JPS61229624A - 進入容易座席調節器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般に進入容易座席調節器に関し、更に詳細に
は進入容易位置へ移動するように且つこの進入容易位置
から所定の位置へ復帰するように車両座席を解除するた
めに座席背部の傾動により作動されるような進入容易座
席調節器に関する。

進入容易座席調節器はよく知られており、座席背部の傾
動と同時に車両座席を進入容易位置へと前方に変化させ
該座席を初期スタート位置かまたは所ボの位置へと後方
に復帰きせるためのラッチ、リンクおよびレバーの種々
の組合わせを含む。かかる配置の一例は米国特許第４，
４４０，４４２号に示されている。しかし、これら公知
の配置のいずれも座席背部がその直立位置に復帰すれば
座席の容易な進入移動が停止されるようにしたものであ
る。

本発明に係る進入容易座席調節器は特許請求の範囲第１
項の特徴部分に明記された特徴を有する。

本発明の進入容易座席調節器はラッチ位置へ弾性的に付
勢てれたラッチ部材により複数の水平調節位置の任意の
１つに位置せしめられる１対の座席軌道部材を含む座席
摺動構体と併用されるためのものである。ラッチ部材は
解除まだは非ラッチ位置へ手動で可動で両軌道部材の水
平方向調節を許す。まだラッチ部材は非阻止位置へ通常
弾性的に付勢される阻止部材により非ラッチ位置へも可
動である。

阻止部材は座席背部で作動されるケーブルによシ非阻止
位置からラッチ部材と係合してこれを非ラッチ位置へ移
動せしめる阻止位置へと可動であり、これは阻止部材ば
ねの出力がラッチ部材ばねのそれよりも小さいからであ
る。ラッチ部材ばねの付勢の下でのラッチ部材と阻止部
材との係合によりラッチ部材は非ラッチ位置に、阻止部
材は阻止位置にそれぞれ保持される。従って、座席背部
を傾けてラッチ部材のラッチを解くと座席を進入容易位
置へ前方に変位させることができる。ラッチ部材ばねの
強度は阻止部材ばｉｗのそれよりも太きいから、座席背
部の［亘立位置への復帰は阻止部材の非阻止位置への復
帰になんら影響しない。

座席が進入容易位置から後方へ変位するにつれて、ラッ
チ部材は衝合部と係合して座席の調節範囲のほぼ中間点
において更なる非ラッチ位置へと移動する。これにより
阻止部材はラッチ部材から離脱するので阻止部材は非阻
止位置に復帰しラッチ部材はラッチ位置に復帰する。

本発明の主たる特徴は、座席背部の傾動と同時に座席摺
動構体の手動操作可能なラッチ部材を座席背部で作動さ
れる阻止部材が非ラッチ位置へ移動させ座席の前方変位
した進入容易位置への移動および所定位置への復帰時に
ラッチ部材を非ラッチ位置に保持するようにした改良さ
れた進入容易座席調節器を提供することにある。他の特
徴は、阻止部材が非阻止位置へ弾性的に付勢されそして
ラッチ部材の弾性的付勢による弾性的付勢に抗して阻止
位置に維持されて座席背部の直立位置への復帰が阻止部
材の非阻止位置への復帰になんら影響しないようにした
ことにある。更なる特徴は、阻止部材が座席の進入容易
位置から水平方向調節範囲内での所定位置への復帰時に
ラッチ部材の更なる非ラッチ位置への移動により非バｎ
止位置へ移動するように解除されることにある。

以下に本発明を添付図面によって例示的に更に説明する
。

さて第１図を特に参照するに、全体的に１０で示した座
席摺動構体は上側軌道部材１２と下側軌道部材１４を含
む。第４図に最も良く示されているように、上側軌道部
材１２は基壁１６と、１対の側壁１８と、弧状の１対の
終端フランジ２０とを含む。下側軌道部材１４も同様に
基壁２２と、■対の側壁２４と、弧状の終端フランジ２
６とを含み、基壁２２と側壁２４は上側軌道部材１２の
それぞれの基壁１６と側壁１８に対して離隔対向関係に
位置しており、終端フランジ２６は終端フランジ２０に
対して離隔対向関係に位置している。

