JPS61227032A - 成形性の改良された複合成型材 - Google Patents

成形性の改良された複合成型材

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JPS61227032A
JPS61227032A JP60068434A JP6843485A JPS61227032A JP S61227032 A JPS61227032 A JP S61227032A JP 60068434 A JP60068434 A JP 60068434A JP 6843485 A JP6843485 A JP 6843485A JP S61227032 A JPS61227032 A JP S61227032A
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resin
fiber
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emulsion
melting point
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直行 加藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、深絞り成形可能な剛性と適当な弾性を備えて
いて、自動車の天井材、ドアトリム、リヤーシェル、シ
ートバック,トランクまわり部材等の内装材として有用
な成形性の改良された複合成型材に関する。
【従来の技術】
自動車のフロアカーペットとして.SBRラテックスや
ガラス転位点が10℃以下の樹脂水性エマルジョンを含
浸させた不織繊維マットのニードルパンチカーペットや
、高融点の熱可塑性樹脂繊維と100〜130℃の融点
を有する樹脂繊維製バインダーとの混合繊維よりなる不
織布マットのニードルパンチカーペットをエマルジョン
中の樹脂または樹脂繊維製バインダーの融点以上の温度
に加熱し、次いで,プレス成形して自動車のフロアの形
状に成形した敷設材は公知であり、また、この敷設材と
してフェノール・アルデヒド縮合樹脂に繊維を充填した
レジンフェルト、発泡合成樹脂、ポリプロピレン複合体
、ポリプロピレン製ダンボール等の100℃以上の温度
に耐え得る素材も用いられている。
【発明が解決しようとする問題点】
上記公知の敷設材は,それ自体のみでは剛性、弾性,成
型性(型忠実性)、通気性、軽量性のうちの何れかの性
能に欠けており、また、敷設材に用いられる上記素材に
おいて、レジンフェルトは剛性、耐熱保形性,寸法安定
性に優れているが。 成形作業性,耐衝撃性、通気性及び軽量性に乏しく、ポ
リプロピレン製ダンボールは剛性、軽量性に優れている
反面、通気性に欠けていると共に、コルゲート部材を用
いるため強度に方向性がある。 更に、発泡合成樹脂、例えば架橋ポリスチレンは軽量性
に優れているが、耐熱保形安定性や耐屈曲性が乏しいと
いった欠点がある。
【問題点を解決するための手段1 本発明は上記の点に鑑み、弾性を保有させた表層用ニー
ドルパンチカーペットと剛性及び成形性を付与した裏打
ち用ニードルパンチカーペットをホットメルト接着剤に
よって接着した複合構造に成型材を構成し、成型付本来
の機能を低下させないで、特に優れた成形性を保持でき
るように改良したものである。 しかして、本発明の目
的はガラス転移点が80℃以上の樹脂のエマルジョンを
含浸乾燥させて得た繊維嵩密度が0.5g/aJ以下、
目付量が200〜500g/m2の表層用ニードルパン
チカーペットと、ガラス移転点が80℃以上の樹脂のエ
