JPS61230776A - 穀粒選別機の整流装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、穀粒選別機の整流装置に関するもので、内
周面に多数のツボ穴の構成されている回転選別筒で、籾
・玄米の混合米を選別する穀粒選別機に実施できる。

〔従来技術〕

内周面に多数のツボ穴の構成されている回転選別筒内に
、選別された穀粒を受ける穀粒樋を配設して、籾・玄米
の混合米を選別する穀粒選別機がある。

そして、この穀粒選別機には１回転選別筒１１の穀粒樋
下方に９回転選別機内の被選別穀粒が回転選別筒１１の
抄い上げ力により流積層を構成し、回転選別筒１１の供
給側端部から排出側端部へ順次流れる間に１回転選別筒
１１のツボ穴による抄い上げ力により、選別作用を受け
るものであって、この回転選別筒１１内の流積層が速く
供給側端部から排出側端部へ流れるのを阻止する為に、
第４図に示すように板状の整流板Ａを回転選別筒１１の
軸心方向に対して交叉する方向に複数枚配設して、回転
選別筒１１内の流積層が速く供給側から排出側へ流れる
のを阻止し、選別効率を高めようとしているものがある
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、従来技術による板状の整流板Ａにあっては１回
転選別筒１１内の流積層のうち回転選別筒１１の内周面
から一定間隔離れた上方のものは。

板状の整流板Ａに阻止され、この阻止されるものは流積
層の上部のものであって、比較的籾米の多い穀粒が多い
為、籾米の回転選別筒１１の供給側から排出側への流れ
を阻害し、この阻害された穀粒は回転選別筒１１内のツ
ボ穴に嵌入しがちとなって、ツボ穴への籾の嵌入が多く
なり、選別効率が低下するという問題点があった。

〔問題を解決するための手段〕

そこで、この発明は１回転選別筒内の流積層上部の籾の
多い穀粒の排出側への流れを良好とすることにより、前
述のような問題点を解決しようとするものであって、か
かる技術的課題を解決するためのこの発明の技術手段は
、［内局面に多数のツボ穴の構成されている回転選別筒
１１内に１選別された穀粒を受ける穀粒機１４，１６を
配設し。

幅狭の棒状体で構成されている整流体２４を、該回転選
別筒１１の内周面の汲上げ側下部近傍に一定空間を介在
させて、該回転選別筒１１の軸心方向に交叉させて配設
」したことである。

〔発明の作用効果〕

回転選別筒１１内の被選別穀粒の流積層の上部に、幅狭
の整流体２４が接触するものであるため、整流体２４の
上方からは流積層を構成する比較的籾米の多い穀粒が１
円滑に回転選別筒１１の供給側から排出側へ流れて、流
積層内の籾米を円滑に排出側へ流すことができて、回転
選別筒１１のツボ穴に籾米が嵌入しがちになるという従
来装置の欠点を解消することができ、また、回転選別筒
１１内の被選別穀粒の流積層下部の穀粒は、幅狭の整流
体２４でその排出側への流れを阻止され、回転選別筒１
１での選別機会を増大し、選別能率を向上させることが
できるものである。

〔実施例〕

以下、図面に示すこの発明の実施例について説明する。

まず、実施例の構成について説明すると、１は脱ぶ部で
、この脱ぶ部１は、籾タンク２、一対の脱ぶロール３，
３等で構成されている。４は、摺落米風選路で、前方の
吸引ファン室５により発生する選別風によって脱ぶ部１
からの摺落米を選別し、籾殻を吸引ファン室５から排塵
筒６を経て機外へ排出し、玄米および籾の混合米は下方
の摺落米受樋７へ落下し、摺落米受樋７に落下した混合
米は混合米揚穀機８で混合米供給ホッパー９を経て供給
樋１４の始端部へ搬送されるように構成されている。

１０は１選別ケースで、該選別ケース１０内には、内周
面に多数のツボ穴を有する回転選別筒１１がほぼ水平状
態に回転できるよう供給側端部部（第１図で右側）およ
び排出側端部（第１図で左側）を駆動ローラー１２．１
２で回転自在に支持されている。この回転選別筒１１内
には、供給ラセン１３を有する供給＠１４、仕上米ラセ
ン１５を有する仕上米樋１６を横架している。

この供給樋１４および仕上米樋１６を回転選別筒１１内
に配設するにあたっては、供給機１４を第２図に示すよ
うに回転選別筒１１の下方から上方へ回転する側に、又
仕上米樋１６を回転選別筒１１の上方から下方へ回転す
る側へ配設して１回転選別筒１１のツボ穴によりすくい
上げられた混合米は、供給樋１４へ落下し、供給ラセン
１３で供給＠１４の終端側へ移送されるように構成され
ていて、供給樋１．４は混合米受樋の機能も兼用してい
る。仕上米機１６の排出側端部は、仕上米流下筒１７．
仕上米流穀板１８を介して仕上米受樋１９へ連通されて
いて、仕上米が仕上米流下筒１７および仕上米流穀板１
８から仕上米受樋１９へ落下する間に風選されて、仕上
米受樋１９へ流下した玄米は、仕上米揚穀機２０を介し
て機外に取り出されるものである。回転選別筒１１の排
出側端部下方には、籾受機２１を配設し、回転選別筒１
１で選別された籾は籾受機２１へ落下し、籾揚穀機２２
で脱ぷ部１の籾タンク２へ還元される。

