JPS61228025A - 高分子超微粒子とその複合体 - Google Patents
高分子超微粒子とその複合体Info
- Publication number
- JPS61228025A JPS61228025A JP60066556A JP6655685A JPS61228025A JP S61228025 A JPS61228025 A JP S61228025A JP 60066556 A JP60066556 A JP 60066556A JP 6655685 A JP6655685 A JP 6655685A JP S61228025 A JPS61228025 A JP S61228025A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polymer
- ultrafine
- particles
- lower layer
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J3/00—Processes of treating or compounding macromolecular substances
- C08J3/12—Powdering or granulating
- C08J3/14—Powdering or granulating by precipitation from solutions
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L33/00—Antithrombogenic treatment of surgical articles, e.g. sutures, catheters, prostheses, or of articles for the manipulation or conditioning of blood; Materials for such treatment
- A61L33/0005—Use of materials characterised by their function or physical properties
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L33/00—Antithrombogenic treatment of surgical articles, e.g. sutures, catheters, prostheses, or of articles for the manipulation or conditioning of blood; Materials for such treatment
- A61L33/06—Use of macromolecular materials
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L33/00—Antithrombogenic treatment of surgical articles, e.g. sutures, catheters, prostheses, or of articles for the manipulation or conditioning of blood; Materials for such treatment
- A61L33/06—Use of macromolecular materials
- A61L33/064—Use of macromolecular materials obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D—PROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D1/00—Processes for applying liquids or other fluent materials
- B05D1/18—Processes for applying liquids or other fluent materials performed by dipping
- B05D1/20—Processes for applying liquids or other fluent materials performed by dipping substances to be applied floating on a fluid
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D—PROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D2401/00—Form of the coating product, e.g. solution, water dispersion, powders or the like
- B05D2401/30—Form of the coating product, e.g. solution, water dispersion, powders or the like the coating being applied in other forms than involving eliminable solvent, diluent or dispersant
- B05D2401/32—Form of the coating product, e.g. solution, water dispersion, powders or the like the coating being applied in other forms than involving eliminable solvent, diluent or dispersant applied as powders
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Hematology (AREA)
- Surgery (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Materials For Medical Uses (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産1ユ沙j1遣亙
本発明は、一本の高分子鎖からなる累積可能な高分子超
微粒子及び、一本の高分子鎖からなる累積可能な高分子
超微粒子が基板上に面積占有率10%以上で累積した超
微粒子複合体に関するものである。
微粒子及び、一本の高分子鎖からなる累積可能な高分子
超微粒子が基板上に面積占有率10%以上で累積した超