マルジョンを含浸乾燥させて得た繊維嵩密度が0。 15〜0.5g/m2、目付量が300〜2,000g
/イの裏打ち用ニードルパンチカーペットとをシート状
ホットメルト接着剤によって一体に接着して構成した成
形性の改良された複合成型材により達成される。 【実 施 例】 先ず,本発明を実施するために用いる各構成材について
説明する。 二−ドノレパンチカーペット ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、羊毛等の繊維
を素材とした繊維マットをニードリングしたもの、また
は、剛性を付与するために融点が60〜200℃の熱可
塑性樹脂製繊維バインダー15〜50重量%と、該熱可
塑性樹脂の融点よりも35℃以上高い融点を有する合成
繊維もしくは天然繊維85〜50重量%とよりなる繊維
マットをニードリングして得たものに、ガラス転移点が
80℃以上の樹脂のエマルジョンを含゛浸し、乾燥した
繊維嵩密度が0、5 g /aJ以下のものを用いる。  しかして、剛性を付与した後者のものは公知の不織布
の製造方法で製造される。 即ち、1.2〜300デニ
ール、繊維長25〜150mの熱可塑性樹脂製繊維バイ
ンダー15〜50重量%と、1.2 〜300デニール
.M!維長25〜150m+の合成繊維および/または
天然繊維85〜50重量%とが十分に混合、開繊された
ものをウェブ成形装置に供給し、該混合繊維より形成さ
れたカードを目的とする繊維目付量になる様に積み重ね
て得たウェブ(繊維マット)を垂直方向にニードリング
して繊維同士をからみ合わせることにより仮止めしたも
のである。 繊維バインダーは、繊維マット重量の15〜50重量%
、好ましくは20〜40重量%の割合で使用される。 
15重量%未満であるとプレス成形して得られるカーペ
ットの剛性、寸法安定性の向上の寄与が小さい、 逆に
50重量%を越えるとレジンフェルトのようになり、繊
維の風合(弾性)が損なわれた硬く、脆いものとなる。  また、繊維嵩密度が0.5g/cxlを越えては繊維
製が緻密となり、繊維の風合が損なわれる。 ち ニードルパンチカーペット 不織布製マットは、1.2〜300デニール、繊維長2
5〜150■の天然繊維および/または天然繊維が十分
に混合、開繊されたものをウェブ形成装置に供給し、該
繊維より形成されたカードを目的とする繊維目付量にな
る様に積み重ねることにより製造される。 合成繊維の
原料としてはポリエチレンテレフタレート、ポリアミド
、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂が用いられる。 ま
た、天然繊維としては木綿、麻、羊毛等が用いられる。  これらはすべて屑(再使用品)であってもよい。 これらの中でも、不織布製マットの素材として。 熱可塑性樹脂繊維バインダー15〜50重量%と、該熱
可塑性樹脂の融点よりも35℃以上高い融点を有する合
成繊維もしくは天然繊維85〜50重量%とよりなる繊
維の混合体を用いるのが、圧縮時の見掛密度を調整する
のに便利である。 上述の繊維よりなるカードを積み重ねたウェブ(繊維マ
ット)は垂直方向に針で突つかれ、繊維が垂直方向に交
錯されることにより各カードが仮止めされる(いわゆる
ニードリング)。 この繊維マットにガラス転移点が80℃以上の熱可塑性
樹脂の水性エマルジョンを、繊維マット重量に対してエ
マルジョンの樹脂固型分が15〜300重量%、好まし
くは30〜150重量%となる様に塗布又は含浸させ、
次いで、エマルジョン樹脂の融点以上の温度、例えば1
00〜250℃で加熱乾燥して水分を除去することによ
り成形可能な不織布が製造される。 特にマットが繊維
バインダーをも使用しているときは、エマルジョン樹脂