上側軌道部材１２は米国特許第４，５１１，１８７号ま
たは昭和６１年３月７日に出願された本件出願人の係属
中の特許願昭　　　　　号（米国出願第７０９，８８１
号に対応）に開示されているごとき１対の軸受組立体に
より相対水平移動可能に下側軌道部材１４上に支持され
ている。

下側軌道部材１４は第１図に概略的に示した前後ブラケ
ット２８等により不図示の車両上に適当に支持されてい
る。上側軌道部材１２は不図示の座席クッションと、図
示のごとき直立位置と該図示位置の反時計方向の不図示
の前傾位置との間を移動可能なように上側軌道部材１２
の基壁１６に固定されたブラヶット３４に枢着３２され
た座席背部３０とを含む車両座席を支持している。座席
背部３０には後述の目的のためにそれと一体移動可能に
レバー３６が固定されている。

上側軌道部材１２は昭和６１年３月７日に出願された本
件出願人の係属中の特許願昭号（米国出願第７０９，８
８２号に対応）に開示されているごときラッチ装置によ
シ下側軌道部材１４に対して複数の水平調節位置の任意
の１つに保持されている。一般に、このラッチ装置は第
３図に示すようにスロット４２を有するＵ字形本体部分
４０を有するラッチ部材３８を含む。スロット４２はラ
ッチ部材３８を第１図、第２図および第４図に示すごと
きラッチ位置と第３図に示すごとく該ラッチ位置の僅か
に時計方向の非ラッチ位置との間を移動可能なように上
側軌道部材１２上に回動自在且つ摺動自在に装着するた
めに上側軌道部材１２の基壁１６の矩形開口４４の後縁
部を受容している。

ラッチ部材３′８は矩形開口４４の内方に且つ上側軌道
部材１２の前方に延びそして互いに逆に延びる１対のラ
ッチ腕了たに出張り４８．５０となって終端するラッチ
部分４６を含む。

出張１１１ｊ：上側軌道部材１２の４壁１６の開口５２
内を垂直方向に移動し、出張り５０は上側軌道部材を下
側軌道部材に対して水平調節位置にラッチするために下
１細動１運部材１４０基壁２２の複数の開口５４の任意
の１つに受容可能である。ラッチ部材３８は史に、上側
軌道部材１２の横方向且つ外方に延び手動操作器６２の
扁平化された後端６０を受容する作＠腕″！！だは部分
５８となって終端する腕５６を含む。手動操作器６２は
管状部材として示されているが、所望ならば他の形状に
してもよい。

ラッチ部材３８は出張り４８を取囲み且つ該出張りに隣
接してラッチ部分４６上に着座する縦方向および横方向
に弧状のヘアピン型のばね６４（第１図および第２図）
の形態をなす第１の弾性手段によりラッチ位置へと付勢
されている。ばね６４の自由端６６は上側軌道部材１２
の基壁１６の開口６８を上方に貫通している。

上側軌道部材１２の基壁１６にはブラケット７０が固定
されている。このブラケット７０はそこから上側軌道部
材１２の一方の側壁１８に沿って懸下し後述の目的のた
めに横方向タブγ４となって終端する横方向フランジ７
２を含む。まだブラケット７０からは一体的なスロット
付フランジ７６が上方に延びている。

この一体的々スロット付フランジ７６とブラケット７０
との間には補強リブ７８が設けられている。

ブラケット７０の横方向フランジ７２にはプラチツク材
料の扇形のＩＳ目止部材８０が枢着８２されている。−
コイルねじシばね８４は第２の弾性手段を与えるもので
ありこれは阻止部材を第１図および第４図に示すごとき
その非阻止位置へと反時計方向に付勢すべく一端全枢軸
８２のスロット８６内に固着きれ他端を阻止部材８０に
保留されている。阻止部材８０はブラケット７０の横方
向タブ７４との係合によりこの位置に位置ぎめされる。

コイルねじりばね８４の出力は後述の目的のためにばね
６４のそれよりもずっと小さい。

外装置９を有するケーブル８Ｂの形態をなす結合手段は
その後端をレバー腕３６に係留９０されている。ケーブ
ル８８の外装置９の前端は周方向にスロットを設けられ
外装をブラケットγ０に係留するために横方向フランジ
７６のスロット９２内に受容されている。