微粒子複合体に関するものである。
従速!口【罷
高分子の溶液論によれば希薄溶液では高分子は孤立鎖と
して存在している。希薄溶液とは下式で定義されるC*
という濃度以下の濃度を持った溶液である。
して存在している。希薄溶液とは下式で定義されるC*
という濃度以下の濃度を持った溶液である。
ν之
C*=3M/ (4/LNA <S2> )ここで
Mは高分子の分子量、πは円周率、N、4はアボガドロ
数、くS2〉は高分子鎖の回転半径の2乗平均である。
Mは高分子の分子量、πは円周率、N、4はアボガドロ
数、くS2〉は高分子鎖の回転半径の2乗平均である。
希薄溶液中では高分子は孤立して存在しているため、そ
の分散状態を維持したまま溶媒を取り除けば、一本の高
分子鎖からなる超微粒子を得ることが可能であると考え
られていた。
の分散状態を維持したまま溶媒を取り除けば、一本の高
分子鎖からなる超微粒子を得ることが可能であると考え
られていた。
しかし、希薄溶液から分子の分散を維持したまま溶媒を
取り除くことは非常に困難である。なぜなら通常の溶媒
キャスト法の条件では溶媒を取り除くと濃度の上昇が起
り、ついには高分子が会合し一本の高分子鎖からなる超
微粒子を得ることが不可能だからである。
取り除くことは非常に困難である。なぜなら通常の溶媒
キャスト法の条件では溶媒を取り除くと濃度の上昇が起
り、ついには高分子が会合し一本の高分子鎖からなる超
微粒子を得ることが不可能だからである。
この困難さのため、一本の高分子鎖からなる超微粒子を
得ようという試みは、多くの有用な応用が考えられるに
もかかわらず近年行なわれることがなかった。1950
年代から1960年代にかけてはいくつかの試みがなさ
れている。たとえばM、J、Richardsonの報
文Proc。
得ようという試みは、多くの有用な応用が考えられるに
もかかわらず近年行なわれることがなかった。1950
年代から1960年代にかけてはいくつかの試みがなさ
れている。たとえばM、J、Richardsonの報
文Proc。
Roy、Soc、(Lond on)、 A279゜5
0 (1964)には高分子の混合溶媒による希薄溶液
を蒸着カーボン膜上にスプレーし、溶媒を蒸発させて一
本の高分子鎖からなる超微粒子を得るという方法が示さ
れている。この方法では混合溶媒として揮発性の大きな
該高分子に対する良溶媒と、それより揮発性の劣る貧溶
媒の組合せを用いている。溶媒の蒸発過程において組成
が次第に貧溶媒となり、高分子がある点で強く縮まった
コイルを形成し超微粒子になると報告している。良溶媒
のみの溶液からスプレーしたものは高分子が基板上に広
く広がった形となり超微粒子を形成しないと速入でいる
。
0 (1964)には高分子の混合溶媒による希薄溶液
を蒸着カーボン膜上にスプレーし、溶媒を蒸発させて一
本の高分子鎖からなる超微粒子を得るという方法が示さ
れている。この方法では混合溶媒として揮発性の大きな
該高分子に対する良溶媒と、それより揮発性の劣る貧溶
媒の組合せを用いている。溶媒の蒸発過程において組成
が次第に貧溶媒となり、高分子がある点で強く縮まった
コイルを形成し超微粒子になると報告している。良溶媒
のみの溶液からスプレーしたものは高分子が基板上に広
く広がった形となり超微粒子を形成しないと速入でいる
。
AJノ0(丸V主うとする同−U
以上のスプレー法により得られた一本の高分子鎖からな
る超微粒子には次のような欠点がある。
る超微粒子には次のような欠点がある。
第一に固体基板上にスプIノーするため、超微粒子が基
板上に固着するため、超微粒子を他の基板に累積するこ
とができない。
板上に固着するため、超微粒子を他の基板に累積するこ
とができない。
第二に固体基板上にスプレーするため本質的に粒子の面
積占有率を増加させることができない。
積占有率を増加させることができない。
なぜなら面積占有率を増加させるため多量の溶液を基板
上にスプレーすれば高分子鎖の会合を引き起こすからで
ある。このため粒子が最密充填した構造や、さらに粒子
を多段累積した構造等、広範囲に応用できる構造にはな
らない。
上にスプレーすれば高分子鎖の会合を引き起こすからで
ある。このため粒子が最密充填した構造や、さらに粒子
を多段累積した構造等、広範囲に応用できる構造にはな
らない。
1 屯を するための
本発明者は前記の問題点を解決すべく鋭意検討の結果、
累積することができる一本の高分子鎖からなる超微粒子
を得ることに成功し、本発明に到達したものである。
累積することができる一本の高分子鎖からなる超微粒子
を得ることに成功し、本発明に到達したものである。
即ち1本発明は、一本の高分子鎖からなる累積可能な高
分子超微粒子及び一本の高分子鎖からなる高分子超微粒
子が基板上に面積占有率10%以上で累積した超微粒子
複合体、高分子の希薄溶液を高分子と親和性の低い下層
液の気液界面に展開し、展開溶媒を揮発または下層液に
溶解させることからなる一本の高分子鎖からなる累積可
能な高分子超微粒子の製造方法、高分子の希薄溶液を高
分子と親和性の低い下層液の気液界面に展開し展開溶媒
を揮発または下層液に溶解させることによリ、液面上に
一本の高分子鎖からなる超微粒子を作り、その液面に基
板を触れさせることにより該超微粒子を基板上に移し取
ることからなる累積した超微粒子複合体の製造方法、及
び該累積基板をさらに液面上にある一本の高分子鎖から
なる超微粒子と触れさせて該超微粒子を多段階累積する
ことを特徴とする累積した超微粒子複合体の製造方法に
関するものである。
分子超微粒子及び一本の高分子鎖からなる高分子超微粒
子が基板上に面積占有率10%以上で累積した超微粒子
複合体、高分子の希薄溶液を高分子と親和性の低い下層
液の気液界面に展開し、展開溶媒を揮発または下層液に
溶解させることからなる一本の高分子鎖からなる累積可
能な高分子超微粒子の製造方法、高分子の希薄溶液を高
分子と親和性の低い下層液の気液界面に展開し展開溶媒
を揮発または下層液に溶解させることによリ、液面上に
一本の高分子鎖からなる超微粒子を作り、その液面に基
板を触れさせることにより該超微粒子を基板上に移し取
ることからなる累積した超微粒子複合体の製造方法、及
び該累積基板をさらに液面上にある一本の高分子鎖から
なる超微粒子と触れさせて該超微粒子を多段階累積する
ことを特徴とする累積した超微粒子複合体の製造方法に
関するものである。
一般にいわれる高分子の超微粒子は多数の高分子鎖から
形成されるが、本発明でいう一本の高分子鎖からなる超
微粒子は実質的に一本の高分子鎖から形成される。超微
粒子は球状、回転楕円体、柱状等、任意の形態をとり得
る。超微粒子の大きさは分子量により大きく変化し、I
OAから1000への大きさをとり得る。基板としては