２３は、還元機で、該還元機２３は、回転選別筒１１内
の供給機１４下方に斜設されていて１回転選別筒１１に
より抄い上げられた穀粒のうち上方の仕上米樋１６およ
び供給機１４へ到達しない比較的玄米の多い穀粒を受け
て、回転選別筒１１内の被選別穀粒の流積層の回転後位
側へ還元し。

回転選別筒１１のツボ穴への玄米の嵌入を助長し、選別
能率を向上させようとするものである。２４゜２４、・
・・は、回転選別筒１１内の供給樋１４、還元種２３下
方に複数個配設した整流体で、この整流体２４，２４．
　　・・・は、例えば丸棒等の棒状体で構成されていて
、回転選別筒１１の内周面における汲上げ側下部近傍に
、該回転選別筒１１の内周面と一定空間を介在させて、
該回転選別筒１１の軸心方向に対して交叉させた状態で
複数個配設するものであり、該整流体２４は回転選別筒
１１内の被選別穀粒の流積層上部に接触した状態となり
１回転選別筒１１内の被選別穀粒が供給側端部から排出
側端部＾の流れを阻止し、回転選別筒１１のツボ穴によ
り抄い上げられる機会を多くし、穀粒の選別能率を向上
させようとするものである。なお、この整流体２４を回
転選別筒１１の内周面との間隔を調節可能に構成しても
よく、また、丸棒の径を大小調節可能に構成してもよい
。

次に実施例の作用について説明すると、籾摺作業をする
場合には、籾タンク２へ原初を供給し。

籾摺機の回転各部を駆動する。すると籾タンク２から脱
ぶ部１へ供給された籾は脱ぷ作用を受け、摺落米は下方
の摺落米選別風路４に流入して選別され、籾殻は排塵筒
６から機外へ排出される。玄米及び籾の混合米は、摺落
米受樋７に落下して、混合米揚穀機８で混合米供給ホッ
パー９を経て回転選別筒１１側の供給樋１４始端側へ揚
上供給され、供給機１４内の供給ラセン１３で回転選別
筒１１の供給側端部へ供給される。

ついで、第２図で時計方向へ回転している回転選別筒１
１のツボ穴によりすくいあげられ、精粒の玄米は仕上米
樋１６に落下し、籾及び一部の玄米の混合米は、供給機
１４に落下して選別され、供給樋１４に落下した未選別
の混合米は、供給ラセン１３で供給機１４の搬送終端部
から再度回転選別筒１１内へ供給され、再選別される。

また、仕上米樋１６に落下した仕上米は、仕上米ラセン
１５で仕上米流下筒１７へ搬送され、仕上米流穀板１８
を経て仕上米受樋１９へ落下する間に圧風ファン室２５
の圧風ファンの回転により発生する選別風により選別さ
れ、仕上米揚穀機２０で機外へ取り出されるものである
。

回転選別筒１１の排出側端部へ送られた選別された籾は
、下方の籾受樋２１へ落下し、籾揚穀機２２で脱ぷ部１
の籾タンク２へ還元され、再度脱ぶ部１で脱ぷ作用を受
けるものである。

上述のようにして、籾摺選別作業が行われるのであるが
、回転選別筒１１内の被選別穀粒は、回転選別筒１１の
ツボ穴により抄い上げられると共に、仕上米＠１６およ
び供給１１１４へ到達しない穀粒は流積層２５を構成し
て、整流体２４，２４゜・・・がその流積層２５上部に
接触した状態となり、流積層２６の回転選別筒１１の排
出側への流れを阻止しながら、被選別穀粒の流積層２６
がツボ穴により度々抄い上げる機会を得て、選別効率を
高める機能を果たすものである。また、この整流体２４
は棒状体で構成されていて、回転選別筒１１の流積層２
６の上部に接触した状態となり、回転選別筒１１内の流
積層２６は整流体２４の上方から排出側へ流れることが
できるものであって。

流積層２６上部へ浮上した比較的籾の多い混合粒は、整
流体２４に妨害されることなく、回転選別筒１１の排出
側への流れを良好なものとすることができて、籾米の排
出側への流れを良好とし、また、流積層２６下部の比較
的玄米の多い穀粒は、俳 整流体２４によりその書出側への流れが阻止され、度々
回転選別筒１１のツボ穴での選別作用を受け、効率的な
選別を行うことができるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は、この発明の実施例を示すものであって、第１図
は、切断側図面、第２図は、切断背面図。 第３図は、切断背面図、第４図は、従来装置を示す切断
背面図である。 符号の説明 １、脱ぷ部　　　　　　　　２．籾タンク３、脱ぶロー
ル ４、摺落米風選路　　　　　５．吸引ファン室６、排塵
筒　　　　　　　　７．籾落米受樋８、混合米揚穀機 ９、混合米供給ホッパー　１０．選別ケース１１、回転
選別筒　　　　　１２．駆動ローラ１３、供給ラセン １４、供給樋（穀粒機）　　１５．仕上米ラセン１６．
仕上米樋（穀粒機）　２３．還元種２４、整流体

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 〔１〕内周面に多数のツボ穴の構成されている回転選別
   筒１１内に、選別された穀粒を受ける穀粒樋１４、１６
   を配設し、幅狭の棒状体で構成されている整流体２４を
   、該回転選別筒１１の内周面の汲上げ側下部近傍に一定
   空間を介在させて、該回転選別筒１１の軸心方向に交叉
   させて配設してなる穀粒選別機の整流装置。