ケーブルは阻゛止部材８０の周の溝９４を貫通している
。ケーブル８８の前端にはピン９６が固着されこれはケ
ーブル８８を座席背部３０と阻止部材８０との間に保留
すべく阻止部材８０のスロット９８内に受容されている
。

座席が任意の水平調節位置にあり座席を新しい位１置へ
移動させたい時には、手動操作器６２を手動で持上げて
ラッチ部材３８をばね６４の付勢に抗して第３図で見て
時計方向にその非ラッチ位置へと回動させる。これによ
り引張シ５０は開口５４から出るので上側軌道部材にお
よび座席は下側軌道部材１４に対して水平方向に調節さ
れうる。阻止部材８０はコイルねじりばね８４の付勢の
下で横方向タブ７４に対して第１図、第２図および第４
図に示すごとく非阻止位置にとどまる。

座席を進入容易前方変位位置へ移動させたい時には、座
席背部３０を前傾させるかまたは第１図で見て枢軸３２
のまわりに反時計方向に回転させる。これによシケーブ
ル８８は後方へ移動し阻止部材８０は第１図および第４
図に示した非阻止位置から第３図に示した阻止位置へと
枢軸８２のまわりに時計方向に回転する。阻止部材８０
が阻止位置へ回転するにつれて、阻止部材の一体的タブ
または出張り１００が手動操作器６２をその第４図位置
から手動操作器が出張り１００の壁１０２上に着座し同
時にラッチ部材３８を非ラッチ位置へ移動させる第３図
位置へと回転させる。

次いで座席を進入容易位置へと前方に変位させればよい
。

座席が前方に変位するにつれであるいはその変位後に万
一座席背部３０がその直立位置に復帰した場合には、ラ
ッチ部材３８および手動操作器６２に対するばね６４の
力はコイルねじりばね８４の付勢を超えて（５ｆＥｌ　
、ｔＪ二組部材８０阻止位置での第３図位置に維持する
からラッチ部材３８は非ラッチ位置に残る。

座席の進入容易位置から後方への移動と同時に、出張り
５０は下側軌道部材１４に対する上側軌道部材１２の調
節範囲内のほぼ中間点において下側軌道部材１４の基壁
２２内に位置するくぼみ丑たは衝合部１０４（第３図）
の形態をなす作動可能手段と係合する。出張り５０が衝
合部１０４と係合すると、ラッチ部月３８は手動操作器
６２が出張り１００の壁１０２から持上げられるように
匿なる非ラッチ位置へと僅かに時計方向に回転する。そ
こでコイルねしりばね８４が阻止部材８０をその非阻止
位置へと反時計方向に回転させる。

出張り５０が衝合部１０４を通過するや否や、ばね６４
はラッチ部材３８をすぐそばの開口５４かまだは衝合部
１０４の後方か右方の次の開口５４に係合するラッチ位
置へと復帰させる。しかる後、座席の更なる調節を前述
したようにして行なうことができる。