1例えばクロム板のような金属板、ポリスチレン、ポリ
メチルメタクリレート板のようなプラスチック板。
形成されるが、本発明でいう一本の高分子鎖からなる超
微粒子は実質的に一本の高分子鎖から形成される。超微
粒子は球状、回転楕円体、柱状等、任意の形態をとり得
る。超微粒子の大きさは分子量により大きく変化し、I
OAから1000への大きさをとり得る。基板としては
1例えばクロム板のような金属板、ポリスチレン、ポリ
メチルメタクリレート板のようなプラスチック板。
あるいはガラス板、フッ化カルシウム板、シリコンの単
結晶板、カーボン補強したコロジオン膜等がある。しか
し、その形態は柱状、球状等、必らずしも板状である必
要はない。
結晶板、カーボン補強したコロジオン膜等がある。しか
し、その形態は柱状、球状等、必らずしも板状である必
要はない。
累積とは、形成した超微粒子を基板上に一段以上載せる
ことを意味する。
ことを意味する。
面積占有率とは、超微粒子の平均直径の50倍以上を一
辺とする任意の大きさの正方形中で超微粒子の占めてい
る面積の割合を言う。なお、この正方形は面積占有率が
最も大きくなるように定める6面積占有率は好ましくは
10%以上、さらに20%以上とすることができ、さら
に好ましくは100%以上とすることも可能である。
辺とする任意の大きさの正方形中で超微粒子の占めてい
る面積の割合を言う。なお、この正方形は面積占有率が
最も大きくなるように定める6面積占有率は好ましくは
10%以上、さらに20%以上とすることができ、さら
に好ましくは100%以上とすることも可能である。
本発明の一本の高分子鎖からなる累積可能な高分子超微
粒子は、たとえば高分子の希薄溶液を水または有機溶媒
、または水銀等の下層液の気液界面に展開し、展開溶媒
を揮発あるいは下層液に溶解させることにより得られる
。
粒子は、たとえば高分子の希薄溶液を水または有機溶媒
、または水銀等の下層液の気液界面に展開し、展開溶媒
を揮発あるいは下層液に溶解させることにより得られる
。
下層液としては高分子と親和性の低いものが好ましい、
なぜなら親和性の小さな下層液上では高分子鎖が気液界
面上に単分子的に広がらず凝集した構造をとるので本発
明の一本の高分子鎖からなる超微粒子が容易に得られる
からである。
なぜなら親和性の小さな下層液上では高分子鎖が気液界
面上に単分子的に広がらず凝集した構造をとるので本発
明の一本の高分子鎖からなる超微粒子が容易に得られる
からである。
すなわち■水に非親和性の高分子からなる展開溶液と水
または水溶液の下層との組合せ、および■親水性の高分
子の溶液からなる展開溶液と該高分子に親和性のない溶
媒の下層液との組合せが挙げられる。
または水溶液の下層との組合せ、および■親水性の高分
子の溶液からなる展開溶液と該高分子に親和性のない溶
媒の下層液との組合せが挙げられる。
下層液として水または水溶液を用いる場合1次のような
水または水溶液と親和性の小さい高分子を用いる。
水または水溶液と親和性の小さい高分子を用いる。
水または水溶液と親和性の小さい高分子として、たとえ
ばポリエチレン、ポリプロピレン等のアルキレンポリマ
ー、ポリブタジェン、ポリイソプレン等のジエン化合物
ポリマー、ポリ塩化ビニル、ポリビニリデンクロライド
、ポリビニルフルオライド、ポリビニリデンフルオライ
ド等ポリビニルハライド、ポリスチレン、ポリ払−メチ
ルスチレン等スチレン誘導体からなるポリマーがある。
ばポリエチレン、ポリプロピレン等のアルキレンポリマ
ー、ポリブタジェン、ポリイソプレン等のジエン化合物
ポリマー、ポリ塩化ビニル、ポリビニリデンクロライド
、ポリビニルフルオライド、ポリビニリデンフルオライ
ド等ポリビニルハライド、ポリスチレン、ポリ払−メチ
ルスチレン等スチレン誘導体からなるポリマーがある。
またここに示したポリマーのランダム共重合体、ブロッ
ク共重合体、グラフト共重合体、さらにはブレンドを用
いることも可能である。
ク共重合体、グラフト共重合体、さらにはブレンドを用
いることも可能である。
特にポリスチレン、ポリ塩化ビニルが好ましい。
展開溶媒としては、水面上に滴下した時にレンズ状にか
たまらずに薄く広がるものが望ましい。
たまらずに薄く広がるものが望ましい。
通常クロロホルム、ヘキサン、エタノール、ベンゼン等
が単独あるいは混合で用いられる。いずれの展開溶媒も
気相または液相中に去って界面に残存しないことが望ま
しい。
が単独あるいは混合で用いられる。いずれの展開溶媒も
気相または液相中に去って界面に残存しないことが望ま
しい。
展開溶液中の高分子の濃度は先に示したC*より小さく
なければいけない。濃度はC*より薄ければ薄いほど望
ましい。C*よりわずかに薄い濃度では水面上にポリマ
ーの浮遊物が認められる。
なければいけない。濃度はC*より薄ければ薄いほど望
ましい。C*よりわずかに薄い濃度では水面上にポリマ
ーの浮遊物が認められる。
また不充分な薄さの濃度では得られる超微粒子が一本以
上の分子鎖を含んでいる。さらに濃度を下げると一本の
分子鎖からなる超微粒子を得ることが可能となる。この
臨界濃度は、ポリマー、展開溶媒、下層液の種類、展開
条件等により定まる。
上の分子鎖を含んでいる。さらに濃度を下げると一本の
分子鎖からなる超微粒子を得ることが可能となる。この
臨界濃度は、ポリマー、展開溶媒、下層液の種類、展開
条件等により定まる。
以上の説明から容易に推察できるように、濃度を調節す
ることにより一本以上の適当な分子鎖を含んだ粒子を作
成することも可能である。しかし。
ることにより一本以上の適当な分子鎖を含んだ粒子を作
成することも可能である。しかし。
その場合は粒子に含まれる分子鎖には分布が存在する。
下層液に用いる水は界面科学的に清浄なものが好ましい
。水中の界面活性な不純物は水面の性質を変化させ、生
じる粒子の形状に影響を与える。
。水中の界面活性な不純物は水面の性質を変化させ、生
じる粒子の形状に影響を与える。
また水のかわりに無機化合物、有機化合物等の水溶液を
用いることも可能である。
用いることも可能である。
無機化合物としては、たとえば塩化バリウム、塩化カル
シウム、塩化カリウム、硫酸カリウム、水酸化カリウム
、硫酸マグネシウム、塩化ナトリウム、臭化ナトリウム
、硝酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、塩化鉛、酢酸鉛
、塩化第二鉄、塩化カドミウム等の塩、塩酸、硝酸、硫
酸、硫酸アンモニウム等がある。
シウム、塩化カリウム、硫酸カリウム、水酸化カリウム
、硫酸マグネシウム、塩化ナトリウム、臭化ナトリウム
、硝酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、塩化鉛、酢酸鉛