の他に該繊維バインダーをも溶解する温度に加熱し、見
掛密度の調整を行ない易くする。 繊維マットに含浸されるエマルジョンの熱可塑性樹脂は
成形可能な温度範囲が80℃以上、好ましくは120〜
180℃で粒径が0.01〜5ミクロンのものである。  具体的にはスチレン・アクリル酸の低級エステル(エ
ステルの炭素数は2〜6)共重合体、メタクリレート・
アクリル酸の低級エステル共重合体、塩化ビニリデン共
重合体(塩化ビニリデン含量が85重量%以上)、スチ
レン・ジエン共重合体等の熱可塑性が挙げられる。 か
かるもののうち一部は油化バーデイツシエ■よりアクロ
ナールY J−11000、同8393 D 、同70
82D、デイオフアン192D等の商品名で販売されて
いる。 繊維マットへのエマルジョンの塗布または含浸手段とし
てはりツカ−ロール、絞りロール、吹付ガン、浸漬等が
挙げられる。 一般に繊維マットへのエマルジョンの含
浸を完全とするため塗布されたエマルジョンは絞りロー
ルにより圧搾される。 エマルジョンの塗布は繊維マットの片側面より、または
両側面より行うことができる。 また、その含浸を繊維
マット全体に行うことも、中央部に一部未含浸部を存在
させることも、片側部に一部未含浸部を存在させること
も可能である。 未含浸部を繊維マットに存在させるこ
とにより、得られる不織布のクッション性を極度に減少
させないことができる。 このエマルジョン中に、得られる不織布に重量感を付与
するため、炭素カルシウム、酸化鉄、フェライト、硫酸
バリウム等の充填剤を配合することも、また成形性を付
与させるために低密度ポリエチレンやポリスチレン、エ
チレン・酢酸ビニル共重合体等の低融点樹脂のパウダー
を配合することも可能である。 エマルジョンが塗布、含浸された繊維マットは水分を除
去するためエマルジョン樹脂の融点以上の温度に加熱さ
れ、成形可能な繊維見掛密度が0.15〜0.5 g 
/ad、好ましくは0.17〜0.3 g /fflの
不織布が製造される。 この加熱乾燥工程の際、エマル
ジョン中の樹脂粒子は一部は粒子状態で繊維マット内に
存在し、一部は皮膜を形成し、繊維同士の絡合を強固と
すると共に、繊維マットに成形性と剛性を付与する。 ここで成形可能な不織布の繊維見掛密度を0.15〜0
.5g/iとしたのは、繊維見掛密度が0.15g/a
dよりも小さいと、エマルジョン樹脂、繊維バインダー
等の繊維と繊維を結合するバインダーのマットの空間充
填効果が低く、かつ、繊維間の結合力が小さく抜は易く
なるからである。 逆に、繊維見掛密度がo、s g 
1cyzを越えると繊維層が緻密となってレジンフェル
トのように弾性に乏しいものとなり、また、通気性も低
下する。 のエマルジョン 成形性を付与するニードルパンチカーペットに塗布或い
は含浸するエマルジョンの熱可塑性樹脂は成形可能な温
度範囲が80℃以上、好ましくは100〜180℃で粒
径が0.01〜5ミクロンのものである。 具体的には
スチレン・アクリル酸の低級エステル(エステルの炭素
数は2〜6)共重合体、メタクリレート・アクリル酸の
低級エステル共重合体、塩化ビニリデン共重合体(塩化
ビニリゾ、ン含量が85重景%以上)、スチレン・ジエ
ン共重合体等の熱可塑性樹脂が挙げられる。 最適には。 (、)ポリメタクリル酸n・プロピル(Tg 81℃)
、ポリスチレン(100℃)、ポリアクリロニトリル(
100℃)、ポリメタクリル酸メチル(105℃)、ポ
リメタクリル酸(130℃)、ポリイタコン酸(130
℃)、ポリアクリルアミド(153℃)等のホモ重合体
の水性エマルジョンの他。 Cb)  これらの重合体の原料であるビニル単量体5
0〜100重量%、好ましくは65〜95重量%と、他