従って、本発明は傾動した座席背部が万一直立位置に復
帰したら座席の容易な進入運動を継続させることを可能
にした点で改良された進入容易座席調節器を提供するも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る進入容易座席調節器の側位面図、 第２図は上面図、 第３図は第１図の一部分の一部破断した拡大図、 第４図は部分的斜視図である。 〔主要部分の符号の説明〕 １２・・・・・・・・・・上側軌道部材１４・・・・・
・・・・・下側軌道部材１６・・・・・・・・・・上側
軌道部材の基壁２２・・・・・・・・・・下側軌道部材
の基壁３０・・・・・　・・・座席背部 ３８・・・・・・ラッチ部材 ５０・・・・・・・・・・・出張り ５４・・・・・・・・・・下側軌道部材基壁の開口６４
・・・・・・・・・・ばね ８０・・・・・・・・・阻止部材 ８４・・・・・・・・・・コイルねじりばね８８・・・
・−・・ケーブル ８９・・・・・・・・その外装 置０２・・・・・・・・・・・・出張り１００の壁１０
４・・・・・・・・・・衝合部 （主要図）・第４図 手続補正歯 昭和６１年４月３０日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、座席クッションと該座席クッション上に直立位置と
   傾斜位置との間を傾動可能に支 持された座席背部（３０）とを含む車両座 席用の進入容易座席調節器であつて、複数 の調節位置および進入容易位置へ移動可能 に座席を車両上に装着するための１対の軌 道部材（１２、１４）と、ラッチ部材が他 方の軌道部材（１４）と係合して両軌道部 材を互いにラッチしうるラッチ位置とラッ チ部材が前記他方の軌道部材から離脱した 非ラッチ位置との間を移動可能になるよう 一方の軌道部材（１２）上に装着されたラ ッチ部材（３８）と、該ラッチ部材をラッ チ位置へ付勢する第１の弾性手段（６４） とから成る進入容易座席調節器において、 ラッチ部材に対する非阻止位置と阻止部材 が非ラッチ位置からラッチ位置へのラッチ 部材の移動を阻止する阻止位置との間を移 動可能になるように前記一方の軌道部材上 に装着された阻止部材（８０）と、該阻止 部材を阻止位置から非阻止位置へ付勢する 第１の弾性手段よりも小さな出力の第２の 弾性手段（８４）と、座席背部の傾動と同 時に阻止部材を阻止位置へ移動させ阻止部 材をラッチ部材と係合させてラッチ部材を 非ラッチ位置へ移動させるために阻止部材 を座席背部に結合する手段（８８、８９） とを有し、ラッチ部材上の第１の弾性手段 の付勢は、座席背部が直立位置に復帰した ら阻止部材を第２の弾性手段の付勢に抗し て阻止位置に維持するためにラッチ部材を 阻止部材との係合状態に保持し、座席およ び前記一方の軌道部材は阻止部材によるラ ッチ部材の非ラッチ位置への移動と同時に 初期スタート位置から進入容易位置へと可 動であり、また、ラッチ部材を阻止部材と の係合状態から一時的に離脱させて第２の 弾性手段が阻止部材を非阻止位置へ移動さ せるのを許すと共に第１の弾性手段がラッ チ部材を前記他方の軌道部材と係合したラ ッチ位置へ復帰させるのを許すために座席 および前記一方の軌道部材の進入容易位置 から初期スタート位置へ向けての移動時に 作動可能な手段（１０４）を有することを 特徴とする進入容易座席調節器。 ２、特許請求の範囲第１項において、ラッチ部材（３８
   ）は前記他方の軌道部材（１４）の一連の開口（５４）
   のうちの１つと係合 して軌道部材（１２、１４）を互いにラッ チし且つ座席を調節位置に位置ぎめしうる ラッチ腕（５０）から成り、前記作動可能 な手段は阻止部材（８０）との係合状態か ら離脱するラッチ部材の一時的移動のため の衝合部（１０４）を有することを特徴と する進入容易座席調節器。 ３、特許請求の範囲第１項または第２項において、阻止
   部材（８０）は前記一方の軌道 部材（１２）上に回転可能に装着されてい ることを特徴とする進入容易座席調節器。 ４、上記特許請求の範囲のいずれかの項において、阻止
   部材（８０）はラッチ部材（３８）と係合して非ラッチ
   位置からラッチ位置へ のラッチ部材の移動を阻止し且つ阻止部材 を阻止位置に維持する壁（１０２）を有す ることを特徴とする進入容易座席調節器。 ５、特許請求の範囲第３項または第４項において、第２
   の弾性手段は阻止部材（８０） を阻止位置から非阻止位置へ回転可能に付 勢するためのねじりばね（８４）を有する ことを特徴とする進入容易座席調節器。 ６、特許請求の範囲第２項乃至第５項のいずれかにおい
   て、軌道部材（１２、１４）は 対向した基壁（１６、２２）を含み、ラッ チ部材（３８）は前記一方の軌道部材（１２）の基壁（
   １６）の開口（５２）内に係合す る第２のラッチ腕（４８）を含み、衝合部 （１０４）は前記他方の軌道部材（１４） の基壁（２２）上にあることを特徴とする 進入容易座席調節器。