、塩化第二鉄、塩化カドミウム等の塩、塩酸、硝酸、硫
酸、硫酸アンモニウム等がある。
有機化合物としては、アセトニトリル、アセトン、アミ
ノ安息香酸、エタノール、ギ酸、グリセリン、ジオキサ
ン、フェノール、ブタノール、プロパツール、プロピオ
ン酸、酢酸、メタノール等がある。
ノ安息香酸、エタノール、ギ酸、グリセリン、ジオキサ
ン、フェノール、ブタノール、プロパツール、プロピオ
ン酸、酢酸、メタノール等がある。
一方、水または水溶液と親和性の高い高分子、たとえば
ポリアクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル等アクリ
ル酸の低分子量アルコールによるエステルからなるポリ
マー、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチ
ル等、メタクリル酸の低分子アルコールによるエステル
からなるポリマー、ポリメチルビニルエーテル、ポリエ
チルビニルエーテル、脂肪鎖の短かいビニルエーテルか
らなるポリマー、ポリーDL−$−アミノラウリン酸、
ポリDL−アラニン、ポリロイシン等アミノ酸からなる
ポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルホルマー
ル、ポリビニルアセタール。
ポリアクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル等アクリ
ル酸の低分子量アルコールによるエステルからなるポリ
マー、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチ
ル等、メタクリル酸の低分子アルコールによるエステル
からなるポリマー、ポリメチルビニルエーテル、ポリエ
チルビニルエーテル、脂肪鎖の短かいビニルエーテルか
らなるポリマー、ポリーDL−$−アミノラウリン酸、
ポリDL−アラニン、ポリロイシン等アミノ酸からなる
ポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルホルマー
ル、ポリビニルアセタール。
ポリビニルブチラール等、ポリビニルアルコールの低級
アルデヒドによる誘導体、ポリ酢酸ビニル及びその低級
アルコールによる誘導体等がある。
アルデヒドによる誘導体、ポリ酢酸ビニル及びその低級
アルコールによる誘導体等がある。
これらのポリマーは水と親和性があるため、水や水溶液
上では気液界面に広なり凝集しないため超微粒子を形成
しにくい。しかし、これらのポリマーも、下層液として
ポリマーと親和性の小さな溶液を用いれば超微粒子を作
成することが可能である。その溶液として適するものは
各々のポリマーの性質により異なるが、共通なものとし
ては、たとえばヘプタン、オクタン等の脂肪族有機化合
物。
上では気液界面に広なり凝集しないため超微粒子を形成
しにくい。しかし、これらのポリマーも、下層液として
ポリマーと親和性の小さな溶液を用いれば超微粒子を作
成することが可能である。その溶液として適するものは
各々のポリマーの性質により異なるが、共通なものとし
ては、たとえばヘプタン、オクタン等の脂肪族有機化合
物。
水銀等の液体がある。これらの他に個々のポリマーに適
した下層液としては、ポリアクリル酸メチルの場合は、
エチルエーテル、メタノール、エタノール、四塩化炭素
等が使用できる。ポリアクリル酸エチルの場合は、エチ
ルエーテル、炭素数5以上の脂肪族アルコール、シクロ
ヘキサノール等の溶媒が使用できる。ポリメタクリル酸
メチルの場合は、メタノール、エチレングリコール、ブ
チレングリコール、エチルエーテル、イソプロピルエー
テル等のエーテル類、四塩化炭素、ホルムアミド、クレ
ゾール等が使用される。ポリメタクリル酸エチルの場合
は、メタノール、エチレングリコール、イソプロピルエ
ーテル等が使用される。ポリメチルビニルエーテル、ポ
リエチルビニルエーテルの場合は、エチレングリコール
、エチルエーテル等が使用される。ポリビニルアルコー
ルの場合は。
した下層液としては、ポリアクリル酸メチルの場合は、
エチルエーテル、メタノール、エタノール、四塩化炭素
等が使用できる。ポリアクリル酸エチルの場合は、エチ
ルエーテル、炭素数5以上の脂肪族アルコール、シクロ
ヘキサノール等の溶媒が使用できる。ポリメタクリル酸
メチルの場合は、メタノール、エチレングリコール、ブ
チレングリコール、エチルエーテル、イソプロピルエー
テル等のエーテル類、四塩化炭素、ホルムアミド、クレ
ゾール等が使用される。ポリメタクリル酸エチルの場合
は、メタノール、エチレングリコール、イソプロピルエ
ーテル等が使用される。ポリメチルビニルエーテル、ポ
リエチルビニルエーテルの場合は、エチレングリコール
、エチルエーテル等が使用される。ポリビニルアルコー
ルの場合は。
ハロゲン化炭化水素、低級アルコール、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、ホルマール化エチレングリコール、
ケトン類、カルボン酸類、エステル類等が使用できる。
ラン、ジオキサン、ホルマール化エチレングリコール、
ケトン類、カルボン酸類、エステル類等が使用できる。
ポリビニルホルマールの場合は、メタノール、エタノー
ル、ジオキサン、エステル類等が使用できる。ポリビニ
ルアセタールの場合はエチルエーテル等が使用される。
ル、ジオキサン、エステル類等が使用できる。ポリビニ
ルアセタールの場合はエチルエーテル等が使用される。
ポリビニルブチラールの場合は、メチレンクロライド、
脂肪族ケトン等が使用できる。
脂肪族ケトン等が使用できる。
本発明の一本の高分子鎖からなる高分子超微粒子が基板
上に累積した超微粒子複合体は、たとえば高分子の希薄
溶液を水または有機溶媒、または水銀等の下層液の気液
界面に展開し、展開溶液を揮発あるいは下層液に溶解さ
せることにより、液面上に一本の高分子鎖からなる超微
粒子を作り。
上に累積した超微粒子複合体は、たとえば高分子の希薄
溶液を水または有機溶媒、または水銀等の下層液の気液
界面に展開し、展開溶液を揮発あるいは下層液に溶解さ
せることにより、液面上に一本の高分子鎖からなる超微
粒子を作り。
その液面に基板を触れることにより粒子を基板上に移し
取り作成することができる。
取り作成することができる。
その場合、生じた液面上の超微粒子をしきり板により集
めた後基板上に移し取ることにより、粒子の面積占有率
を変化させることが可能である。
めた後基板上に移し取ることにより、粒子の面積占有率
を変化させることが可能である。
また粒子が累積した基板をさらに液面に触れることによ
り粒子を多段階累積した複合体を得ることができる。