のビニル単量体、例えばアクリル酸2−エチルヘキシル
(Tg 85℃)、アクリル酸n・ブチル(−54℃)
、アクリル酸エチル(−22℃)、アクリル酸インプロ
ピル(−5℃)、メタクリル酸2−エチルヘキシル(−
5℃)、アクリル酸n・プロピル(8℃)、メタクリル
酸n・ブチル(20℃)、酢酸ビニル(30℃)、アク
リル酸t−ブチル(45℃)、メタクリル酸2−ヒドロ
キシエチル(55℃)、メタクリル酸エチル(65℃)
、メタクリル酸イソブチル(67℃)、塩化ビニル(7
9℃)等もしくは塩化ビニリデン(−18℃)50重量
%以下、好ましくは35〜5重量%との共重合体の水性
エマルジョン〔この(b)項において、()内に示され
るTgは、これらビニル単量体若しくは塩化ビニリデン
のホモ重合体のガラス転移点である〕、 (c)Tgが+80〜155℃の樹脂水性エマルジョン
50〜97重量%、好ましくは55〜95重量%と、T
gが一85〜÷80℃未満の樹脂水性エマルジョン50
〜3重量%、好ましくは45〜5重量%との混合物等が
上げられる。 このエマルジョン中に、得られる不織布
に重量感を付与するために炭素カルシウム。 酸化鉄、フェライト、硫酸バリウム等の充填材を配合す
ることも、また、成形性を付与させるために低密度ポリ
エチレンやポリスチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合
体等の低融点樹脂のパウダーを配合することも可能であ
る。 しかして、カーペットの繊維マットへのエマルジョンの
塗布または含浸手段としてはりツカ−ロール、絞りロー
ル、吹付ガン、浸漬等が挙げられる。 一般に、繊維マ
ットへのエマルジョンの含浸を完全とするため、塗布さ
れたエマルジョンは絞りロールによって圧搾される。 
エマルジョンの塗布は繊維マットの片側面または両側面
より行うことができる。 エマルジョンが塗布または含
浸された繊維マットは水分を除去するため60〜250
℃に加熱され、繊維が結合されたニードルパンチカーペ
ットが製造される。 この加熱乾燥工程の際、エマルジ
ョン中の樹脂粒子は一部が粒子状態で繊維マット内に存
在し、一部は皮膜を形成して、繊維同士の絡合を強固に
すると共に、カーペットの繊維マットには成形性と剛性
を付与する。 ホットメルト 着岸 (1)不織布バインダー 熱可塑性樹脂繊維バインダーの不織布は、ポリエチレン
、ポリプロピレン、線状ポリエステル、ポリアミド等の
繊維、ポリエチレン/ポリプロピレン積層体繊維等の融
点が60〜200℃、好ましくは90〜170℃、2〜
12デニール、繊維長が2〜8nmの樹脂繊維をスパン
ボンド法により絡み合せて得られる6〜200g/ r
d、好ましくは20〜60g/m2の目付の通気性のあ
るもので、肉厚は5〜500ミクロンのものである。 また、この繊維バインダーは、ポリプロピレン、ポリエ
ステル、ポリアミド等の樹脂のペレットを押出機を用い
て溶融し、細い孔を多数有するダイよりトコロテン状に
押し出し、これを風に乗せて個々の繊維が収束しないよ
うに引出し、ダイの下方にあるスクリーン状に沈積させ
、これを巻き取り機で引きとって製造したものであって
もよい。 かかる繊維バインダー製不織布は水が通過できる間隙を
多数有するもので、ダイアボンド工業−よりメルトロン
Wの商品名でポリアミド径のものがPAY−200、P
AS−200、ポリエステル系のものがES−500、
エチレン・酢酸共重合体系のものがY7のグレード名で
、三井石油化学工業■よりポリプロピレン系のものがシ
ンテックスPK−103、PK−106,PK−404
、PK−408等の商品名で、また、ポリエチレン系の
