄心の一例を示す正面図。
【図７】本発明によるヨーク鉄心の一例を示す正面図。
【図８】従来例を示し、図９のＮ−Ｎ線にて切断した回
転子の平面断面図。
転子の平面断面図。
【図９】図８のＭ−Ｏ−Ｍ線にて切断した回転子の正面
断面図。
断面図。
１ ヨーク鉄心 ２ 磁石 ３ 金属管 ４ 端板 ５ ヨーク鉄心 ６ 軸孔 ７ クランプピン挿通孔 ８ａ，８ｂ，８ｃ，８ｄ 突起 ９ クランプピン １０ バランス調整孔 １１ カシメクランプ部 １２ ウェイト
Claims (1)
- 【請求項１】 外周部に突起を具備した薄鉄板を積層し
てヨーク鉄心を構成し、このヨーク鉄心の外周部に前記
突起によって周方向に位置決めされたｎ個の磁石を装着
してなる圧縮機用電動機の回転子において、前記突起は
前記簿鉄板外周部をｎ等分する位置に設けるとともに、
前記ヨーク鉄心を構成する一部または全部の薄鉄板にお
いて、前記突起の数をｎ−１個以下としたことを特徴と
する回転子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4159950A JPH05316671A (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 圧縮機用電動機の回転子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4159950A JPH05316671A (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 圧縮機用電動機の回転子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05316671A true JPH05316671A (ja) | 1993-11-26 |
Family
ID=15704707
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4159950A Pending JPH05316671A (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 圧縮機用電動機の回転子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05316671A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007145033A1 (ja) * | 2006-06-16 | 2007-12-21 | Ihi Corporation | モータロータ及びその回転バランス修正方法 |
| US7834504B2 (en) | 2006-06-16 | 2010-11-16 | Ihi Corporation | Motor rotor |
| JP2012147597A (ja) * | 2011-01-13 | 2012-08-02 | Toyota Motor Corp | ロータ用のコアプレート及び回転電機のロータ |
| JP2014161210A (ja) * | 2013-01-28 | 2014-09-04 | Asmo Co Ltd | モータ |
| WO2018100936A1 (ja) * | 2016-11-29 | 2018-06-07 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 電動機の回転子、それを備えた電動機、およびその回転子の製造方法 |
| CN109565195B (zh) * | 2016-08-22 | 2020-12-25 | 三菱电机株式会社 | 换向极型转子、电动机以及空调机 |
-
1992
- 1992-05-08 JP JP4159950A patent/JPH05316671A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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