り粒子を多段階累積した複合体を得ることができる。
このように液面上にあらかじめ超微粒子を作成して、そ
れを基板に累積するという方法では、スプレー法等の、
基板上で超微粒子を作成する方法では従来製造できなか
った面積占有率10%以上の超微粒子複合体も製造する
ことができる。
れを基板に累積するという方法では、スプレー法等の、
基板上で超微粒子を作成する方法では従来製造できなか
った面積占有率10%以上の超微粒子複合体も製造する
ことができる。
また得られた超微粒子複合体は加熱することにより超微
粒子同志、または超微粒子と基板を融着することも可能
である。
粒子同志、または超微粒子と基板を融着することも可能
である。
基板としては前述のような金属板、プラスチック板、ガ
ラス板、フッ化カルシウム板、シリコンの単結晶板、カ
ーボン補強したコロジオン膜等が用いられる。
ラス板、フッ化カルシウム板、シリコンの単結晶板、カ
ーボン補強したコロジオン膜等が用いられる。
ス」1鮭
以下に実施例にて本発明を説明するが、本発明はこれら
の実施例に限定されるものでないことは言うまでもない
。
の実施例に限定されるものでないことは言うまでもない
。
実施例1
市販の単分散ポリスチレンをベンゼンに溶解し、−十
濃度2×10 重量%程度の溶液とした。C*はポリマ
ーの分子量に依存するが、ここに示した範囲の分子量で
は0.1〜0.3重量%程度である。
ーの分子量に依存するが、ここに示した範囲の分子量で
は0.1〜0.3重量%程度である。
この溶液を注射器を用いて清浄な水面上に一滴滴下し、
滴下したベンゼン溶液が完全に展開し揮発した後、新た
な一滴を滴下するという方法により展開した。通常56
0cm2の水面に対して20ccの溶液を展開した6 コロジオン膜を貼布し、カーボンで補強した電子顕微鏡
用鋼メツシュを水面に水平に触れさせることにより、水
面上に生成した超微粒子をメツシュ上に転移させ電子顕
微鏡用のサンプルとした。
滴下したベンゼン溶液が完全に展開し揮発した後、新た
な一滴を滴下するという方法により展開した。通常56
0cm2の水面に対して20ccの溶液を展開した6 コロジオン膜を貼布し、カーボンで補強した電子顕微鏡
用鋼メツシュを水面に水平に触れさせることにより、水
面上に生成した超微粒子をメツシュ上に転移させ電子顕
微鏡用のサンプルとした。
第1図に重量平均分子量384万、第2図に同842万
のポリスチレンの超微粒子の電子顕微鏡写真を示した。
のポリスチレンの超微粒子の電子顕微鏡写真を示した。
数平均の粒径はそれぞれ336A。
465Aである。
第3図は粒径分布である。上から重量平均分子量230
万、384万、448万、548万、677万、842
万のポリスチレンの超微粒子である。数平均の粒径は順
に295,336,351゜374.418,465A
である0粒子の大きさが直接分子量を反映している。ま
たこれらの粒子はシャドウィングを行ない電子顕微鏡で
I!察することにより厚さを求めると偏平な形をしてい
る。
万、384万、448万、548万、677万、842
万のポリスチレンの超微粒子である。数平均の粒径は順
に295,336,351゜374.418,465A
である0粒子の大きさが直接分子量を反映している。ま
たこれらの粒子はシャドウィングを行ない電子顕微鏡で
I!察することにより厚さを求めると偏平な形をしてい
る。
実施例2
重量平均分子量230万、842万の単分散ポリスチレ
ンを1:l。3のモル比で混合しベンゼン溶液とし、実
施例1と同様な方法で展開した。
ンを1:l。3のモル比で混合しベンゼン溶液とし、実
施例1と同様な方法で展開した。
第4図に粒径分布を示した。粒径分布は二つのピークを
示し、ピークはそれぞれ第3図に示した元のポリマーと
一致した。このことより本超微粒子が一本の分子鎖から
生じていることは明らかである。
示し、ピークはそれぞれ第3図に示した元のポリマーと
一致した。このことより本超微粒子が一本の分子鎖から
生じていることは明らかである。
又、ポリスチレン以外の他の水または水溶液と親和性の
小さい高分子についても同様にして一本の分子鎖からな
る超微粒子が得られた。
小さい高分子についても同様にして一本の分子鎖からな
る超微粒子が得られた。
実施例3
重量平均分子量384万のポリスチレンを実施例1と同
様な方法で展開した。生成した水面上の超微粒子をしき
り板を用いて集め、一定の表面圧に圧縮しながらクロム
板を水面に水平に触れさせることにより、超微粒子を基
板上に移し取り超微粒子複合体を得た。表面圧1dyn
/am、2dy n / c m 、 5 d y n
/ c m * 20 d y n / e m e
50 d y n / c mで一層累積したところ、
それぞれ面積占有率11%、22%、40%、74%。
様な方法で展開した。生成した水面上の超微粒子をしき
り板を用いて集め、一定の表面圧に圧縮しながらクロム
板を水面に水平に触れさせることにより、超微粒子を基
板上に移し取り超微粒子複合体を得た。表面圧1dyn
/am、2dy n / c m 、 5 d y n
/ c m * 20 d y n / e m e
50 d y n / c mで一層累積したところ、
それぞれ面積占有率11%、22%、40%、74%。
90%の超微粒子複合体が得られた。Cr板上の超微粒
子は微細な粉状のものが付着したように見える。これは
超微粒子の集合状態に疎密なところがあり、その構造が
目視し得るためと考えられる。
子は微細な粉状のものが付着したように見える。これは
超微粒子の集合状態に疎密なところがあり、その構造が
目視し得るためと考えられる。
また、一定表面圧で水面上の超微粒子を圧縮した後、基
板が入る大きさの穴が多数おいているテフロン板を水面
上にかぶせ、その異なった穴に基板を触れることにより
超微粒子を多段累積した超微粒子複合体を作成した。2
0 d y n / c mの表面圧で5層、10層、
30WJ、50層累積した。
板が入る大きさの穴が多数おいているテフロン板を水面
上にかぶせ、その異なった穴に基板を触れることにより
超微粒子を多段累積した超微粒子複合体を作成した。2
0 d y n / c mの表面圧で5層、10層、
30WJ、50層累積した。
累積するに従い、基板表面はますます白く見えるように
なった。これらの複合体はいずれも面積占有率100%
以上である。
なった。これらの複合体はいずれも面積占有率100%
以上である。
クロム板の他にも、ガラス板、CaF2板、雲母板、カ
ーボン補強したコロジオン膜等にもクロム板の場合と同
様に超微粒子複合体が得られた。
ーボン補強したコロジオン膜等にもクロム板の場合と同
様に超微粒子複合体が得られた。
又、ポリスチレン以外の他の水または水溶液と親和性の
