JPS6122974Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6122974Y2 JPS6122974Y2 JP1981016970U JP1697081U JPS6122974Y2 JP S6122974 Y2 JPS6122974 Y2 JP S6122974Y2 JP 1981016970 U JP1981016970 U JP 1981016970U JP 1697081 U JP1697081 U JP 1697081U JP S6122974 Y2 JPS6122974 Y2 JP S6122974Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag
- nonwoven fabric
- strength
- bags
- fibers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
Landscapes
- Fertilizers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は好気性醗酵処理に用いる袋に関する。
畜ふんの堆肥化方法の一つとして、袋に畜ふん
或いは畜ふんにおがぐず、切りわら等の植物繊
維、又は乾燥畜ふん、醗酵堆肥等を混合したもの
を詰めて袋詰体とし、堆積して好気性醗酵させる
方法がある。
或いは畜ふんにおがぐず、切りわら等の植物繊
維、又は乾燥畜ふん、醗酵堆肥等を混合したもの
を詰めて袋詰体とし、堆積して好気性醗酵させる
方法がある。
この方法によれば、醗酵槽が不要である、処理
場所の制約がない、切り返しが不要である、悪
臭、うじの発生が著しく減少する等の利点があ
る。しかし従来、好気性醗酵処理用の袋として多
用されているのはポリオレフイン系テープクロス
を用いて縫製して袋体としたものであるが、これ
らは下記の如き欠点を有している。
場所の制約がない、切り返しが不要である、悪
臭、うじの発生が著しく減少する等の利点があ
る。しかし従来、好気性醗酵処理用の袋として多
用されているのはポリオレフイン系テープクロス
を用いて縫製して袋体としたものであるが、これ
らは下記の如き欠点を有している。
１ 袋詰体を屋外に野積みしたときに、袋を構成
するポリエチレン製テープクロス或いはポリプ
ロピレン製テープクロス等は紫外線を受けて劣
化し易く、これらを用いてなる袋は繰返し使用
できず経済的でない。
するポリエチレン製テープクロス或いはポリプ
ロピレン製テープクロス等は紫外線を受けて劣
化し易く、これらを用いてなる袋は繰返し使用
できず経済的でない。
２ ポリオレフインは紫外線による劣化過程で過
酸化物が生成し、袋詰体を多数多段に堆積する
と醗酵熱により70℃以上の高温に達することが
多いので自然発火のおそれがある。
酸化物が生成し、袋詰体を多数多段に堆積する
と醗酵熱により70℃以上の高温に達することが
多いので自然発火のおそれがある。
３ ポリオレフイン製テープクロスは吸水性が殆
んどない上、組織も極めて粗で毛管水も殆んど
保有できないので、袋詰体を多段堆積すると、
袋詰内容物中の水分が重力水として働き、堆積
底部に滲出して悪臭の発生源となり、汚物感が
著しい。
んどない上、組織も極めて粗で毛管水も殆んど
保有できないので、袋詰体を多段堆積すると、
袋詰内容物中の水分が重力水として働き、堆積
底部に滲出して悪臭の発生源となり、汚物感が
著しい。
４ 大量処理のため大型の袋体を作製しようとす
ると強力の高いポリオレフイン製テープクロス
を必要とするが、強力を上げるためには打込み
本数を多くせねばならず通気量が低下するので
醗酵熱過程がうまく進行しなくなる。
ると強力の高いポリオレフイン製テープクロス
を必要とするが、強力を上げるためには打込み
本数を多くせねばならず通気量が低下するので
醗酵熱過程がうまく進行しなくなる。
５ ポリオレフイン製テープクロスは表面平滑で
極めて滑り易く、多段堆積すると袋詰体が滑り
易く、くずれ易い。
極めて滑り易く、多段堆積すると袋詰体が滑り
易く、くずれ易い。
本考案の目的は好気性醗酵処理に好適で、かつ
繰り返し使用が可能で、醗酵処理後の取扱いも容
易な袋を提供することにある。
繰り返し使用が可能で、醗酵処理後の取扱いも容
易な袋を提供することにある。
すなわち本考案はポリエステル長繊維からな
り、引張強度７（Kg／５cm）以上、引裂強力1.3
（Kg）以上の強度を有しかつ60（c.c.／cm2／sec）以
上の通気量を有する不織布であつて、その表面の
組織が熱固定されてなる好気性醗酵処理用袋にあ
る。
り、引張強度７（Kg／５cm）以上、引裂強力1.3
（Kg）以上の強度を有しかつ60（c.c.／cm2／sec）以
上の通気量を有する不織布であつて、その表面の