ものがアドメルの商品名で、および呉羽センイ■より同
様な不織布がDYNACの商品名でLN S−0000
、L N S−2000、ES−00、B−1000、
B−2000、B−3000等のグレード名を付して販
売されている。 (2)樹脂フィルム 接着剤用フィルムの素材樹脂と−しては、融点が70〜
200℃の熱可塑性樹脂、例えばエチレン・酢酸ビニル
共重合体、ポリエチレン、エチレン・アクリル酸共重合
体またはその金属塩(K、Li、Na、Zn、Pb) 
、ポリプロピレン等が用いられる。 この樹脂は押出機
を用いて溶融混練され、次いでダイよりフィルム状に溶
融押出され、表層用ニードルパンチカーペットと裏打ち
用ニードルパンチカーペットの間に導かれ、圧縮ロール
により圧縮することによって王者が一体化される。 樹
脂フィルムの肉厚は20〜2000ミクロン、好ましく
は35〜200ミクロンである。 上記表裏両ニードルパンチカーペットと不織布バインダ
ーまたは樹脂フィルムの一体化は、上述の方法以外に、
案内ロールにより表層用ニードルパンチカーペット、不
織布バインダーまたは樹脂フィルム、裏打ち用ニードル
パンチカーペットの順で重ね合せ5次いで150〜20
0℃で加熱してエマルジョンの乾燥及びエマルジョン樹
脂と上記樹脂フィルムまたは不織布バインダーを溶融さ
せ、次にプレス成形して王者の一体化と賦形を行う方法
。 或いは予め表層用または裏打ち用ニードルパンチカーペ
ットの一方に溶融樹脂フィルム(または不織布バインダ
ー)をラミネートし1次いで他方のニードルパンチカー
ペットを加圧ロールによって接着させる方法がある。 次に、添付図面を参照して本発明を説明すると、肉厚2
〜5mである表層用ニードルパンチカーペット1と、肉
厚が2〜10mである裏打ち用ニードルパンチカーペッ
ト2をシート状ホットメルト接着剤3によっ−て接着し
、複合成型材を構成する。 この構成の複合成型材において、裏打ち用ニードルパン
チカーペット2側にアンダーフェルト。 発泡ポリスチレンシート、ポリプロピレンシート。 不織布等の外被材4を重合し、これを加熱して圧縮成形
すれば、本複合成型材は裏面が外被材4によって仕上げ
られた装飾性のある複合成型材が得られる。 また、裏
打ち用ニードルパンチカーペット2側を加熱した後、該
カーペット2にベニア板、レジンフェルト、ダンボール
板紙等の補強材を重ね合せて加圧液゛着すれば、本複合
成型材は自動車のリアパックやトリム用材として有効に
用いることができる。 特に、外被材4としてアンダー
フェルトを、また接着剤として樹脂フィルムを用いれば
、表層用ニードルパンチカーペット1側より侵入してき
た雨水を樹脂フィルム層によって遮断し、アンダーフェ
ルトを雨水から完全に保護できる。 実施例■ ポリエステル繊維350g/ rrrよりなるプレーン
タイプ・ニードルパンチカーペットに軟化点が約100
℃のアクリル系ラテックス80g/rd (固形分)を
塗゛布し、乾燥させて繊維嵩密度が0.08g/aJの
表層用ニードルパンチカーペット1を得た。 一方、1
5デニール、繊維長約1100aの回収ポリプロピレン
(融点164℃)繊維バインダー20%と、15デニー
ル、繊維長75〜125■の回収ポリエチレンテレフタ
レート(融点264℃)繊維80%の混合繊維屑をラン
ダムに積み重ねた繊維マット(850g/m2)を、1
5−18−32−3 RBの針を用いて1平方インチ当
たり50本の割合でニードリングし、肉厚が約8.II
、見掛は密度が0.01g/cdのニードルカーペット
を得た。 このニードルカーペットにスチレン(85%
)−アクリル酸メチル(12%)−アクリル酸(3%)
三元共重合体の水性エマルジョン(樹脂平均粒系が0.