小さい高分子についても同様にして超微粒子複合体が得
られた。
小さい高分子についても同様にして超微粒子複合体が得
られた。
比較例1
第1図に示したものと同じ重量平均分子量384万のポ
リスチレンを、実施例1と同じ方法で展開溶液の濃度の
み変化させて展開した。このポリマーのC*は0.17
6重量%である。第1図には2.29×10情重量%、
第5図には2.30×10−3重量%、第6図には2.
33X10−2重量%から展開した時に生じた超微粒子
の電子顕微鏡写真を示した。展開溶液の濃度が濃くなる
につれ超微粒子の中に粒径の大きなものが混入してくる
。これは2本以上の分子鎖からなる超微粒子である。い
ずれの濃度から展開した場合も、小さな粒径を持った超
微粒子が存在し、その大きさは濃度により変化を受けな
いが、その割合は濃度が薄いほど増加し、一本の分子鎖
からなる超微粒子であることを示している。2.30X
10−’重量%では大きな超微粒子の混入が認められる
が、2゜29X10=重量%では完全に小さな超微粒子
だけが認められる。
リスチレンを、実施例1と同じ方法で展開溶液の濃度の
み変化させて展開した。このポリマーのC*は0.17
6重量%である。第1図には2.29×10情重量%、
第5図には2.30×10−3重量%、第6図には2.
33X10−2重量%から展開した時に生じた超微粒子
の電子顕微鏡写真を示した。展開溶液の濃度が濃くなる
につれ超微粒子の中に粒径の大きなものが混入してくる
。これは2本以上の分子鎖からなる超微粒子である。い
ずれの濃度から展開した場合も、小さな粒径を持った超
微粒子が存在し、その大きさは濃度により変化を受けな
いが、その割合は濃度が薄いほど増加し、一本の分子鎖
からなる超微粒子であることを示している。2.30X
10−’重量%では大きな超微粒子の混入が認められる
が、2゜29X10=重量%では完全に小さな超微粒子
だけが認められる。
充訓序υ迦釆
本発明の一本の分子鎖からなる累積可能な高分子超微粒
子は、次のような効果を発揮する。
子は、次のような効果を発揮する。
分子量及び分子量分布をコントロールすることにより、
粒径及び粒径分布を細かくコン1〜ロールできる。
粒径及び粒径分布を細かくコン1〜ロールできる。
また従来、Il造が困望であった数百へ以下の直径を持
った高分子の超微粒子が作成できる。
った高分子の超微粒子が作成できる。
さらに微粒子を液面に浮かべることができるため、しき
り板を用い液面を圧縮することにより粒子を密に充填す
ることができる。また液面上の粒子は、基板に移したり
累積することが可能である。
り板を用い液面を圧縮することにより粒子を密に充填す
ることができる。また液面上の粒子は、基板に移したり
累積することが可能である。
本発明の一本の高分子鎖からなる高分子超微粒子が基板
上に面積占有率10%以上で累積した超微粒子複合体は
次のような効果を発揮する。
上に面積占有率10%以上で累積した超微粒子複合体は
次のような効果を発揮する。
本複合体は数百へ以下の直径を持った粒子を構成要素と
することができるため、極めて微細な構造を持たせるこ
とが可能である。たとえば超微粒子を密に累積した複合
体では1粒子間に微細な空隙があるため分離膜として応
用が可能である。
することができるため、極めて微細な構造を持たせるこ
とが可能である。たとえば超微粒子を密に累積した複合
体では1粒子間に微細な空隙があるため分離膜として応
用が可能である。
また2種類の固体状態において非相溶な高分子を用い、
超微粒子が密に累積した超微粒子複合体を作成すればブ
ロック共重合体のミクロ相分離に類似した。極めて微細
な構造を持った膜を作成することが可能である。このよ
うな膜は、たとえばブロック共重合体が使用されている
抗血栓性材料として使用が可能である。
超微粒子が密に累積した超微粒子複合体を作成すればブ
ロック共重合体のミクロ相分離に類似した。極めて微細
な構造を持った膜を作成することが可能である。このよ
うな膜は、たとえばブロック共重合体が使用されている
抗血栓性材料として使用が可能である。
第1図は重量平均分子量384万のポリスチレンの超微
粒子の電子顕微鏡写真であり、第2図は同じく重量平均
分子量842万のポリスチレンの超微粒子の電子顕微鏡
写真である。第3図は各種重量平均分子量のポリスチレ
ンの超微粒子の粒径分布図であり、第4図は二つの異な
る分子量のポリスチレンの混合物を本発明に従って展開
した際の粒径分布図である。第5図は濃度2.30X1
0−3重量%、第6図は濃度2.33XIO−2重量%
からそれぞれ展開しル時生じたそれぞれの超微粒子の電
子顕微鏡写真である。
粒子の電子顕微鏡写真であり、第2図は同じく重量平均
分子量842万のポリスチレンの超微粒子の電子顕微鏡
写真である。第3図は各種重量平均分子量のポリスチレ
ンの超微粒子の粒径分布図であり、第4図は二つの異な
る分子量のポリスチレンの混合物を本発明に従って展開
した際の粒径分布図である。第5図は濃度2.30X1
0−3重量%、第6図は濃度2.33XIO−2重量%
からそれぞれ展開しル時生じたそれぞれの超微粒子の電
子顕微鏡写真である。
Claims (8)
- (1)一本の高分子鎖からなる累積可能な高分子超微粒
子。 - (2)一本の高分子鎖からなる累積可能な高分子超微粒
子が基板上に面積占有率10%以上で累積した超微粒子
複合体。 - (3)水または水溶液と親和性の小さい高分子からなる
特許請求の範囲第1項記載の累積可能な超微粒子。 - (4)水または水溶液と親和性の小さい高分子からなる
特許請求の範囲第2項記載の面積占有率10%以上で累
積した超微粒子複合体。 - (5)高分子の希薄溶液を高分子と親和性の低い下層液
の気液界面に展開し、展開溶媒を揮発または下層液に溶
解させることからなる、一本の高分子鎖からなる累積可
能な高分子超微粒子の製造方法。 - (6)高分子の希薄溶液を高分子と親和性の低い下層液
の気液界面に展開し、展開溶媒を揮発または下層液に溶
解させることにより、液面上に一本の高分子鎖からなる
超微粒子を作り、その液面に基板を触れさせることによ
り該超微粒子を基板上に移し取ることを特徴とする累積
した超微粒子複合体の製造方法。 - (7)高分子の希薄溶液を高分子と親和性の低い下層液
の気液界面に展開し、展開溶媒を揮発または下層液に溶
解させることにより、液面上に一本の高分子鎖からなる
超微粒子を作り、その液面に基板を触れさせることによ
り該超微粒子を基板上に移し取った累積基板を、さらに
液面上にある一本の分子鎖からなる超微粒子と触れさせ
て該超微粒子を多段階累積することを特徴とする累積し
た超微粒子複合体の製造方法。 - (8)高分子の希薄溶液が下記一般式で表わされるもの