組織が熱固定されてなる好気性醗酵処理用袋にあ
る。
図面に本考案の斜視図を示すが、１は袋体、２
はポリエステル長繊維不織布である。
はポリエステル長繊維不織布である。
不織布は一般に湿式不織布と乾式不織布とに大
別されるが、湿式不織布は使用する織維長が通常
10mm以下であるので接着剤を使用せねばならず、
強度を上げるため目付を多くすると通気度が著し
く低下し、又接着剤の一定面積当りの使用量も増
加するので、通気度を更に低下させる。又引裂強
力が弱いのも大きな欠点である。乾式不織布は織
維長25〜102mmの短繊維を使用するものと長繊維
を使用するものとがあるが、短繊維を使用するも
のは強度がやはり不充分であり、長繊維を使用し
た不織布が強度の点で好ましい。長繊維にはフイ
ラメント及びテープヤーンがあるが、本考案では
不織布製造上及び袋としての性能上から前者の不
織布を使用する。特に本考案における不織布とし
ては紡糸工程から一挙に形成されたスパンボンド
不織布が好適に使用される。又長繊維不織布の素
材にはポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン
などが使用されるが、ナイロンは吸湿に依り膨潤
し目をつめて通気性を低下させ、又畜ふんと親和
性が強いので目づまりを起し易いと共に汚染し易
く、使用の都度洗浄する必要がある。又ポリプロ
ピレンは耐候性の劣るので、野積みには使用でき
ないなどの欠点を有し、好適にはポリエステルが
使用される。
別されるが、湿式不織布は使用する織維長が通常
10mm以下であるので接着剤を使用せねばならず、
強度を上げるため目付を多くすると通気度が著し
く低下し、又接着剤の一定面積当りの使用量も増
加するので、通気度を更に低下させる。又引裂強
力が弱いのも大きな欠点である。乾式不織布は織
維長25〜102mmの短繊維を使用するものと長繊維
を使用するものとがあるが、短繊維を使用するも
のは強度がやはり不充分であり、長繊維を使用し
た不織布が強度の点で好ましい。長繊維にはフイ
ラメント及びテープヤーンがあるが、本考案では
不織布製造上及び袋としての性能上から前者の不
織布を使用する。特に本考案における不織布とし
ては紡糸工程から一挙に形成されたスパンボンド
不織布が好適に使用される。又長繊維不織布の素
材にはポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン
などが使用されるが、ナイロンは吸湿に依り膨潤
し目をつめて通気性を低下させ、又畜ふんと親和
性が強いので目づまりを起し易いと共に汚染し易
く、使用の都度洗浄する必要がある。又ポリプロ
ピレンは耐候性の劣るので、野積みには使用でき
ないなどの欠点を有し、好適にはポリエステルが
使用される。
醗酵処理において使用される袋は、畜ふん等を
袋詰めする際及び袋詰体を多段に堆積する際に耐
える強度を有するものであることが必要である。
更に完熟後そのまま農地に運び、袋体そのものよ
り直接施肥できることが実用上便利であり、施肥
後、再び醗酵処理用袋として繰り返し、好ましく
は10回以上使用するためには、袋を構成する長繊
維不織布の強度として、引張強度（Kg／５cm）が
少なくとも７（Kg／５cm）、好ましくは10（Kg／
５cm）以上、引裂強力が少なくとも1.3Kg、好ま
しくは1.5Kg以上であることが必要である。又醗
酵には充分な通気量を確保する必要があり、本考
案に使用される長繊維不織布としては、通気量が
60（c.c.／cm2／sec）以上、好ましくは100（c.c.／
cm2／sec）以上有することが必要である。かかる
強度と通気量を共に満足せしめるものとしてもポ
リエステル長繊維不織布が好適である。
袋詰めする際及び袋詰体を多段に堆積する際に耐
える強度を有するものであることが必要である。
更に完熟後そのまま農地に運び、袋体そのものよ
り直接施肥できることが実用上便利であり、施肥
後、再び醗酵処理用袋として繰り返し、好ましく
は10回以上使用するためには、袋を構成する長繊
維不織布の強度として、引張強度（Kg／５cm）が
少なくとも７（Kg／５cm）、好ましくは10（Kg／
５cm）以上、引裂強力が少なくとも1.3Kg、好ま
しくは1.5Kg以上であることが必要である。又醗
酵には充分な通気量を確保する必要があり、本考
案に使用される長繊維不織布としては、通気量が
60（c.c.／cm2／sec）以上、好ましくは100（c.c.／
cm2／sec）以上有することが必要である。かかる
強度と通気量を共に満足せしめるものとしてもポ
リエステル長繊維不織布が好適である。
更に袋を繰返し使用する際に、強度面だけ満足
するのでは不十分で、畜ふん等の袋詰体の堆積時
及び運搬時袋体表面がこすられて毛羽立ちを生じ
厚みを減少する結果、繰返し使用数回で破袋する
場合がある。従つて、袋を構成する不織布として