1ミクロン、固形分50%、樹脂の軟化点が約120℃
)を樹脂分が350g/ gとなるように塗布し、その
後で、ニップロールによってエマルジョンをウェブ全体
に含浸させ、これを190℃で乾燥して繊維嵩密度が0
.18g/ajの裏打ち用ニードルバーチカーペット2
を得た。 上記両ニードルパンチカーペット1,2を案内ロールに
より導き、この両者間に、押出機によって溶融混練され
、190℃でダイより50ミクロンの肉厚で押し出され
たエチレン・酢酸ビニル共重合体の溶融フィルムを導き
、この王者をニップロールで重合し、圧縮して一体化さ
れた複合成型材を得た。 また、この複合成型材の裏打
ち用ニードルパンチカーペット2側を190℃で加熱し
、ポリプロピレン繊維バインダーとエマルジョンの樹脂
を溶融させた後、肉厚がLowのアンダーフェルト(外
被材4)を当接して、これをプレス成形して賦形した。  得られた複合成型材は金型の型窩に忠実なものであっ
た。 実施例■ エマルジョンを含浸させる前の不織布繊維マットとして
、15デニール、繊維長75〜125mの回収ポリエチ
レンテレフタレート(融点264℃)繊維屑をランダム
に積み重ねたウェブをニードリングして得た繊維マット
(目付850g/cd)を用いる以外は、実施例■と同
様にして三層が一体となった複合成型材を得た。 実施例■ 実施例Iにおいて、表層用ニードルパンチカーペット1
の裏面に三井石油化学工業■製のポリプロピレン繊維バ
インダー製不織布“シンテックス2PK−110” (
商品名、目付50g/イ、繊維系3デニール)を、更に
この不織布の下に裏打ち用ニードルパンチカーペット2
を重合し1次いで、この積層体を190℃に加熱してエ
マルジョンを乾燥させると共に、不織布と上記カーペッ
ト2のポリプロピレン繊維バインダーを溶融させた後、
プレス成形機を用いて加圧成形し、金型に忠実な各層が
一体化した複合成型材を得た。 この場合1表層用ニー
ドルパンチカーペット1の肉厚は4.2mm、繊維嵩密
度は0.083g/cjであり、また、裏打ち用ニード
ルパンチカーペット2の肉厚は5.0mm、繊維嵩密度
はO,17g/fflである。 実施例■ 実施例■において、表層用ニードルパンチカーペット1
として、15デニール、繊維長約100mmの回収ポリ
プロピレン繊維バインダー20重量%と、15デニール
、繊維長75〜125aaのポリエチレンテレフタレー
ト繊維80%の混合繊維350g/ rdよりなるプレ
ーンタイプ・ニードルパンチカーペットに軟化点が12
0℃のアクリル系ラテックス80g/m (固形分)を
塗布し、乾燥したものを用いる以外は実施例■と同様に
して複合成型材を得た。 参考例■及び■ 実施例■で用いた表層用ニードルパンチカーペット1及
び裏打ち用ニードルパンチカーペット2をそれぞれ単独
で成形し、それぞれの敷設材を得た。 表」に示す。 皿仇笈皮 試料片(縦120m、横30m++)の一端を固定し。 固定した箇所により縦方向に100mmの箇所にインス
トロン型試験機を用いて50Ql+/分の割合で試料片
に垂直に変形荷重を負荷した際の屈曲抵抗値を測定した
。 肱」(血 不織布を190℃に加熱後、0.35kg/cj Gの
条件下で圧縮成形して縦及び横200m、深さ20mの
トレイ状容器を成型し、この容器内に水を挿入した際、
容器より水がすぐにしかも連続的に洩れるのを防水性不
良、水がまったく透過しないものを防水性良好とした。 夕)」仁a7作2 敷設材に荷重50g/aJをかけた際の初期の肉厚をt
oとし、次に荷重400g/rrFを1分間かけた際の
肉厚をtlとし、この荷重を取り除き、1分経過した時
の肉厚をt2としたとき。 圧縮率=□ 、。   ×100 として算出し、変形率が小さく、厚み変化率の小さいも
のをクッション性良好とした。 亙−1 試料片(縦300m、横300ma+)をその両端を外
寸300mX300m+、巾寸250m X 250m
m (71台上ニノセ。 試料片の中心上にφ15mにて2.0kg/aJの圧力
を加え、この時のこの試料片の中心の位置の沈み距離が
試料片の肉厚以内のものを剛性が良好とし、肉厚を越え
たものを剛性不良とした。 度」Lπ 幅50園、長さ200mの複合成型材を試料とし、この
一端で表層材と裏打材をインストロン型試験機にそれぞ