である特許請求の範囲第5項記載の累積可能な高分子超
微粒子の製造方法。 C*=3M/(4πN_A〈S^2〉^3^/^2)C
*:濃度、M:高分子の分子量、 π:円周率、N_A:アボガドロ数、 〈S^2〉:高分子鎖の回転半径の2乗平均(9)高分
子の希薄溶液が下記一般式で表わされるものである特許
請求の範囲第6項又は第7項記載の累積した超微粒子複
合体の製造方法。 C*=3M/(4πN_A〈S^2〉^3^/^2)(
C*、M、π、N_A及び〈S^2〉は前記と同じ)
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60066556A JPH0611794B2 (ja) | 1985-04-01 | 1985-04-01 | 高分子超微粒子とその複合体 |
US06/841,189 US4839463A (en) | 1985-04-01 | 1986-03-19 | Ultra fine polymer particle and composite material of preparation for methods |
EP86104298A EP0197461B1 (en) | 1985-04-01 | 1986-03-27 | Ultra fine polymer particle, composite material thereof, and methods of preparation thereof |
DE8686104298T DE3679582D1 (de) | 1985-04-01 | 1986-03-27 | Ultrafeines polymerteilchen, verbundmaterial daraus und verfahren zu seiner herstellung. |
US07/323,821 US4977242A (en) | 1985-04-01 | 1989-03-15 | Ultra fine polymer particle, composite material thereof and methods of preparation thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60066556A JPH0611794B2 (ja) | 1985-04-01 | 1985-04-01 | 高分子超微粒子とその複合体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61228025A true JPS61228025A (ja) | 1986-10-11 |
JPH0611794B2 JPH0611794B2 (ja) | 1994-02-16 |
Family
ID=13319307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60066556A Expired - Lifetime JPH0611794B2 (ja) | 1985-04-01 | 1985-04-01 | 高分子超微粒子とその複合体 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US4839463A (ja) |
EP (1) | EP0197461B1 (ja) |
JP (1) | JPH0611794B2 (ja) |
DE (1) | DE3679582D1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003016383A1 (en) * | 2001-08-21 | 2003-02-27 | Japan Science And Technology Corporation | Method for controlling size of ionic dye molecule aggregate using polymer micro-dome |
JP2006231100A (ja) * | 2005-02-22 | 2006-09-07 | Yamaguchi Univ | ナノ粒子集合体薄膜及び該薄膜よりなる非線形光学材料 |
JP2014239223A (ja) * | 2014-06-09 | 2014-12-18 | 王子ホールディングス株式会社 | 単粒子膜エッチングマスク付基板 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69310057T2 (de) * | 1992-08-31 | 1997-07-31 | Japan Res Dev Corp | Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung einer zweidimensionalen Anordnung aus feiner Teilchen |
JP2885587B2 (ja) * | 1992-10-28 | 1999-04-26 | 科学技術振興事業団 | 2次元粒子薄膜製造方法 |
JP2828386B2 (ja) * | 1993-08-31 | 1998-11-25 | 科学技術振興事業団 | 微粒子薄膜の製造方法 |
JP3280804B2 (ja) * | 1994-08-15 | 2002-05-13 | 触媒化成工業株式会社 | 基材上への粒子層の形成方法、基材凹凸面の平坦化方法および粒子層付基材 |
US6087947A (en) * | 1996-07-11 | 2000-07-11 | Robert N. Hamburger | Allergen detector system and method |
GB0120828D0 (en) | 2001-08-28 | 2001-10-17 | Isis Innovation | Method of driving an electroluminescent device |
US8628976B2 (en) * | 2007-12-03 | 2014-01-14 | Azbil BioVigilant, Inc. | Method for the detection of biologic particle contamination |
US8425985B2 (en) * | 2008-08-22 | 2013-04-23 | Corning Incorporated | Method for particulate coating |