不織布表面の毛羽立ちをおさえるため不織布表面
の繊維を熱固定した不織布を用いる。表面固定処
理方法としては、凸部を有する又は有しない加熱
板又は加熱ローラでの加圧加熱によるエンボス加
工法、熱処理法又はこれらの組合せが用いられ
る。これらの表面固定処理法は、毛羽立ちをおさ
えるだけでなく通常引張強度を向上させるが、表
面固定処理による繊維の融着の程度が著しいと引
裂強力及び通気量を低下せしめるので必要な引裂
強力及び通気量を保持するためには150〜190℃、
好ましくは170〜180℃で表面熱処理するのがよ
い。
するのでは不十分で、畜ふん等の袋詰体の堆積時
及び運搬時袋体表面がこすられて毛羽立ちを生じ
厚みを減少する結果、繰返し使用数回で破袋する
場合がある。従つて、袋を構成する不織布として
不織布表面の毛羽立ちをおさえるため不織布表面
の繊維を熱固定した不織布を用いる。表面固定処
理方法としては、凸部を有する又は有しない加熱
板又は加熱ローラでの加圧加熱によるエンボス加
工法、熱処理法又はこれらの組合せが用いられ
る。これらの表面固定処理法は、毛羽立ちをおさ
えるだけでなく通常引張強度を向上させるが、表
面固定処理による繊維の融着の程度が著しいと引
裂強力及び通気量を低下せしめるので必要な引裂
強力及び通気量を保持するためには150〜190℃、
好ましくは170〜180℃で表面熱処理するのがよ
い。
本考案の袋は上述の如きポリエステル長繊維に
て構成されるが、袋体の形成は通常縫製によるの
がよいが、高周波によるヒートシールによつても
よい。又袋の形状は何ら制限されるものではない
が、畜ふん等の袋詰体での取扱い或いは完熟後の
取扱いに容易な大きさ、形態にすることは好まし
いことである。
て構成されるが、袋体の形成は通常縫製によるの
がよいが、高周波によるヒートシールによつても
よい。又袋の形状は何ら制限されるものではない
が、畜ふん等の袋詰体での取扱い或いは完熟後の
取扱いに容易な大きさ、形態にすることは好まし
いことである。
本考案の袋は、長期にわたり好気性醗酵を持続
させる耐久性を有し、繰り返し使用が可能なるも
のであり、又完熟した堆肥を袋体のまま運搬、施
肥可能なるものである。
させる耐久性を有し、繰り返し使用が可能なるも
のであり、又完熟した堆肥を袋体のまま運搬、施
肥可能なるものである。
図面は本考案の好気性醗酵処理用袋の斜視図で
ある。 １……袋体、２……ポリエステル長繊維不織
布。
ある。 １……袋体、２……ポリエステル長繊維不織
布。
Claims (1)
- ポリエステル長繊維からなり、引張強度７
（Kg／５cm）以上、引裂強力1.3（Kg）以上の強度
を有しかつ60（c.c.／cm2／sec）以上の通気量を有
する不織布であつて、その表面の繊維が熱固定さ
れた不織布にて構成されてなる好気性醗酵処理用
袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1981016970U JPS6122974Y2 (ja) | 1981-02-09 | 1981-02-09 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1981016970U JPS6122974Y2 (ja) | 1981-02-09 | 1981-02-09 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57129749U JPS57129749U (ja) | 1982-08-12 |
| JPS6122974Y2 true JPS6122974Y2 (ja) | 1986-07-10 |
Family
ID=29814939
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1981016970U Expired JPS6122974Y2 (ja) | 1981-02-09 | 1981-02-09 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6122974Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60145983A (ja) * | 1983-12-29 | 1985-08-01 | 三菱レイヨン・エンジニアリング株式会社 | 好気性醗酵用処理装置 |
-
1981
- 1981-02-09 JP JP1981016970U patent/JPS6122974Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57129749U (ja) | 1982-08-12 |
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