れ固定し、200m/分の速度で180度剥離試験を行
った。 【発明の効果] 本発明は上記の如くであって、下記の1表」がら確認さ
れるように内装材として要求される剛性及び弾性を低下
させないで、特に成形性に優れている複合成型材を安価
に提供できる利点があり。 自動車等の内装材に用いる成型材としては極めて有効で
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示す斜視図である。 図中、1は表層用ニードルパンチカーペット、2は裏打
ち用ニードルパンチカーペット、3はシート状ホットメ
ルト接着剤である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ガラス転移点が80℃以上の樹脂のエマルジョン
    を含浸乾燥させて得た繊維嵩密度が0.5g/cm^3
    以下、目付量が200〜500g/m^2の表層用ニー
    ドルパンチカーペットと、ガラス転移点が80℃以上の
    樹脂のエマルジョンを含浸乾燥させて得た繊維嵩密度が
    0.15〜0.5g/cm^3、目付量が300〜2,
    000g/m^2の裏打ち用ニードルパンチカーペット
    とをシート状ホットメルト接着剤によって一体に接着し
    て成ることを特徴とする成形性の改良された複合成型材
  2. (2)シート状ホットメルト接着剤は目付量が6〜20
    0g/m^2であって、融点が60〜200℃の熱可塑
    性樹脂製繊維バインダーの透水性不織布であることを特
    徴とする前記特許請求の範囲第(1)項記載の成形性の
    改良された複合成型材。
  3. (3)シート状ホットメルト接着剤はダイより押し出さ
    れた融点が70〜200℃の熱可塑性樹脂製非透水性フ
    ィルムであることを特徴とする前記特許請求の範囲第(
    1)項記載の成形性の改良された複合成型材。
  4. (4)表層用ニードルパンチカーペットは繊維バインダ
    ー15〜50重量%と、該繊維バインダーの樹脂の融点
    よりも少なくとも35℃以上高い融点を有する樹脂繊維
    85〜50重量%の混合繊維を素材としたニードルパン
    チカーペットであることを特徴とする前記特許請求の範
    囲第(1)項記載の成形性の改良された複合成型材。
  5. (5)裏打ち用ニードルパンチカーペットの繊維100
    重量部に対し、ガラス転移点が80℃以上の樹脂のエマ
    ルジョンの配合量がエマルジョンの樹脂固形分量で15
    〜300重量%であることを特徴とする前記特許請求の
    範囲第(1)項記載の成形性の改良された複合成型材。
  6. (6)裏打ち用ニードルパンチカーペットの素材繊維は
    融点がエマルジョンの樹脂の融点よりも35℃以上高い
    融点であって、その融点が200℃以上である熱可塑性
    樹脂の繊維50〜85重量%と、融点が60〜170℃
    の熱可塑性樹脂製繊維バインダー50〜15重量%とよ
    り成ることを特徴とする前記特許請求の範囲第(1)項
    記載の成形性の改良された複合成型材。
  7. (7)熱可塑性樹脂製フィルムの肉厚が20〜2,00
    0ミクロンであることを特徴とする前記特許請求の範囲
    第(3)項記載の成形性の改良された複合成型材。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01135641A (ja) * 1987-11-20 1989-05-29 San Chem Kk 内装材の製造方法
JP2010523372A (ja) * 2007-04-03 2010-07-15 ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド カーペットバッキングを付けるためのホットフィルムラミネーション(真空支援)
JP2016533279A (ja) * 2013-09-20 2016-10-27 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se 成形体を製造するための方法

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