FR2941159B1 (fr) * | 2009-01-19 | 2012-02-24 | Commissariat Energie Atomique | Procede de depot d'un materiau a la surface d'un objet. |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58206626A (ja) * | 1982-05-27 | 1983-12-01 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | 芳香族ポリエステルポリカ−ボネ−ト粒状体の製造法 |
US4603194A (en) * | 1984-11-30 | 1986-07-29 | General Electric Company | Isolation of polymer resin from organic solution |
-
1985
- 1985-04-01 JP JP60066556A patent/JPH0611794B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1986
- 1986-03-19 US US06/841,189 patent/US4839463A/en not_active Expired - Fee Related
- 1986-03-27 DE DE8686104298T patent/DE3679582D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1986-03-27 EP EP86104298A patent/EP0197461B1/en not_active Expired
-
1989
- 1989-03-15 US US07/323,821 patent/US4977242A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003016383A1 (en) * | 2001-08-21 | 2003-02-27 | Japan Science And Technology Corporation | Method for controlling size of ionic dye molecule aggregate using polymer micro-dome |
JP2006231100A (ja) * | 2005-02-22 | 2006-09-07 | Yamaguchi Univ | ナノ粒子集合体薄膜及び該薄膜よりなる非線形光学材料 |
JP2014239223A (ja) * | 2014-06-09 | 2014-12-18 | 王子ホールディングス株式会社 | 単粒子膜エッチングマスク付基板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0611794B2 (ja) | 1994-02-16 |
EP0197461B1 (en) | 1991-06-05 |
DE3679582D1 (de) | 1991-07-11 |
US4977242A (en) | 1990-12-11 |
EP0197461A2 (en) | 1986-10-15 |
EP0197461A3 (en) | 1988-07-20 |
US4839463A (en) | 1989-06-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS61228025A (ja) | 高分子超微粒子とその複合体 | |
Higuchi et al. | Frustrated phases of block copolymers in nanoparticles | |
US3408315A (en) | Nylon membrane filter | |
TWI416277B (zh) | 光阻組成物之製造方法、過濾裝置、塗佈裝置及光阻組成物 | |
CA2226496C (en) | Vacuum flash evaporated polymer composites | |
US4948818A (en) | Method of making porous hydrophilic-lipophilic copolymeric powders | |
JP5042110B2 (ja) | ナノ細孔の製造 | |
CN101304813B (zh) | 通过采用微滴图案形成的微构造提高弹性体材料生物相容性的方法 | |
JP2009057518A (ja) | 異方性フィルムおよび異方性フィルムの製造方法 | |
EP0595606B1 (en) | A method for forming a thin two-dimensional particulate coating | |
Ferrarese Lupi et al. | High aspect ratio PS-b-PMMA block copolymer masks for lithographic applications | |
JP2006297575A (ja) | 鋳型形成用組成物 | |
JP2733087B2 (ja) | 中空ポリマー微粒子及びその製造方法並びにその用途 | |
JPH0358784B2 (ja) | ||
US10222697B2 (en) | Photosensitive fiber and method for manufacturing same | |
JP3487888B2 (ja) | 撥水表面を有する固体およびその生成方法 | |
JP2007217616A (ja) | 異形高分子微粒子及びその製造方法 | |
JP2002286962A (ja) | 微粒子薄膜の製造方法 | |
JP2002201420A5 (ja) | ||
Yoshizawa et al. | Novel procedure for monodispersed polymeric microspheres with high electrifying additive content by particle-shrinking method via SPG membrane emulsification | |
JP3086478B2 (ja) | 多孔性微粒子 | |
JP2828384B2 (ja) | 粒子薄膜の製造法 | |
JP2016209826A (ja) | 相分離構造を含む構造体の製造方法、ブロックコポリマー組成物及びブロックコポリマー組成物に用いる有機溶剤 | |
JPH06264047A (ja) | ラングミュアーブロジェット膜の保持体およびラングミュアーブロジェット膜の作製方法 | |
KR20040091377A (ko) | 백나노미터 이하의 고정밀 나노 미세패턴 및 자성 금속 점정렬 형성방법 |